畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雪の無い雪国の山の畑

2020-01-26 04:51:30 | 

 昨日の午後、久しぶりに山の畑へ軽トラで行ってみました。

先日、雪が多くてここでストップした広域農道も雪が少なくなり、誰かのタイヤ跡が見えます。

 この辺りは山の畑一帯で最も標高が高く、そして杉林の陰になって雪が消え残る場所。

例年だったら雪の少ない年でも1メートルは越える雪に覆われているはずです。

 畑は完全に雪が消え、黒々とした土。と、言いたいけれど雑草で覆われて緑(笑)。

不思議とも思えるような風景、山の畑の様子です。もうトラクターを入れてもよさそうなほど。

 

 採り残していたポロネギ、ポワロと根深ネギが見えます。

スコップを積んでいかなかったので、手袋をした手でエンヤこらとばかりに引き抜いてみる。

 

 夕食に焼いて食べようかと考えてポロネギを3本だけ収穫。

ボルシチ、シチューなどの煮込み料理に使ったら美味しい。

先日フレンチレストラン「アシェット」さん届けたら、スープに使うとおっしゃっていました。

 

 今シーズン、随分出荷した「ワサビ菜」もまた新芽が伸びていました。

この「ワサビ菜」は根元からすべて採るのではなくて、葉を一本ずつ欠き採るのです。

 試しに1本折り取って口に入れるとピリリとした特有の辛さが口中に広がる。

サラダの材料にと思って少し採りました。いずれにせよ1月末にしては驚きの雪国の山の畑です。

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連載220「鮭の頭が二つで100円!」(その2終わり)

2020-01-25 04:42:20 | 食べ物

 前日と同じような写真ですが、骨まで柔らかな鮭と大根の相性はぴったりです。

   鮭の頭が二つで100円!(その2終わり)

 もう一種類の「英才」は肉質が緻密で、おでんをはじめとする煮物系にはぴったりだと考える。

昔の大根って輪切りにして煮ると、煮込むほどに大根の表面に筋のように模様が浮かび出たものだがそれがない。

煮込んでも表面はなめらかなままで肉質のち密さを感じさせられます。


 さて、その鮭の頭ですがまずは出刃包丁で真っ向から竹割の二つ切り。

エラがついていたらこの際に取り除く。そして、じゃりじゃりするほど塩が残っていたら、

これも亀の子たわしでこすって洗い流します。


 そして、洗った圧力鍋にその鮭の頭を入れてタイマーを45分ほどにセットして着火します。

鮭の頭が煮えているうちにくだんの「英才」の皮を剥き、輪切りにしますが、ここにも私流のこだわりがあり、

「おでん」にはおでん用の厚さ。そして、鮭の頭と煮るにはおでん用よりも少しだけ薄めにする。


 合わせなくても計らなくても、用途によって切る大根の厚さがそろうのがひそかな自慢でもありますが、

ほめてくれる人はいない。

輪切りにした大根は丁寧に面取りをして、別の鍋でやはり、圧力鍋と同じくらいの時間をかけたら柔らかくなります。


 さて、タイマーが知らせてくれたらコンロからおろして蓋に水をかけてから脱気し蓋を開けて煮汁で塩分を確認。

濃かったら大根を煮た鍋の水分で薄めたらよい。

これだけの事、材料は鮭の頭と大根だけというチープシックにして豪華な秋の味が完成です。

         (終わり)

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連載220「鮭の頭が二つで100円!」(その1)

2020-01-24 04:57:52 | 食べ物

 安くて美味しい鮭の頭。久しぶりで見つけて二パックもゲットでした。

  鮭の頭が二つで100円!(その1)

 その昔、鮭の頭などアラと一緒にパック詰めされて98円で売られていたものだった。

でも、昨今の漁業環境の変化によるのか、いつの間にか値上がりし、200円近い値札が付くようにさえなっていた。


 今日は妻に外出ついでの買い物を頼まれて、スーパーの魚売り場をのぞいてみた。

魚好きを自任する私は、その選択眼、おいしくて安い魚を見つけることには一目置いている感があるのだ。


 期待もせずに乾物、干物や魚卵のコーナーを見て驚いた。

なんと北海道産の白鮭と記された、中くらいの大きさの鮭の頭が二つ入って100円ではないか。

時もよし、大根がそろそろ食べごろになっている。これで、大好きな「大根と鮭のアラ煮」を作らない手はない。


 長岡の飲食店への出荷に備えて朝早くから山の畑で野菜の収穫をし、

自家用の大根も採ったばかりというタイミングの良さ。

煮物に使う青首系大根は「耐病総太り」と「英才」という名前の二品種を作っている。

大根なんてどれも同じだと思ったら大違い。


 「耐病総太り」は組織が粗くて生で食べたり、サラダに使うのに最適。

これを雪に会わせた「雪の下大根」など、知る人ぞ知るという味である。

    (続く)

以前にもブログでアップしましたが、これは新聞にコラムとして掲載したものです。

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『年輪』父の遺したもの

2020-01-23 04:45:57 | 暮らし

 大げさに断捨離と言うほどのものでも無いけれど、暖冬小雪を利用した整理が続いている。

何年も手を付けていなかったまとめて縛られた古い冊子を見つけた。「年輪」と言う老人クラブの会誌です。

 残念ながら第1号は無くて、第2号からある。

そして、整理しながら読んでみると、亡父の俳句やら、皆さんの随筆やらなかなかの内容だと思い読み続ける。

 

 第2号の発刊は昭和54年でした。

亡母が闘病中で、父が介護に追われていたころの悲しい時代です。

 

 母は昭和56年に亡くなってしまいます。父は殆ど一人で介護に明け暮れていました。

そんなに大切にした妻に先立れた父を心配したのでしたが、3か月ほどの湯治で元気を取り戻したのでした。

 

 その湯治に行った頃から句作に力が入ってきたようです。

やはり、妻を亡くした悲しみの句が所々に見えて悲しさを感じさせられます。

 

 そして、父が亡くなる2年前の第25号です。

この時代になると、印刷もきれいで読みやすいものになっていました。

 

 最晩年の作ともいえる作品で悲しいかな平仮名遣いが多くなっていました。

のころの作品はスベルベが添削をして提出したような記憶もあります。切ないですね。

 後で紹介しようかとも思っているけれど、他の皆様の随筆も内容の濃いものが多い。

特に強い思い出として、太平洋戦争への参戦記録が多く書かれていて驚きました。

 今まで発表を控えていたけれど、40年も経ったので関係者も減り差し支えないと思って書いた。

こんな書き出しの生々しい戦闘記録、交戦記録などもあり驚きとともにある種の感動さえ覚えます。

さて、時代は令和に変わり戦争の悲惨さを語る人たちも皆無になって時代の大きな変化さえ感じさせられます。

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不思議な冬

2020-01-22 07:22:57 | 自然

 朝、ホームに人影が見えたので出てみるとカメラを構えた人が二人。

いわゆる「撮り鉄」ですが、彼らの目的は何だったのでしょうか。

 

 スベルベには珍しくもない単行機関車。

EF51形式だったと思いますが、それにしてもマニアって凄い情報収集能力です。

 

 ま、それにしても雪が全くない風景はこの時期としては異例。

古い書物を紐解くと、昭和7年と言う大昔ともいえる年代も雪がほとんど降らなかったとか。

 

 これは一昨年かなー、いやその前の年かなー。

身長をはるかに超える積雪ですが、取り立てて騒ぐほどの大雪ではありません。

 

 ちなみに先ほどの単行機関車が通過すると、線路内の凍った氷がバリバリと飛んでいました。

週間天気予報を見ても、傘マーク、雨の予報ばかりで雪ダルママークは出ていません。

 

 これは昨年かな。これでも少ないのだけれどせめてこれくらいの雪は欲しいですね。

まったく雪が降らない異常気象とも言える暖冬小雪は夏の異常気象を想像させる嫌な予感を感じさせます。

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