夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

山本一力著「銀しゃり」 (小学館時代小説文庫)

2020-12-09 00:01:12 | 本と雑誌

 

 

本の帯に「千客万来  ほんのり甘い杮鮨

実直な鮨職人・新吉と、誠を貫こうとする武士・小西秋之助は立場を超え、友情を深めていく。」

 

 

吉野家で修業をし 暖簾分けを許されて「三ッ木鮨」の看板をあげて自分の店を持った新吉

米の炊け具合から拘り すし飯の味にも工夫を重ねていく

 

知り合いの蕎麦屋台の夫婦に金を出した挙句に裏切られ苦い思いもある小西だが 新吉の商いのやりよう 人柄を見込み智恵も授ける

小西の下男の新兵衛がまたひとかどの人物で

 

新吉と年が同じ棒手振の順平 その妹で気性も器量も良いおけい

 

客で来たおあきが気になる新吉

おあきの亭主が戻ってきて

 

 

新吉は おけいの良さに気付く

 

ところが順平の乗った船がひっくりかえり 順平は行方不明に

 

兄を案じて弱るおけい

 

小西から借りた金を踏み倒し 逃げた夫婦が戻ってきて目と鼻の先で商売していると知り怒る新吉

 

そのごたごたで行った番屋に 記憶を失った順平がいた

 

新吉も順平も小西に仲人を頼み揃っての式を挙げることに

 

 

物語は明るく終わります

 

解説は末國善己さん