ちょっとお澄ましのカー君 二十歳をBBQで祝って 見合い写真ではありませぬ
8月15日は我が家にとって、世界の恒久平和を祈ると共に、もう一つの平和がやって来る日である。
孫三兄弟の次男君は8月15日生まれ。名付けて、平和が来ることに願いを込めて「和が来る」つまり『和来』である。
安直と言われれば確かにそんな気がしないでもない命名だが、親にしてみれば、この子達の行く末に平和が訪れるようにと願う永遠の夢を託した名前なのかも。
取り敢えず二十歳の誕生日を元気に迎えた。目下学業にもバイトにも趣味にも、精一杯の活動で心身共に健康でいるのが嬉しい。
頭の中は、専門職を習得しようとする意欲で満ちているようだが、言葉にも態度にもハッキリとは出てこないところは、如何にもカー君らしいところだと、ジジは認めている。
小学校入学を前にして、「東京タワーに上がってみた」いのと、当時総理大臣であった「麻生太郎さんのお仕事をするところ」つまり国会議事堂を見たくて、ジジババの重い腰を上げさせたあの粘り強さは今も忘れてはいない。
あれから14年の歳月が彼を一人前の男に仕立て上げてくれたようである。住まいは神戸。大都会のど真ん中だけにコロナ感染の心配は拭えないが、本人も周りの人たちも少し気が緩んでいるみたい。しかし、そこは肝心な部分だから、世間に流されず「自分の身体は自分が守るんよ」と言ってはみるが、効果のほどは果たして。
三人三様にそれぞれの特徴を伸ばせるよう応援するだけのジジババではあるが、実家に帰るときには必ず、大なり小なりのお土産を持って「じいちゃん帰ったよ」と我が家にやって来る。こんな性格を誰が仕込んだのかは知らないが、やはり平和が来ることを願って付けた名前の通り、親の気持ちが彼の心の中に宿っているとしたら儲けものだし、彼の将来に役立つことになるのだろう、と思いたい。ここでもジジバカチャンリン丸出しで申し訳ない。