年賀状の売り出しは11月1日。あれから5日が過ぎた。
郵便配達員の二人から「今年も年賀状をお願いします」と、予約の用紙を渡されたのは10月半ばだったろう。
一昨年、配達員さんが年賀状のセールスをしていることを知ってから3回目の購入となる。交代で配達してくれる二人から頼まれたので、それぞれ100枚宛て注文した。
一人はすでに持ってきた。今一人は、注文書を取りに来るのも遅かったが、いまだに持ってこない。別に急ぐわけでも慌てるわけでもないが、二人の仕事ぶりに、わずかの差ながら違いを見ることになる。
そこで、もしも自分が配達員だったら前者だろうか後者だろうか考えてしまう。
それぞれに事情があるのだろう、咎めるなどという話ではない。ただ、このところ年賀状一つをとっても、印刷屋さんのチラシ、ネットでの勧誘など、売り込み合戦は熾烈を極めている。
配達員さんにも案外ノルマが課せられているのかもしれない。それなら尚更顧客を喜ばせるサービスを心掛けないと、同僚と比べられてしまうな~。
ついでながら、年賀状の意匠や挿絵など印刷したのは「共同印刷所」とある。
目下我が国の2大印刷業者「凸版印刷」「大日本印刷」に次ぐ第三勢力が共同印刷である。ここにも熾烈な入札競争があって、共同印刷に落ち着いたのであろう。
かつて、今の日本製紙になる前の会社時代に「郵政省調達」の葉書用紙の試作を手掛けたものだ。当時はまだまだ手書きが主流。毛筆やインキのにじみ防止、墨汁やインキの乾燥性の速さなど、細かい難関を一つひとつ突破したような・・・。それも今は昔の物語。
今は葉書用紙はどこの製紙会社が担当しているのだろう。
まさかあのオボッチャマの一族会社ではあるまいな・・・。
いずれにしても、どこまで行っても、どこにいても、競争原理は付いて回っている。
色んな人がいて、色んなドラマがあるからこの世は面白いのでしょうね。
今年は何枚にしようか、まだ考え中!
その代わりに、こちらからの発送を快く持って帰ってくれるので助かってます。