届いたばかりの殻付き牡蠣の山。
蒸しあがった牡蠣。後は食べるだけかな。
殻付き牡蠣(その1)
2万人近い犠牲者を出し、なおも福島原発事故の影響で帰宅がかなわない人々が、
多数いらっしゃる現実に心が痛む。
自分の生まれ故郷に人一倍の愛着を持つ私など、故郷を捨てざるを得なかった、
得ない人々の心中を思うといたたまれない気持ちになってしまう。
国会で大臣席にそっくり返り「金はうなるほど持っている」なんて言う人物には、即刻政界を引退し、
その「うなるほどのお金」を東北の復興に使ってもらいたいものだ。
中越地震の際は、思いがけない人たちからの支援も頂いた。
しばらく音信不通になっていた友人からの安否確認の着信には涙がこぼれて困ったものだ。
そんな経験からか、いやもっと前、阪神淡路大震災の際にも義援金はいち早く納めていた。
あの、大臣から見たら小遣いにも足らない金額ではあるけれども。
そして、私が言わないのに幼かった子供たちも、父の行動を見て倣った。
その後、熊本地震などの際も忘れずに義援金だけは送っている。
でも、東北の人たちのお役に立てていないと言う、内心忸怩たる思いも有り、復興支援牡蠣制度の存在を知り、
石巻市の牡蠣養殖業者の復興支援プロジェクトに応募した。
見返りなど求めない方が良いのだけれど、支援する側、される側が気持ちよく出来ることに救いを求め、
二口の出資をしたのだった。
(続く)