畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雨の山里を走る(その3)

2018-09-29 04:19:09 | 旅行

 砂利道を斜面に沿って登ると不思議な空間が広がっていた。

随分前のことになるが、オートバイでスベルべママと訪れた際は気づかなかった場所でした。

 

  誰一人見えない不思議な空間。

鯉のぼりが下がっているから、ゴールデンウイーク当たりのイベントの名残でしょうか。

 

  「にぎわい座」と言う舞台さえ設置されています。

舞台の周りに提灯が下がったり、背景に松の木が描かれていたり、芝居でも演じられたのでしょうか。

 

  横から見ると、単管パイプの構造が丸見えですが、正面はベニヤ板に城が描かれている。

下には、ほら、石垣まで描くと言う念の入り様です。「国宝 山の相川城」なんて遊び心満点。

 

 なんと、風呂まで設置され使われていたようです。

「山の相川城」の横に小さく「落ち武者の隠れ湯」と有りました。

             (続く)

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連載172「ホームスティ」(その1)

2018-09-28 12:19:58 | 暮らし

 (グランドホテルで行われた歓迎式典。我が家に来たテキサス娘は、スベルべの勧めで神輿を担ぐ。

 この式典では我が娘が、二人組で司会をし度胸の良さに驚いたものでした。)


        ホームスティ(その1)

 上の娘が高校1年生の時のことだから、もう20年ほど前のことになる。

長岡市内の高校に進学した娘がある日突然言った。

「ねー、アメリカに行っても良い」思いもしない言葉に驚き事情を聴くと、

長岡と姉妹都市のアメリカのテキサス州フォートワースの高校生徒の交換ホームスティがあり、

それに応募したいと言うでは無いか。


 誰もが知る大手スーパーの社長がスポンサーになり、旅費などの面倒は見てくれると言うのだ。

夫婦で顔を見合わせながら話を聞いたが、反対するほどの理由も無い。

娘は「それでは申し込むけれど、市内6高校から一人ずつだから、申し込みが多かったら選考によるんだって」と言う。


 市内在住者が条件だったらしいが、娘の通う高校では市外からの通学者が2名応募したのみだった。

後日、帰宅した娘が合格しアメリカに行くことになったと伝えた。

 さて、それからが大変。家は新築したばかりでそれなりの受け入れは出来る。

でも、娘を含めて英語が出来るものなど家族にはいない。

最低限の日常会話が出来なくては我が家にアメリカ人なんて受け入れられないでは無いか。

            (続く)

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雨の山里を走る(その2)

2018-09-28 05:25:52 | 旅行

 

 国道252号線を横断するように、行ってみたかった廃村に向かった。

ここが廃村になったのはずいぶん昔の話で、20年ほど前には崩れた民家も見えたのだが今は見えない。

 ところが、緑濃い深い山中を走っていると、手作り風の看板が見える。

県道沿いに駐車場が有ったので車を止めて歩いてみた。もちろんだぁーれも居ない。

 

  「手づくり村 相川」とある。ここは、旧川口町に属し、相川と、山の相川、二つの集落があった。

こちらはその「山の相川」に当たるのだけれど、どなでもどうぞの添え書きに釣られ行ってみることに。

 

  もう一つの看板です。

これも手作り風の洒落た看板。どなたが作ったのでしょうか。

 

  坂を上っている最中に、上に妙な建物を見つけた。

あちらこちらにイラスト風の看板が吊り下げられたり、木に打ち付けられている。

 

 杉林を切り開いたばかりのような空間、広場。

杉の木の丸太を切って椅子代わりにしてある。テーブルまであります。

        (続く)

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雨の山里を走る(その1)

2018-09-28 04:37:51 | 旅行

 朝から雨が断続的に続いた一日。

午前中は散らかり放題の「農天市場」を掃除しました。

 そして、午後は娘夫婦は外出し、退屈したスベルべママにお出かけをせがまれました。

久しぶりに行ってみたいところが有り、昔オートバイで走った山里、いや山中に入った。

 

 一枚目の写真とは沢と県道を挟んで反対側の沢です。

いずれにせよ、沢筋の両側は深く、そして険しい様相を見せています。

 

 雨、そして平日と言う条件もあったがそれにしても行違う自動車は居ない。

沢が少しでも開けたところには水田があり、山中とはいえさすがに稲刈りは終わっていました。

 

 あ、そうでした。

この県道は「小千谷大和線」と言うのでした。とにかく深い山中を走っています。

 

 あ、ここかー、この補助金事業がこの地域を選んで実施されている話を聞いていたのでした。

主宰者は一時期我が家を足しげく来宅していました。

 でも、補助金事業を嗅ぎ分ける能力に長け、あちらこちらにつてを持っていた。

行動にややうさん臭さを感じ、約束の時刻に遅れ、いや忘れて居た様で、叱責するとそのまま疎遠となってしまった。

           (続く)

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夜の集会

2018-09-27 05:09:23 | 自然

 夕方になると、セキレイたちが集まり始める。

ピー、ピーと鳴き声を上げながら、次々と集まって来る。

 

 少し暗いのでストロボを発光させたら驚いて飛び散る。ごめんなさい。

でも、一旦周囲に飛び去ったのだが、間を置かずまた集まり始めた。

 

 ここの所、10月7日に行われる、公民分館の運動会の準備で忙しい。

4晩か5晩も各家々を回って、出場を要請。10代から60代と年齢区分別の出場枠で集めるのが大変なのです。

 各家々を回り終え、帰宅する際にセキレイたちを見上げてみた。

夜も20時を過ぎると静かになり、彼等も深い眠りについているようです。

 

 今度はストロボの発光にも反応せず、静かに寝ているようです。

でも、どうして国道の交差点近くの賑やかな場所に集まるのでしょうか。

 昔、長岡駅前の絵駅な建物、厚生会館の近くのプラタナスの木に集まっていたなー。

漂鳥であり、いつも身近にいるけれど、ふだんはこんな風に集団になることは無い。

夜の集会の意味をセキレイたちに聞いてみたいものです。

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