前回の記事は、こちらから。
ジウクは、最後にもう一度だけヨンジェの本心を聞いておきたかったようです。
「本当はどうしたいんだ?」
と聞くジウクに、ヨンジェは冷静に答えました。
「別れたい。」
もう二度と会う事は無い・・・と言って、ジウクは去って行きました。
ヨンジェが会いたいと言ってる中学時代の恩師。彼は根拠のないセクハラの噂をたてられ、それをヨンジェも否定しなかったことから、学校を首になったという過去があったんです。
その頃、どうも、ヨンジェ母に好意を寄せていたみたいで、それがヨンジェには我慢できなかったって事らしいです。
10数年の間、沈黙を守っていて、今更・・・と先生は言いました。そう思うよね、普通は。
いくらヨンジェが許して下さいと言っても、おいそれとは許せないよね。
いくら心の中で罪悪感を感じていたとしても、その長い間世間の冷たい目にさらされて生きて来た人とは苦しみが違いますよね。こりゃ、ヨンジェの勝手な被害者意識でしか無いと私は思いましたよ。いくら余命が短いからと言っても・・・。
余命が短いからと言って、何でも許されると思うのは思いあがりでしか無いと思うんです、私は。
ま、許すんだろうけどね、この先生は。
ウンソクは、毎日ヨンジェに電話してきてるようです。どうにかしてほしい・・・とヨンジェが泣き縋ったのに、自分は何もしてあげられない辛さがあるます。それでも何かしてあげたいと居ても立ってもいられない気持ちなんですね。
だから、電話で体調を聞いて、気分転換させてあげたりするんです。
その気持ちも察してあげなよ、ヨンジェ。無理なのかしら・・・。
ジウクは、以前のように仕事を始めました。
セギョンとの仲も、表向きは近づいたように見えます。セギョンは、ジウクを嫌いじゃないと伝えました。それな、好き…という言葉と同じだよね、セギョンの性格を考えると。
でも、ジウクは、ヨンジェの事をふっ切ったように見せかけてますが、まだまだ立ち直ったわけじゃありません。ぼ~っとしちゃってる時間が多いですからね。
ある日、へウォンがヨンジェの家に来ました。
出来ちゃった婚が決まった…と言うのです。ヨンジェの事を考えると遠慮して話せなかったようです。
でも、ヨンジェはそれを本当に喜んであげたのです。
一緒にウェディングドレスを選びにも行きました。
その時、ヨンジェは、一人でドレスの試着をさせてもらったのです。『死ぬまでにやりたい~』リストの一つの項目がこれでしたからね。
でもね、情けなくなったのか、やりきれなくなったのか、そのリストのメモを破っちゃったヨンジェ。大事にしていた植木鉢も割っちゃって、お酒も飲んで、ジウクに会いに行っちゃいましたよ。
でも、まだ理性は残ってた様で。家の前でこっそりと姿を見るだけでしたからね。
ヨンジェ母は、ここに至ってやっと娘の様子がおかしいと思ったようです。
そんな時、ウンソクからヨンジェに連絡が入りました。
病院の院長が、ヨンジェを食事に招待したいから・・・と言って来たのです。多額の寄付もしてくれたし、タンゴを踊って患者さんを勇気づけてくれたから・・・とね。それで、ウンソクがセッティングの為に都合を聞こうと思ったんですね。
ヨンジェが携帯を置いて出かけてしまったので、ウンソクからの電話に出たのは母。
それで、気になってへウォンに連絡しても、居所がわからない・・・。へウォンは、一応ヨンジェ母を安心させるように話した後、ウンソクに事情を連絡しました。
ウンソクは、迷った挙句、ジウクに連絡したのです。
「今、ヨンジェと一緒ですか?」
さぁ、ジウク、どーする
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