男の料理教室(その3終わり)
他にも、はるばる村上まで「鮭の飯鮨」を習いに夫婦で出かけたことも有りました。
ある宿泊施設の集客作戦の、温泉宿に一泊し、鮭の本場、村上地方で作られている「鮭の飯鮨」作りを習って、
漬けこんだ樽を土産に持ち帰ると言う企画でした。
我が夫婦のほかにも結構、物好きな人たちも多く驚いたけれど、さすがに夫婦で参加と言うのは我が家だけ。
村上市の公的設備の調理実習室で行われた「飯鮨」作りの講師は地元の主婦たちでした。
何せ、一人一個の樽の持参が条件ですから、二つも有ったら結構たくさんな量になる。
それでも、出来上がりの「飯鮨」の味に期待をはせ、そして喜んでくれるであろう家族の顔を思い浮かべながら、
二つの樽を乗せて遠路を無事に帰宅したのだった。
出来上がるころは、年末年始であり、暮れと正月のご馳走となったのです。
(終わり)