「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「3年ぶりの・・・」

2022年08月04日 | 地域活動

  
 3年振り開催の竹細工教室、やや緊張の開会式        先ずは竹に触れる、切ってみる

ここ10年ばかり続けて来た、地元にある二つの小学校対象の「夏休み竹細工教室」。過去2年は新型コロナ感染対策で中止を余儀なくされた。
今年も早くから「やるか、やらないか」「出来るか、出来ないか」など校長先生はじめ学校サイドの意思確認。準備お手伝い指導する私たち地区社協の内部意見を調整しながら、楽しみと不安に悩まされる中でこの日を待った。一方で準備だけは早くから確実にやってきた。

一つの小学校では夏休みに入る前後から、児童や教職員にコロナ陽性者が見つかるに至って、止む無く中止となった。
従来は、4・5・6年生全員を対象に、夏休みの登校日を活用した学習の一環として行われてきただけに、3年振りの実施を期待したが果たせなかった。今ひとつの小学校は、1年生から6年生まで全員を対象に希望者を募って、夏休み自由研究として参加せていた。低学年は保護者の同伴をお願いもした。
ところが今年は、先ず一番は多人数を避けるという大義名分のもと、5・6年生の希望者だけを対象に絞り込んだ。
そんなわけで、参加児童は全部で9人。指導に当たる我々は18人という、徹底した指導体制で臨めたのは、子どもたちにとってはよかったかな。

  
   やって見せ言って聞かせてさせてみる   「ワ~~飛んだ~」自分で作った竹とんぼに歓声を

竹細工の基本は「切る・割る・削る」であることを体験してもらう。次いで小さい細工の部分は「やって見せ、言って聞かせてさせてみる。そして褒めてあげる」を実践して「炙る・曲げる」作業へ進ませる。
自分の手の動きで段々作品の形が見えてくると俄然力が湧いてくる。頑張る。5年生がガリガリトンボ、6年生が竹とんぼ。と決めていたが、人数が少なかったので、全員両方の作品に挑戦してもらった。いずれも器用に仕上げた。自分の作品を飛ばしてみる。「ワ~~飛んだ~」「うまく回ったよ!!」歓声が講堂に響き渡る。

汗をふきふきの暑さも、竹取物語の苦労も吹っ飛ぶ瞬間である。暑かった、疲れた。それ以上の満足感を子どもたちから与えられた。

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「遠目に長岡大花火」

2022年08月03日 | 季節の移ろい・出来事

今年もそのシーズンがやって来た。各地で大勢の観衆を集める夏まつり。
中でも、過去2年間を我慢させられた真夏の風物詩花火大会は、人々の期待と夢を叶える大切なイベントである。
我が住む町を代表する錦帯橋でも、平清盛を祀る厳島神社でも、話題になる花火大会が行われて来た。それも2年前のコロナ騒動で中止になったまま今年も、両方とも中止となった。今年に限らず、警備の関係で永遠の中止と決まった。お祭り大好き人間にとっては実に寂しい限りを嘆いていた。

その代わりとまでは行かないが、本気でテレビ画面に見入る花火大会に出会った。
新潟県は長岡市の「長岡大花火大会」である。日本を代表する花火師が腕を競う、まさに見ごたえ満点の花火大会。直接出向くわけにもいかない状況下ではあるが、叶うなら高校時代の恩師が住んでいる新潟県、興味はそそられる。    

           
      

ま、ここはひとつ、熱中症もコロナも考慮しておとなしく、テレビ桟敷の特等席で画面いっぱいに広がる匠の技を堪能した。
このように大観衆を集める花火大会も、いつしかプロ野球も観客数の制限なしになり、観光地の誘客活動も盛んとなる一方である。
一旦動き始めた経済活動は、世の中全体を潤わせ活気を産む要因とはなっている。これはこれで必要な活力源でもある。となればウイズコロナの世の中を容認しようということか。

コロナは怖い、なめたらアカン。感染者も死者も急増している中で、これ以上の感染拡大を抑える妙薬はあるのだろうか。
自身の行動を徹底して気を付ける、と言っても、どこに保菌者がうごめいているか分からない。それでもやっぱり自身の行動を制限するのが、我が身を守る最良の方法なのかも。むつかしいね~~。

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「畑も茹だって・・・」

2022年08月02日 | 季節の移ろい・出来事

   酷暑なり若布にしぼるしやうが汁    細見綾子

   アフリカで火事に出会ひし暑さかな  久保田万太郎

酷暑の俳句も色々詠まれているが、そんな句の上をいくこの暑さ。
逃れようがない連日の灼け付くような日差し。なんとかならないものか、嘆いてみるが如何ともし難い。なんとか耐えるのみか。

家庭菜園に植えた夏野菜諸君も同じように、強い日光を避けるようにうつむいている。
ナスさんなど、水不足とあって葉っぱも実もうなだれっぱなし。ナスと言えばあの濃い紫色に輝く光沢と張り切った肌艶がウリなのに、今日の日照りはナスの光沢も肌艶も吸い取ってしまった。しなびて張りを失って下をむかせてしまった。見るのも辛いし、人間もこんなにしおれるのかねーなんて一人で笑ってしまう。

  
  大きく実ったスイカも周囲の茎は暑さにやられる。日除けに枯れ草で傘を作らねば。

  
   ナスさんも水を欲しがってハーハー      カボチャもすでにツルが枯れてきた 

スイカやカボチャの長い蔓もしおれている。特に、これから味と大きさを増すスイカは、成長が止まったり、勝手に割れてしまったりする。カボチャの方は、おへそを天に向けてゴロンとしながら茎から栄養を補給されているのだが、成長はほぼ止まった感じ。まさに万物みな枯れる暑さである。
水があって酸素があって人が住める綺麗な星地球。これから先いったいどうなるんじゃろう。

コロナ対策の飲み薬と、地球を冷やす妙薬を作りあげる能力がどこかに潜んでいないものか。
日本でそれを作りあげると、核兵器などより遙かに平和的な手段で世界を制するのかも。そんなユメでもみながら、今夜も熱帯夜と闘うとしよう。

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「葉月ついたち」

2022年08月01日 | 家族・孫話

 
  公式野球場で初の練習試合に臨む孫君      試合直前のバット素振り練習(左端、孫君)

手前味噌な話で恐縮ながら、子育て・孫育てに手を貸す立場の率直な感想と思し召せ。悪しからず。 

小学2年生のとき、体に余る大きなユニフォームに背番号12をもらって、キャッキャ騒いでいたあの孫君が、中学校のユニフォームに袖を通し、バットケースを持ち大きなお揃いのバッグを背負ってチームメイトと共に球場入りする姿は、ジジにとって少しばかりまばゆさを感じる一瞬であった。

  
  初めての対外練習試合、二塁手スタメンに。    バッターボックスに入る前の真剣な素振り。

3才前から、小型の真っ赤なカープ坊やのプラスティックバットで、ソフトボール大の手製新聞紙ボールを打たせた。間もなく、小型から大型のプラスティックバットに格上げした。小型では振り過ぎてバットに当たらなくなったためである。
4才になってから、すりこ木を少し大きくした程度の木製バットで、野球ボールに似せて作られたスポンジボールをガンガン打つようになった。5才直前に木製バットが練習中に折れたため、ついに金属バットを買い与えた。ボールも硬式テニスボールから柔らかめの軟式野球ボールなど、成長に合わせて種類を替え、品を替えて付き合って来た。

いつしか、グラブは専門のスポーツ店で4万円、バット1本3万円、スパイク2万円など、年金ジジでは間に合わなくなった。二馬力で働くとはいえ、上の二人を大学にやって、三男坊は金食い虫の野球選手。両親の苦労も大変なものだ。将来はともかく、今を楽しませてくれる分、ジジババも受け持てる分野で精一杯の応援を。と思ってはいるのだが、親の代わりに早朝の送り出しから炎天下の応援そして帰宅の運転手で丸一日のお付き合いは、身体にこたえる。それでも、一挙手一投足を見逃さないように、カメラと肉眼で追いかける楽しさの前には、疲れなど忘れてしまう。
今しばらく元気で見守りたい。大きなお世話と言うかもしれないが。

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