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スヒョン父が大統領選に出馬しない事を発表しました。
テギョングループから強要されていた党ではない別の党との統合も併せて発表したのです。
テギョングループとの決別をはっきりと示したと言う事です。
これには、ウソク母は勿論、ウソクも、そしてスヒョンも、その他の周囲の人たちも驚きました。
今後、スヒョンはどうなるのか、ホテルは?・・・と言う動揺が起こりました。
ウソク母は、激怒しました。
スヒョン父とスヒョンへの復讐を誓いました。
怖いわぁ、何をするつもりなんでしょう。
そして、スヒョン母もパニックを起こしました。
夫に泣きつきましたが、もう事は変わりません。
スヒョン父は今後が大事だと言い、手伝ってくれと言いましたが、どこまで納得したかは不明です。
まだ無理でしょうね、あの様子じゃ。
スヒョンは心配して父に大丈夫かと言いました。
でも、父は本当にすっきりした表情をしていました。
「お前のお陰で勇気が出た。テギョンが苦しめるだろうが、耐え抜くんだぞ。」
父は娘にそう言いました。
ジニョクも、スヒョン父の言ってたことの意味がこれだったかと、初めて分かりました。
スヒョンが心配になりました。驚いたでしょ?とスヒョンに聞くと、
「父がカッコ良かった。思い悩んだ末に難しい決断をしたみたい。」
と、明るく答えました。
「こんな時こそ、スヒョンさんが幸せにならないと。」
と、ジニョクが言いました。父を心配させないためにも。
ジンミョンが暴力事件を起こしてしまいました。
同窓会に行った時、友人がジニョクとスヒョンのことで散々羨ましいと言いましてね。代表と恋仲になったら、これからは経済的にも助かるとか、仕事をするにも困らないとか、言いまくったわけです。
ジンミョンとすると、勿論、そんな嫌な話に乗りたくはありません。
でも、しつこく絡むように話すので、つい、相手を殴ってしまったのです。
警察からデチャンに連絡が行きました。ジニョクには知らせたくなかったのでしょう。
しかし、偶然デチャンの店にジニョクとスヒョンが行ったことから、一件がばれちゃった。
ジニョクは警察に行きました。
事情はすぐに分かりました。ジンミョンの気持ちも・・・。
そんな二人を、スヒョンは見ていました。
泣きました。こういうことだと思いました。
自分という存在のせいで、ジニョクの家族の生活を壊してしまうということが。
ジニョクを貶めてしまう・・・。日常を壊してしまう。
もう、この辺で終わりにしないといけないと感じたかもしれません。
ジニョクはこの事情をスヒョンには話しませんでした。言えませんよね。
どうってことないから、心配はいらないと。
スヒョンを一人の女性が訪ねて来ました。
チャン・スアと言う女性です。ウソクの浮気相手とされた・・・。
絵を持って来ました。
美術館でスヒョンが見ていたのは、彼女の絵だったのです。
ニューヨークに行く前に、謝りたかったと言いました。絵はお詫びの印だと。
でも、スヒョンにとっては既に過去の事です。
スアは事実を打ち明けました。嘘だったと。
そして、ウソクの気持ちはずっとスヒョンにあったということを。
スヒョンはウソクにその意味を問いました。
「君を解放したかった。」
と、ウソク。
ウソクの苦しみがスヒョンにも理解出来ました。
ウソクは確かに彼に出来る最善の方法を採ったのかもしれません。でも、スヒョンのその後に降りかかる苦しみまでは想像できなかったようです。
別れる方法はいろいろあるけど相手に対する思いやりが必要だ・・・とスヒョン。
スヒョンはウソクを責めているわけではありませんでした。ウソクが如何に孤独に苦しみを耐えて来たか、想像ができるからです。
ウソクは、スヒョンが理解してくれて、ほっとしました。報われた気がしたかも。
でも、スヒョンはウソクに、もう自由になってと言いました。自分を気にかけないで良いということです。
スヒョンは、学びました。
別れるときはどうすればよいかということを。
「明日、書店でデートしよう。」
ジニョクから電話が入りました。
いいわ、行きたかったの・・・とスヒョン。
衆目の的となる行動は嫌がっていたスヒョンが、明るくオーケーしてくれ、ジニョクは大喜びでした。
カメラケースが出来上がっていたのです。
そして、スヒョンはおそらく、最後のデートだと決めたのでしょう。
2人は、周囲の人々の視線を気にすることなく、街中を腕を組んで歩き、カフェでお茶をしました。
いくら写真に撮られても平気・・・と。
書店で本を選びました。
普通のカップルでした。
見つめ合い、微笑みあい・・・。
スヒョンは会計をしているジニョクを見つめました。
見つめているうちに、涙がこみ上げて来ました。
それでも笑顔を見せました。
ジニョクには見えなかったようです。