夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

希望する返事は来ないもの

2017-03-13 21:20:04 | 子供のこと身辺雑記
眼科行きだったのですが 少し時間がかかりました

光線を当てたり 目の写真をとったりー

そんな影響でしばらく目が光りを見ると乱反射するような丸い光が放射線状に見えるので

夕方に姑の家へ行く時には 必要以上に安全運転

姑の家からの帰り道 もう近くまで帰ってきていると長男から連絡が入って

帰りに買い物する予定だったけれど 変更して駅まで長男を迎えに行き「ついでに近くで食べて帰ろうか」って
言ったらー
長男が「お寿司」

ううん 私はね駅前の喫茶店とか近場のラーメン屋さんかうどん屋さんなどをイメージしていたんだけどな
なんか しんどかったし

しんどいから買い物も日延ばしにしたのにね

まあ しゃあないか 家から遠くなると言っても

車だと片道10分も変わらないし 

幸い 駐車場も空いていて車も停めやすくて 待ち時間も無しにテーブル席に座れた回転寿司屋さん






桜鯛のロール寿司を最後にして デザート(私は杏仁豆腐 長男はメロン)のつもりで注文したら
先に来たのはデザート

暫く待ってもロール寿司来ないから 先にデザート食べたらー
美味しかったけど この最後のちっちゃなロール寿司が思いのほか胃にどっしりとこたえました^^;

このひと皿が象(豚を通り越しています・笑)のもと・・・なのだわ^^;

長男は 久しぶりにお寿司が食べたかったそうな

これから長男に 何が食べたい?と聞くのは止めようかな

消えた花を惜しんで・3

2017-03-13 20:40:49 | ひとりごと
少女時代は週刊マーガレットの黄金期(呼ぶのは私だけですが^^;)だったと思っています
山本鈴美香先生「エースをねらえ!」
池田理代子先生「ベルサイユのバラ」

木原としえ(後に敏江と改名)先生の「天まであがれ!」ほか読み切りも

40年以上前なんで全部の作品は覚えておりませんが とっても充実しており毎号楽しみでした

それでも雑誌連載当時は これがアニメ化されたり実写化されるとは思ってませんでした

宝塚歌劇団が舞台化すると雑誌に記事が出た時は驚いたものです

オスカルは無理だろうと思っておりました
でも榛名由梨さんがオスカルを横に置いて その舞台化粧をしているという記事を読んだ時には ファンの気持とイメージを大切にしてくれていると嬉しかったものです

原作のイメージへの誠実さ
榛名由梨さんのオスカル

その後 繰り返し宝塚歌劇で上演されるようになる「ベルサイユのバラ」


明日海りおさんのフェルゼン 花乃まりあさんのマリー・アントワネットで台湾公演


































短時間での舞台は その昔の原作ファンからすればー
これは原作を知らない台湾の方々には理解しにくいのでは?と危ぶまれるものではあります

そんな中 演じられる方々は頑張っておられたなと

オスカルもアンドレも短い出番ながら

扮装はもう美しくてね まんま漫画の登場人物
特に柚香光さんのオスカルは メインでの物語がー舞台が観たいと思うほど 似合っておりました


ショーの宝塚幻想曲は「カリスタの海に抱かれて」でもトップの明日海りおさんの花魁!?女性姿がとても美しくて そっからの男性姿への早変わりも素晴らしく美しくて 盛りだくさんで目を惹かれた大好きな作品でした

台湾公演での花組の方々の様子を映したDVDも楽しいです


宙組から移ってきて・・・・初めての海外公演
花乃まりあさんは娘役トップとして 色々なことを乗り越えてこられたのだろうと思いながら 収録された練習風景なども繰り返し眺めております



消えた花を惜しんで・2

2017-03-13 14:57:55 | ひとりごと
「ドリアン・グレイの肖像」で著名な作家オスカー・ワイルドが19世紀末に書いた喜劇「真面目が肝心」を宝塚歌劇団が2005年に「Ernest in Love(アーネスト・イン・ラブ」のタイトルにて上演

2015年花組の花乃まりあトップ娘役お披露目公演として また2016年にも同じ花組にて再演された
























ちょっと食いしん坊で朝寝坊の貴族の青年アルジャーノン・モンクリーフ(芹香斗亜)の執事レイン(高翔みず希)は サンドイッチの為のキュウリを配達した八百屋や出入りの人間から代金を請求され「世の中 貴族がいないと困る」と随分な言い訳ですっとぼける

次に登場するのは主人公のジャック・ワージング(明日海りお)彼は恋するグウェンドレン・フェアファックス(花乃まりあ)嬢へどうプロポーズすればいいか悩んでいる
仕えるパーキンス(夕霧らい)にプロポーズの方法について尋ねるも「上流階級のことはわかりません」-と助けにはならない

求婚の方法を教えてくれる学校があればいいのにーとまで歌っている

でもパーキンスはグウェンドレンがイトコのアルジャノンを母親と訪ねる予定を聞き出し ジャックも行くだろうとグウェンドレンの侍女を通じて伝えてもらっている

ジャックは鞄に入った赤ん坊として発見された自分を養子にして育ててくれた恩人の孫のセシリィ・カデュー(城妃美伶)の後見人であり屋敷のある田舎では 後見人らしく品行方正な堅物として通しているため 自由を求めてロンドンに道楽者で厄介事ばかり引き起こすアーネストとなる架空の存在の弟をこしらえてーロンドンではアーネストと名乗っていた

同じ頃 仕度をするグウェンドレンは今日こそアーネストがプロポーズしてくれるはずと帽子選びに余念がない
どんな独身を誓った男性の目も惹きつけ 心を動かす素敵な帽子

彼女は言う 男性がお天気の話ばかりする時は 続けて本当はプロポーズしたがっている
そういうものだ
それに もう独身は(女性にとって)流行りじゃない

「アーネスト」という名前の青年と信じて愛しているグウェンドレン

アルジャノンの家へと向かうジャックもグウェンドレンも恋するあまり誰を見てもお互いに見えるーと

このグウェンドレンを演じる花乃まりあさんの声を聴いていて 聞き覚えのようなものを感じました

松坂慶子さんの若い頃のお声に似ておられるのです 少し
 
そしてドレス姿からはやはりお若い頃の舞台での栗原小巻さんの雰囲気が何処か漂って見えました

せっかくレインが用意したキュウリのサンドイッチが好きなアルジャノンの伯母にしてグウェンドレンの母親ブラックネル用の そのサンドイッチを食べるアルジャノン
ジャックにも分けてくれない

この時代 キュウリのサンドイッチは贅沢なものだったようです
ジャック「キュウリのサンドイッチか 贅沢だなあ」

午後は紅茶とキュウリのサンドイッチ

先日 ジャックが忘れていった金のシガレットケースの中を見たアルジャノンは ジャックの正体に疑問を持ち追及
グウェンドレンとの結婚は僕が許さない

そこでジャックは本当は自分の名前はアーネストではないこととその理由を白状
アルジャノンは 僕のバンパリーと同じだと笑う
アルジャノンも架空のバンパリーという友人をでっちあげ 彼が重病なので見舞いに行くーと遊びに出かけるのだと

意気投合し ブラックネルを引き受ける間にグウェンドレンにプロポーズしろと言うアルジャノン
お礼に食事を奢ってくれたらいいからと

さてブラックネルと娘のグウェンドレンが登場

が!伯母のブラックネル用のきゅうりのサンドイッチは食べてしまってたアルジャノン
執事のレインは「今日は胡瓜が手に入りませんでした」

曲選びにアルジャノンが別室にブラックネルと行ったあと

ジャックはまずお天気の話から始めようとするもー

察しの良いーというか早くプロポーズしてほしいグウェンドレンは お天気の話はいいからーと

そして漸く愛を告げることのできたジャックを急かせる
何しろグウェンドレンの母親ブラックネルには「急に戻ってくる」ことがあるらしい

更にグウェンドレンは言葉を重ねる
わたしは そのプロポーズを承諾するつもりなのだと

ここまで言われリャ安心してプロポーズできて当然ーですが 一つ大きな問題がありました

グウェンドレンの夢は「アーネストという名前の人間にプロポーズされること」であったそうな

ジャックなんて名前はとんでもない

その言葉に「洗礼しなきゃ(名前を変える)」とジャック

けれど部屋に戻ってきたブラックネルはグウェンドレンを馬車に行かせてから ジャックの財産 生い立ちを聞いて
親が分からない素性のはっきりしない人間は娘の結婚相手として認められない
ハンドバッグは母親じゃないー


ブラックネルの帰って行った後 部屋に戻ってきたアルジャノンは求婚はうまくいっただろうと結婚の歌をハミング
が!ジャックからブラックネルの反対を聞いて とりあえず約束の食事をおごってもらおうと出掛けようとー
そこにグウェンドレンが 帰宅の馬車の中で母親からジャックの生い立ちを聞き 感動したと戻ってきます
「アルジャノン 向こうをむいていて」
素直に壁の方をむくアルジャノン

もしも結婚できずに 何回も他の人と結婚することになってもー愛しているーとグウェンドレン

(ジャックと結婚できなかったら 結婚しないーという選択はないらしい・笑)

それでも感動してグウェンドレンを抱きしめるジャック

ジャックがグウェンドレンに話す田舎の屋敷の住所を盗み聞き 「二幕で会いましょう」
ーとジャックの屋敷へ向かうらしいアルジャノン
目当ては好奇心をそそられたジャックが後見しているセシリィに会うこと

そして第二幕

家庭教師のプリズム(芽吹幸奈)と勉強中のセシリィ
プリズムがチャジュスル牧師(夕霧らい)と散歩に出かけたところへアルジャノン登場
ジャックの弟のアーネストと名乗っています

セシリイもアーネストという名前の人間に想像募らせ 秘密の日記を書いていました

可憐でちょっと突飛な言動のセシリイに惹きつけられるアルジャノン

そこへ流れるのは一幕でジャックがグウェンドレンに向けた愛の歌を歌い始めた時の曲
ーああ 遂に僕にもこの時が!

ところがセシリイも言うのです
アーネストという名前の人間にずうっと恋していたのだと

アルジャノンなんて名前は駄目だーと言われてしまいます

そこでアルジャノンが思いついたのも「洗礼を受ける」でした
教会に大切な用事があるーと走り去ります


一人になったセシリイの所へ今度現れたのは愛するアーネスト(ジャック)を訪ねてきたグウェンドレン
初対面から意気投合した二人ですが 互いの婚約者の名前がアーネストであると知り とっても険悪になります

言い合う二人

ジャックは訪ねてくれたグウェンドレンの姿に感激

抱きしめようと階段を駆け下りてきますがー

ジャックがセシリイは後見してる娘で彼女とは婚約していないと話して やっとキスを許すグウェンドレン

しかしアーネストじゃない 本当の名前はジャックと


そして戻ってきたアルジャノン
グウェンドレンはイトコだ 彼女とは婚約していないー
そこでセシリィにキスをさせてもらえるアルジャノン

するとグウェンドレンが彼の名前はアルジャノンと


女性二人は 騙されていたという共通事項で一致団結

男二人を庭に置いて屋敷へ入ってしまいます

ジャックは弟のアーネストは死んだーと屋敷に戻ってきていた(愛しのグウェンドレンに求愛したし もう息抜きの存在は不要だから さっさと「殺した」)

が!アルジャノンがアーネストと名乗って突然現れた為に バタバタする笑える場面もね ありました
笑える場面 いっぱいあります


どうにか愛する女性の怒りを解かなきゃーって必死のジャック
マフィン食べだす食いしん坊で呑気なアルジャノン


言い訳より正直に謝ろうとアルジャノンもひっぱっていくジャック
残るマフィンに未練を見せるアルジャノン

ジャック「君に会う為にロンドンに来たかったからー」

アルジャノン「セシリイに会う為にアーネストの名前を使った」

二人の言葉にそれぞれの女性は怒りも解けて 抱き合う恋人たち


しかしそこへグウェンドレンを捜すのに大勢の使用人を連れたブラックネル

持参金と相続財産のあるセシリイと借金だらけのアルジャノンの結婚は認めますが

ジャックのことは認めてくれません


本当の家族が欲しかったひとりぼっちの男の子のことを考えてほしいージャックの生い立ちはグウェンドレンの胸ばかりか他の人々の心にも響くのに

けれど ここで登場のプリズム

実はプリズムは28年前 自分の書いた小説と赤ん坊を入れ替えてしまったことがありました
小説は乳母車に 赤ん坊はハンドバッグに

この大失策から プリズムは姿を消したのです

ジャックが取って来た赤ん坊の自分が入っていた鞄こそ プリズムのもの

プリズムにママ~~と追いかけまわすジャック
私は独身ですーと逃げるプリズム

ブラックネルは教えます あなたはわたしの わたしの妹の子供
つまりアルジャノンの兄になる

本当の名前はー

ブラックネルも父親と同じ名前をつけたとしか覚えていない 
アルジャノンも自分が一歳の時に死んだ父親の名前を憶えておらず 紳士録からわかった名前はー

アーネストだった

ジャックの本当の名前はアーネストで アルジャノンって放蕩者(だった)弟もいたし 愛するグウェンドレンには何一つ嘘はついていなかった

そして大団円

チャジュスル牧師とプリズムも良い雰囲気だし ジャック(アーネスト)とグウェンドレン アルジャノンとセシリイも幸せに


何回 観ても幸せな気分になれる作品です

なんといっても笑えるところがいっぱい


「真面目が肝心」について より詳しく知りたい方は ウィキペディアをどうぞ↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E9%9D%A2%E7%9B%AE%E3%81%8C%E8%82%9D%E5%BF%83

登場人物の名前にも さまざな由来や意味があるようです
でもね!
そんな しちめんどうなことは どうでも^^;いいから お芝居と歌を素直に楽しんでほしいと 私は思います