夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「ザ・コア」(2003年 アメリカ映画)

2016-12-17 10:39:39 | 映画
ザ・コア [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ギャガ



ジョン・アミエル監督

スピーチをしようとしたデビッドが急に倒れる
街では大きな交通事故も起きていた

原因は分からない

シカゴ大学で音波について話すジョシュ・キーズ博士(アーロン・エッカート)だが 生徒たちは退屈しており 余り真面目に聴いていない

そこへー「分からないけど呼」と二人の男「国家機密ですから 飛行機が待っています」

事情が分からないままキーズ博士が案内された部屋には
緑の布に覆われた死体がいっぱい

旧知の友人(高エネルギーの専門家の博士)に会い挨拶を交わすも現れた男に「他言無用」を言い渡される

32人の市民が一斉にほぼ同時に死んだ


その話だけでキーズ博士は言う
彼等にはペースメーカーが入っていたのではないか

そしてこんな強大な電磁波を有する武器は考えられない
だから何処かの国が戦争を仕掛けたのではないーという結論になる

ならばよけいに大事(おおごと)なのだった



レベッカ・チャールストン少佐(ヒラリー・スワンク)は大気圏突入準備を
地球へ帰還の船の中

しかしコースを外れていることに船長が気付く
誘導装置の誤作動でこのまま進めばロサンゼルスの街を直撃することになる
大変だ!

フリーウェイを滑走路代わりにしてエンデバー川への不時着

どうにか最小限の犠牲で・・・・

しかしこれはとてつもなく異常な事態なのだった



キーズ博士らの結論は
地球の核が回転を停止している
数々の異常

電磁波の崩壊

太陽によって地球は燃える

それは地球に在る全ての存在の死を意味する


その為には核(コア)を修理しなければならない


しかし不可能だ

そこまで深く地球の中を潜る道具など 乗り物などない


だがーある人物がユタ州で研究を続けていた
一人コツコツと・・・・・
エドワード・ブラズルトン博士(デルロイ・リンドー)

深く潜るほど船体の強度を増す超合金までもをブラズルトン博士はつくりあげている


しかし完全に仕上がるのは急いでも10年後なのだと話す
それでは間に合わない

国家の完全応援で完成を急ぐ


地上からの応援メンバーはラット(DJ・フォールズ)
地球上のネットを支配する能力も持つ男

ネットおたくはFBIに連れられて他の博士たちを会う
このおねえ言葉で話す青年は 引き受ける条件として好きなお菓子「ホットポケッツ」を用意してと要求

遂に乗り物は完成し 地球の中へもぐることに

船を操るロバート・アイバーソン船長(ブルース・グリーンウッド)とレベッカ そして博士たち

しかし一人の博士のある実験と研究がこの異常事態の原因かもしれないのだけれどね

南の楽園のはずのマリアナ海溝付近は既に気候はメチャメチャで大雨さん降る降るの嵐さん状態

さあバジル号は地球へ潜る旅開始!

しかし例によってあれこれ事件が持ち上がり
船長も死亡

陽気なブラズルトン博士は修理の為に5000度の外に出て死ぬ
この時 3人の博士たちは誰が出るかでくじ引きをするのだが ブラズルトン博士は同じ引く棒を用意していて 自分が当たりだと名乗り出ます

外に出たら死ぬことは分かっているのに
地球を救う為にー

誰よりこのバジル号のことを知っているから
笑顔が泣かせます


また他の問題解決では「自分が第一人者」とようわからん研究でこの事態を招いて ただの目立ちたがりの身勝手名声追い人間に見えた博士が死ぬとわかっていて残り キーズ博士を追い出します
「行け!」と


彼は「何言ってるんだ わたしは」と笑ってるさなかに爆発が来て死を迎えました



核は正常に戻りました
喜ぶ地上


時速780~818~
凄まじい速度で地上へ


だけど ここでも・・・・最後のアクシデントが


キーズ博士とレベッカは助かるのでしょうか


二人を見つけられない・・・・

捜索活動を諦める・・・・



そこでラットは気付きます
「クジラだ! 」クジラが歌っていた 超音波に反応して
クジラを捜して!



クジラ クジラ クジラだよ~~~~~!


はたからは気が狂ったとしか見えませんが



それから一週間後のカリフォルニアのある店の中でラットが あるネットワークを確立中
地球を救った6人のことを世界中に拡散しておりました

この6人の英雄により世界はー



映画において様々なことで地球は危機を迎えるものですね

巨大隕石に衝突されそうになったり

エイリアンに襲撃されたり


~~~うわ~~~どうするんだ~~~と思って子供の頃は観ておりましたがー
最近は映画の中の「地球の危機」にも慣れてしまいました

またか!って慣れてしまったことが逆に怖いです

現実に危機となっても 何もできないから従容として
ただ死を受け入れるしかないのですがー

できるだけ本を読んで映画を観て おいしいものをいっぱい食べてー時間(とき)を過ごすことでしょう






大沢在昌著「海と月の迷路」上・下 (講談社文庫)

2016-12-17 09:45:38 | 本と雑誌
海と月の迷路(上) (講談社文庫)
大沢 在昌
講談社



海と月の迷路(下) (講談社文庫)
大沢 在昌
講談社


長崎県の軍艦島と呼ばれる端島を舞台にして描かれた作品です

かつては5000人が暮らしていた・・・本土との行き来はあるものの閉ざされた世界での人間関係
昭和34年に起きた事件を退職する警察学校の校長の荒巻が乞われて語りだす

まだ新米警官だった荒巻は島に二人しかいない警官の一人として派遣される
島には子供達に書道を教える妻のいる岩本巡査がいた
最初は親切であった岩本だが ある事件での荒巻の動きからひどく冷たい振舞いをするようになる

岩本は荒巻を信じず 事を荒立てる人間で自分の立場まで危うくするいわば「敵」のようにとらえたのだ
この平穏な生活を崩してほしくない
島のきまりを破ってはほしくないと


島の炭鉱 石炭ーこれによって暮らす人々には会社の人間 石炭を掘りだす鉱員 その他の雑多な作業をする組夫 組夫をまとめる組夫頭 
そして外勤係・・・・・
立場が違えば 揉め事は起きる

荒巻は公正であろうとしたー

家に帰ることができなかった少女が行方不明となり水死死体で見つかる
事故死で片付けられたが組夫の長谷川の言葉に荒巻は検死に立ち会った看護婦の言動を思い出し 調べ始めた


長谷川は刑事であったことが分かる
犯人を追って事故に遭い足が不自由になり退職し 今は島の組夫となっているが彼はある事件の犯人のことを忘れてはいなかった

少女をレイプし殺す そして少しの髪を切り奪い去る


島でも8年前に同じことをされた少女がいたことが分かる

一人こつこつと手際悪くも真摯に調べる荒巻

誰を信じていいのか


岩本とはこじれたまま

彼を白眼視する人間が多い中 荒巻の心の救いは子供達の挨拶とある美しい娘の存在

淡い恋情


そして再び事件が起きる
未遂とはなったが女の子が暴行されそうになった


魚の呼び方などから荒巻は誰が犯人か気付く

祭りの夜 店を休んでいた男


事件が起きて 島に殺人犯がいると言う荒巻の言葉が嘘でなかったと悟る幾人かの人間

それでも変わらない岩本


そして犯人との対決
本性を現した犯人


強い台風が島を襲う中
逃げ出した犯人を追って島を走る荒巻

頼りになる腕っぷしの強い組夫頭の小宮山と元刑事の長谷川は犯人について調べる為に本土に渡っていて戻ってこれない

荒れる海へ逃げ出そうとする犯人・・・


しかし!


己の未熟さゆえに犯人を生きたまま逮捕できなかったことを荒巻は悔やむ

その後 荒巻の得た一つの幸せ


満月になるとー少女を襲いたくなる犯人 その押さえられない衝動

ごく普通の善人の顔で普段は暮らしている人間


親切なのに 一つこじれるととても意地悪くもなる人間
しかし誤解がとければー

単純なのか複雑なのか 人という生き物


様々な人間が登場しますが 読み終えて思うのはこの作品の主人公は軍艦島だなと
軍艦島の現在は廃墟となってしまった建物

殆ど全てつながっていたという住居 店 学校

何処からか誰かの視線にさらされている生活空間

作品の中で軍艦島は生きています
そこに暮らす人々も


波が強いと島の階段にかかる 雨のように降りかかる場所がある

石炭で真っ黒になった人々が道を歩き風呂に行きー

軍艦のように見える島で かつて多くの人間が暮らしていた

閉山されるまで

今は廃墟

映画やドラマのロケ地にも使われたりしている
人々の暮らしの跡が


叔父が軍艦島のことを知っていて 軍艦島に暮らす人は いい生活をしていたのだと話してくれたことがあります
そうした話も思い出しながら 読んでおりました


食べたものから

2016-12-17 09:40:06 | 子供のこと身辺雑記
トマト鍋です





友人が送ってくれたもの
鶏ひき肉のお団子・手羽元・もも肉・トマトスープのセットであとはキャベツとか人参とかなどの野菜やキノコを加えて煮るだけ

しつこくなくてあっさりして体が温まる
美味しかったです



最近は冷たいままより皮をむいて切ってから電子レンジ加熱5分ほどでリンゴを食べています