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イ会長に会いに行ったジュウン。
前日、ヒョヌから、つつましやかな女性を演じれば良いとアドバイスを受け、ヒョヌが姑に会いに行った時来ていたと言う、かなり古臭い洋服を着ていました。
で、イ会長がバッグを持って中から何かを取り出そうとした瞬間、ジュウンが先を制しました。
ジュウンも封筒を出したのです。
でも、中に入っているのは、彼女の血液検査表。
「ん?」
という表情のイ会長。そりゃそーですわな。
「甲状腺機能低下症を患いましたが、ひと月前に完治しました。その証明にと。多額の手切れ金を渡されたり、心を傷つけられて反対されたりしても、私はヨンホさんと別れられません。」
イ会長、いったい何が始まるのかと言うような顔でジュウンを見つめていました。
が、彼女がバッグから取り出そうとしたのは、ハンカチ。
ジュウンの先走り、ドラマの見過ぎです。
「その服装以外、反対する気は無いけど?」
イ会長の言葉です。
あっさりと認められましたよ。
実は、イ会長、ヨンホの病室の前で、ジュウンが泣きながらヨンホに話しかけている姿を見ていたのです。
それまでにジュウンの家族構成等もちゃんと調べさせていました。
ヨンホの事を考えると、立派な後ろ盾のある女性との縁組を望むのも当たり前です。でも、イ会長はその時分かったのです。
ヨンホに本当に必要なのはジュウンだと。
一つだけ条件がある・・・とイ会長は言いました。
「立派な嫁入り道具を用意してほしいの。」
この立派な嫁入り道具は、ひ孫のこと
ま~メデタシ目出度しです
ラスト、双子を妊娠した事も判明。
でもね、1カ月ほどヨンホが留守していた間に、なんとジュウン大幅リバウンド
呆れるヨンホですが、またトレーニング開始だと勇んでいます。
スジンとウシクも、ウシクが医師に尋ねた事でスジンの悩みを知りましてね。
全てを受け入れてハッピーエンドです
ジュンソンとイジンも
父ソンチョルのがん治療も、ヨンホは気づいていました。
そして、へランとヨンジュンを呼び寄せ、父の事を頼んだのです。
「理事長。」
と呼びかけるヨンジュンに、
「兄だろ。」
と言ったヨンホ。
ヨンジュンが嬉しそうでしたね。良かった良かった
ナムチョルも、復帰させようとヨンホしてますね。
全てが丸く幸せに収まったラスト。
この作品、本当の悪人というのが出て来なかったので、気分が良かったです。
皆、それぞれに何らかの悩みがあって苦しんでいて、自分だけが苦しいんじゃないと言うヨンホ。
その言葉が印象的でした。
とにかく、大人で上品なエロさもあって、明るく楽しく、そして、泣かせてくれたこの作品。思った以上に良かったです。
シン・ミナさんのな姿、彼女だからこそ可愛かったです。
太い時の演技は、自分の姿を見てるようで、少々切ない感じもしましたが、それより爆笑させられた方が多かったです。
上手いです
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この写真は、勿論、太ったメイクをしたシン・ミナさんです。充分可愛いけどね
『快適で温かくエロな夜』ではなく、『快適で温かい夜』に・・・なんて言ってましたけど。
結局はそーいうことになりましたよ、二人
いっそうになりました。
ホントに、ここまで明るく陽気なソ・ジソプssiを見るのは、私、お初です。
眉間にしわを寄せてる表情しか見た事が無かったように思います。まぁ、この作品でも眉間にしわは寄ってますが、それは決して悲痛な感情ではなく、喜びの表現の一つでもあります。
翌日は、ずーっとくっついていようとべたべたの二人でしたが・・・。
なんと、ジュウン母がソウルに出て来たという連絡が入っちゃった。
思わずヨンホが姿勢をただし、身だしなみも整えようとするのが笑えました電話なのに・・・。
スジンとジュウンは弁護士として名コンビですね。
特に女性からの依頼については、抜群の成果を上げています。
でもね、ジュウンはスンジンの顔色の悪さが気になっていました。
実はスジン、このところ食欲も落ちていまして。それをウシクも気にしていたのです。
で、連絡を入れたら、仕事があると言うのですよ。でもね、病院に仕事で来ている彼の目の前を、スジンが歩いているんですね。
何かあったと心配になりますわな。
後をつけてみると、産婦人科に入って行ったスジン。
これを見たら、すわっ妊娠・・・と誤解しても無理はありません。
気を利かせてお粥と共に、ベビー用品を持ってスジンのところに行ったのです。
でも・・・それはスジンには酷な事でした。
なんと、病気で妊娠しにくい身体だと宣告されてしまったところだったのです。それは、無理なダイエットやうつ病の薬の長年の服用、栄養不足等が原因だと言われました。
綺麗な身体を作るための努力が、こんな結果になろうとは、スジンは思ってもみませんでした。
やっと、ウシクとの結婚が見えて来たところだというのに・・・。
ウシクとの間に子供を持つ事が出来ないと思ったスジンは、別れる事を考え始めていました。
ウシクには、何も言いません。
だから、この突然の状況がウシクには理解できないのです。
やっとこの二人も幸せになるかと思ったのに・・・。どーなるの
ジュウンの母が来ていると知ったジュンソンとジウンがやって来ました。
1年前、61周年記念式典で足を痛めたジュウンを家まで送り届けてくれたのが彼らでして。その時、偶然来ていたジュウン母と知り合っていたのです。
それ以来、ジウンとはメル友のようですね。
4人で花札なんぞをして楽しんでいる時、ふいにヨンホが。
やっぱり、挨拶しておいた方が・・・なんて思ったらしく、花束と料理を持ってかちんこちんに緊張してやって来たのです
ジュウン母は、緊張の極みにあるヨンホを見て、特に何も言わず、ただ一つだけ聞きました。
「ジュウンとこれからも仲良くするつもり?」
「え?はい。」
戸惑いながら返事したヨンホ。
「なら、いい。」
あっさりとしたもんです。
翌日、ヨンホはジュウンは母のお墓に連れて行きました。
そこには、編みかけのピンクのマフラーが置いてありました。
それを見て、ジュウンは何故今ヨンホが自分にピンクのマフラーを編んだのか、分かる様な気がしたのです。
外に出てヨンホを待っている間に、イ会長から連絡が入りました。
翌日、会いたいと言うのです。流石に緊張が走ったジュウンでした。
でも、ヨンホには話しませんでした。
その日、ヨンホとジュウンはこっ恥ずかしいお馬鹿なカップルになってデートを楽しみました。
歳も歳だし、体格の大きい二人です。
なんとも笑えるカップルです。でも、可愛いんです
指が寂しい・・・と指輪をねだるジュウン。金持ちほどケチね・・・って。
「もう受け取ったろ。」
と、ヨンホ。
何かと思ってたんですよ、ジュウンにあげたマフラーの先についてるぽんぽん。一つだけなんですもん。
毛糸玉の中に、指輪が隠されてましたよ。
あら~っ
「黄真伊」で、ウノがジニに指輪をあげる時、糸に通した指輪がすーっと手元まで落ちてくるシーンがありました。それを思い出しましたよ、あたしゃ。
毛糸をほどくと、中から指輪が出て来て、それをジュウンが取ろうとしたら、ヨンホが自分の手元の毛糸を下げるんです。そしたら、指輪がずーっとヨンホの手元まで滑って来て。
「カン・ジュウン。もしかしたら君を少し傷つけるかもしれないし、少し苦しめるかも。それでも俺は君と一生暮らしたい。」
涙をためて、ジュウンはうんうんと頷きました。
さぁ、ラストです。
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この作品の好きな点に、良識的な言動というのがあります。韓国ドラマでは、感情的な派手な言動が多い中、このドラマの中ではそれがあまり見られません。
大人で常識的で、そういう意味でリアルな言動が多いのです。
おそらく、本当に驚いた時、人は言葉も無く立ち尽くしてしまうだろうと思うわけです。でも、それではドラマ的にはインパクトを与えられないわけです。だから、必要以上に大げさな言動となってしまいます。
強い怒りを覚えても、案外人は大声を出せないのかもしれません。ぐっと手を握り締め、怒りの噴出口を探し、見つからない事も多々あり、それゆえ、いつも以上に声を押し殺してしまうのかも。
だから、1年ぶりに思いがけなくヨンホが突然目の前に現れたとしても、ジュウンは泣きながら飛びつくわけでもなく、ただ呆然と幻じゃないか確かめたのです。
足が動くか、確かめたのです。
そんな時でも、ジュウンにはリアルな仕事が待っているわけでしてね。
泣いてる暇は無く、事務所に戻ることになったジュウン。
その場所で待ってるというヨンホを、事務所に連れて行きました。言葉を信じないわけじゃないけど、もしかしたら、消えてしまうかもしれないと言う恐怖があったのかもしれません。
目の前で居て・・・と言いました。
家に戻って残りの仕事をするジュウン。
目の前のソファーにヨンホは座っています。でもね、ジュウンは度々ヨンホを見るので、仕事がちっともはかどりません。
何度も何度もヨンホを見つめるジュウン。
ふいに涙がこぼれて来ました。悲しい筈はないのに、嬉し涙とも少々違う涙が後から後からこぼれ落ちるのです。
ヨンホは、ジュウンの傍に座り、そっと肩を抱き寄せました。
ヨンホの胸にも、この1年のリハビリの苦悩が甦りました。
医者は、歩けるようになるかどうか・・・という悲観的な見方をしていました。
ヨンホも絶望した時もありました。でもね、ジュウンの存在は、大きかったのです。
大変なダイエットにも、ジュウンは、まだ限界じゃない・・・と言いながら頑張りました。
ヨンホの為に泣き、笑い、ある時は母親のように癒してくれ、励ましてくれました。
動けない間、ヨンホは編み物をしていました。
昔、幼い頃、やはり動けない状態でいた時、母親の為にピンクの毛糸でマフラーを編んでいました。
結局、それは渡せなかったのでしょうか。
完成する前に、母は事故死してしまったようです。
そして今、ジュウンの為に又ピンクのマフラーを編んでいたのです。
それは再会した時、ジュウンの首に巻いてあげました。
もう一つ、ヨンホの心を支えていたのは、以前、引っ越す時にジュウンが置いて行った『恋愛売店』という本。恋愛を学んで・・・と言う意味です。それには、絆創膏が一つ貼ってありました。
実は、ジュウンが病室に来た時、ドアに貼って行ったモノでした。お守りのようなモノだろうから、剥がさなかったとミン秘書室長が言いました。
苦しいリハビリに耐え、約1年。
ヨンホは医者たちが“奇跡だ”と言う回復を見せて戻ってきたというわけです。
イ会長もソンチョルも、ヨンホの姿に驚き感動し、喜びました。
ソンチョルは、医者が不可能だと言うのを、信じてはいませんでした。息子の頑張りを信じていたのです。
不治だと言われていた骨肉腫を完治させた息子です。今度も絶対に立ちあがるだろうと思っていたようです。そう信じるしか、彼にとって生きる気力を持ち続ける方法は無かったのでしょう。
毎日のように送られてくるジュウンからのメールや動画も、見ずにやってきました。
見たら会いたくなると分かっているからです。
それは、192件に達していました。
ヨンホの誕生日パーティが開かれました。
1年前と同じメンバーです。
あ、いえ、ミン秘書室長が加わっていました。ジュウンに半ば脅されて派手な衣装を着てます。まるでいかがわしいクラブのマネージャーのようです。
そしてその日、ジュウンはヨンホの家に泊まりました。
この1年、ジュンソンはずっとストーカーのように付きまとっていたイジンとかなり近づいていますね。
実母を含めた3人で映画に行ったりしてますもんね。
ところで、スジンとウシクは、とうとう結婚するようです。
でも、スジンは何かの薬を飲み続けていますし、少々体調も悪い様子。
不安を感じますな。
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泣いた~っ
このドラマで、ここまで泣かされるとは思ってなかったです。
兄ナムチョルの様子を見て、ただ事じゃ無いと思ったへラン。すぐ後を追いました。
巻き込まれたのは・・・いえ、正確んは、ヨンホを救おうとしたのはへランだったのです。
ヨンホはソンジュンを救おうとし、へランはヨンホを救おうとしたのです。
ヨンホとへランは重症。そして、ナムチョルは軽傷でした。
流石のミン秘書室長もショックを受け、自責の念に苛まれていました。
彼も表情には殆ど出しませんが、ヨンホをずっと見守って来て、心を込めて仕えて来た人なんです。
血まみれで手術室に運び込まれるのを見たら、たまりませんわな。
そして、ソンチョルは、この光景に、幼い頃のヨンホが同じように手術室に泣きながら運ばれるシーンを被らせていました。
「起きてしまった事は、耐えるしかない。」
呟きました。これまで、息子の大病や妻の死という悲痛な経験をしてきた彼は、そう言うしか無かったのでしょう。
そして、来る筈のヨンホが現れないのを、ジュウンは不安に押しつぶされそうになりながら待ち続けていました。
もう一人、ジュンソンの実母も・・・。
翌朝、ジュンソンは実母に会いに行きました。
遅くなって・・・と。
息子に何かあったのではと気が気じゃ無かった実母。ほっとしたように抱きしめました。
ジュンソンは、ヨンホの事もあって、母に抱きしめられながら、泣きました。
ジュウンは、ヨンホだけじゃなくて、ジュンソンにもジウンにも連絡がつかないので、不安は増すばかり。
仕事はしていますが、気もそぞろです。
そんな時、スジンが欠勤してるとの連絡があり、家を訪ねたのです。
インターホンにも答えないスジンを心配して、暗証番号を押してみるジュウン。簡単に開いてしまいましたよ。
スジンは、薬を飲んで寝ていただけで、大したことはありませんでした。
でもね、私的な空間だと言う所為か、お互いこれまでたまっていた鬱憤や文句を吐きだす良い機会だったようです。
スジンが、ジュウンに対して恨みに思ったのは、学生時代に、男子学生を紹介した時、その学生がジュウンは自分を憐れんでると言った事が切っ掛けでした。常々、体格の所為で、劣等感を抱いていたスジンなんですが、ジュウンに対しては本当に友人だと思って信頼していました。
なのに、本当はジュウンは自分を下に見ていたんだ・・・と誤解しちゃったんですね。
これから、誤解が誤解を生んで・・・の状況だったんです。
ジュウンも、ウシクの事があるので、スジンに対して良い感情を持てなかったわけで。
お互い、胸にたまってた言いたい事を言い合って、やっと素直に友人として向き合う事が出来るようになりました。
ウシクとの関係も、良好になったし、スジンはやっと本来の優しい女性に成れそうです。
ヨンジュンの意識が戻りました。母へランのことを聞かれ、ナムチョルは誤魔化しました。
「61周年記念パーティに行ったんだ。伯父さんの話を聞いてしまった。僕の所為で何か問題が起きてるみたいで。僕さえいなければ皆欲を出さずに幸せになれると思って・・・。」
泣きながら薬を飲んだ理由を話すヨンジュン。
ナムチョルは、へランの負傷もさることながら、甥ヨンジュンの苦しみも全て自分の欲の所為だと気付きました。
「お前は悪くない。馬鹿だったのは伯父さんだ。すまない。」
ヨンホの足は、もう動かないかもしれないと医者は診断しました。
歩けるかどうか・・・と言われ、ソンチョルは大きなショックを受けました。やっと大病を克服した息子が、また、こんな試練を・・・と思ったでしょう。
ジュンソンとジウンがやっとヨンホに会えました。
自分を庇って・・・と泣くジュンソン。
ヨンホは、ジュウンにはこんな姿を見せたくないし、泣くジュウンを見たくない・・・と言いました。
何度も何度もジュンソンの携帯にジュウンから着信がありますが、出る事が出来ない状態です。
ところが、しびれを切らしたジュウンが、ヨンホの家の前で待っていたのです。
そこにジュンソンとジウンが帰宅してきて・・・。
もう、隠し通すことはできなくなったのです。
泣きながら病院に駆け付けたジュウン。
でも、ヨンホの意思もあって、面会は拒まれました。ミン秘書室長や警護の者がいたのです。
顔だけでも・・・と泣くジュウン。
でも、ミン秘書室長は引きませんでした。
その声を聞きつけたヨンホ。
必死に携帯に手を伸ばし、メールを打ちました。
『タップ』
この言葉を聞いたら、放して・・・と言われていたのです、ヨンホに。トレーニングに於いて、身体を放す意味でした。
座り込んでしまったジュウン。もう会わせろとは言いませんでした。
それを見てミン秘書室長は、ヨンホから何らかの意思表示があったと気付きました。だから、ジュウンから離れるよう部下に指示したのです。
ジュウンは、病室のドアに手を当て、中のヨンホに話しかけました。
「“タップ”なんてずるい。待つのは確かに大変よ。でも、私はそんなに簡単に諦める女じゃ無い。いつでも、どんな姿でもいい。待ってるから、必ず戻って来て。美しくセクシーに。絶対戻って来て。覚えていて。耐えられるなら限界じゃない。信じれば出来ると。治らないままでもいい。美しくなくても、セクシーじゃなくてもいい。だから戻って来て。ごめんなさい。どれほど愛してるか早く言えば良かった。」
泣きながら話しかけました。
中でヨンホも泣きながら聞いていました。
ジュウンへの想いがあふれ、動けるならば駆けて行ってジュウンを抱きしめたい・・・そんな表情でした。
泣けましたわ・・・私も
イ会長が病院に来ました。
まず行ったのは、へランの病室。
ナムチョルを殺したいほど憎んでるけど・・・ヘランがヨンホを救おうとした事も知ってて・・・。
こうなったら、縁を切るのが一番良い・・・とイ会長は言いました。
イ会長にとっても、さあこれから・・・と言う時の事故です。へランには同情も感謝もあるでしょうが、ヨンホの事を考えると、簡単に帳消しにとは思えなかったのです。
へランは、ただただ謝る事しか出来ませんでした。
イ会長は、ソンチョルに対しても、怒りを示さずにはいられませんでした。それほどに絶望したのでしょう。
この事故は、ヨンホとへランがお互いに加害者であり被害者であるというややこしいモノでした。
事を大きくしたくないソンチョルは、示談という事で済ませようと考えました。ヨンホを犯罪者にはしたくなかったのです。
ナムチョルも、同意しました。
彼自身、自分の罪を深く反省していました。
へランから、ヨンホがこれまで生きて来た辛い人生を聞きましたし、何より、へランが自分のこれまでの人生を幸せだったと言ったからです。
ナムチョルからしてみれば、あまりにも欲が無さ過ぎる妹で歯がゆい気持ちがあったのですが、今はそれも無くなったようです。
示談書にサインし、辞職願を出そうとしています。
ジュウンは、変わらず仕事に励んでいます。ダイエットトレーニングも続けています。
ヨンホの事は常に頭から離れず、それゆえ、不意に泣けて来てしまうのには参っていました。
そして、ヨンホと最後に会ったクリスマスイブの日から、1年が過ぎました。
よく、ヨンホの幻が見える事があるジュウンは、その時も目の前に現れたのは幻だと思い込んでいました。
でもね、ぶつかったのです。
ヨンホです。足も動いています。何より、立っています
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ヨンホは、緊張しながらも、どうにか大役をこなす事が出来ました。
イ会長は嬉しさのあまり涙ぐんでいるし、ソンチョルもまた、満足そうでした。
ところが、この席に、へランは来ていませんでした。どうも、遠慮したようです。
へランの兄ナムチョルは、それが気に入りませんでした。で、へランに電話したのです。
どうして来ないんだ・・・とね。
兄としたら、歯がゆかったんでしょう。妹はまがりなりにも前理事長の妻ですからね。何の遠慮が要るものか・・・ですよ。
この会話を、ヘランの息子ヨンジュンが聞いていました。アメリカに留学中なんですが、記念すべき日ということで、内緒で帰国してたようです。
でも、あの表情。ショックを受けたようです。
これが、後々、大ごとにつながって行くのです。
パーティが終わり、ヨンホが車に乗り込むのを見届けたジュウンは、自分の足が痛い事に気が付きました。
それまで、彼女も気が張ってて、気がつかなかったのでしょう。
階段に座り込んでいる時、ヨンホが。
客が皆帰った後でした。
「言い忘れた事があって。今日は綺麗だった。毎晩、夢に見そう。」
ジュウンの足はくじいた程度で、大事には至りませんでした。
この時、気になったんですが。右足首に包帯を巻いているんですが、あれ、ストッキングの上から包帯巻いてるよね?
それって・・・どー
ところで、ぎくしゃくしていたスジンとウシク。
ウシクの心からの説得、謝罪等々で、頑なに拒否し続けていたスジンも、やっと素直になれました。
これはもうねぇ…スジンの誤解でしかなかったからねぇ。こんなに綺麗になっても、心はまだ昔の劣等感が残ってて、事あるごとにそれが出てくるんでしょう。
ジュウンに対する罪悪感もあるようですし。それが素直になれない理由だったように思います。
精一杯肩肘張って美しく生きようと思っていたんですね。
でもようやくありのままの自分に成れそうです。
気が緩んだのか、仕事を休んだりしてますよ、連絡もせずに。
心配になったジュウンが訪ねてみると、眠りこけてて・・・。まぁ、心配なさそうです。
これをきっかけにジュウンとの仲も回復するかな?
ヨンホが突然ジュウンの事務所を訪ねて来ました。
他の社員の前でも、堂々とジュウンをエスコート。
で、どこに行くのかと思ったら、身体検査。と言うか、肥満度検査。
コレステロールと甲状腺の数値を除き、ほぼ正常値になったジュウン、ご褒美にケーキを食べさせて貰えました。
へランは、イ会長に言われたように、家を出て行く準備をしていました。
イ会長のための料理等を用意し、家が見つかり次第、一人で出て行くと言いました。
あまりにも素直で優しいへランに、イ会長も本当は感謝しているのです。出て行けなどと、本当は言いたくないんだと思います。
その証拠に、彼女の実家やナムチョルに対しての支援は惜しまなかったようで。
へランは、その事に心から感謝していました。
「あなたの兄のチェ理事が欲の無い人だったらよかったのに。」
なるほど・・・。ナムチョルの欲が大きいために、へランと距離を置くしかなかったのですね。
へランとヨンジュンが可哀相です。
イ会長は、何やら財産を譲渡しようとしました。でも、へランは受け取ろうとしません。
「これくらいはさせてもらわないと、私は人間じゃないわ。」
そう、悲しそうにイ会長は言いました。
ジュウンは、ジュンソン実母と話しをしました。
ジュンソンと知り合いだと言いました。不思議な縁です。
誰にでも起り得る事だとジュウンは言い、たくさん抱きしめてあげて下さい・・・と言いました。
話の中で、ヨンホが既に実母に会いに来ていた事が分かりました。いっそうヨンホを好きになるジュウンでした。
いつものメンバーが集まってクリスマスパーティを開きました。
皆本当に楽しそうでした。
“皆が楽しむべき日に皆が幸せとは限らない。誰もが楽しむ日だからこそ寂しくなる人もいる。寂しくても誰かに平気なフリをする人。理由があって誰かに会えない人。誰かのもとに行けない理由のある人。理由があるとも知らずに誰かを待つ人。誰もが幸せなフリをしているだけで、クリスマスは誰かが恋しくなる日なのかも”
ジュウンはふとそう思いました。
ジュンソンに実母から連絡が入りました。会おう・・・と。
動揺しまくりのジュンソン。
ヨンホはすぐさま、車の鍵と財布を渡しました。俺の車で行け、一番いいモノを食べろ・・・と。
ヨンホとジュウンも興奮していました。
へランに連絡が入りました。
ヨンジュンが救急搬送されて来たというのです。薬を飲んだようです。
おろおろと病院に駆け付けたへランとソンチョル。ナムチョルも駆け付けました。
危ないところだったようです。
「これはいったいどういう事です」
ナムチョルは、ソンチョルに詰め寄り怒りをぶつけました。
「俺の妹はカホンに嫁いできて家政婦をさせられながら息子を産んで育てた。なのに、このざまは何だ」
ソンチョルに掴みかからなかったのは、まだナムチョルに自制心が働いていたからでしょう。
「意識が戻ったら、経緯を聞いて処理する。」
と、ソンチョル。あまりにも冷たい言葉に聞こえますわな。本当に感情が伝わってこないですわ、ソンチョル・・・。
その時、へランが来ました。ぼんやりとして気力が失せた様子でした。そんなへランにもナムチョルは怒りをぶつけました。
「あの男はカホンの相続を放棄するためにお前と結婚したんだ。キム・ヨンホに全てを譲ろうとな。キム・ヨンホが居る限りヨンジュンは終わりだ。」
そして、何か決心した表情で病院を出て行ったのです。
へランは、崩れるように座り込んでしまいました。彼女に今必要なのは、そんな言葉じゃ無かった筈。
ヨンホの居場所を誰かに聞いてます。
この様子を見ていたミン秘書室長、すぐさまヨンホに連絡しました。ヨンホが狙われると思ったんですね。
ヨンホは、家にいました。
でも、ミン秘書室長の話を聞いた途端、思い出しました。ジュンソンが自分の車に乗って出かけたことを。
危険だ
すぐさま、ヨンホはジュンソンの後を追いました。
ナムチョルも、ヨンホの車を発見して、追っていました。
追突させようとしたその瞬間、横からヨンホが運転した車が割り込んで来たのです。
接触事故を起こしました。そして、もう一台も
と言うか、何が何だか・・・という激しい事故です
後続車が事故を起こした事に気付いたジュンソンが停車。そして、気付いたのです。ヨンホの車だ・・・と。
「ひょん」
半狂乱になってジュンソンが叫びました。
ヨンホの右足、大きな怪我をしてるように見えます・・・。