畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

それを考えると夜も眠られない

2014-09-22 04:00:14 | 野菜

 九月も半ばを過ぎ、涼しい風を感じ始めたら、おや、芽吹いて来たではないか。
これは「アサツキ」の球根、種球です。敏感に季節を感じて芽を伸ばし始めたのです。


 昨年と同様に、「ラッキョ」「アサツキ」を合わせて三畝植えます。
先日までは、とても畑とは言えぬ荒れた草地をトラクターで急遽耕して作った畝です。


 単純な植え付け仕事。
先ずは手袋をはめた手、人差し指でで、等間隔にぶすぶすと柔らかな土に穴を穿つ。


 そして、出来るだけ土中深く、球根、種球を押し込みます。
仕上げに土を掛けて均して終り。


 こういて植え付けると、何度春には数球に分裂して増えています。
たった一粒の種球が一冬越すと数倍に分裂して増えています。


 こんな静かな土中で、植物、生命はどんな風に変化するのでしょうか。
一世を風靡した地下鉄漫才の「春日三球、照代」サンでも無いけれど、それを考えると夜も眠られぬスベルべ。


 ほら、例えばこの種球。3×3=9どころでは治まらない増殖を見せるのです。
昔、近所のお年寄りは植え時期を「十五夜15倍」なんて教えてくれましたよ。


 こうして植え付け、半年待って雪消え時期になると薄緑色の美味しそうな芽が出て来ます。
地下鉄の電車をどうして地下の土中深く収めたのか、と同じく、分からないのも当然の事ですよね。

 深い、雪の下積雪に耐えた球根は春先には美味しそうな朝緑の芽を出します。
不思議だ、不思議だとだけ思い続ける、単細胞オトウサンのスベルべではありました(笑)。


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マックスの畑巡視

2014-09-21 04:45:17 | マックス

 マックス畑は山の畑をくまなく点検します。
まるでスベルべトーちゃんの仕事の採点、チェックをするがごとくに。


 でも、この監督・巡視員は平気で畝に上がってしまうから大変。
若い時はこんな動きは絶対にせず、器用に畝の間を歩いていましたけれどもねー。


 「マックス止めてよー、畝の上に上がるのはー」
なんて言っても、馬耳東風マックスは耳がほとんど聞こえませんから。


 かろうじて、芽生えた大根は踏まなかったけれども何時もこんな感じです。
ま、許してあげましょう。毎日畑に付き合ってくれた相棒のする事ですから。


 昔は、マックスが見えない、なんて心配していると子の向こうの斜面から現れたものです。
しかも、大きな石を咥えて急斜面を登って来たのですから毎日驚かされたものでした。


 よろよろ、よたよたとしているけれど、どういう訳か休憩タイムには敏感。
耳が聞こえなくても、雰囲気で感じ取るのでしょうかねー。


 そして、自分のおやつが無いかと点検します。
年老いても、こんな動作は人間の子供のようです。
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マックスと安納芋を掘る

2014-09-20 05:04:46 | マックス

 またまた山の畑で居眠りをするマックスです。
堆肥を入れ続けたふかふかの土の山の畑は安眠を誘うベッドのようです。


 すーすーと気持ちよさそうな寝息が聞こえて来ますよ。


 今年は、安納芋を始めに「黄金千貫」も「パープルスイートロード」も「鳴門金時」も、
「ベニハルカ」もみーんな上々の出来栄え。


 おやおや、今度は安納芋を顎枕にしちゃいましたよ。


 マックスはどんな夢を見ているのだろうか。
昨年亡くなってしまった母犬「ミミ」と兄弟たちと仲良く暮らしていた頃の事か。

 マックスと仲の良かった「ロン」やライバルだった「キック」や「ポチ」や「ワンタ」や、
オチャッピーの「モモ」ちゃん達の事かなー。

 みんなみーんなマックスよりも先に旅立ってしまった。
たった一匹で残ったマックスは寂しさをこらえて寝ているのかも知れません。
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やっぱり「ハーゲンダッツ」よりも「焼き芋」だー

2014-09-19 03:48:49 | マックス

 秋ですねー、焼き芋の季節がやってきましたよ。
マックスにね、焼き芋の匂いをかがせたら、食欲に火が着いたようですよ。


 安納芋の細い所だけれども、美味しそうに喰いつきました。


 「うーん」なんて咥えて引っ張ります。


 「ほら、マックスー、下唇に芋が付いているよー」


 「いいの、いいの気にしない、気にしない」なーんて夢中で食べます。


 アイスクリーム「ハーゲンダッツ」を食べさせているなんて、皆さんに驚かれたけれど、
本当の大好物はやはり焼き芋のようです。
それも、甘い甘い「安納芋」の焼き芋が大好きなようです。

 その点は、辛党の飼い主スベルべと違う甘党のマックスですね(笑)。
焼き芋を食べたら、食べる喜びを思い出したようにご飯も食べ始めたマックスでした。
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「クレソン」の栽培が夢だった

2014-09-18 04:25:24 | 野菜

 涼しい、いや肌寒いような秋の風に反応しクレソンが大成長。
地表、いや水上に顔を出した部分もグンと伸びて立派な姿に。


 クレソンの栽培は何年越しのスベルべの夢でも有りました。
スベルべママの実家には、雪解け水で「山女」さえ迷い込む冷たい沢水が流れ込む。


 その沢水が流れ込む、消雪用の小さな池にクレソンが生えて驚いたのは数年前。
さて、こんな事をするのはスベルべを差し置いて居る筈が無いと思ったけれど、
店で食用に買った「クレソン」を密かに植え付けたのはスベルべの話しをおとなしく聞いていた娘の仕業だった。


 それから数年経ち、事情が変わり例の農水省の愚策「減反政策」のおこぼれを頂戴し水田の一部を借用できる事になった。
春先の乾いた水田に、堆肥を入れて義兄に耕運機で耕してもらい、水を張ってクレソンの苗を植えたのでした。


 農水省、お役所が呼ぶところのいわゆる「中山間地」の転作田にもこんな利用方法が有るのです。
初夏には、市の農政課、県の農業改良普及センター、JA、そして地方新聞を「ジュンベリー」の栽培結果を見て頂いた。

 でもね、今回は内緒にしようかなんてなんて思っています。商売敵を増やすだけですからね(笑)。
ま、こうしてアップするスベルべの記事が気になった方には何時でも案内してお見せしますけれどもね。

 今朝は100グラムパックにして8スベルべAコープに出荷してきました。
夕方久しぶりに知り合いの女性から携帯に着信があり、驚きましたが、
「2パック有ったから全部買わせて頂きました」との嬉しい連絡でした。

 生で食べると、ちょっぴり辛く、軽く茹ででワサビマヨネーズ、そして軽く炒めて食べても美味しい。
微量栄養素もたっぷり含んだ、健康野菜ですから、もっと皆さんに知って頂き、そして食べて頂きたいものです。
コメント (6)
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