畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載207「殻付き牡蠣」(その2終わり)

2019-08-10 09:07:43 | 食べ物

 蒸しあがった牡蠣は殻を開けると生のように光る。

 

  合わせるお酒は、地元とも言える南魚沼産のワインです。

 

  揃いのグラスで頂きましょうか。

 

    殻付き牡蠣(その2終わり)

 時々復興の現状を報告するメールも届き、その都度、加工場が再建できました、子供が生まれました、

自宅が新築されましたと嬉しい話も書かれていた。

さて、復旧支援の見返りは、「剥き身」「殻付き」のそれぞれの牡蠣が選ばれる。


 私は、一口25個の殻付き牡蠣を二口分50個を一度に受け取ることにしている。

その日は子供たちを呼び寄せ、盛大な「牡蠣パーティー」をするのだ。

今年も一月の末、続いた猛吹雪が治まり始めた日に、配達予定時刻よりも30分ほど遅れただけで無事に到着。


 待ち構えていた娘夫婦とともに「蒸し牡蠣」にして堪能した。

大きな蒸かし鍋でも大きくて6、7個しか入らない。鍋を二つ並べてせっせと蒸しては食べた。

ガンガン焼きと言うのか一斗缶を切ったにわか作りのコンロに炭火を起こし、焼いて食べるのも美味しいらしいが、

寒い雪の時期には少し難しい。


 娘夫婦二組は休みの関係で日が揃わず、一組は翌日来宅した。

つまり、個数は遠慮しつつも私たち夫婦は二日間楽しめたのだ。

一日目は箱入りの安い白ワインで食べ、二日目は取って置きのボルドー産の白ワインを開ける。

こんな美味しい殻付き牡蠣を貰うなど、多少の後ろめたさも感じながら冷たいワインと、牡蠣の味は腹に染み渡った。

    (終わり)

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ネオニコチノイド系農薬の空中散布

2019-08-10 04:27:20 | 暮らし

 

 予定通りに5日早朝からラジコンヘリコプターによる一斉防除が始まった。

今回が二回目で、7月の一回目はピレスロイド系の「Mr.ジョーカー」とイモチ病対策でそれほどの被害は無いはず。

 

  しかし、今回はネオニコチノイド系農薬の「スタークル」です。

世界的に環境破壊につながるとして廃止の動きが出ている中、未だ使い続ける日本の稲作です。

 

  一旦着陸して、燃料と薬剤の補充。

先般の記事にも書いたけれど、手伝いの燃料・薬剤を運搬する若者二人に聞いたが彼らは薬剤の名前さえ知らなかった。

 

  昨年は農薬の効果を高めるために水田に水を張る、と言う技術的見地からだけの回覧。

しかも、農家組合員だけの回覧であり一般家庭には知らせることも無く実施されていた。

 しかも、回覧は防除当日の直前であり、その回覧時期と一般家庭への告知なしに対して強く抗議した。

今回も昨年と同じような回覧だけれど、「危被害防止のため・・・」とあり、農薬自体には触れていない。

 

  連絡事項の中の「住宅周辺等のほ場は・・・・」と有り、住宅地の他の等とは畑などの事だと思う。

スベルべもネオニコチノイド系農薬知識が無い頃に農家組合長をし、手伝ったことも有りその後知ってほぞをかんだ。

 いえ、ラジコヘリによる一斉防除には反対しようと会議に出たけれど、先ずいわゆる「サクラ」のような人物が発言。

やらせのようなものだけれど「一斉防除のお陰で一等米比率の高率が維持されていて有難い」と打つ。

 本当にこの地域だけが一等米比率が高いかと言うと間違い。30年度産米の等級がこの地だけ高いと言う事は無かった。

今回は早朝から畑のナスやキュウリの収穫を急いだが、ラジコンヘリのオペレーターは近くまで散布する。

 「近すぎるぞ」と警告すると「大丈夫建だて」なんて怒鳴り返す。

思わず声を荒げ「何が大丈夫だ馬鹿野郎」なんてつい怒鳴ってしまったのでした。

 何年か後には「スタークルは」は廃止されるでしょうが似たような効果と言われる「エクシード」の試用も始まっています。

一斉防除の主な目的の「カメムシ対策」は虫自体に耐性が生まれているとして、次々と新たな農薬の投入がされるのです。

 

コメント (4)
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