ラブリー・アラン DVD-BOX1 | |
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チョ・ガンジャ=キム・ヒソンさんは、一人娘アランと夫、そして姑との4人暮らし。
マザコンっぽい夫とガンジャを嫌う姑との間でも、決してくじけることなく娘アランの成長だけを楽しみに生きています。
彼女は、アランを有名私立に通わせるために(・・・多分)、それに、じっとしてるのが性に合わないってんで、食堂を切り盛りしてます。
姑は、夜も食堂を開けてるのが気に入らないんですね。自分たちの世話がおろそかになってる・・・って。
ガンジャは、最近アランが自分を避けているのが気になっていました。
部屋にも鍵をかけるし、塾や学校の補講で夜遅く帰って来るし、家族と話しをする時間もありません。
愛情が深い方が負けだ・・・とガンジャは思っています。私もそう思います
だから、ガンジャは娘アランにはずっと負け続けているのです。
ある日、雨が降って来たのに気付いたガンジャは、塾まで傘を持ってアランを迎えに行きました。
ところが、アランは、母の姿を見るなり、物陰に引っ張って行き、友達に会わないうちに帰ってくれと突き放すのです。
話すのが嫌なの・・・と言うアラン。
思わず言葉に詰まってしまったガンジャ。
「お母さんが何かあなたに悪いことした?」
と聞きました。
「私の母親なのが悪いの。」
この言葉には、絶句してしまいましたよ、ガンジャ。
雨の中、傘を落として呆然としながら歩いて行くガンジャ。
その姿を見つけたのが、塾講師のパク・ノア=チ・ヒョヌssi。
生徒たちに無視されながらも、一生懸命教えようとしていましてね、この時も、ガンジャがアランの古い体操服を来ていたので、てっきり高校生だと誤解してしまったんです。
ウザいくらいに付きまとって説教しようとするノアに、ガンジャはキレてしまいましたよ。
元々ガンジャは伝説の女番長。ノアの相手じゃありません。
家に帰ると、既にアランは帰宅してて、眠り込んでいました。
合いカギを使って部屋に入ったガンジャ。偶然、アランの手の痣に気がついたのです。
布団を払いのけてみると、足にも痣が
驚きました。ショックでした。
大切な娘が苛められてる・・・と思いました。
アランは転んだとか言いますが、それが転んだ怪我なのか、殴られた怪我なのかは、ガンジャは一目で判断出来ました。
夫に訴えますが、強硬な手段に出るのは、逆効果じゃないかと弱気な事を言われます。
被害者が加害者にされることだってあるから・・・と。
実の娘じゃ無いからそんな事が言える・・・とガンジャは怒りました。そしたら、夫がお前だって・・・と。
あれアランって、両親と血のつながりが無いの
アランは、両親の言い合いを耳にし、お父さんが正しい、出しゃばらないで・・・とガンジャに言いました。
アランが直接苛められたわけじゃありません。
実は、アランは最近転校してきたばかりでしてね。親友になったイギョンが、苛めの対象だったのです。
で、イギョンを庇って一緒に暴力を振るわれたってことなんです。
直接苛めたのは、ジョンヒたち女子生徒。
でも彼女たちは、同じクラスのボクトンには一目置いているようで。
そして、そのボクトンを裏で操っているのが、ホン・サンテ=バロくん・・・「神の贈り物」でドンチャンの兄ドンホの養子ヨンギュを演じてましたね。全く違う印象です。
サンテは、学校を運営しているミョンソン財団のホン会長の息子なんですね。だから、おそらく怖いモノ無しなんでしょう。
ガンジャは、まず担任に訴えました。
で、学校で調査してもらったものの、相手は有力者の子どもゆえ、訴えても・・・と弱腰。おまけにアランに転校を勧める始末。
頼りにならないと判断したガンジャは、次に公的機関に・・・と、教育庁に訴えました。
でも、証拠が必要とか本人の証言じゃないと・・・とか言って、全く訴えを取り上げてはもらえませんでした。
次に行った警察でも同じでした。
ガンジャが最後に頼ったのは、ソウル中央地方裁判所。そこの少年部で判事をしているパク・ジノです。実は彼、ノアの父なんですが、まだ関係は明らかになっていません。
ガンジャがやんちゃしてる時にでもお世話になったのかな?
ところが、そこでも裁判の限界をガンジャは目撃してしまったのです。
その日傍聴した裁判で少年法を適用され、苛めをもうしないと泣きながら約束した筈の学生が、直後に被害者を脅しているのを見てしまったのです。
全然反省などしてなかったんですね。裁判を有利に進めるために、表向き反省した態度を取っただけだったんです
また、一人の母親が泣きながらジノに訴えている姿も見ました。
最後まで戦えば勝つと言われ、3審まで行ったようなんですが、何らかの理由で自殺してしまったんだとか。救われないですよね。加害者がのうのうと生きているのに・・・と叫ぶ母親。
そんな姿、見ていられません。
ショックでした。法律すら頼りにならない・・・とガンジャは思ったのです。
その頃、アランはボクトンにナイフを突き付けられていました。
「死にたくなかったら記憶を全て消して黙ってろ。これ以上出しゃばると、本当に死ぬぞ。」
イギョンの事のようです。
泣きながら震えるアラン。
「お前が考えている以上に世の中は怖いんだ。いくら賢くてもお前なんか虫けらにすぎない。」
頷くしか出来ませんでした。
ガンジャが帰宅したら、物陰にアランが座り込んでいました。
傷だらけです。
ガンジャの姿を見て、ほっとしたのか意識を失ってしまいました。
ここまでになると、流石にガンジャもパニックになります。
事情を知らなくては・・・と思ったガンジャはアランの携帯をチェック。イギョンの存在を知りました。
で、塾に行って、イギョン本人から事情を聞こうと思いました。
塾でイギョンを探しまわるのを、ノアが見つけました。
また高校生がカツアゲなんぞをしようとしてると誤解。イギョンを隠そうとするんですね。
でも、他の学生がイギョンの名前を呼ぶのを聞いたガンジャは、そっちに向かって行ったのですが。その直前、イギョンは何者かに拉致されちゃった
必死にイギョンを探すガンジャの耳元で何者かが呟きました。
「あまり騒ぐとオバサンの娘が死ぬかも。」
その声を聞いて、ガンジャは昔の記憶が甦りました。
「調子に乗ってのさばると本当に殺すぞ。」
そう言ってガンジャに暴行した男がなんと、今はミョンソン財団に属する建設会社の社長アン・ドンチルじゃありませんか
ミョンソン財団のホン会長が、物凄い乱暴な男だし、財団自身の腐敗ぶりも容易に想像がつきますな。ってことは、高校も似たようなもんでしょうね。
ムカつきます
家に帰ると、アランは机の下に潜り込んで震えていました。
「お母さん、助けて。」
いつものアランじゃありません。どれほど心が病んでいるか、母親とすると胸がつぶれる思いでしょう。
ガンジャは、元女番長の姿に戻ってクラブに行きました。何かを決心した表情です。
大の男たちを相手に大立ち回り。胸がすかっとしました。
「あんたたちのボスに伝えな。“ポルグ浦の包丁”が来たと。」
カッコ良い