ジェヒくん、久しぶりです 除隊後の復帰作です。
相変わらず素敵で・・・いやいや、一層引きしまった風貌になって、いたずらっ子が大人の男性になった雰囲気です。でもね~、学生の恰好でも充分イケるんですよ、若々しくて
ピョン・ソラ=ユン・ソイさんは、今までずーっと学業に置いて1番だった女性。化粧っけもなくて、オシャレもしないし、女性としての魅力には欠けるんです。
大学の教授を目指していたけど、学内の不正を告発して首になっちゃった・・・。
おまけに、同居してる友達ワン・ジンジュ=イ・スギョンさんに、恋人を取られちゃった・・・ でもまぁ、恋人だと思っていたのはソラだけで、相手の男性ドンウは、都合良く付き合って来た友達としか思ってませんでした。
なにせ頭の良いソラは、論文を書くのを手伝ってくれたりしてたんでね。利用されてきただけなんだけど、ソラは付き合ってると思い込んでいたんです。
「お前とは寝たくない。」
なーんて言葉をドンウから言われ、過去の辛い記憶が又甦って来てしまうソラなんです。
学生時代、すっごく良い雰囲気になって当時付き合っていた男性とホテルに入ることになったものの、ソラがシャワーを浴びてる間にその男性はホテルの部屋を出て行っちゃった・・・なんて思い出。
慌ててソラが部屋の窓から外を見ると、雨の中、その男性が立ってて、言ったんです。
「お前とは寝たくない。」
って・・・。
それを言ったのが、ユン・ジュンス=ジェヒくん。
相当良い雰囲気でな二人だったようなんですよ。な思い出も多々あるようなんですが・・・。
なのに、ホテルの部屋から出て行っちゃったってことで、それ以来、ソラはなーんか卑屈になっちゃってね。
一層潔癖症や負けず嫌い等々の性格が強くなっていったみたいですね。
大学を首になったソラは、友達のチャンジンが勤めている化粧品会社に就職。マーケティング部に配属されました。まぁ、それまでの大学での研究がそっち方面だったんで、先輩社員達は少々煙たく思ってます。
その会社の御曹司がジュンス。留学してたんだけど、父親が急病になっちゃったので急遽帰国して本部長として入社。ソラと再会しました。
でもねぇ、二人を見てると会えば口げんかなんで、とても昔付き合っていたなんて想像できません。ジュンスの後輩で、長い間ソラと友達づきあいをしてきたチャンジンでさえ、気付いてませんでした。
でもね、ジンジュはそういう方面に鋭くて、二人の間が怪しいとすぐに勘付きました。
ジンジュは、ソラと正反対の性格。モデルをしてましたが、今は少々落ち目。
ただ、抜群にスタイルが良くて美人なんで、男性なら誰もが振りむいてしまいます。女性でも、憧れてしまうくらいの美しさなんです。
でも、実は片付けは出来ないし、図々しいし、成績も悪かったらしく、いつもソラに迷惑をかけてます。ただ、男性に取り入る要領は良いんですよ。だから、ちょいと見にはムカつく存在なんですが、ソラと良いコンビだってことが徐々に分かって来ましたよ。
ソラを通じてチャンジンやジュンスのコネでちゃっかりと同じ会社の本部長ジュンスの秘書として入社しましたよ。
会社のメインモデルはソ・ジュギョン。
でも、次期のモデル契約が難航してます。と言うのは、ジュギョンの人気が高まり、他社から高額で誘われているからです。
ジュンスに認めてもらおうと、ジンジュが昔のネタでジュギョンを脅し、無理やり契約延長を約束させました。
ところが、いざ、契約…と言う時、ジュンスが飼ってたクモが逃げ出すと言う騒ぎになりまして。ジュンスは学生の時生命工学を専攻してたんですってよ。で、お気に入りのクモを飼ってたってわけ。
そのクモがジュギョンの頭の上に落ちて来て・・・
ま、とにかく大騒動になってしまって、来合わせたソラが間違ってジュギョンの頭を殴っちゃった
そんなこんなで契約は破棄になっちゃいそう・・・。
それに、ジンジュの脅しも通用しなくなっちゃって・・・。
ジュギョンをモデルに起用したマーケティングは頓挫しそうです。
そこで、モデルを使わないマーケティングを考えていたソラの案が日の目を見そうですよ。
ジュンスが、ソラの机の傍のゴミ箱に捨ててあったその案の提案書を見てましたからね。
ところで、男性と言う男性の全員がジンジュにでれでれしててね。仕方が無いこととはいえ、ちょいとムカつくんですが。
本心は違うところにあるようですよ。
現に、チャンジンもジンジュにでれでれしてましたが、ジュンスがソラへの気持ちを問いただした時、意味ありげな反応でしたからね。
いつもいつもソラに食事を作ってもらったり、会社の報告書を作成してもらっていたりしたようです。彼も便利に都合よくソラを使っていただけなのかと思っていたら、ちょいと違うみたい。
あれは照れ隠しなのかな?
友達づきあいしてるようだけど、本当はソラのことを見守って来たってことかしらね。ソラがどんな失敗をしても温かい目で見てましたし、庇ってくれてましたからねぇ。
ジュンスが
「つきあってた。こっそりと。」
と、昔の事を話した時、ちょっと驚いてたんだけど、その驚き方がちょっと複雑そうでした。
それに、ジュンスはジュンスで、例のホテル事件のことをソラに説明したがってるんです。ソラがなかなか聞いてくれなくて、じれったい感じですよ。
ジュンスも、ずーっとソラの事を忘れてなかったって感じがします。
ソラとジュンスが付き合い始めた時の台詞。
「お前が入学した時から見てきたが、すごく突飛で無礼だし負けず嫌いで奨学金も一人占めするし、服のセンスもない。スタイルも悪いし女の匂いが全くしない。おそらくキスも下手だな。簡単に言うと、俺は・・・いや、男にはモテないタイプの女だな。それでも惹かれるってことは、本物の恋だな。」
そして、研究室でクモにソラが指をかまれた時の台詞。自分より先に、クモの事を心配したジュンスに、ちょっとむくれてソラが言いました。
「クモに負けた。」
そしたら、ジュンスが言ったのです。
「世界で一番大切なのは、お前だ。」
そして、かまれた指をそっと口に含んで消毒(?)してくれたんですよだから、ソラが汚いよ・・・と言ったら
「何を言ってる。俺のものなのに。」
きゃぁ~っな台詞ですよ。
こんなにだった二人なのに、何故別れることになっちゃったんでしょうね。
そこが知りたいですわ。