千日の約束 DVD-BOX1 | |
クリエーター情報なし | |
TCエンタテインメント |
前回の記事は、こちらから。
ムングォンは、従姉妹のパン屋のアルバイトをやめ、コンビニ一本にしました。勉強と両立できるから・・・と言う理由で。早く大学に合格して(・・・就職試験かな?)ソヨンにこれ以上負担をかけたくないと言う気持ちからです。
そして、ジヒョンは考えた末、ヒャンギとの結婚を白紙に戻したいとヒャンギに告げたのです。
「結婚は出来ない。謝って済む事じゃないけど、すまない。」
お前の事を愛してない・・・なんて、あまりにも正直過ぎてヒャンギが可哀想。式の二日前なんて
ヒャンギは、ハイそ―ですか・・・なんて、受け入れる事出来ませんよね。これまでずーっとジヒョン一筋だったわけですからね。
それでも健気に言いました。前に座って、顔を見て話すから・・・と。
ジヒョンは、正直に話しました。
大騒ぎになる事は充分分かってる、ヒャンギの両親に謝る・・・そして、愛している人が他にいる・・・とまで。
それには、ヒャンギ言葉も出ませんでしたね。
可哀想ですよ、ホント。
ヒャンギ、どうにか家に帰りました。吐くほどにショックを受けています。
本当に優しい優しい女の子です。韓国ドラマには珍しく健気で、ひたすら健気でいじらしい女の子です。
両親に結婚を白紙に戻すと話したんですが、全て自分の所為だと・・・。
ジヒョンが話した事を、自分が言った言葉として打ち明けたのです。
ジヒョンから愛してると言われても愛されてる気がしない、自分も愛してない、好きだけど愛とは違う感情だと気付いた、二人とも親に流されてここまで来てしまった・・・等々。
もうねぇ、ヒャンギの母なら、抱き締めてあげたい気分になりましたよ。
ただ、このドラマのヒャンギ母は、きっつい人でね。イ・ミスクさんですし・・・
それでも、娘の事は本当に心から愛してるしよ~く分かってるのです。ヒャンギが如何にジヒョンを愛して来たかって事が分かってるから、その言葉が全て嘘だと、そして、ジヒョンから言われた言葉だと察したのです。
で、娘を罵倒するんです。
「見え透いた嘘は止めなさい。」
話はすぐにジヒョンの両親に。
ジヒョン母は、まだ息子から話を聞いてなかったんです。
ジヒョンを問い詰めたら、正直に愛する人の話もした…と言うじゃありませんか。
でもね、いくらジヒョンに考え直すよう言っても、ジヒョンの気持ちは変わりません。
親たちの間で、善後策が話し合われていますが、全然解決策は出て来ません。なにせ、本人たちが結婚しないと言ってるんですから。
ジヒョンは、好きな人がいるからという理由ですし、ヒャンギは、ジヒョンを庇ってますし・・・。
スヨンは、薬を飲んでないようです。
ムングォンやジェミンがいくら言っても、聞きません。こちらも頑固者です。
ヒャンギは、両親にジヒョンに好きな人がいると言う事は話していません。
こういうところも、本当に思慮深く優しい女の子ですよねぇ。
こうなった今でも、ジヒョンが気持ちを変えて結婚すると言ってほしいと思ってる・・・とメールしてきました。
ジヒョン母が、打開策として、ソヨンに会う事を決めました。ジヒョンの同僚ソクホに会って、ソヨンの事を聞きだしました。
ジヒョン、親友には話していたのね、ソヨンのこと。
ジヒョン母は、ソヨンに連絡して来ました。ソヨンは、思いもよらない話に、本当に驚きました。
その様子を見て、ジヒョン母は、全て息子一人の考えだと分かりましたね。ソヨンにも決して嫌な印象は持たなかった様子です。
「結婚は考えていませんでした。婚約者がいるのも知ってましたから。結婚の日が決まったと聞いた日、私たちは別れました。」
そう言ったソヨン。
ジヒョン母が、
「ジヒョンを返してほしい。」
と言ったのに対して、
「彼のしている事は、私と関係ありませんが、分かりました。協力します。済みません。」
と、ソヨンは言いました。
このシーンも、たいていの韓国ドラマとは趣が異なります。たいていは、母親が怒鳴り込んできて、それに対抗して…或いは、やりたい放題言いたい放題されるのに我慢して・・・という図式になるんですけどね。
落ち着いて、静かに語り合いました。だからこそ、お互い嫌な印象を持たなかったのかもしれません。
ソヨンは、ジェミンにこの一件を連絡しました。ジェミンの口から、ジヒョンに馬鹿なことをしてほしくない、殴ってでも良いから結婚しろと言い聞かせて・・・とね。
ジェミンは、ジヒョンに会いに行き、その事を告げました。
でも、ジヒョンの気持ちは揺るぎません。
ヒャンギは体調を崩して入院しました。
そんな時、ジヒョンにメールが来ました。ソヨンから・・・。
このドラマで初めてと言って良いくらい素早い動きで待ち合わせ場所に急ぐジヒョン。
ジヒョンのマンションに行きました。ここが二人の思い出の場所なんですね。誰にも知られずに会えるってことで。
ソヨンがいつものようにコーヒーを淹れました。
静かに話しました。
「ジェミンに任せる事でも無いと思ったの。自分の言葉で話せるうちに話しておこうと思って・・・。」
「あなたの人生を台無しにしたくない。迷惑をかけたくない。」
「認知症って知ってる?だんだん私じゃなくなるの。」
ジヒョンは・・・
「お前はお前だ。愛する人を見捨てる事なんて出来ない。」
と言います。
話すうちに、どんどん言葉が激しくなって行くソヨン。
「偽善だわ。人を憐れむなんて傲慢な。」
ジヒョンは言いました。
「こんなに強気なのに、病気なんて信じられない。」
そーだよね