夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

されど回覧板ーと思いつつー

2015-07-21 22:43:24 | 子供のこと身辺雑記
外出しようとしたら 今年の隣保長の近所の奥さんに話しかけられた
「今 Tさんとも話していたのだけど S(私のこと)さんのお隣のBさんとこで いつも回覧板が停まるの
で大事なお知らせも間に合わなくなるから それで 次からBさん抜きで回してくれる
Bさんには私から話しておくから 
Bさんが納得したら もう回さなくていいーってメモを郵便受けに入れておくからー」


Bさんには小学生から幼稚園まで子供さんが3人 仕事もしているようで留守が多い
回覧板や連絡も読まないみたいで 回した回覧板がまた戻ってきていることもある
あと回覧板を子供さんに回させているからか 郵便受けでなくて ぽんと門から地面へ回覧板が投げたように置かれていたりもしてた

回覧板を回す順番は隣保長さんのお宅の位置により 変わるので
春の連絡を読んでないと わからなかったりします
以前は年に一度 引き継ぎで隣保が集まってのお茶会もあったのですが 各家の時間が合わず メモを回すやり方に変わりました

仕方ないから黙って一軒向こうまで 次の家まで回覧板を入れに行ったりもしてたけど

Bさんから回ってくる時には 回覧板が3コ一緒だったり いつの回覧板!?と思う内容のものも


私は黙っていたけれど 他の家で「回覧板が役に立ってない」とか 問題になってたようです

だけど ちょっとご近所なのに悲しいかな

全部で7軒の隣保なのに

これが原因でぎくしゃくしないといいのですが

Bさんが越してきたのは 8年くらい前で 

事情があって更地になったお隣に家を新築してのこと


今年の隣保長さんは はっきりした性格の人なので この8年間の我慢がーでちゃったかな

いつまでも引っ越してきたばかりだから分かりません
なんて言い訳もとおらないし


お隣さん 悪い人ではないのだけれど

かぼちゃ ごろりん

2015-07-21 09:37:36 | 子供のこと身辺雑記
南瓜の葉は大きいからほこってると 何処に実がついてるか分からなくなってしまって^^;

犬が飛び込んだりしたら ああそこに実がー

おお いっちょまえについたんだーと気がついたりします

朝 庭に降りたら
かぼちゃ ごろりん
茎から離れていたので 拾ってきました

もとは埋めた生ゴミから生えて育った南瓜です





やはり生ゴミから生えたじゃがいもを囲むように 南瓜のツルと葉っぱが繁っていて そろそろ掘ったら ジャガイモもできていそうです

湊かなえ著「サフアイア」 (ハルキ文庫)

2015-07-21 00:53:57 | 本と雑誌
サファイア (ハルキ文庫)
湊かなえ
角川春樹事務所




「真珠」
たぬきに似た顔の若くない女と 男が会話している
その場所がどこかは書かれていない

この会話は何のためなのか 多少イライラしながら読み進んでいくことになる
今はたぬきのような顔にたるんだ体つきなのに やたら若いころは綺麗だったの 子供のころはかわいかったのーなどと自慢げに話す女


そして女が放火犯だとわかる
男の素性も

男は 女の仮面をはがすー

しかし男は男の事情もかかえている
それはー幸せなものではないー



「ルビー」
実家の近くに立った特殊な施設
そこで暮らす人間と懇意になった両親と妹
妹の話を聞くうち 姉は気づくことがありー
姉の話から妹も気づく

気づかないほうがーよかったかもしれないー




「ダイヤモンド」
踏まれそうな雀を助けた男のところに 恩返しをしたいと女の姿で雀がやってきた
男には美人の婚約者がいた
雀は 男が騙されていると言う

男を騙した女は死んだ
そして警察が男を呼び出す

雀は本当に存在したのだろうか




「猫目石」
猫を助けてくれた一家に親切ごかしに告げ口する女

家族それぞれの秘密を 教えられた家族はー
女はひき逃げにあって死んだ

自業自得か それともー




「ムーンストーン」
夫の暴力に耐えていた妻は 夫が子供にまで暴力をふるおうとした時ー子供を守ろうとしてー反撃
夫は死んだ
その妻を救う為に現れたのは

彼女が正義感から手をさしのべた女性だった

ー親友とはー 自分が命がけで守りたいと思う人のことだー
学生時代の気持ちのままに 立ち上がり救いにきてくれたのだ




「サフアイア」「ガーネット」
前後編というか 二つで一つの物語
死んでしまった恋人と その恋人がしてしまった仕事
そして残されて生きていく女性の物語



この本を読みながら 目を上げてテレビを観たらー湊かなえさんが出ていた
SMAPの番組です

ふうむーと この{たまたま}な出来事を面白く感じました

「告白」の映画では松たかこさんが演じた 生徒に復習する教師の役を 男性で演じるならば木村拓哉さんにしてほしいと リクエストされてました

他の作家ゲストは 西加奈子さんと又吉直樹さん
SMAPのメンバーを それぞれ文で表現してました 


文庫本の解説は児玉憲宗(こだま けんそう)氏

{湊かなえさんの小説はおもしろいが、後味が悪いという声を聞くことがある。
このせちがらい世の中、ストレスが溜まることの多い日常から、少しだけ離れ、小説の世界に浸ることで、幸せな気持ちになって、元気を取り戻したい、
感動を得て、また明日から頑張ろうという気持ちになりたいというのだ。
そんな人に会うと、すぐさま体育館の裏に呼び出し説教したくなる。
確かに、最近の小説には、清々しい結末、感動的な結末が待ち構えている作品が少なくない。

しかし、よく考えてほしい。人間には喜怒哀楽、さらには、この四文字では表せない複雑な感情を抱く生きものだ。
にもかかわらず、苦しい部分、つらい部分を避け、醜い部分をオブラートに包んでしまったお行儀の良すぎる小説など、なんの意味を持つというのか。
イミテーションの宝石の輝きに魅せられているようなものではないか。

湊かなえさんは、文字だけでは言い表せない人の感情を、物語を通じて表現する作家であり、心の奥底に潜んだ闇の存在を我々に気づかせてくれるのである}


などと 書かれている


作家の作風は変わっていく

著者がこれからどういう作品を書いていくのか それはわからない


定義づけせず 読みたいものを選び 取捨選択していくのも 読み手側の楽しみ


私は毒のある小説も {お行儀のよすぎる小説}も どちらも好きだ


もしも体育館の裏側に呼びだされたら 無視する・笑

自分の本の趣味を説教などされたくない

好きな本を読めばいいと思うから

そんなことで 体育館の裏側へ こそこそ呼び出しはしない

意味がないものなどない
好きか嫌いかーそれだけだ

自分の趣味をおしつけるなんて それこそ「おせっかい」
おおきなお世話

私が興味あるのは これから湊かなえさんが どのような作品を書いていかれるか
そちらのほうだ