夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

イブも半日過ぎました

2016-12-24 14:07:27 | 子供のこと身辺雑記
長い付き合い(私が独身時代から)の植木屋さんなので 毎年「暇になったらお願いします」
そんな感じでお仕事していただいています

我が家に来られるのはここ10年ばかし同じ方で 勝手知ったるーふうなのがとてもラクです
(なんでも最初 大型犬が平気な犬好きな人ーで選ばれたとか)

玄関の横の松を一番に片付けてもらって 今年もお正月前にすっきりできて良かったです







お仕事してるの見ると 松ってもうなんて面倒なんだと思いますがー(自分じゃ絶対にできません・・;)

今年は枇杷を重点的に小さくしてもらいました

まず勢いを止めておきましょうと植木屋さん





かなりすっきりしました

来年はもっともっと小さくしてくださるそうで 嬉しいです

あんまり大きくなると実も取れないし 面倒なので






ついでに写した水仙
庭のあちこちから集団で 群れで出てきます

むかしむかしにちょこっと植えたのが どんどん増えました


今日は少しはマジメに作ったビーフシチュー
漬けておいて薄力粉もまぶした肉を薄切りニンニクと一緒にオリーブ油で炒めてから圧力鍋に



玉葱も色が付くくらいまでしっかり炒めて圧力鍋に

じゃがいもと人参もトマトもさっと炒めてから圧力鍋に ローレルの葉っぱやローズマリーも少し入れて煮込みます
水は入れてません
赤ワインを少しだけ



圧力が抜けたら 今度はデミグラスソースを加えて ケチャップを少し入れて煮て味付けの仕上げなど






例によってタジン鍋で卵とじゃがいもも皮つきのまま茹で蒸し
皮をむいて潰したじゃがいも・茹で卵切りで小さくしたゆで卵・輪切りにした胡瓜・適当に切ったハム
これをタルタルソースで混ぜて 最後にすり胡麻なども混ぜ込むポテトサラダ



簡単だけど美味しいんですよ
(-と自分で言っておこう・笑)










迷惑メールーこんなのが届きました

2016-12-24 10:15:16 | 子供のこと身辺雑記
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(特定通-信記録開示による記載)

貴殿[本メ=ー*ルアドレス所有者]に記録された『個別通*信契約未納金』に関して、各債権者からの申立てにより、仮差押申立ての手続きを開始する事を通知致します。

・通知方法
[各管理機関の通*信記録物等管理要領により規定される]

・個人情報 保=管*対 象
メ ー ルマガジン、動 画サイト、ニュースアプリ、SNSサイト、写|真共有サービス等、無=料期間中(初期設定含む)に解約されていない為、継続課金対象となっております。
請求の停止および端末通 信契約の解約を希望される場合は下記より合意解-約_申|請を行って下さい。
コンテンツの解約は利用者自身の端末からしか行えません。

貴殿の登録情報がある情報サイトにおいて利用料金の未納が続いた為、提携個人信用情報機関より回収の任を受けています。
現在、履歴のあるWEBコンテンツにおいて無*料期間中に解約処理の申告が行われず、登録料金、月額料金及び遅延損害金が発生しています。

▼未払い記録情報
請求金額 926,500円(遅延損害金含む)
指定期限 本通知後24時間以内.

但し、継続利用の意思がない場合は、必ず合意解 約_申 請を行ってください。
合意解=約=申-請成立により、未納分の支払いは免除となります。

▼合意解約について▼
本通知確認後、速やかに本状より解約の申請を行った場合は、発生している未納金および損害金の支払いが免除され、登録情報の削除が行えます。
当方での代行手続きにより該当コンテンツの解約処理完了時に本状および貴殿の個人情報は削除され、当該請求が停止および免除となります。
完了時、希望する場合にはデータ消去証明書等を発行します。

↓申請の手続き方法↓
継続利用の意思が無く未納分の支払い免除措置を希望する場合は、本状を閲覧後、本メ=ー-ルに「合意解-約-申_請」と記入の上そのままご返信下さい。

※必ず本状が受信されたアドレスからご返信下さい。
その他のアドレスからではご本人確認が取れず申請が無効となります。

[警告] 本状を閲覧したにも関わらず放置した場合は、身元調査の上、差押処分を必ず行います。
[警告]本状による合意解約有効期日は通達日より1日以内です。

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一切 身に覚えがありませんので「迷惑メール」として処理いたしました

これまで各種支払いを遅延したことは当方ございません

どこのどなたかも不明な相手に連絡を取るつもりは今後一切ございません

どっかの「ド厚かましい詐欺犯罪の泥棒さん」に騙される人間が出ないように!

クリスマス・イブによりにもよって おかしなの寄越すんじゃねえや
馬鹿野郎!

これがこちらのお返事です

あっかんべ~~~~!!!!!!

最終回から 少し

2016-12-23 19:41:19 | テレビ番組
「ドクターX ~外科医・大門未知子~」 

前回から大門未知子(米倉涼子)と城之内博美(内田有紀)の女の友情ーこれが こう胸に来てました
認めているから厳しい言葉も言うけれど でもね

倒れた博美の病状は良くなくてー大門の腕を持ってしても手術が成功するかどうかは分からないー
いえ 多分無理・・・・・
だからシングルマザーの博美は中国の大富豪から契約金をたくさん取り娘の舞(藤井杏奈)にお金を遺そうと考える

「クリスマスは上海で娘と過ごしたいんです」
話し合いの場に居合わせたスーパードクターと呼ばれる北野亮(滝藤賢一)は私服の博美の美しさに目を止める
どうして今まで気づかなかったのかー博美との距離を埋めようとするがー
北野「超タイプです 一緒に上海へ行きましょう」

勝手に退院した博美の行方を案じる大門

その様子に神原晶(岸部一徳)がこっそり博美にメールを送ると 北野とツーショットの博美の画像も送信されてくる

大門「あんたメンクイのくせに北野なんかの何処がいいの」
―英語ーなんて さらりとかわす博美


次期大統領候補の その名もレオナルド・スコップ(チャールズ・グラバー)と夫人のダイアナ(ジェニー・スキッドモア)がそれぞれの治療で入院したいと来院していた

ダイアナは「唯一無二の歌」が面白いらしく その機嫌をとろうと蛭間重勝(西田敏行)は 西園寺猛司(吉田鋼太郎)と黄川田高之(生瀬克久)と三人でその奇妙な歌を歌うのだった

北野は手術の助手に大門を指名する
一度は断る大門だが 北野が超高価かつ高性能なIREナイフを手術で使うと聞き 居合わせた医師が驚く中ーそれが第三助手でも引き受ける
大門「致します わたし 趣味 手術なんで」

北野の手術は無事に終わるが その手術中もずうっと大門は時々苦しそうな博美の様子を気にかけフォローの声もかけていた

そしてIREナイフをかなり大胆に持って出ようとするも原守(鈴木浩介)と加地秀樹(勝村政信)に止められる
「〇千万円の万引き見逃せるわけないでしょう」

大門の視線の先にいたのは博美
逃げるように出ていく博美だが 大門が追いかける
大門「まだ生きてもらわなきゃ困るの 大丈夫」(わたし 失敗しないのでーとの言葉が続くはずだった)
博美「その先は言わなくてもわかってる 本当は こわい どんなに危険なオペになるか私が一番わかっているから」

大門に縋るような博美「お願い・・・大門先生」



大門「大丈夫 わたし失敗しないので」




そうして こっそりと それでもオペ室を使い手術を始める大門

助手として手伝うのは原と加地
原「(大門と博美の)友情に感動しました」
加地「万引きしたこともなー」(少し呆れた口調で)

手術を進めていく大門
「ナビゲーターなしでも手順 頭に入っているのか」-と感心する加地

上からは神原が見守っている

しかし大門の手が止まる IREナイフを持ってしても全部は取り切れないー
博美の心臓が持たないのだ

加地「お前 失敗しないんだろ」

神原の助言「未知子 閉じなさい」


病室で博美目覚める「終わったんだ」
暗い表情の大門に「大門のそんな顔 初めて見た いいから本当のこと言って」

大門「全部は取り除けなかった」

博美「そうか・・・世界一信頼してる人に手術してもらったんだもの それだけでも十分」

そこに黄川田が入ってくる「大門 IREナイフ盗んだって本当か しかも無断で手術室開けてー」
そして博美に目をやり大門に「あ・・・ちょっと来い」

博美は大門がしてくれたことを知ります

蛭間の部屋で とぼけた表情で腰を折り一礼する大門「わたしが 悪うございました」

蛭間「ふふ・・・あなた いい根性をしてるねえ」

黄川田「警察に突き出したらどうでしょうか また(万引き)やらかしますよ」

なだめるように蛭間「今回のことやらかしたのも相棒の城之内先生を救いたい一心からしたんでしょう? 
そんな大門先生を黄川田クン 警察に突き出すなんて わたし するわけないじゃないの」

(蛭間の小芝居感が凄いです)
広報部長の南幾子(草刈民代)が無表情なのに意味ありげな雰囲気を漂わせています



大門「つまり お咎めなしってこと?」そして軽く首を振り「何か裏がありそう」

蛭間「あなたのような優秀な医者 人材はね やっぱり組織に入るべきだと思うんですよ この蛭間の傘下に入りー」
言いかけたところで大門「致しませ~~~ん」

蛭間「はや・・・!」

「病院長がせっかくー」と咎める黄川田

その言葉を遮るようにクールに南「病院長 例の件・・・」

蛭間「あ・・・そうそう 大門先生 あなたにオペの依頼が あの殺到しています」
南「全部セレブばかりです 今回のペナルティとしてこのオペを全部こなしてもらいます」

大門「御意」

蛭間「そのこなしたオペ 全部タダでやってもらいたいの だってーこれはペナルティーだからね」

大門「但し こっちにも条件がある」

蛭間「お~~~なんでしょう」

大門「城之内先生を今年いっぱい特別室に居させて しかもタダで」

城之内のいる特別室に北野が来ている



北野「王超の病院があなたとの契約を白紙にしたいと言ってきました」

博美「わかりました 」

北野「病気のことを何故打ち明けてくれなかったんですか 博美さんが大門先生に執刀を頼んだことで少なからずショックを受けています
何故 わたしではなく彼女にー」

博美「それは・・・」

北野「それは?」



博美「大門先生の方がうまいから」

北野 見舞いにと持ってきていた花を落としてしまう

博美「色々と有難うございました 奥様とお幸せにー」



北野「・・・・・」



無言 受けたショックが大きかったのかよろめきずっこけながら病室を出ていく北野




病院の屋上で大門 「わたし・・・絶対あきらめないので」



くるりと向きをかえてカンカンとヒールの音を響かせて決意も新たに屋上を後にする


そして王超(矢野浩二)との交渉の部屋にいる大門「わたし 上海に行ってもいいですよ その代わり 契約金はキャッシュで下さい」

王超「いいでしょう あなただったら言い値で払おう」

大門「交渉成立?」



そこへサングラスで部屋に入りかける加地「ニイハオ」
しかしすぐに「さよなら」と部屋を出ていく



通訳「いくら?欲しいんですか はっきりと金額をおっしゃって下さい」

そこまで考えていなかった大門は困って指を3本立てて 覗うように「これ・・・」
(小さく300万じゃ高すぎたー)
部屋の外でドアの隙間から首を振る加地)

王超と通訳の会話「3億とはふっかけてきたな」

大門「払うの 払わないの」

(城之内の為にと現金を確保したい大門 こういう交渉なら神原に頼めばよかったのにね)

通訳「このお話は白紙でー」

大門「え~~~っ 結構ケチじゃん じゃあさ100万でいいや お金いるんだってばー」

王超「なんだってー 外へ連れ出せ!」

部屋から追い出されながら大門「ケチ!」

ケタ間違ってると加地ー


その頃 王超の引き抜きに焦る蛭間は「退職する人間が出たら あなた方辞めてもらいますよ」などと西園寺と黄川田に言う

副院長の久保東子(泉ピン子)は「時すでに遅し 覆水盆に返らず」

「短い間ですがお世話になりました」と北野が退職届けを出す

蛭間「北野クン! わたしはね あなたにこの病院去られたら 大変困ります  ねえ思いとどまってくれませんかね
あなたの言うこと なんでも聞きますよー
辞めないで お願いしますよ 」

土下座する蛭間・黄川田・西園寺

しかし北野は「止めて下さい こういうの
答はノーです
わたしは医局員の頃 あなた達にクズ呼ばわりされた
メスを握るどころか 助手もさせてもらえませんでした」


西園寺「そんな事 根に持ってんのかよ~」

北野「自ら手に入れたスキルであなた達をひざまずかせたかった」

黄川田「だからこうして膝まずいているじゃないか」

北野「しかし!教授連中のレベルが低いので勝ったところで何の意味もない
わたしがここにいる理由はもう何もない!」

北野は部屋を出て行く


自分の部屋で食事をしていた副院長の東子は南に気付き「何 そんなところに突っ立てんのよ 気味悪い」
南「副院長 わたしと組みませんか」


病院の中で大門が博美の車椅子を押して会話をしている

博美「神様って意地悪だね シングルマザーにこんな(病気の)こと」

立ち上がり博美「わたしに残されているのは どのくらいかなあ あと三か月?」

大門「余命なんてね 医者が自分の責任逃れにするための言い訳なの」



大門「ねえ会っておきたい男なんていないの?」

博美「残念ながら いませんなぁ~」



博美「病気がわかってからさぁ~自分がいなくなったあとの心配ばかりしてたのよ 
舞にちゃあんとお金残さなきゃって
だけど本当にお金なんかじゃなくってさァ もっとねえ 生きていたいんだ
舞がプリマになるの見たいし なれなかったらその時は一緒に泣きたァい」
軽くうなずいて大門「うん・・・」





博美「恋もしたいし いい男と再婚したかったのよね」

博美と大門 二人で笑い合う

博美「あとね~一回でいいから麻雀で三倍満であがりたかったな」

大門「あ・・・うん」



博美「わかる?」 大門「うん」

博美「それから大門みたいにこうやってナマ足でミニスカートはいて歩きたかったのよね あとね~」

大門「まだあるの けっこう欲張りだなあ」

博美「もっとオペがしたかった 」
大門「!」







博美「手術場は緊張の連続でさ 怖くて逃げたくなることもあるけど でも患者さんのバイタルの音を聞いていると・・・自分も生きているって感じる
 すごく密度の濃い時間を患者さんと生きてるって
大門さんならわかるでしょ
そういうオペー
大門さんと もっとたくさんしたかったなあ」



泣きそうなのをこらえている大門




夜も調べ続ける大門は まだ城之内のことを諦めてはいない



加地「失敗じゃないけどー自分にはどうしようもなかったってのはー医者なら誰もが経験している
人智の及ばない領域がー」




クリスマス 舞が神原名医紹介所に母親の博美に会いに来る



博美から話があると言われて「結婚するの」と目を輝かせる舞

博美「ちがう ちがう そんなんじゃなくてー」



神原「取敢えず食べましょうよ ね・・・・」

大門「食べよ 焼肉でクリスマスなんて最高だよね」

博美「わたしも一口食べよ うんおいしい」



神原「無理しなくていいのよ」

博美「ううん 本当においしい」

大門 そういう博美の様子を見ていて「病院 行こう」
大好きな肉を食べるのもやめて声をかける

博美「え・・・どうして・・・・」

神原「お肉いっぱい残っているじゃない」

大門「とにかく行こう! 舞とアキラさんはゆっくり食べてて」
博美をひっぱり連れて行く

病院で検査しモニター観て 「やった~」と声を弾ませる大門

博美に「ダウンステージだよ」と教える

博美「どういうこと? オペで全部とれなかったんでしょう」

大門「IREナイフで可能な限り 癌細胞を死滅させればステージをさげることができるかもしれない それに賭けたの」

博美「じゃあ?」

大門「すぐにオペすれば根治できる 神様はそんなに意地悪じゃないよ」

抱き合って泣く二人




辞表を提出する久保東子

蛭間「あなたも辞めますか」

白水里果(田中道子)がダイアナの陣痛が始まったと知らせる

蛭間「オペ室を使いなさい」


そこに大門が入ってくる「ねえ 今すぐオペ室を使わせて」

「お願い」と言う大門に蛭間は「だめ 無理 無理 スコップ夫人がー」

大門「お願いします!」と頭を下げるがー

すると東子「ここは何処の国の病院?」と声を高くして蛭間を詰問

蛭間「日本です
それが何か」

東子「日本人が税金払ってる国立大学病院を使えない? 外国人が金持ちが占領して使えないなんておかしいでしょ?」



(大門 たぶん今まで「嫌なババア」と思っていたであろう東子を見る目が変わる)

蛭間「院長の苦労も知らんと~黙ってろ!」

無視して東子「早くオペの準備をしなさい」大門に言う


スコップ氏「妻は痛みに弱いからー」無痛分娩ができるというこの病院を選んだのだがー

運ばれるダイアナに東子が近付く「出産は病気じゃない! アンタだったら普通で大丈夫!」

スコップ氏「何をするんだ!」

東子「ジャパニーズ助産婦の資格を持つアタシが取り上げてやるって言ってんの シャラップ」

スコップ氏「止めろ! こんなに苦しんでいるじゃないか」

東子「しっかりしなさいよ ハズバンド」

そして呼吸の仕方を教える ヒーヒーフー ヒーヒーフー




大門の手術の手伝いで加地と原が登場

加地「デートの約束キャンセルして来てやったぞ」

原「カンカンなのは王超ですよ 加地先生 数千万の契約すっとばしてきたんですよ」



大門「ありがとう」




舞「ママの話ってなんだったんだろう」
歩きながら神原に問いかける舞
神原「お祈りしましょ」と教会へ行く



教会で神原「舞ちゃん ママはね病気なの」
舞「どこが悪いの」

神原「すい臓がんという病気でね かなり悪いの でも大丈夫  大門未知子がついているから」



オペ室を見下ろして西園寺と黄川田



黄川田「何やっているんだ」
西園寺「今度こそクビだぞ」

クビだ クビだと喚く西園寺

原「聞こえています」



大門「わたし どうせバイトなので」



加地「我々 バイトの助手なので」


自分の部屋でモニターを見て蛭間は慌てる「スコップのオペ やってないじゃないか」


博美の手術は進むが出血が止まらない

まずい
血圧低下

そこへ現れたのは北野!



手術を手伝ってくれる

蛭間も手術を見にきた
「ああ・・・大門」




教会では舞が祈っている「ママを助けて お願い・・・」
神原も祈る「神様 大門未知子にお力をお貸しください」




大門「絶対 諦めないから」



自分に言い聞かせるように大門「わたし 失敗しないので」





分娩室では東子が笑顔で赤ん坊を取り上げていた
東子「パパにそっくり 元気な男の子です」

笑顔のスコップ氏「イッツ ビューティフル」





手術は無事に終わった

「よくやった みっちゃん」「デーモンお疲れさん」「お疲れ様」
北野も英語でねぎらう

「みんなのおかげで いいオペできました メリークリスマス」と言ってオペ室を出ていく大門

他の医師たちも「メリークリスマス」と返す




手術を見ていた黄川田と西園寺「メリークリスマス」と 抱き合って喜ぶ
蛭間「諸君 病院長からメリークリスマス サンキュー ミラクル あは・・・」と笑い声ももらす

オペ室から出た大門 大きく安堵の息ついて爽やかな笑顔に


やがてー新年の上海 王超国際クリニックの新年の挨拶が行われています





王超の挨拶「王超国際クリニックはえりすぐりのドクターを迎え本日ここにオープンしました
代表して世界の北野にスピーチを」



北野「医学に国境はありません 新しい地で我々は更に頂点を目指します」
得意満面の北野の前に久保東子が現れる
「もっとガラス磨いて!」

「どうしてここにー」驚く北野

「院長の久保東子です」と満面の笑顔の東子

なんてこったいって表情の北野
早速東子「この病院の掃除のしかたがなってない 正しい日本の精神をびしびしー」



日本の病院から医師たちの「ここに来てまで」というような表情

東子「御意 御意は~~~」と返事を促す
医師たちから「御意」とかえってくると「~ん~~~ぐふふふ」と笑う
顔を両手でおさえる北野



すっかり淋しくなった中で挨拶をする声にも力の無い蛭間「あ そうだ みんな もうちょっと前につめようか 前にね」





原「ずいぶん減りましたね~」
加地「言うな それを 本当なら今頃 俺も上海に 何 笑ってるんだ お前 誘われてもないくせに」
ただ笑っている原


南登場「最後に感動的なスピーチ 有難うございました」ーと一礼する

蛭間「まだ終わってないよ」

理事長が入ってきて「医局員を大量に引き抜かれた責任を取ってもらう 蛭間重勝 第十六分院(知床病院)に異動を命じる」

蛭間「南くん 南く~~ん」



南「私も上海とつながっておりました」
眼鏡をはずしくるりとターン はじけた口調で挨拶して出ていく

茫然とする蛭間の前に神原がメロンと請求書を持って登場
「明けましておめでとうございます」
神原「うちの大門未知子と城之内博美がお世話になりました 去年の請求書です」

たとえ蛭間がここの院長でなくなっても去年の分は蛭間に請求すると神原

そんな蛭間からは白水までもメロン二つ抱えて逃げていくのだった

西園寺と黄川田も知床病院へはついてはいかない


一人淋しく唯一無二の歌を歌う蛭間


病室で博美と舞が話している
舞「ママまたロンドンからお手紙書くね」

諦めていた命だけれど助かった だから舞も夢をあきらめてはだめと話す博美「舞 奇跡ってさ 神様でなく人間が起こすものかもしれないね
ね~ロンドンにいい男いるかなあ~」

舞「うん マイケル」
博美「マイケル~~~」

その楽しそうな母娘の会話を病室の外で訊き笑顔になる大門



ナレーター「これは一匹狼の女医の話である」


愛猫ベン・ケーシーを抱いてる神原「未知子 何処へ行っちゃったのかしら
次は無人島にでも行っちゃったのかしら ねえ ベン・ケーシー」

ーと そこへ大門が入ってくる「あ~よく寝た~ アキラさん お腹すいた」

神原「いたの~ 寝すぎじゃない」

などと話しているところへ 宅配便の男「こんにちは~冷凍のお届け物です」

東子から上海の冷凍餃子が届いたのだった
喜ぶ未知子

宅配便の男(古坂大魔王 もしくはピコ太郎)「ここにサインを御願いします」

サインするペンを捜す神原に「アイハブアペン~」と胡散臭い笑顔でペンを差し出す宅配便の男







「ア・ン」とペンを落とす

そしてよろめき胸をおさえ倒れた



大門「アキラさん 救急車お願い 心筋梗塞の疑い」

神原「わかった」と電話をかけにいく

宅配便の男「死ぬんですかね」

大門「大丈夫 死なさない」

神原が医療道具を持ってくる「はい未知子」

ナレーター「たとえば この女 群れを嫌い 権威 束縛を嫌い専門医のライセンスとたたき上げのスキルだけが彼女の武器だ」

大門「わたし 失敗しないので」


ナレーター「外科医 大門未知子 またの名を ドクターX」







クリスマス・イブだって手抜き(頼りはお肉屋さん~~~)

2016-12-23 19:31:28 | 子供のこと身辺雑記
明日は庭に植木屋さんが朝から入るので 今日のうちにお肉屋さんに行ってきました

でもって姑の家にも夕方届けてー

一日早いけど長男のお昼にもう出してしまったチキンと唐揚げ(味見ってことにしておこう・笑)





そしてシュトーレン


明日はこれに薄切り焼き豚とローストビーフが加わります





お肉屋さんがタレもつけてくれているので これをかけるだけ(^^♪



ビーフシチューもお肉の下味つけて 野菜もむいて切って袋にいれて冷蔵庫に
明日は作るだけ

ちょこちょこっとお皿に盛って植木屋さんのお昼にも出すつもりなんです

おやつに出すケーキもお菓子も買ってきたし これで忘れ物はないはずーたぶん^^;




一足早いクリスマス気分を味わいました♪

2016-12-23 01:53:13 | テレビ番組
「クリスマス オン アイス 2016」から
(失礼ながら敬称略で書かせていただきます)

解説 八木沼純子
実況小島秀公
リポート インタビュー 須黒清華



住吉りをん 13歳 2016全日本ノービスA優勝
「くるみ割り人形」
トリプルアクセル以外の3回転ジャンプを全て飛べるそうです
片手上げてのジャンプもありました
初めてのアイスショーでの演技とか
揺れるポニーテール
滑っている姿は可憐です

滑り終えて「楽しかったです」そしてクリスマスの質問には「クリスマスは今年もプレゼントが欲しいです」
ーと可愛い答でした




ラトビアのデニス・ヴァシリェフス 17歳 2016年ユース五輪 銀メダル
「bring Him Home」
この夏からステファン・ランビエールのコーチを受けているとか
端正な滑りは気品が漂い美しいです
演技を終えたあとのはにかんだような笑顔も微笑ましかったです






浅田舞 2006年世界選手権6位
「オー・シャンゼリゼ」
ソロのショーは新しい挑戦とか
ダブルアクセルも決めておりました

最初はコートを着て登場
演技の途中で脱ぎます



観ている人をハッピーにしたいとこのショーの為に作ったプログラム
演技の中で投げキッスもあり溌剌とした姿を見せてくれました

八木沼「華やかで明るくとてもチャーミングなスケートだったと思います」
やはり(観客の)楽しませ方を知っているなーとも



演技終了後のインタビューでの浅田舞の言葉「今年は(フイギュアスケートに)復帰したシーズンなので 来年も沢山の方にフイギュアスケートを見せることができたら 幸せな年になるんじゃないかと思っています」




カナダのエラッジ・バルデ 2014年カナダ選手権4位
「MIMS-Move」by T-Pain-Church」
演技は客席からスタート
人気のある選手だけにお客さんもこの笑顔です!

最初はうまく踊れない演技を こけてみせたりもします



眼鏡が外れるとすっごくうまく踊れるーってお約束かな
氷上でのバク転を軽々とー
本当に素晴らしく軽やかな



寝っ転がって演技終了
楽しいショーを見せてくれます






鈴木明子 「Ave Maria」
新しい衣装なのだそうです
「人間味溢れるマリアを表現したい」という意図の演技とか
(ちょっとすっぽ抜けたようなジャンプが気になりましたが まさかそこが人間らしいマリアの演技のつもりでもないのでしょうけれど)

鈴木明子「クリスマスっぽい中にも神聖さ」を出したかったーなどと演技後に話しておられました





フランスのブライアン・ジュベール 2007年世界選手権 金メダル
「ハレルヤ」
温かな気持ちにさせてくれる優しさにみちた演技でした



慈愛に満ちたー与える気持ちが伝わるような





演技後の言葉から「とても幸せな気分です 日本で滑ることはいつも嬉しく感じています
特に日本のファンはフイギュアスケートを愛しているからね
いつも応援してくれてありがとう 日本のファンをとても愛しています

メリークリスマス&ハッピーニューイヤー 皆さまの幸せと健康を祈っています」





カナダのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ 2014年世界選手権 銀メダル
「マイケル・ジャクソン メドレー」



この夏からニコライ・モロゾフ コーチの指導を受けているとか
女優のような美女
素晴らしく息が合っていて楽しいプログラムです




織田信成 2006年四大陸選手権優勝
コブクロの「蕾」をクリス・ハートと村上佳佑の生歌での演技です



八木沼純子「リンクが小さく見えるほど 素晴らしい演技だった」

演技後の言葉から「すごく大好きな曲で今回は自分で振り付けたナンバーなんですが 大切な人を思う気持ちとか考えながら滑っていたので
そういう気持ちがお客さんに少しでも伝えることができたかなと すごく幸せな気持ちです」

ー来年はどんな年にしたいかーという質問に答えて
「今年はすごく初めてのことを多く経験させていただいたので あの リオ五輪も初めて観戦させていただいてーすごく感動しましたし
ジャパン・オープンにも3年ぶりに出させていただいて すごく楽しかった
この成長させていただいたことを糧に来年も頑張りたいと思います」





ロシアのイリヤ・クーリック 1998年長野五輪 金メダル
「I Pray on Christmas」
現役時代と遜色ない滑りでした





アメリカのメリル・デービス&チャーリー・ホワイト 2014年ソチ五輪 金メダル
グローリー・ゴスペル・シンガーズの生歌で「The prayer」
現役の選手としては引退を宣言していますが 美しい演技に翳りはありません





高橋大輔 バンクーバー五輪 銅メダル




ステファン・ランビエール 2006年 トリノ五輪 銀メダル

「Antem」二人のコラボ演技です



滑り終えてのインタビューから

高橋「いや~楽しかったです 気持ちよかったです ちょっとしたミスはあったんですけれど まぁ気持ちよく滑れました」



ステファン「大輔とファンとステージを共にできたことを とても嬉しく感謝しています」

高橋「ちょっとずつね ちょっとずつ お互いもっと(練習する?)時間があればーもっとよくできた でも一緒に滑ることができてとても光栄です」



ステファン「(高橋に)ショーに呼んでくれてありがとう」



ステファン「日本で滑れること そして大輔とコラボできて感謝しています 一曲を通して二人だけの初めてのコラボはとても楽しかったし ぜひまた一緒に滑りたいです」







荒川静香 2006年 トリノ五輪 金メダル
クリス・ハートの生歌で「My Grown up Christmas List」
少し気になったのはジャンプの着地でちょっとよろけたように見えたこと 振付か演技かもしれませんが
練習する時間を取るのは大変でしょうし 生歌とのコラボは滑りにくかったのかもしれません

演技後の言葉から「家族と過ごす時間をすごく大切に思いながらー」
滑っておられたそうです




グローリー・ゴスペル・シンガーズの歌で「The Lords Prayer」





高橋大輔とクリス・ハートのトークがあります
互いに「一年は早かったですよ」「ですよ」と言い合っております

クリス・ハート「皆さんと(今年も)こんなに楽しい時間を過ごせるなんて嬉しいですよ」
そして高橋に尋ねます「今年の一番嬉しかったことは?」



高橋「嬉しかったこと え~~と」
体の向きを変えて



高橋「嬉しかったこと そうですね やっぱり色々ありすぎるんですけど ダンスをさせていただいたりとか 大変でもあったんですが
楽しかった」



クリス「欲しいプレゼントは?」



高橋「欲しいプレゼントですか 雪ですかね やっぱりホワイトクリスマスで」




高橋「まぁーね・・・・皆さん お待ちかねだと思うんで」

クリス「今年もよろしかったら 歌をー」



クリス・ハートは「クリスマス・イブ」を歌います ~雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろ~~~♪
歌声が耳にも心にも優しく響きます

次に織田信成の演技の時に一緒に歌った村上佳佑さんが紹介されます





「まもりたい ~この両手の中~」
♪~まもりたい~届けたい~~~~






エラッジ・バルデ またもや客席からの登場です



「Uptown Funk」

今回も鮮やかなバク転を見せてくれます
本当にサービス精神いっぱいのお方なんです




演技後のインタビューで「みんなが思わず踊ってしまうような楽しいプログラムを心がけています
今回も日本のファンがすごく楽しんでくれて盛り上がっていたと思うよ



来年は 平昌五輪につながる とても大事なシーズンです
でも今はまず今シーズンをしっかりと乗り越えていきたいし そしてファンを楽しませるような演技に集中したいと思っています







カナダのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ
「Baby it‘S cold outside」
大好きな彼女に帰ってほしくない男 彼の「帰ってほしくない」気持ちは 彼女に通じるのか?
そんなプログラムとか
とってもロマンチックなナンバー
彼の気持は 通じたかな?



演技後のインタビューから
ケイトリン「クリスマスを日本の皆さんと一緒に楽しむことができて本当に幸せです
今年 日本に来るのは二度目ですが本当に楽しみにしていました
日本のファンは温かく迎えてくれるので 第2の故郷のようです」







アンドリュー「みんなを心から愛しています いつも応援してくれて有難うございます」



ケイトリンが日本語で「ドウモ アリガトウゴザイマス」



ケイトリン「応援してくれてありがとう また日本に戻ってきたいです」





グループ・ナンバー
「White Wonderland」
クリスマスの街角で偶然出会った幸せであふれているープログラムだそうです

住吉りをんと織田信成は娘と父親の設定で雪だるまを作ったり楽しそうにしているのだそうな




ブライアン・ジュベールと荒川静香は夫婦という設定



でもって鈴木明子とデニス・ヴァシリエフスは ちょっと意地悪く母と息子の組み合わせかと 思いました




イリヤ・クーリックの登場で曲が変わります「クリスマスを我が家で」



ちょっと切ない歌声が流れます

ここでのクーリックの滑りは圧巻でした
素晴らしかったです





スイスのステファン・ランビエール
「Let it Snow」
楽しく軽やかに笑顔を絶やすことなくの演技でした



ステファン「本当にこのアイスショーで演技ができてとても幸せです このショーは家族や友人と一緒に過ごせる そんな大切な時間だと思っています
こうしてファンと一緒に時間を過ごせてとても嬉しいです



全てのファンへ メリークリスマス



2017年が最高に幸せで健康に過ごせるように願っています チャオ!」






アメリカのメリル・デービス&チャーリー・ホワイト
「Have Yourself ā Merry Little Christmas」
ペアを結成してから20年目 子供の頃からお互いをよく知っており 一緒に滑るのが楽しいのだとか










高橋大輔 クリス・ハートの生歌で「The Song Of Christmas」



新プログラムだそうです
クリス・ハートの魂に沁みるような歌声と見事なシンクロ





フィナーレは「Jesu Joy of Man‘S Desiring」







「Christmas Baby Please Come Home」









最後までお客さんに楽しんでほしいーそんな気持ちが伝わってきました


さてショー終了後 感想を聞かれて
高橋「いや もう 最初から最後までお客さんが盛り上がってくれたから



愉しんでいただけてるかなと思いながら滑ることができて楽しいクリスマスでした



今日 何とか気持ちよく滑ることができて 僕の方がどうも有難うございました

今年一年は自分にとっては何か新しい経験をさせてもらったりしたんで ま 本当に難しいことばかりだったんですけど すごくいい経験をしたなと

そうですね
来年はまた色んなことを吸収できる一年になったらいいなと思います




クリスマスのメッセージですか え~~~皆さん 
ちょっと もう一回 いいですか? なんて言おう

皆さん ハッピー メリークリスマス」


ーとね 番組が終わったのだけれども

いつかまた高橋大輔と浅田真央のコラボを見たい!!!!!って思います

↓2014年のこれ 良かったですよね~~~~

















荻原浩著「ママの狙撃銃」(双葉文庫)

2016-12-22 14:31:13 | 本と雑誌
ママの狙撃銃 新装版 (双葉文庫)
荻原 浩
双葉社


おじいちゃんのエドがアメリカ人だった曜子は 母のカレンが死んでから10年間 アメリカで暮らした
オクラホマの農場で暮らす祖父は別の仕事も持っていた

人に依頼され殺す 報酬と引き換えに

護身もかねてエドから銃の撃ち方も教えられた曜子は 死期近いエドの代わりに仕事を請け負うことになる

エドの死と共に現れた有象無象の親戚たちにより 当然受けるべく遺産も取り上げられ 僅かな金だけで日本に帰国することとなった曜子

少し頼りない夫とごく普通の結婚をし二人の子供の親となりマイホームも手に入れて ごくごく普通の人間として暮らしてきた

ところが夫は会社を辞めたい 新しい会社を友人と起こすと言い出す
そして娘は学校でいじめにあっているようだった

再びKから電話がかかってくる

仕事(殺人)をしてほしい


ただ一つ手元に残しておいたエドの銃

この生活を守るために 家族の為に

今一度だけ

そんな思いで曜子は仕事をする

そうして殺した人間の亡霊を傍らに見ることになる
それでもー


それが人を殺すということ

娘をいじめる根性の良くない少女をお仕置きし・・・

再びの仕事の依頼で曜子はKの正体を知る

Kは曜子の知る人物だった
ずうっと曜子を見守ってくれていた

Kは自分の人生を終わらせることを願っていた

この仕事のあと 曜子は自分も死のうとする・・・・・

でもエドは「死に方」だけは曜子に教えてくれていなかった

幼い息子の呼び声がする


曜子の選択は「死」ではなかった・・・・・




銃をそのまま持ち歩けないので分解して組み立てるのですが その部品を隠すのがお買い物野菜の中だったり 見舞いの花束であったりもします

人を殺してしまったらーその相手の幻影をみるのでしょうか

それは人それぞれであるような気もします

罪悪感

曜子は殺人を仕事として割り切れる人間ではないようです

忘れられるでしょうか

日々の生活のうちに 記憶が遠ざかっていくのでしょうか
夢の中のことのようにー

朝から薄暗く眠いです

2016-12-22 10:09:56 | 子供のこと身辺雑記






今日は風が強くて庭の木もかなり揺れています
(しかし静止画像では分からないのだった^^;)
雨も降っておりますがー

全国的にお天気は荒れ模様なのだとか

妙に怠くて眠くって 一時間ばかし横になろうか思案中です

冬至です

2016-12-21 22:14:20 | 子供のこと身辺雑記




長男に今日は冬至だから柚子風呂よーと言ったら・・・

朝ご飯を食べながら長男が言いました「夜が一番長いといやらしいね」


ーやった ネタもらい~~と新聞にメモ書きする私

長男「息子が変なことを言うてんのやから止めんかい!!!!」

ふっふっふ 一度 口から出た言葉は取り消せないんだよ(笑)

有難くネタに使わせていただきます

止めるなんて とんでもない
今後とも期待しております

「赤い靴」 (1948年 イギリス映画)

2016-12-21 21:07:30 | 映画
赤い靴 デジタルリマスター・エディション Blu-ray
クリエーター情報なし
紀伊國屋書店


マイケル・パウエル監督

ヴィクトリア(ヴィッキー)・ペイジ - モイラ・シアラー: 良家出身のバレリーナ その才能をボリスに見いだされ主役に抜擢されるが恋を選んで全てを失う

ボリス・レルモントフ - アントン・ウォルブルック(英語版): レルモントフ・バレエ団の団長 ヴィッキーのプリマとしての才能を愛するがゆえに 恋に落ちた二人を許せなかった

ジュリアン・クラスター - マリウス・ゴーリング(英語版): 若き作曲家 ヴィッキーと愛し合ったことによりボリスの怒りを買う

イヴァン・ボレスラウスキー - ロバート・ヘルプマン: バレエダンサー

セルゲイ・ラトフ - アルベルト・バッサーマン: 舞台装置家。デザイナー

グリシャ・リュボフ - レオニード・マシーン: バレエダンサー。振付師

イリナ・ボロンスカヤ - リュドミラ・チェリーナ: バレエ団のプリマ 結婚により団を去った

リヴィングストン(リヴィ)・モンターニュ - エズモンド・ナイト(英語版): バレエ団の楽長

パルマー教授 - オースティン・トレヴァー(英語版): ジュリアンの師匠


私が少女時代に「りぼん」に連載された山岸凉子先生のバレエ漫画「アラベスク」に「赤い靴」に主演した美貌の女優モイラ・シアラーと映画のことが少し出てきます

アンデルセン原作の童話「赤い靴」
赤い靴を履いたがために踊ることをやめられず 踊り続けて死んでしまう少女

映画「赤い靴」の中では この「赤い靴」に題材をとったバレエの舞台がかなりの長さで描かれます

余りにも古い映画なので この映画は観られないと諦めておりましたが この映画をリスペクトするマーティン・スコセッシ監督により甦りました

こちらのサイトさんが とても丁寧に上手に映画の筋をまとめておられます↓

http://movie.walkerplus.com/mv15340/

もう一つ♫↓こちらのサイトさんも詳しいです↓

http://marieantoinette.himegimi.jp/mvredshoes.html

こちらの感想にも「愛」が感じられました↓


http://blog.goo.ne.jp/fuwafu-wa/e/112bc8b3c1544c77332efae3542a5c80



レルモントフ・バレエ団のプリマだったイリナは結婚が決まり 団の仲間から祝福を受けるが 団長のボリスは冷たく彼女をクビにする
イリナ「あの人には 人の心がないのよ」

ボリスはヴィッキーを新作バレエの主役に抜擢する
ボリス「雨の日曜日だった」

初めてヴィッキーの踊りを観た日のことを忘れていないボリス

ボリス「マーキュリ―劇場で踊っていたように情熱を持って踊ってほしい」

また「君を世界一のバレリーナにしたい」とも

このあたりはバレエ団の団長としてこれからスターにしたい人間に対する言葉よりも恋の告白のようです

ヴィッキーの為の音楽と知って張り切って 他の人間が作ったろくでもない作品に 次から次へアイデアを出し曲をつくりあげるジュリアン

ー生きるとは 踊ること


練習で時にジュリアンとやりあいながら ボリスの指導 アドバイスのもと 作品の主人公そのものになっていくヴィッキー

初舞台の前に緊張し「踊りを忘れた」と怯えるヴィッキーにボリスは言います
「君を信じているから わたしは全然緊張していない」

そうして美しくも恐ろしい舞台は大成功でした

店で赤い靴持って その靴の履き手を待ち構えている悪魔
色々な娘がその赤い靴を欲しがりますが売りません
悪魔の目に敵う娘が現れました
青年がひきとめても娘は赤い靴に魅入られー靴の方も娘を追いかけるように動きます

そうしてとうとう娘は赤い靴をはいてしまいました

ああー

悪魔はニンマリ

踊り続ける娘は踊りをやめることができません

ぼろぼろになってもー

ずっとずうっと

神父様に縋っても 足が止まってくれません

それでも神父様の腕の中に娘は倒れ 赤い靴は脱がしてもらえましたがー赤い靴が足から離れたその時には もう娘の命はありませんでした

そしてまた悪魔は店に赤い靴を置いて待つのです



舞台は大評判

それからヴィッキーは次から次に主役の舞台をこなすようになります

ボリスはそんな輝けるスターとなったヴィッキーを食事に誘おうと 海岸沿いの一番の店「ラ・レセルブ」に予約を入れるように言いますが

ヴィッキーが見つかりません
団の人間の誕生日祝いの集まりにヴィッキーがいるかと思って参加しますが ヴィッキーはジュリアンと時間を過ごしておりました

二人が愛し合っていることを確認するボリス

ジュリアンを団から追い出しますが ヴィッキーはジュリアンを選びました

二人は結婚します
バレエ音楽だけが音楽ではない
ジュリアンはオペラを作ろうとしていました

ボリスはジュリアンが団にいる間に作った曲は使わせないとか様々な妨害をします

クビにしたイリナを再び主役にしてみたり

挙句にヴィッキーがバレエと愛するジュリアンとの間で板挟みになるように追い込みました

彼女はー

彼女が選んだのは「死」でした

飛び降りた彼女
駆け付けるジュリアン

あまりの大怪我で血だらけのヴィッキー
「助からない」と言われます

ヴィッキー「ジュリアン」

ジュリアン「なんだい」

ヴィッキー「赤い靴を脱がして」


舞台で踊る予定で履いていた赤いトゥシューズ
血に染まった・・・・

主役のいない舞台の幕があいています

沈痛かつ茫然とした表情で舞台をみるボリス



 
主演のモイラ・シアラーさんは1950年に結婚して2006年に80歳で死去

映画「赤い靴」
BSプレミアムの放送により観ることができました

映画の中の舞台「赤い靴」だけでも観る価値はあります











今年もあと十日ちょっと

2016-12-19 10:35:07 | 子供のこと身辺雑記
12月21日が冬至ということで南瓜を買ってきました

忘れないように柚子と柚子湯の入浴剤も





なんでも仏壇に供える私^^;



南瓜の横の赤い箱は 長男が私の誕生日に買ってきてくれたスタバのクリスマス限定ブレンドのコーヒー



その横にはクリスマス期間のみパン屋さんで売られるシュトーレン
シュトーレンはドイツの伝統的なクリスマスのお菓子
「ドイツのクリスマスWeihnachten(ヴァイナハテン)は、約4週間前の待降節(Advente アドベント)の開始とともに
準備が始まります。 
街ではクリスマスマーケットが開かれ、樅の小枝で編んだ環の上に4本のローソクが立てられ、この頃シュトーレンも作られます。
シュトーレンの粉糖は聖夜に降る雪を表し、その形の由来には飼馬桶と薪など幾つもの説があります。
クリスマスから数えて4回前の日曜日に最初のローソクに火を灯し、シュトーレンを少しずつ薄く切って食べていきます。
4本のローソク全てに火が灯り、シュトーレンを食べきると クリスマスを迎えます」

ーというお菓子なのだそうです

好きなので売られ始めると あちこちのパン屋さんで買ってきて薄く切ったのを冷蔵庫に入れておいて おやつに頂いています
それぞれのお店で味が違うので

今日は車の点検で
明日は姑の家の庭に植木屋さんが入るのでお店にお弁当を頼んでいます
お弁当を受け取ってー間に出すおやつや飲み物なども用意して朝から姑の家へ行く予定です

我が家の庭は24日に植木屋さんが入ります

丁度クリスマス・イブなので こちらはクリスマスらしい食事を出そうと決めています

25日は長男が理髪店行き 予約を入れています
お正月前にさっぱりしないと
長男は学校の忘年会が27日だし

私もお正月前に美容院に行っておかないと

暫くはカレンダーとにらめっこして予定を立てて 一つ一つ用事を片付けていかないと無事に新年を迎えられません(笑)


夕飯から

2016-12-19 00:59:01 | 子供のこと身辺雑記
山口の叔父から蟹が届いたので♪急遽カニすきに夕食を変更です
蟹は食べやすいように殻も切ってあり食べやすかったです





蟹に敬意を表して?!大好きなストウブの鍋で



丁度 買っていた紅白のお餅も入れてみました

美味しいものは さっさと食べてしまうのです(笑)

「赤穂浪士」(1961年 日本映画)

2016-12-18 10:58:34 | 映画
赤穂浪士 [DVD]
クリエーター情報なし
東映ビデオ



東映創立10周年記念
大佛次郎原作
松田定次監督

昭和36年の作品です

大石内蔵助(片岡千恵蔵)

脇坂淡路守(中村錦之助ー後年「萬屋錦之助」と改名)

堀部安兵衛(東 千代之介)

浅野内匠頭(大川橋蔵)

仙(丘さとみ)

お咲(桜町弘子)

おはる(三原有美子)

おやえ(藤田佳子)

桜(花園ひろみ)

瑤泉院(大川恵子)

傅吉(中村賀津雄)

大石主悦(松方弘樹)

上杉綱憲(里見浩太朗)

柳沢出羽守(柳 永二郎)

梶川与惣兵衛(宇佐美淳史)

松造(堺駿二)

全助(田中春男)

佐吉(多々良純)

赤垣源蔵(加賀邦男)

千代(長谷川祐見子)

おりく(花柳小菊)

梶(青山京子)

浮橋太夫(千原しのぶ)

およね(木暮実千代)

立花左近(大河内傳次郎)

清水一角(近衛十四郎)

片岡源佐衛門(山形勲)

堀部弥兵衛(薄田研二)

多門傳八郎(進藤英太郎)

堀田隼人(大友柳太朗)

吉良上野介(月形龍之介)

千坂兵部(市川右太衛門)


町の高札にいたずら書きをされている
それは時の権力者 柳沢出羽守を揶揄したものであった
高札を書き換えても再び金権政治を皮肉った言葉が添えられている

深編笠の浪人・堀田隼人は吉良が柳沢に贈り 柳沢が送り返した金の茶釜を奪いーこれが吉良から柳沢への賄賂の品と高札の下に晒す

堀田を追う全助は見失い 堀田を庇う人間により堀田の着物を着ていた浅野家家臣・堀部安兵衛が追う相手かと思い込む

この誤解により浅野内匠頭は更に吉良よりいびられることになる 今までも嫌がらせを受けていたのに・・・

柳沢は吉良に言う
「主君の浅野がいたぶられたゆえの家臣の腹いせ もっといたぶっておやりなされ 他の(賄賂を嫌がる)清廉潔白へのみせしめになりもうそう」
などと吉良上野介をけしかけるのであった


一方 淡路守は吉良から連日いじめられていると噂を聞いて案じており浅野内匠頭の屋敷を訪ねる「窶れが顔に出ておるぞ」

同じ頃 堀田隼人は清水一角らとの斬り合いになるも堀部安兵衛が助太刀に入り事なきを得る


浅野の屋敷には江戸での噂を聞いた赤穂の国元の家臣達が殿を励ます為に競うように釣った浜焼きの鯛が届けられていた
淡路守が訪ねてくれている折も折
喜ぶ浅野内匠頭
久々の明るい笑顔となる
松之亟(のちの主悦 大石内蔵助の長男)の釣った鯛をことのほか喜ぶ内匠頭

淡路守は内蔵助の釣った鯛を選び 長居をしたと暇を告げるが別れ際にも辛抱するように励ましの言葉をかけていく

家臣達にも懐かしい国の味を味わうようにと鯛の浜焼きを分ける内匠頭

淡路守の父も以前 吉良にいじめられ 藩や子供のことを思って歯を食いしばって耐えたのだ
ならぬ堪忍するが堪忍
吉良は人ではない 犬猫だ そんな畜生相手に怒るなと

そんな淡路守に内匠頭の正室も感謝の言葉を「淡路殿の心づかい 嬉しゅうございます」
饗応役としての礼儀作法を教える役にある吉良上野介であるがもらう賄賂で態度を使い分ける

挨拶に鰹節しか寄越さなかった内匠頭をイモ侍・田舎侍 世間が分かっていない 自分を馬鹿にしているーなどなど色々吉良は思っている
つまりは賄賂寄越せ もっとええもん寄越さんかいアホウ!である

淡路守は見送りの片岡源左衛門にどういう品を吉良に贈ったかを聞いて嘆息する
たとえ主君が言おうとも・・・見合った品を届けて事なきを得てから 主君の命にさからいましてーと腹を切るのがーと
内匠頭と同じ饗応役をなった大名は豪勢な品々を吉良に届けていた

心正しい者が報われるとは限らない

辛抱すれば良いのだ いかほどの辱めを受けようとも 内匠頭はそう覚悟していた
後少しで終るのだからーなんと罵られようとも


そして吉良上野介はもっともっと内匠頭をいじめてやろう いびってやろうと決めていた


まずは迎える衣装が違う 烏帽子でなければならないのに尋ねてきた浅野の家臣に吉良は偽りを教えていた

それでも用心していた浅野の家臣が正しい衣装を届けてきており 吉良のいじめをあんまりと思う人間の助けもあり 内匠頭は急いで着替える

梶川はこのあとの運びなども教えてくれるがー
吉良が急ぐ浅野を止めて言いたい放題 罵り放題
挙句はこんな人間には大切な饗応役は任せておけぬ
他の人間に役目を変えるとまで言い出す
ー登城に遅れるような御仁に(役目を続けさせることは)はなはだ心もとない(自分が違う衣装を教えておいてねーー;)

だまらっしゃい!言い訳は武士の恥
教えられて育てられてきたーそれを牛のよだれみたくー

どの衣装を着るかは当然ご存じと思い 衣装を問われてもさて冗談かと冗談に返したに
その冗談を真に受けるとは
田舎侍が!
この上野介を逆恨みとは笑止千万(-などとも実に意地悪い口調で罵り続けあざ笑う)
まこと太平の世は楽なもの 能無しでも家臣のー


お役御免だけは どうか いかようにも詫びますると縋る内匠頭の頭を叩き腕を扇子ではらい「ええい!どかっしゃい!そのような手で触られては この上野介の着る物が汚れるわ」

堪えに堪えてきた浅野内匠頭

勝ち誇り 罵り続ける吉良上野介の言葉に 遂に遂に内匠頭の辛抱の糸が切れる
自分までならまだしも家臣のことまで こうまでひどく言われてはー
武士の意地 立たぬ・・・

抜いてはならない松の廊下
刀を抜いて吉良上野介に斬りかかり 額に傷を負わせる浅野内匠頭「覚えたか!」(この遺恨)

そんな浅野内匠頭を梶川が止める
内匠頭「お放し下され!今ひと太刀」

梶川「刃傷でござりまする!」

背中から梶川に押さえられ「武士の情けじゃ! 武士の情けじゃあ~~~~~」

人に支えられ額を押さえて吉良上野介は遠ざかって行ってしまう


この後 騒ぎに現れた淡路守は吉良上野介と行き会い わざとその身体に突き当たり「慮外者が!この脇坂の衣服を血で汚したな」と
丁度家紋についた血を示し 吉良を激しく打ち据える

せめてもの内匠頭の意趣返し
ー我慢できなかったかーその表情は暗い


吉良上野介の横暴をよく思っていない多門傳八郎は内匠頭の取調べに当たり 「乱心」であったのだろうと事を収めようとするも

その多門の温情は気付きつつも内匠頭は答える「(吉良上野介に)些かのお恨み・・・堪えがたき恥辱を加えられ 遺恨を持って刃傷に及んだ次第ー」
「一時の乱心という所業と思うが いかがじゃ」
となおも含みある言葉を向けてくれる多門なのだが
家臣の不憫とも言葉を重ねる内匠頭でもあった


浅野の家臣たちは殿の刃傷に大騒ぎするが古参の武士の言葉に一同涙するのであった
「余程 我慢のならぬことがあったのであろう 思えば殿がおいたわしい」


上杉家に養子に入った藩主の綱憲は 実の父の吉良上野介の身を案じ贈り物を持って柳沢に会う
柳沢は綱憲を労わり「何のおかまいもこれなくー」
対して浅野内匠頭は「ただちに切腹」と教える


切腹と決まったことを内匠頭に告げた多門は脇坂淡路守が吉良にしたことを教えてやり 吉良は傷重く寝込んでいるそうなーと言ってやる

内匠頭が粗末な庭で罪人として切腹で 事の原因を作った吉良上野介がおとがめなしは余りに片手落ちーこれまでの吉良上野介の所業や人としての評判からも思っているのだった
吉良上野介にいじめられた人間は浅野内匠頭だけでは無いゆえにー

駆け付けた家臣との対面も廊下で家臣は庭から見上げるのみ
これが最後というのにー


美しい辞世の句を遺し浅野内匠頭は切腹する

この事は赤穂にも知らせが行く
そして上杉家の家老の千坂兵部にも

上杉綱憲は千坂兵部に言う「わたしの父が嫌いであろう たとえどのようなお方であれ 綱憲にとっては大切な父上じゃ 兵部 お願いだ
父上を守ってくれ」


江戸の町では傳吉らが怒っている「片手落ちが気に入らない 江戸は喧嘩は両成敗と決まっているんで」

吉良上野介を守る為に腕の立つ浪人を集める清水一角ら
以前 立ち会ったことのある堀田隼人を誘おうとする

赤穂城では大石内蔵助が浅野内匠頭の辞世の句を家臣らの前で読み上げる
「風さそう 花よりもなお 我はまた 春の名残りを いかにとやせん」

泣き崩れる家臣達



千坂兵部と大石内蔵助は若い時代からの友であった その親友がいかなる運命のいたずらか敵として向かわなければいけなくなる
千坂から大石に届く文

松之亟は内匠頭から可愛がられており 仏前に供える為の釣に出たが 涙が溢れて止まらず手元が狂い こうした魚しか釣れなかったと
「さぁ お召し上がりくださいませ」


一方 堀田隼人を怪しくおもう全助はつけている
もう一人 吉良方の密偵お仙もつけていた

この二人の尾行に隼人は気付いており連れの佐吉に話す

隼人は大石の親戚筋の男で堀田家に養子に入ったが 吉良上野介の為に切腹となりお家断絶

同じく吉良上野介に恨みがあるのだった

佐吉は隼人が若様と呼ばれた時代から仕えている


赤穂城は明け渡しすることになる

大石は話す 内蔵助がどんな手を打とうと兵部殿には手に取るようにー
ただ一つ こちらには命を賭けた者が50数名
千坂は ただ一人



城明け渡しの使者は脇坂淡路守 「内蔵助 案内いたせ」

掛け軸の「義」の一字にも目を止める

人払いして二人きりとなり「鯛の浜焼き 舌鼓を打って食ろうたわ」

大石「内蔵助 面目を施してございます」

脇坂は教えてやる 多門から聞いた話を
ー乱心の上であろうと言い含めたが 内匠頭は 乱心とあっては内匠頭が吉良殿を切った意趣が立ちません
家臣は不憫と存じますけれどー

吉良方から大石内蔵助への刺客が放たれる

刺客を放った武士をお仙は それは千坂様の考えとは違うことと その武士を殺した

大石内蔵助らを襲う刺客「天に代わって不忠不義の大石を斬る!」
大石内蔵助と同行の松之亟に伴の者
そこへ堀田隼人が顔を布でかくして現れ助太刀をする


その太刀筋から大石内蔵助は堀田隼人の素性に気付く

江戸では傅吉が城を明け渡し戦いもしなかった赤穂の家臣について毒づいている
そして知らずに居合わせた千坂兵部にどう思うか尋ねる

すると千坂兵部は大石らが仇討ちをする方に賭けると言うのだった

この頃 山科で遊び呆けてみせている大石内蔵助


自分の正体を怪しむ会話をしている堀田隼人の前に現れたお仙「教えてあげましょうか」

そして堀田隼人に「赤穂に縁のある者のはず」

堀田「いかにも しかし拙者はあほう浪士」ととぼける

そして「撃たれて死ぬ それもよかろう 大石のあのザマ(遊びうかれぶり)を見ては(生きる気持ちも無くなった)
撃て!」

銃を構えているお仙に言い お仙に撃たれて膝をつく隼人


大石内蔵助の放蕩ぶりの評判を聞いた千坂兵部の表情が暗くなる 何故ならば
「内蔵助 内蔵助 裸 裸でぶつかりおる これで腰抜けとの素振りを通し
俺を欺く為 いかなる破廉恥の所業をするとは

若き日 論じあった方策を内蔵助はしている
何一つ隠そうとせず 丸裸でわしにぶつかりおる
裸 裸で!」

血を吐くように言葉を吐き倒れる千坂兵部
彼は病身なのであった
千坂兵部の妻女「お医者様 お医者様を早く!」


江戸の堀部安兵衛から大石内蔵助に「千坂兵部が倒れた」と書状が届く

大石内蔵助「兵部をこのようにしたは この内蔵助」

江戸では町人姿となり吉良方の動向を探る赤穂の元家臣達

「(堀部)弥兵衛76歳 大事決行の前に命果てねば 何の貌(かんばせ)あって(あの世で)殿に御目通りかなうものか」

じりじりする想いで仇討ち決行の日を待っている


大石内蔵助が遂に京の山科を発つ

立花左近の名前を借りて 同じ宿に泊まり合わせた本物の立花左近(大河内傳次郎)はニセモノの正体見てやると大石内蔵助に会いに行く

そしてー立花左近の証拠の書状を「お目にかけるでござる」と大石が白紙を出した時に浅野の家紋に目を止めた

大石「いざ 御覧下され」

立花「いかにも左近殿に相違ござらん」

深く頭を下げる大石

左近 大石の本意を知る「左様 恐れ入り仕る ではこれにて (懐から出して)偽の身分証(実は九條家の家紋入りの正真正銘の身分証)なれど お役立て下さい
首尾よくー陰ながら(討ち入り成功を祈っております)」


左近にただ礼の挨拶をしに出向いた大石は廊下で千坂兵部と鉢合わせする

これが最後と生きた大石に出会うのは そう思い病身を押して出向いてくれた千坂兵部
ただ見つめ合う大石と千坂はすれ違い別れる

部屋に戻った大石は松之亟に言う「今宵 この場において元服いたせ」
これからは主悦(ちから)と名乗ることになる


お仙は撃った堀田隼人と暮らしていた「わたしは貴方の妻でございます」

討ち入りに参加してほしくないお仙
加わりたい隼人「俺の父も腹を切らされたのだ!」
お仙「嫌!嫌でございます」


吉良は腕を買い集めた浪人達を前に「皆 頼もしい これだけ集まれば心強い 来年3月までじゃ 春になって米沢に行くまで宜しく頼む」


傅吉は親方に呼ばれる
傅吉は親方の娘のお咲と賭けをしていた
お咲は赤穂の浪人達は討ち入りをする方に 傅吉はしない方に賭けている
お咲が勝てば傅吉は十年間ただ働きだ
傅吉はお咲に惚れてもいる
座敷には堀部安兵衛がいて傅吉を大石内蔵助に引き合わせる

大石内蔵助は傅吉に確かめてほしいことがあったのだ
吉良邸の絵図面 これに間違いがないかどうか

事の大きさに傅吉は言う「あっしがべらべらと べらとでもしゃべったらー(大石に見込んでのことーと言われて)
あっしを見こんで? あっしを・・・・・
赤穂の人は仇討ちをできねえほうに賭けている男ですぜ?
俺 俺みたいな奴をー」

畳替えを頼まれたのだと見咎められて言う傅吉だがー吉良の男達は信じず傅吉を激しく殴り暴行する

覚悟を決めている傅吉はぼろぼろになりながらも「さあ殺せ 殺しやがれ!」

屋敷外では心配そうに覗う堀部安兵衛ら



そして元禄15年12月14日
内匠頭の正室の瑤泉院に大石は会いに来ている
瑤泉院「松之亟は達者ですか」

大石は松之亟が元服したこと さる大名に召し抱えられたので暇乞いに来たのだと話す

瑤泉院「心からお祝い申そうぞ」
手に持った水晶の数珠を大石に贈る


その帰り 外で待っている堀田隼人がいた「なにとぞ このとらのすけの命の捨て場所を」

大石「ついて参れ」


その店の別室ではすでに討ち入りの支度をした赤穂の元家臣達が揃っている

討ち入り前の大石の言葉を部屋の外から聞いている堀田隼人

淋しそうな悟ったような表情になり一階へ階段を降りていく

大石内蔵助は店の人間に礼を言う「迷惑をかけたな 礼はゆっくりと冥途で」

よね「めでたくも御本懐をー」

よねは城代家老の屋敷で働いていた女性
この店の人間は皆 赤穂藩ゆかりの者であった

奥に控える隼人に声をかける大石「とらのすけ」

隼人「わかりました」
自分には討ち入りに参加する資格がないのだー気付いてしまった
彼等と共に死ぬ資格がない

隼人はお仙のいる長屋へ駆けて戻り 赤穂浪士が吉良邸に討ち入ることを伝える
そしてー討ち入りは魂を打ち込んだ赤穂浪士だけに許されることなのだー


雪の中 吉良邸に着いた赤穂浪士達は持ち場に散っていく
大石内蔵助の叩く太鼓の音が夜の中に響く
その音に目覚める清水一角
二刀流の清水一角は強い いかに強くても堀部安兵衛始め複数の浪士にかかられては斬られて落命

そうして探しても捜しても 吉良上野介が何処に隠れたのか見つからない

傷を負いながらも吉良邸を抜け出した男が上杉藩の屋敷に急を告げて死ぬ

槍を持ち家臣を連れて出ていこうとする上杉綱憲を止めるは千坂兵部

綱憲「その父上を見殺しに致せと言うのか」

千坂「さりながらこの者は吉良の人間 あなた様は上杉藩のー
上杉藩の為じゃ
この兵部が恐れるのは正義
片手落ちの政道 悪を憎む人々の正義感
上杉藩が出て行って赤穂浪士を皆殺しにしてはー万民は背を向けましょう

(どうしても行くというのならば)殿! 兵部を突き殺して 兵部の屍を越えてお出まし下さいませ」

千坂兵部はここで綱憲がうって出たならば お家断絶となった赤穂藩の二の舞にもなるとも言う


その頃 漸く隠れていた吉良上野介が見つかり 赤穂浪士達の前に引き据えられていた

白髪頭の白い寝間着姿
その顔には浅野内匠頭のつけた刃傷

大石「みしるし(首)頂戴仕る 覚悟召されい」


雪の中を赤穂浪士達が歩いてくる
道の両側には一目赤穂浪士を観ようとする町人たち

その中には深編笠を被った千坂兵部の姿もあった

頭に包帯巻いた傅吉は これも笑顔のお咲に話す「(賭けに負けて向こう十年 ただ働きなのだが)俺ァ 賭けに負けてこんな嬉しいことはない」

赤穂浪士の忠義の心をその主君の仇討ちの成功を口々に褒めたたえる人々の中を整然と進む赤穂浪士は橋を渡っていく


そして「終」の字が浮かび上がる


東映では別格の大スターでその専用の個室の位置から「西の御大」と呼ばれた市川右太衛門さん 「東の御大」と呼ばれた片岡千恵蔵さん
それぞれ普通の俳優さんより倍の広さの部屋であったとか

そしてこのお二人が同じ映画に出演される時には 台詞の量や出演者の名前の出る順番までにも気を使ったそうです
(もしくは家の場所から 片岡千恵蔵さんは「山の御大」 市川右太衛門さんは「北大路の御大」とも呼ばれたとか)

どちらかが より目立ってはいけないのだと周囲は大変であったのだとか


他にも大友柳太朗さん 里見浩太朗さん 大川橋蔵さん 萬屋錦之助さん 東千代之介さん 松方弘樹さんーとそれぞれ主役をはれる俳優さんが揃った豪華な映画です

悪役も多かった山形勲さんや進藤英太郎さんが 良い人間の役をしているーとこちらも面白いのですが

そうそう松方弘樹さんはお父様の近衛十四郎さんと父子共演でもありますね


堺駿二さんは堺正章さんのお父様になります

市川右太衛門さんは北大路欣也さんのお父様 当たり役は「旗本退屈男」シリーズの早乙女主水之介でした

これだけのスター俳優さんの中で得な役柄は中村賀津雄さんの職人の役かもしれません











「佐武と市捕物控~冬夏の章」(BS日テレ)2016年12月17日放送

2016-12-18 00:21:05 | テレビ番組
石ノ森章太郎氏の漫画を原作としてドラマ化されたシリーズ第二作

佐武(小池徹平)下っ引き いつかは岡っ引きになることを夢見ている若者 目をかけてくれる佐平次親分の娘のみどりを好いている

按摩の市(遠藤憲一)幼少時に馬に蹴られて目が見えなくなる 目は見えないが強い 腕が立つ 事あれば佐武を助けて一緒に「悪」と戦う

居酒屋「まるや」の女将 お伝(藤田弓子)

佐武の親分の岡っ引き・佐平次(内藤剛志)佐武を自分の息子のように可愛がり期待し鍛えて助言もくれる存在

勝 小吉 (里見浩太朗) 御家人ー後の勝海舟の父親 このドラマでは粋で酸いも甘いも嚙分けた人物として描かれている


佐平治親分の娘みどり(福田麻由子)佐武は大切な存在とは思っているのだがー

丹波屋の番頭・新吉(忍成修吾)丹波屋の酒に毒を入れる

酒問屋・伊勢屋の主人・藤兵衛(芋洗坂係長)「椋鳥」での毒酒事件の黒幕

蘭方医・池田抱庵(原田龍二)天才医師 名医ともてはやされているがー実は・・・・・

松岡清右門(寺田農)


主役の佐武を演じる小池徹平さんの言葉「あっという間の一年と言う気がしています 市役のエンケン(遠藤憲一)さんにお会いして「帰ってきた」という感じがした 
スタッフ達と再会して一気に「佐武と市」モードに入ったと感じました
(今回の作品「椋鳥」については)
初めて台本を読んだ時に切ない感じがしました
報われない感じがあったり救われない感があって 観ている方に伝わるのかなという思いがあるのですけれどー


(みどりについて)
みどりのことを大好きなんだろうって感じがしますね
みどりが一枚うわてーですけれど」


みどり役の福田麻由子さんの言葉
(佐武に対する想いは)
「幼馴染のような 家族のようなーみどりの中で佐武への恋はずっとあってー大切な存在なのかなって思います」


遠藤憲一さんの言葉「原作も勿論 脚本も面白いのですけれど 二作目ができるのは嬉しいです
この鬘が二時間かけての扮装
二作目の撮影はまさか夏場じゃねえなと思っていたら・・・まだ暑い時期の撮影で(京都はことのほか 暑いのだとか)
(暑さが)こわい反面 楽しみと入り交じりながら撮影に入りました

役作りはスレスレの線 思いっきりやれるぎりぎりのー
なるべく愛嬌のあるキャラにしたいのとで作りました
生まれて初めてこんなに(役を)作りました
でも 楽しいです

小学生の時 初めて観た映画が「座頭市」だった
目の見えない役は大変」

(殺陣にも苦労されているそうです)



常連が集まり情報交換の場であり和みの場でもある「まるや」の女将役の藤田弓子さんは とにかく明るさ 観た方が笑顔になれるキャラをこころがけているそうです


佐平治親分役の内藤剛志さん「(佐武のことは)ずばり(自分の)子供だと思っている 自分の息子のように思っている 危険な目にあってほしくない
いっぱしの男になるのも期待しています ドラマについては活劇・チャンバラ 謎解きの楽しさ 情のこまやかさ
チャンバラで憂さをはらして元気に生きようと ドラマを観た人が思ってほしい」


里見浩太朗さん「勝海舟の父で 江戸っ子で気骨者で明るくて 
ドラマの中では 皆さんのご意見番 佐武と市をずっと愛情を持って見ている
佐武は岡っ引きになろうと思っている正義感の強い若者
市は目は見えないけど腕は立つー」


第一話「冬の章 椋鳥」
冬ー群れをなして江戸へ出稼ぎにやってくる田舎者達を 揶揄して江戸の人間は「椋鳥」と呼んだ

かつては椋鳥として江戸に来た佐武はうるさく鳴く椋鳥の群れを見上げる
その胸に過る想い出
歩いていくとみどりに出会う
病気がちの父親の薬をもらいに来たのだ「おとっつあん(佐武が)来ると喜ぶから顔見せに来て
(空を見あげて)うるさいわねえ椋鳥」

「椋鳥」の言葉になんとも言えない表情見せる佐武


市はほおっかむりした浪人に金を出せーと脅されていた
少しもたじろがず市「お前さん辻斬りかい」
逆に浪人を叩きのめすと浪人は 子供が七五三で千歳飴の一つも買ってやる金がほしかったと泣き言を

市「血のついた飴を子供に食わせるつもりかい 」

しかし金をやる市


行き合わせた佐武が市に教える「あれは破落戸浪人で子供なんかいない 甘いなあ市やんは」


そこに上方から富士山を見ながら江戸に運ばれてきたー上方から江戸へ一番乗りの一番船となった丹波屋の宮錦を宣伝する声がする
丹波屋の番頭の新吉や丹波屋の養女お志乃(水沢エレナ)の姿もある
舟に酒を積み込む茂平(今野浩基)もいた
お志乃と茂平は椋鳥 江戸へ出稼ぎに来た人間だった
椋鳥だった佐武は二人に飯を食わせたり世話をしたこともある

茂平は今年も信州から出てきたのだ


だがー丹波屋の富士見酒を飲んだ客が14人も死ぬ
調べると酒樽に毒が入れられていた
茂平も疑われるが佐武が茂平の人物を保証して庇う
だがー茂平が怪しいという噂は町に流れていた


心配する佐武は茂平を家に泊めるが 朝起きると茂平がいない

茂平は店で不審な行動をとるお志乃を見ていた

石段の下で死体となって発見されたお志乃

お志乃の口許を拭いてやった佐武の指に ある匂いが移っていて 市が気付く

酒に入っていたのと同じ毒セリの匂い
ならばお志乃は毒殺されたことになる
一体 誰がー

今年も一番船となった丹波屋を二番船になった伊勢屋の主人は恨んで その商売をつぶしてやろうと画策していた

丹波屋の番頭でありながら 主人の吝嗇ぶりを恨みに思う新吉は お志乃を誑かし酒にちょっとお腹が痛くなる薬を入れるだけと手伝わせていた

丹波屋がお志乃を養女にしたのは息子のおもちゃにお志乃をする為だった
養女とは名ばかりで好きでもない男に体を自由にされてお志乃は優しくしてくれた新吉に心を寄せた

お志乃を利用するだけの新吉は・・・茂平がお志乃に疑いを持っていると知り お志乃に茂平を殺すように言った

だがしくじり石段から落ちたお志乃を介抱するふりをして 新吉はお志乃に毒を飲ませ殺した
そして茂平を殺そうと狙っていた


新吉とお志乃の持つ同じ白檀の匂いのするお守りから 新吉とお志乃のことに気付く市
目の見えない人間は匂いに敏感になるゆえに


伊勢屋の指示で浪人達が佐武と市を襲うも腕不足
先日 いない子供の飴代を市からもらった浪人も佐武に捕えられ白状した


茂平を殺そうとする新吉
新吉は自分がお志乃を殺したと思い込んでいる

茂平はお志乃を好いていた

佐武が茂平を救おうとするも 茂平は自ら新吉の持つ刃物に身をゆだね 佐武に新吉を捕えるように言う


「椋鳥だっていいじゃねえか」
死んだ茂平の横で言う佐武



第二話「夏の章 氷の朔日」
6月1日のことで献上氷が運ばれてくるが 暑い中を運ばれてくる為に せっかく運んできても氷は溶けて水になってしまっていることも 小さくなってしまうこともある

若い献上氷役は如月源乃介

佐武は行方不明となっている薬屋の娘の弥栄を捜していた
今日も薬屋に話を聞きにくると店の前でみどりに出会う
みどりは店から出てきた最近評判の蘭方医をうっとりした目で見るのだった
面白くない佐武

市の顔が見えないから人が斬れるなんて話なども聞く佐武は 何でも治すという噂の医師に市の目を見てもらおうと考える
人なんか斬れなくてもいいじゃないか

医師は手術をすれば市の目は見えるようになると言う
そして手術
手術は成功したのだが

その医師には大きな秘密があった


暫く前に犬が咥えてきた若い女の腕

ばらばら死体

その下手人こそこの医師


彼は顔に大きな痣があり その痣を見てあざ笑う人間が許せず さらっては切り刻んで殺していた

身を寄せている屋敷にある秘密の氷室

そこに死体を隠している

薬屋に出入りするうちそこの娘の弥栄が好きになった医師だが 弥栄は良い返事をしない
ゆえに攫ってきて閉じ込めた

今日こそ弥栄に言うことを聞かせようとする医師

その騒ぐ声が耳に届き 目に包帯をした市が来る
市は弥栄に逃げるように言うが 弥栄は屋敷の人間に見つかってしまう

屋敷の持ち主の松岡は氷室の氷を使って金儲けをしていた

献上氷役の如月源乃介は大金でここの氷を買い出世しようとしている
秘密を知られないように使った人間達を殺して


闘ううちに市の目の包帯が取れてしまう
まだ光を目に当ててはいけなかったのに
市の目に一瞬の光 そうして目から光は遠ざかる

ああーという表情の駆け付けた佐武

まだ動かないようにと言われていた佐武だが市のことが気がかりで屋敷の外に駆け付けていたのだ

如月源乃介は市に斬られ 松岡は悪事が露見して切腹となった

医師の殺人も瓦版となる



事件は終り 佐武と市をみどりが迎えに来る「鰻を食べさせるから呼んでおいでって」
先に来たほうが大きい鰻ー

三人は笑顔で歩いていくー


佐武役の小池徹平さんは役柄が馴染んできました
とても似合っています

一話完結で毎週放送のドラマにしてもいいのではーと思います




「ザ・コア」(2003年 アメリカ映画)

2016-12-17 10:39:39 | 映画
ザ・コア [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ギャガ



ジョン・アミエル監督

スピーチをしようとしたデビッドが急に倒れる
街では大きな交通事故も起きていた

原因は分からない

シカゴ大学で音波について話すジョシュ・キーズ博士(アーロン・エッカート)だが 生徒たちは退屈しており 余り真面目に聴いていない

そこへー「分からないけど呼」と二人の男「国家機密ですから 飛行機が待っています」

事情が分からないままキーズ博士が案内された部屋には
緑の布に覆われた死体がいっぱい

旧知の友人(高エネルギーの専門家の博士)に会い挨拶を交わすも現れた男に「他言無用」を言い渡される

32人の市民が一斉にほぼ同時に死んだ


その話だけでキーズ博士は言う
彼等にはペースメーカーが入っていたのではないか

そしてこんな強大な電磁波を有する武器は考えられない
だから何処かの国が戦争を仕掛けたのではないーという結論になる

ならばよけいに大事(おおごと)なのだった



レベッカ・チャールストン少佐(ヒラリー・スワンク)は大気圏突入準備を
地球へ帰還の船の中

しかしコースを外れていることに船長が気付く
誘導装置の誤作動でこのまま進めばロサンゼルスの街を直撃することになる
大変だ!

フリーウェイを滑走路代わりにしてエンデバー川への不時着

どうにか最小限の犠牲で・・・・

しかしこれはとてつもなく異常な事態なのだった



キーズ博士らの結論は
地球の核が回転を停止している
数々の異常

電磁波の崩壊

太陽によって地球は燃える

それは地球に在る全ての存在の死を意味する


その為には核(コア)を修理しなければならない


しかし不可能だ

そこまで深く地球の中を潜る道具など 乗り物などない


だがーある人物がユタ州で研究を続けていた
一人コツコツと・・・・・
エドワード・ブラズルトン博士(デルロイ・リンドー)

深く潜るほど船体の強度を増す超合金までもをブラズルトン博士はつくりあげている


しかし完全に仕上がるのは急いでも10年後なのだと話す
それでは間に合わない

国家の完全応援で完成を急ぐ


地上からの応援メンバーはラット(DJ・フォールズ)
地球上のネットを支配する能力も持つ男

ネットおたくはFBIに連れられて他の博士たちを会う
このおねえ言葉で話す青年は 引き受ける条件として好きなお菓子「ホットポケッツ」を用意してと要求

遂に乗り物は完成し 地球の中へもぐることに

船を操るロバート・アイバーソン船長(ブルース・グリーンウッド)とレベッカ そして博士たち

しかし一人の博士のある実験と研究がこの異常事態の原因かもしれないのだけれどね

南の楽園のはずのマリアナ海溝付近は既に気候はメチャメチャで大雨さん降る降るの嵐さん状態

さあバジル号は地球へ潜る旅開始!

しかし例によってあれこれ事件が持ち上がり
船長も死亡

陽気なブラズルトン博士は修理の為に5000度の外に出て死ぬ
この時 3人の博士たちは誰が出るかでくじ引きをするのだが ブラズルトン博士は同じ引く棒を用意していて 自分が当たりだと名乗り出ます

外に出たら死ぬことは分かっているのに
地球を救う為にー

誰よりこのバジル号のことを知っているから
笑顔が泣かせます


また他の問題解決では「自分が第一人者」とようわからん研究でこの事態を招いて ただの目立ちたがりの身勝手名声追い人間に見えた博士が死ぬとわかっていて残り キーズ博士を追い出します
「行け!」と


彼は「何言ってるんだ わたしは」と笑ってるさなかに爆発が来て死を迎えました



核は正常に戻りました
喜ぶ地上


時速780~818~
凄まじい速度で地上へ


だけど ここでも・・・・最後のアクシデントが


キーズ博士とレベッカは助かるのでしょうか


二人を見つけられない・・・・

捜索活動を諦める・・・・



そこでラットは気付きます
「クジラだ! 」クジラが歌っていた 超音波に反応して
クジラを捜して!



クジラ クジラ クジラだよ~~~~~!


はたからは気が狂ったとしか見えませんが



それから一週間後のカリフォルニアのある店の中でラットが あるネットワークを確立中
地球を救った6人のことを世界中に拡散しておりました

この6人の英雄により世界はー



映画において様々なことで地球は危機を迎えるものですね

巨大隕石に衝突されそうになったり

エイリアンに襲撃されたり


~~~うわ~~~どうするんだ~~~と思って子供の頃は観ておりましたがー
最近は映画の中の「地球の危機」にも慣れてしまいました

またか!って慣れてしまったことが逆に怖いです

現実に危機となっても 何もできないから従容として
ただ死を受け入れるしかないのですがー

できるだけ本を読んで映画を観て おいしいものをいっぱい食べてー時間(とき)を過ごすことでしょう






大沢在昌著「海と月の迷路」上・下 (講談社文庫)

2016-12-17 09:45:38 | 本と雑誌
海と月の迷路(上) (講談社文庫)
大沢 在昌
講談社



海と月の迷路(下) (講談社文庫)
大沢 在昌
講談社


長崎県の軍艦島と呼ばれる端島を舞台にして描かれた作品です

かつては5000人が暮らしていた・・・本土との行き来はあるものの閉ざされた世界での人間関係
昭和34年に起きた事件を退職する警察学校の校長の荒巻が乞われて語りだす

まだ新米警官だった荒巻は島に二人しかいない警官の一人として派遣される
島には子供達に書道を教える妻のいる岩本巡査がいた
最初は親切であった岩本だが ある事件での荒巻の動きからひどく冷たい振舞いをするようになる

岩本は荒巻を信じず 事を荒立てる人間で自分の立場まで危うくするいわば「敵」のようにとらえたのだ
この平穏な生活を崩してほしくない
島のきまりを破ってはほしくないと


島の炭鉱 石炭ーこれによって暮らす人々には会社の人間 石炭を掘りだす鉱員 その他の雑多な作業をする組夫 組夫をまとめる組夫頭 
そして外勤係・・・・・
立場が違えば 揉め事は起きる

荒巻は公正であろうとしたー

家に帰ることができなかった少女が行方不明となり水死死体で見つかる
事故死で片付けられたが組夫の長谷川の言葉に荒巻は検死に立ち会った看護婦の言動を思い出し 調べ始めた


長谷川は刑事であったことが分かる
犯人を追って事故に遭い足が不自由になり退職し 今は島の組夫となっているが彼はある事件の犯人のことを忘れてはいなかった

少女をレイプし殺す そして少しの髪を切り奪い去る


島でも8年前に同じことをされた少女がいたことが分かる

一人こつこつと手際悪くも真摯に調べる荒巻

誰を信じていいのか


岩本とはこじれたまま

彼を白眼視する人間が多い中 荒巻の心の救いは子供達の挨拶とある美しい娘の存在

淡い恋情


そして再び事件が起きる
未遂とはなったが女の子が暴行されそうになった


魚の呼び方などから荒巻は誰が犯人か気付く

祭りの夜 店を休んでいた男


事件が起きて 島に殺人犯がいると言う荒巻の言葉が嘘でなかったと悟る幾人かの人間

それでも変わらない岩本


そして犯人との対決
本性を現した犯人


強い台風が島を襲う中
逃げ出した犯人を追って島を走る荒巻

頼りになる腕っぷしの強い組夫頭の小宮山と元刑事の長谷川は犯人について調べる為に本土に渡っていて戻ってこれない

荒れる海へ逃げ出そうとする犯人・・・


しかし!


己の未熟さゆえに犯人を生きたまま逮捕できなかったことを荒巻は悔やむ

その後 荒巻の得た一つの幸せ


満月になるとー少女を襲いたくなる犯人 その押さえられない衝動

ごく普通の善人の顔で普段は暮らしている人間


親切なのに 一つこじれるととても意地悪くもなる人間
しかし誤解がとければー

単純なのか複雑なのか 人という生き物


様々な人間が登場しますが 読み終えて思うのはこの作品の主人公は軍艦島だなと
軍艦島の現在は廃墟となってしまった建物

殆ど全てつながっていたという住居 店 学校

何処からか誰かの視線にさらされている生活空間

作品の中で軍艦島は生きています
そこに暮らす人々も


波が強いと島の階段にかかる 雨のように降りかかる場所がある

石炭で真っ黒になった人々が道を歩き風呂に行きー

軍艦のように見える島で かつて多くの人間が暮らしていた

閉山されるまで

今は廃墟

映画やドラマのロケ地にも使われたりしている
人々の暮らしの跡が


叔父が軍艦島のことを知っていて 軍艦島に暮らす人は いい生活をしていたのだと話してくれたことがあります
そうした話も思い出しながら 読んでおりました