ウェールズの山 [Blu-ray] | |
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もう 本当に愉快な映画さんでした
村人がんばる!物語です♪
1917年 ジョージ・ガーランド(イアン・マックニース)とレジナルド・アンソン(ヒュー・グラント)二人のイングランド人が地図の為に山の測量にやってくる
その山は昔から村人の誇りの山だった フュノン・ガルウー外敵からウェールズを守ってきた山
村人は その山の高さがどれくらいあるかを賭けの対象にしたりもするのだけれど
地図に山として表記されるにはー高さが足りない このままでは丘になってしまうとわかる
そこで日頃は仲の悪いジョーンズ牧師と女癖の悪い好きものモーガンも 村の一大事とばかりにある作戦を思いつくのだ
高さが足りなければ 高くすればいい
庭の土を掘って運んで積み上げていけばいいのだーと
5メートル足りないのなら6メートル高くすればいいー
無口な爆弾ジョニーは言う「フランスで塹壕掘った時に小高い丘ほども土が出た 大変だったができるーと
この言葉にやる気を増す村人たち
時間が無いから子供たちにも手伝わせると
校長先生は反対するも 母親が学校まで子供たちを呼びに来る
測量を終えたとアンソンとガーランドが村を出ていくといけないから足止め工作も忘れない
「大丈夫だ 何処にもいかせねえ」ってことで
まず車が動かなくされて 修理もできない状態にまでされます
駅に行って列車に乗ろうとしたら 荷物を運ぶのしか通ってないーと一度目は言われます
次には イングランド人だからそっちへ行くと思った 他の方角なら通ってる でも洪水で今日はダメだ
そして雨の中歩いたガーランドは風邪をひいてしまいます
モーガンは自分が付き合いある美人のベティ(タラ・フィッツジェラルド)にイングランド人を誘惑して足止めするようにも言います
あきれるベティ
村人が頑張って目標まであと少しーってところまで土を運んで積み上げますがー
小高い丘(村人は山と呼ぶけれども)に容赦なく嵐のよう激しく土砂降りの雨が降り続けます
土が流れないように車にかぶせてあるビニールシートをはいで盛った土の上にかけにいったりもしますが
この作業で心に傷ある爆弾ジョニーは倒れてひきつけを起こします
モーガンの酒場に運ばれてきたジョニーを手当てするアンソン
この時モーガンが ベティと呼んで ジョニーの身内の女性がモーガンのもう一人の女と勘づき表情が険しくなりますが とっさにアンソンがロンドンからの連れのエリザベスだと モーガンの嘘を認めてやります
モーガンがその女性とジョニーを運んで出て 店の戸締りをするベティ その女性の家に行ったらモーガンは帰ってこないからと
そして庇って嘘をついてくれたアンソンに礼を言います
「おやすみなさい あなたは紳士ね」
スケベなだけの身勝手男モーガンは ベティにはケモノのように見えてきています
雨が上がると土は流されて 山はまた低くなっています
村人たちは力を合わせて掘った土を山へ運び
足止めくっているアンソンはベティと親しくなっていきます
ガーランドが寝込んでいるので アンソンは測量の手伝いをベティに頼みます
お願いされて手伝いを快諾して一緒に山へ登っていくベティ
アンソンは村人が丘を山にするために高くしようとしていることに気付いています
そして盛った土の上に 土が流れないように「芝をかけるといいですよ」と助言までするのです
トラウマを克服したジョニーも芝を運び 丘に山にできるだけの高さができた頃ー 村人達は60代くらいだろうと思っていたー本当は82歳のジョーンズ牧師が倒れてしまいました
高齢であるのに山に5~6回も登っていたのです
ジョーンズ牧師は最期の願いをモーガンに言います
それは頂上に埋めてほしいということ
埋葬が終われば もう暗くなっていて とても測量はできません
そして明日は村を出発しないといけない日です
丘のままアンソンは去ってしまうのでしょうか
村人がこんなに頑張ったのに
ベティが強く言います「みんな こんなに頑張ってやり遂げたのに」
村人も言います「日の出は5時だよ あと ほんの2,3時間だ」
「待つよ」とアンソン
村人たちは明かりを持って山を下りていきます
この光景が美しいです
山の上で一夜を過ごしたアンソンとベティは二つの発表をしました
測量すると305メートル40センチの立派な山になったこと
そして二人が婚約したこと
物語の語り手の老人の声はこう告げます「山から下りてきた男は 風変わりな愛を手に入れたんだ」
その声はこうも言います
今もサウスウェールズの村には その時の村人の子孫たちが住んでいると
そして測量しなおすと 土が流れたのか303メートル80センチ(丘の高さしかない)になっていて 頂上の牧師の墓の中から「なに?!」と声がして
丘に戻ってしまった場所に再び総出で土を運んでくる かつての村人の子孫の村の住人たち
ーなんていう愉快な終わり方をいたします
実話じゃないけど 実話っぽくつくられています
村の母親たちも子供たちも 老人たちも元気で楽しくて
おらっちの自慢の山を丘にはさせないべ
んだ んだ
みたいなノリです
そして外敵を防いだのは 本当はね 山ではなくて 急に降ってくる雨 変わる天候でもあったのでした