「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「東京タワー」

2009年01月04日 | 家族・孫話
お正月3が日が終わったとたん、我が家に喧噪がもどってきた。
大晦日からお正月の間は、孫達も娘の嫁ぎ先へ里帰りする。お陰でというか、実に静かなお正月となる。

里帰りとはいっても、電車も飛行機も使わない、クルマで2時間も走ればいい。しかし、山陰側なので、雪はこちらより遙かに多いらしく、元旦も雪かきから始まったようである。

あちらで散々大迷惑をかけたり、瀬戸内のこちらとは異なる遊びに興じた、孫一家が帰ってきた。早速カー君がお泊まりに来たいという。
3が日の静寂は吹っ飛ぶ。 その代わり、普段通りの笑い声ももどってくる。

ふとした拍子に、「東京タワーいつ行くの?」という。 早くもこちらの内緒話がちゃんと耳に入っている様子。
「2月?3月?」とたたみかけてくる。こりゃーどうでも行くしかないか……という気にさせられる。

東京タワーの開業が1958年12月というから、ちょうど50年の歳月が流れた。 思い起こせば、高校の修学旅行が1959年5月だったから、開業して半年目に遠目ながらその偉容を目にしたのである。 開業間がない東京タワーは、その頃の観光コースに入っていなかった。 修学旅行最終日の夕方、東京を離れる急行列車から眺めた、タワーの表示灯としての赤い灯が点滅する美しさと、ただ何となく東京という都会に憧れた切ない気持ちは、今でもこの胸にちゃんと残っている。

小学校に上がる前のカー君に、どれほどのインパクトや思い出を残してやれるのかは分からないが、ここはひとつ、どうでも本物を見せてやらなければならなくなりそう。
タワーといえば、100㍍にも満たない中国電力の火力発電の煙突が、唯一高い物として捉えている現状を打ち破って、実際の世の中を見せてやりたい……と段々思わされてくる。 ちょっと厄介ではあるが……。

        ( 写真:テレビで放映された、東京タワー50周年の映像 )
コメント (12)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「映画鑑賞」 | トップ | 「床屋さん今昔」 »
最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつ行くの? (kei)
2009-01-05 00:04:12
でましたね。「いつ行くの?」

まもなく東京…、新幹線内から必ず東京タワーを眺めます。さー、着くなー、とワクワクするから不思議。子供みたいですが。
見落とすことなく見せてあげてくださいね。

父が丸の内で働いていましたから案内役でした。
中学生にもなると、友人と実家を宿に何度か東京へ。

息子がどんな思いを抱いていたのか…
「なんとなく東京と言う都会に憧れ」出していたかもしれません。
「広い世の中」を私は積極的に見せてやりました。
よかったのかどうか…
もう私より詳しく、あとからついて歩く始末です。

カー君にもそんな経験をさせてあげたいなー、と思ったりしています。
「ここがおじいちゃんが毎日歩いていた通り…」とか、そんな会話も素敵ですね。

「いつ行くの?」
返信する
東京に (金ちゃん)
2009-01-05 01:03:00
友達がいるんです。
私も言われました。
「いつ来るの?」
さあ、なんて答えましょう?
返信する
はとバスで (tatu_no_ko)
2009-01-05 08:13:24
完成して2年目位?に出張の帰り、はとバスが連れて行ってくれました。まだ有名ではなかった様です。
生意気な頃ですが印象に残っています。
「急行」聞かなくなりましたが、その当時の急行列車「広島発の宮島」で何度か東京へ行きました。
返信する
東京タワー (takeko)
2009-01-05 09:22:13
カー君このおバーちゃんも連れて行ってくれる?でもちょっと手足まとい?になるるのでよしておこうか?
返信する
最高のプレゼント!! (matsu)
2009-01-05 11:38:47
 カー君にとって、卒園、入学の最高のプレゼントになりますね。喜ぶでしょうね。今から待ち焦がれている様子ですから。
 大人になったカー君、東京タワーを見る度に幼い頃おじいちゃんとつないだ手の温かさも思い出すんじゃないかしら?
 記念撮影もばっちり、がんばってください。 
返信する
ついに出ました!kei さん (yattaro-)
2009-01-05 21:04:53
とうとう後には引けぬ状態になりました。
ヨーシ!本気で最も安上がりな方法を見つけるぞー!!。
東京タワーを借り切るくらいの振りをつけて、お上りさんよろしく、行ってみましょう。
じいちゃんの通った有楽町本社もジックリ見せましょう。
多感な6歳が、どんな反応・どんな感動を見せるか、今度はこちらが楽しみになってきました。
後は、兄ちゃんの納得を上手に取り付けなければ…。
返信する
お上りさん。 金ちゃん (yattaro-)
2009-01-05 21:11:26
もうこうなったらしゃーない!
オラ、東京サ 行くダー よーし行くぞう(吉幾三)
金ちゃんも行ってらっしゃいよ。
返信する
一石二鳥 tatu_no_koさん (yattaro-)
2009-01-05 21:17:16
新幹線に目がなかった孫、東京タワーに示す異常な執念。
新幹線とタワーと両方を堪能させてやりましょう。
はとバスもいいですねー。でも雑踏の中を歩かせるのもいいでしょうねー。
返信する
体力勝負! 武ちゃん (yattaro-)
2009-01-05 21:19:48
6歳といえども、自分が興味を示したら、ついていくのが大変なときもあります。
まさに体力勝負です。足腰を鍛えておかなくっちゃ…。
返信する
ワクワクの効力… matsuさん (yattaro-)
2009-01-05 21:27:22
カー君の母親が小学校1年の時、新岩国駅から広島駅までたったの18分間の新幹線にわざわざ、体験乗車させました。 「今日は新幹線に乗れるので、家を出るときからワクワクした…」と作文に書いてくれました。後で、「ワクワクさせることほど効果のある教育はありません…」と担任の先生から褒められたことを思い出しました。

ここはひとつ、カー君にも似たようなワクワク体験をさせてやりましょう。
返信する

コメントを投稿

家族・孫話」カテゴリの最新記事