植えたばかりは貧弱な苗も、10日もするとこんな風に。
最盛期の勢いは凄いですよ。
おかひじき(その1)
「おかひじき」を初めて作ったのは、叔母さんから、苗をもらったからだ。おばさんは近所の篤農家、野菜農家からその苗を譲り受けて、植えてみた余った苗を私にくれたというわけだ。
連結ポットを使うでもなく、発泡スチロールの魚箱にいれた土の上にびっしりと苗は育っていて、叔母さんはその箱の一部を折り取り、土ごとくれたのだった。
元来、水分の少ない海岸部などに自生する野草の一種で、乾燥に耐えるためなのだろうが、葉は広がらず細い針のような姿をしている。
そして種をまいて作った「おかひじき」の苗は、ひょろひょろと心細い姿をしている。茎の太さなど1mmには到底届かない太さ。0.2mm程度ではなかろうか。その頼りない苗を細い棒を使って堆肥などを施した畑に穴をあけて植え付ける。私の場合は黒マルチを張った平畝に数条の間隔で植え付けている。
初めは心細いような貧弱な「おかひじき」も梅雨を迎えるあたりからり本来の生命力を発揮して畑を覆いつくすほどに育ち始める。
(続く)