畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載206「○○」なる名店あり(その1)

2019-08-05 09:10:37 | 食べ物

     「○○」なる名店あり

 

 長岡駅の裏手、町名で言うと「台町」にその割烹「卯月」なるお店がある。

いや、一昨年の12月一杯で閉店することになり、馴染みのお客さんに礼を兼ねて、

連絡を入れたところ予約が殺到し、その前に閉店することになって仕舞ったのだった。


 素晴らしいコースの懐石料理が手頃なお値段で食べられる幸せなお店でもあった。

なんで、この静かなたたずまいの小さなお店を知ったかと言うと、あの「中越地震」もきっかけとなっている。

あの中越地震の際に、生意気にも娘がその「卯月」さんで、友達と夕食の最中だったのです。


 コース料理をどこまで食べたのか、支払いはどうしたのかなんて、聞かなかったが、

話を聞き、その時のお礼を兼ねて行ってみることになった。いつ頃からそうなったのか、

また開店当時からそうだったのか、完全予約制を取っていた。


 娘たちと4人で行ったのだが、席に着きすぐに女将さんと山菜の話に花が咲き始め、娘たちにたしなめられる始末。

頃合いを見計らいながら出てくる料理の味は間違いのない仕事ぶりで、驚かされる。

女将さんとの話も弾んだけれど、支払いの際に顔を見せて下さった、ご主人も料理の味が納得させられるような、

実直、一本気の人柄。

           (続く)

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マックスか?トマトを守っているのは?

2019-08-05 04:04:08 | 暮らし

 今年は例年になくトマトの出来が良い。芽欠きなどの作業も熱心にしたのだが。

そして、今まで毎年(3年ほどか)悩まされていた、獣害、タヌキたちによる食害にも遭わない。

 

 「プチぷよ」と言う皮が柔らかく、皮が口に残らないほどとも言う品種。

この黄色種と赤色種を二畝、それぞれ20本ずつ植えてありますが、最盛期に入ってきています。

 

 これは中玉種で、赤はサカタの「フルティカ」で黄色種はタキイの「シンディオレンジ」です。

どちらの会社も赤と黄色の二種類があるけれど、サイズ重量を合わせるためにと選んだ品種なのです。

 

 これが赤色の「プチぷよ」ですよ。

収穫籠を新聞紙を使って二段に区分。下にはこれも皮が軟らと言われる「ピンキー」がぎっしりと。

 

 昨年までは隣り合わせのマクワウリとともに、ぐるりと電柵で囲ってまでいたのでした。

電柵をするまでは、黒のマルチシートの上に点々と狸の土の付いた足跡が着いていたものでしたよ。

 この朝は珍しくスベルべママも山の畑を見たい、朝の空気を吸いたいと収穫に同行。

そして、狸の食害が無いと言うと「マックスがトーちゃんの忙しさを見かねて手伝いに来ているのじゃない」なんて。

 思わず胸が詰まり、不覚にも涙がこぼれそうになっちゃいました。

そうかもしれません。このトマト畑から3、40メートルのところ、柿の木の下でマックスは眠っていますから。

 夜な夜な現れて、「トーちゃんの仇めー」なんてタヌキを追いかけ回しているのかも知れません。

一日働いていても誰も他人の姿を見かけることも無い事も多い、山の畑は不思議なことが起きそうです。

コメント (4)
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