まずは2話までです。
主要な人物の紹介という感じの2話までです。
何と言っても、ハム・ウンジョンさん=ハン・ジョン(インス大妃の若いころ)の奔放さというか、野望の凄さが印象的ですねぇ。
どーしても私の中では、ウンジョンさんと言うと「ドリームハイ」でのべクヒが出て来てしまうんですよ。べクヒもへミへの嫉妬や羨望、野望と言ったモノが相当強かった役だけに、今回も同じ様な役かぁっ
・・・と思いましてね。
いや、それ以上でしたよ。なにせ、王妃の座を狙おうってんですからね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0197.gif)
ジョンは、謝恩使ハン・ファクの末娘。謝恩使とは、明との交渉をする役目らしいですね。ファクは自分の姉だか妹だかを2人も明皇帝の側室にしたとか。そういった縁でこの役職についてるようです。
4代王世宗が亡くなり、後を継いだ5代王文宗の王位継承を認める文書を明から持ち帰ったところです。
この辺りは、現在放送中の「王女の男」と重なりますので、皆さん、よ~くご存知かと。
文宗は、病弱な上に、息子の世子ホンウィはまだ幼く、弟のスヤン大君が王位を奪うんじゃないかと、文宗は危機感を抱いているのです。
スヤン大君は、「王女の男」とは少々性格が違う様に描かれていて、内心は王座への欲望がありながら、あまり表立っては見せていません。文宗に対しても、そういう疑いを持たれてる事を自体に恐れを抱いてる・・・と見せてますね。
そんな時、スヤンの野望を真っ直ぐに指摘したのがジョンなんです。
ジョンは、父が姉妹を側室にしたことで成りあがった・・・と見られてるのが不満に思ってます。でも、決してそれで落ち込むとか言う事は無く、バカにされたスヤン大君の妻チョンヒ王后ユン氏=キム・ミスクさんを見返してやる・・・と固く決意してましたよ。
文宗の王位継承を祝う宴が宮中で行われ、それに姉のケヤン君の妻であるハン氏と共に出かけたジョン。
姉とはぐれたジョンは、宮中で迷ってしまい、そこで出会ったのがトウォン君=ペク・ソンヒョンくん。スヤン大君の長男です。
相手が誰だか分からないのに、ジョンは相当はっきりとしたもの言いをしました。
「容姿も人間の器もあの方が王にふさわしいのに、惜しいわ。」
スヤンが文宗の前で舞を披露してるのを見て、そう言ったのです。トウォンは、慌ててジョンをその場から連れ出しました。
スヤンは、命を狙われた事があるようですね。
その才能や人格が文宗より王に適していると、世宗の代から周囲に認められてきたんです。朝廷の王位継承で争いを起こさないためには、長子相続を法制化したい世宗は、自分の命が終わろうと言う時、キム・ジョンソを呼びよせ、スヤンを亡きモノにしようとしたようです。
まぁそれが成功しなかったから、現在もスヤンはぴんぴんしてるって訳ですが。
それ以来、キム・ジョンソとスヤンは敵対勢力となってるんです。まぁ表だって事を荒立てるわけじゃありませんが。
トウォンは、初対面の時、ジョンに名乗りませんでした。
「縁があれば、次にお会いしたときに。」
そう言って別れました。ジョンは、会う筈が無いとこの時は思ってました。
ジョンに明皇帝の側室・・・という話が持ち上がりました。でも、勿論、この国の王妃となる夢を持っているジョンには、そんな話を受け入れる気は全くありません。
木に登って、猛抗議ですよ。
「もう嫁入り先は決めたの。スヤン大君の家の嫁になる。」
こうしてジョン自身がトウォンと結婚したいと言い出したわけですが、この時点では、単に側室になると言う事を防ぎたいだけだったようですね。結婚する気はまだ無かったみたいです。
まだスヤンが王になってないし、王になるかどうかもわからない時ですからね。よって、トウォンの妻になっても王妃になれるかどうかは全く分からないわけです。
縁談がスヤンのところに持ち込まれましたが、妻のユン氏が猛反対。ジョンの父の身分が気に入らなかったのです。
でも、スヤンはそうでもない様子。
ジョンは、今度はトウォンの顔が見たいと言い出しました。こうやって時間を稼ごうと言う魂胆です。
この時代、結婚前に顔が見たいなんて言う女性はいなかったんですね。親は困ってしまいました。
でも、案外あっさりとその願いは聞き入れられ、トウォンと会うことに。
そして会ってみると、あの青年だったってわけですよ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0158.gif)
ジョンはちょっと動揺したみたいで、ついとげとげしい態度をとってしまうんです。それで、トウォンは“縁が無いです”と言ってジョンの前を去ってしまうんですが、実は、ジョンに興味はあったのです。ジョンが“ちょっと変わった娘”だという噂があったからだとか。
実際に、宮中で会ったあの“変わった娘”がジョンだと知ったトウォンは、一層興味がわいたようです。
トウォンの母ユン氏は、顔が見たいなどと言いだしたジョンに、これまた一層反感を抱いたようです。
ジョンは…と言うと、少々物足りない地位なんですね、トウォンが。性格的にも優しすぎるところも・・・。
でも、スヤンの家を捨てるには惜しいですわな。
そして、次に言いだしたのは、スヤンと会いたい・・・ということ。
それも、宮殿の王様が政治を行う場で・・・。
スヤンに、言いました。
「私を王妃にしてください。」
一瞬怯んだスヤン。“どうやって?”と、ジョンに聞き返しました。
「大君が王になれば、トウォン君が後を継ぎます。」
「そんな約束は出来ない。」
と言われると、
「御前で踊る大君を見ました。その舞は、まるで大空を飛ぶ鶴の様に力強く優雅でした。大君こそ王になるべきです。」
そう言って、まっすぐにスヤンを見つめました。
結局、二人は結婚することになりました。
一方、両班ながら、貧しい家柄の側室の娘に生まれたユン・ソンイ。
側室から正室の座に成りあがった母と、兄と、貧しい暮らしをしてまして、その中で父が亡くなってしまったのですが、お葬式をするお金もありません。
たまたま通りかかったチェ尚宮が、ソンイの利発さに目を止め、その貧しい暮らしから出て行きたいと思ってる事を知り、娘として引き取ることにしたのです。そんなにあっさりと出来たの?・・・と思うくらいに、あっさりとソンイはチェ尚宮の娘として宮中に入りました。
彼女もまたのし上がろうと言う欲望があるようで。幼いのにね。
彼女は後の成宗の側室となり、暴君で有名な燕山君を産むという人物です。まぁ、インス大妃の嫁になるわけですね。
いやもう、欲望渦巻く宮廷内って感じ。
政治の裏にある女性の欲暴とか夢とかが中心ですかね。ちょいとどろっとしそうですが・・・。
ソンヒョンくんが、優しそうでとても上品で素敵です。
キム・ミスクさんと「マラソン」に続き母子関係ですね。
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