畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載208「男の料理教室」(その1)

2019-08-16 06:05:35 | 食べ物

        男の料理教室(その1)

 

 退職ブルーとも呼ばれる退職後遺症で落ち込んだ日々を過ごしている頃、

同級生の一人に社会福祉協議会が主催する「男の料理教室」に誘われた。

日々、落ち込んでばかりも居られないと、気持ちを奮い立たせて参加することにした。


 元々料理、包丁を握ることは嫌いでは無かった。内容はと言えば渡りに船の感じも有り、興味を惹かれる物ばかり。

そして、それから開かれる「男の料理教室」の常連になりました。

 

 さて、私は40年近くも国鉄、JRと勤め上げたのだけれど、

国鉄からJRへと組織が変わった直後から地域間異動と言う制度が定着し、

新潟支社からも多くの職員が関東圏へ、期限を決められて移動した。その移動先の仕事は多彩だった。


 元々の担当していた仕事で移動する者も居たが、全く畑違いの飲食業なども少なくは無かった。

同期の仲間がトップを切って行ったが、移動先は乗降客数が日本一とも言われる渋谷駅。

なんと彼はその駅のカレーショップの店長になったのでした。新潟に帰郷した際に聞いた彼の言葉も忘れられない。

「東京ってすごいぞ、カレーショップに朝から行列が出来るんだぞ」なんて言うものだから驚いた。

彼のその後の話では、カレーショップの売り上げは1年で千万円単位でありもう少しで次の大台に乗るところだったとか。

               (続く)

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焼き立ての天然地鮎

2019-08-16 05:11:11 | 食べ物

 13日のお墓参りの翌日は親戚の家に仏様参りに行くのが習慣。

昔は親戚ばかりではなく、近所まで合わせて10軒以上もお参りに回ったものだが今は親戚のみ。

 母はもう三十三回忌も済ませたのだが、今でも実家へのお参りは欠かさない。

朝のうちに訪問しお参りを済ませたが、当主である従弟が夕方焼き立ての鮎を持参で我が家の仏様参りに。

 従弟はいつの間にか鮎漁の名手になり、毎年美味しい地鮎、天然鮎をプレゼントしてもらえる。

まだ、暖かさの残る鮎は、左が今年の獲ったばかりの鮎で、右は昨年の産卵期の鮎を冷凍したもの。

 

 天然物はこんな形をしていますよ。頭が小さくてそして丸々と太っています。

尾に近い腹びれの形で雌雄の別が分かるという。上が雌で下が雄かな。この時期だと骨が柔らかく頭から尾まで食べられます。

 

 腹いっぱいに卵を抱いたいわゆる「もろこ鮎」です。

冷凍も水と一緒に袋詰めする凝りよう。獲り立てと変わらない味ですが、さすがに骨は固く頭は食べません。

 

 その従弟が電話をくれて「従弟のところにホタテが届いているから取りに来るように」と伝言を貰う。

何という僥倖。新鮮な青森産の殻付きホタテガイのみならず、大好きなホヤまで頂いてしまった。

 

 我が家で夕食に設えた食べ物といえばこの「茄子の漬物」程度でしたよ。

丸い茄子は「梨ナス」で切って付けたものは「山本ナス」でどちらも美味しいナスです。

 

 雨が降らず、毎日ビールで喉を潤しているけれど、このご馳走にはやはり日本酒です。

お盆用にと求めていた「越乃寒梅」を冷蔵庫から取り出して先ずは一杯。左の酒器は義兄夫婦から頂いた純銀製。

 娘夫婦は婿の実家に里帰りで夫婦二人の静かな夕食。

「美味しいねー」「うーん、何とも言えない美味しさ」。二人でお酒の進んだ静かな夕食でした。

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