夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

抜け殻に 命を思ふ 蝉の子よ

2015-07-24 20:21:12 | 子供のこと身辺雑記
姫こぶしの木に蝉の抜け殻がありました





庭の土の中で育った蝉
そう思うと 抜け殻でもなんか愛おしいような気がします

一日でも長く元気に生きられたらいいな

長いこと 土の中で過ごして 地面に這い出て木に登って



庭で蝉の声が聞こえたら 耳をすますことにしましょう

土用 丑の日

2015-07-24 20:02:04 | 子供のこと身辺雑記
昨夕 姑の家から帰る時に 車庫の戸を閉めにきた主人に 「明日は土用丑の日だから 鰻を届けるから」

しかし鰻の蒲焼だけ届けるのも ゲイが無い^^;
あまり硬いものは食べられない姑

海老とか 卵焼き ほうれん草も好きだからー
などと考えて
珍しいものも 凝ったものも無いけれど





鰻の蒲焼 自宅と姑の家用と買いました



海老・胡瓜の酢の物 青紫蘇とすり胡麻入れて




スーパーで見つけた奈良漬の金山寺ー



姑用の奈良漬けは薄めに切って



蜆はまず砂抜き




美味しそうだったので買っちゃった 鰻の蒲焼入りの太巻き寿司






卵焼き焼いて




ほうれん草の胡麻よごしーは黒ゴマのすりゴマで




蜆はお味噌汁にして手鍋に分けて




こぼれないように袋に入れて
姑と主人に届けてきました






主人は先日 誕生日祝いに届けた服を着てました
生地も薄くて涼しいーと気に入ったようです
誕生日祝いー
嬉しかったのかしらん

ケーキの代わりに 今年はあんみつにしたのだけど

で 夕食後
回転焼きを主人はレンジにかけてました

おなかいっぱいー甘いもんは苦手なんやー
そう言いましたよね!

主人てば 自分の好き嫌いを自分で把握できてないんじゃ?!
と 思うのだけれど・・;


さて 明日は何を作りましょうか

明日も暑い!そうです

子供の頃 観て好きだった映画さん

2015-07-24 16:18:34 | 映画
例によってーと 打とうとしたら「霊に寄って」と変換された・笑
霊が寄る
夏らしいけど ちょっと遠慮したい^^;


さて 例によって BSプレミアム 今日は1956年のアメリカ映画「バス停留所」でした

モンタナの牧場からロデオ大会に出場するためにアリゾナ州のフエニックスへやってきたカウボーイのボー(ドン・マレー)は 歌手のチェリー(マリリン・モンロー)に一目惚れする
しかし女性に接したことのないボーの言動は乱暴で 

けれどー


詳細は観て楽しんでいただくー(手抜き^^;)として

好きなのはラスト近くなんです

成功を夢見ながら 男のおもちゃになってきて 生活に疲れているチェリー

荒っぽいけどボーの純朴さを好ましく思うようにもなってきます
でも 自分の荒れた過去を思うと 身が縮むようでもあるのです

ボーの荒っぽさは 女性に触れたことすら一度も無く どういう態度をとればいいのかもわかっていなかったせいもありました


道路が通れるようになり バスも出発できます

それはボーとの別れも意味します

カウンターに座り暗い表情のチェリー


ーふしだらな生き方をしてきた女なのーいっぱいの男を知ってるーと告白

付き添いの男性のバージ(アーサー・オコンネル)から 男をたくさん知ってる女だと言われたーなどと答えるボー


だから あなたには似合わない女なのーとチェリーは言いたいんです


いよいよバスが出発の準備


ボーがチェリーの傍へ来ます

バージが言うんだ 君はたくさん男を知っている
俺は女を知らない
2で割れば丁度良くなるって

その過去が今のチェリーをつくっている 今のお前にホレてるーとボー

チェリー「そんな優しい言葉 初めて聞いたわ」

ボー「一度 ふられたのに口説くのには勇気が要る」

チェリー「勇気は要らないわ まったく必要ないわよ」

ボー「今は勇気のかけらもない だから 心のままに話すぞ 一緒に来てほしいと前より強く思ってる」

チェリー「行くわ! あなたとだったら どこへでも行くわ!」

ボー「本気か?」

チェリー「ついていく 本当よ うそじゃない ずっと一緒」

ボー「夢みたいだ」


そして建物の中にいる人たちも笑顔

ボー「彼女と結婚する!」

チェリーはその居合わせた人々に笑顔を向ける「あんなに優しい男性(ひと)だったなんて」


ボー「牧場に天使が来る」



ずっとボーについていてくれたバージは モンタナに帰るバスに乗らないと言います「わたしが居なくても大丈夫だろう」

チェリーも「バージ 一緒に来て あなたが大好きよ」

ボーも力づくでバスに乗せようとまでしますが バージの決心は固いのでした
「牧場の(自分の)荷物は 若い衆にやってくれ」

ーじゃあな 別れはつらいー

そこでボー チェりーが薄いコートしか着ていないのに気付き「そんなコートじゃ凍えるぞ」
自分の上着を脱いで チェリーに着せ掛けます
その優しさと上着の温かさにチェリー なんともいえず嬉しそう

そして自分のスカーフをボーの首に巻きます


バスに乗って 手を振るボーとチェリー

見送るバージほか バス停留所の人々も笑顔

そして男性の声で歌が流れます
「何もかもあげるよ 家も 結婚指輪も この俺も 結婚してくれるなら」


マリリン・モンローはセクシーなだけーとか 大根とか悪く言う人々もいて そのことをマリリン・モンローは気に病んでいたそうです

けれど「バス停留所」での表情一つひとつ 仕草 視線 
ちゃんと演技力ある 役柄に説得力をもたせられる女優さんであったと思います


無骨なカウボーイと ツキも無かった歌姫の

この映画を観た子供の頃 なんてロマンチックなのだろうーと思いました

随分と久しぶりに観ましたが

やっぱり いいなーって思います

ボーに付き添うバージ役のアーサー・オコンネルがまたあったかで

主役の二人だけでなく 共演の方々もいいのです


おおらかさと 夢があります



恩田陸著「クレオパトラの夢」 (双葉文庫)

2015-07-24 09:51:55 | 本と雑誌
クレオパトラの夢 新装版 (双葉文庫)
恩田 陸
双葉社




{アジアの西の果て、荒野に立つ直方体の白い建物。一度中に入ると、戻れない人間が多くいるらしい。
その「人間消失のルール」を解明すべくやってきた男たちは、何を知り得たのか?
人間離れした記憶力を持ち、精悍な面差しで女言葉を繰り出す、魅惑のウイルスハンター・神原恵弥(かんばら めぐみ)を生み出した記念碑的一作}
(本の帯からの抜粋です)
そのシリーズ第一作が「MAZE(メイズ)」


続く第二作が本作「クレオパトラの夢」です

シリーズ第三作は「ブラック・ベルベット」


本作は裏表紙の紹介によれば
{北国のH市を訪れた神原恵弥。
不倫相手を追いかけていった双子の妹を連れ戻すという名目の裏に、外資製薬会社の名ウイルスハンターとして重大な目的があった。
H市と関係があるらしい「クレオパトラの夢」と呼ばれるものの正体を掴むこと。
人々の欲望を掻きたててきたそれは、存在自体が絶対の禁忌(タブー)であったーー。
謎をめぐり、虚実交錯する世界が心をとらえて離さない、シリーズ第二作!}



ーなによこれ、寒いじゃないのー
この感想は容姿端麗な男性のもの 
主人公の神原恵弥は 留守がちの父親を除き 女性ばかりの家族で育ち 違和感なく女言葉で考え 話すのだ

まずは これに慣れなくてはいけない

恵弥の妹の和見がまた一筋縄ではいかない女性で 作中その言動に恵弥は振り回される


和見の不倫相手の若槻博士は クレオパトラの夢の鍵を握る人物であったが 恵弥と会う前に死んだ

本当に事故死ーなのだろうか?


姿を消す和見


和見の部屋に押しかけてきた防衛庁の男達


そして和見の部屋と 若槻博士の死んだ家が火事になる



過去にもH市であった大火事
若槻博士が持っていた古い地図


恵弥に話しかけてきた若槻博士を知るという多田


続く何者かによる尾行


若槻博士の未亡人の実家のこと


時に変装もして動く恵弥



姿を消していた和見と再会した時から 謎は解け始める




クリスマスをまたぐ12月下旬の物語

雪は降る


寒いのは苦手の恵弥が解いた謎はー



舞台はたぶん北海道 札幌に函館にーと地名をあてはめながら




作家の三浦しをんさんによる解説も楽しいです



登場人物の個性だけで 読めてしまう一冊でもあります