畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「○○」なる名店あり(その2終わり)

2019-08-06 13:03:47 | 食べ物

       「○○」なる名店あり(その2)

 その後女将さんが言うには、「私が、お釣りを準備してカウンターに行くと、この人ったら、

お客さんと喧嘩しているのよ」なんて事さえあったそうだ。本当に正直一本気の職人気質なのでした。


 そんな素晴らしい包丁人の内緒話。奥さんが病気で入院されて最も困ったのはご自身の食事だったとか。

なんと、食事作りに嫁いだ娘さんさえ来ていたとか。本当の懐石料理の包丁人は総菜作りなど、不得手らしい。

奥さんが退院すると、ご主人が野菜切り、奥さんが味付けと言う二人三脚での総菜作りになったのだとか。


 そんなご夫妻とのお付き合いは今でも続いています。

なんと、勿体ないような腕利きの包丁人が我が家の畑の手伝いに来て下さるのです。

 中越地震が取り持つ縁と言えば、大げさかも知れないが、あの地震さえなかったら、

本格的な懐石料理を楽しむ事も、無かったのかもしれないと、今でも時々思う。


         (終わり)


    (新聞の連載での店名は実名。差しさわりもあるかと思い○○としました。)

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祝ゴーヤトンネル貫通!

2019-08-06 04:13:36 | 野菜

 ついにゴーヤのトンネル「グリーントンネル」が完成しました。

もっとも、通路の畝間は雑草が生え茂って緑なのですけれどもね。さて、どちらが入り口かな。

 

  こちらが入り口かな。一方の端は「蔓有りインゲン」も繁っています。

32本植えた「アバシゴーヤ」は、頭上からも垂れ下がり頭にゴンゴンとぶつかるほど。

 

  ゴーヤの収穫は結構難しい。

なぜならば、キュウリも同じだけれど繁った葉陰で隠れているゴーヤが多いから。

 「アバシゴーヤ」はイボが大きくなり、緑色が薄くなり始めた頃が採り頃。

肉厚で苦みの薄い味はきっとお子さんでも食べられる。ゴーヤチャンプルーなんて最高だよー。

 

  ほら、こんな風には陰になって見えず黄色くなり始めてから見つかるゴーヤも。

いくら何でも食べ頃は過ぎつつありますから、こうなったら来年に向けての種取り用ですね。

 

  まだこんな可憐な花も咲き続けていますから、当分は収穫期が続きそうです。

野菜を出荷しているスーパーでも売っているけれど、高い割には不味そう(失礼)。

 さて、昨日は5時前から田圃の無人ヘリによる一斉消毒が始まりました。

無人ヘリによる消毒そのものは省力化と言う観点から反対はしません。

 でも、問題はその農薬の内容、性質です。ヘリの燃料や薬剤を運搬する手伝いは顔見知りの青年二人。

「今日の薬剤は何だか知っている?」と聞くと薬剤の箱を見に行こうとする。

 「スタークルだよ。知っていて聞いたのさ。手伝いだってやるんだったら勉強してきてよ」と言います。

農家も手伝いも何をやっているのか意味も知らずにやって、自然破壊に協力しちゃっているんですよね。

 そんな会話をしているうちに無人ヘリは我が家の畑に急接近。駆けつけて言いましたよ。

「近すぎるぞ!」と言うと「大丈夫です!」なんて答えながら操作を続けるオペレーター。

 思わず声を荒げて怒鳴ってしまった。「何が大丈夫だ馬鹿野郎!」少々荒っぽいスベルべです。

「口も荒いが~気も荒い~♪」多少無法松のような部分も持っているスベルべジーさん、ネオニコチノイド反対表明の一幕。

コメント (2)
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