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スホ・・・自殺未遂で命を取り留めた後、とても冷静になりましたね。
自分を見つめ、コサンという会社の行く末、従業員の事を考え、自分が会長職につくことは良くないと判断したのです。
そのうえで、一番父テ会長の血を引いたユラに会社を委ねようと考えたのです。
既に、ユラに自分の持ち株の全てを譲渡する契約を交わしていました。
前日、コ常務とパク理事たちをはじめとした理事たちを集め、自分の決心を話してありました。
自分が会長になっては、コサンの未来に希望は無いと。
ユラが適任であると。
突然、そんなことを言い出したスホに、理事たちは戸惑いました。自分たちの立ち位置を確認するために試しているのだろうかとも思いました。
でも、スホは本気でした。
ヒョンスクは、呆然としました。
スホが自分に断りもなく勝手に行動したことが信じられませんでした。自分の言いなりだったスホが。
ユラが会長に推薦された時、ヒョンスクは賛成などしたら、ただじゃおかない・・・と叫びました。
醜態をさらす母を、スホは辛そうに見ていました。
ほぼ全員の者が賛同しました。
そして、ユラが現れました。
閉じ込めておいた筈なのに・・・と、ヒョンスクは唖然としました。部下は既にユラの味方だったのです。
結局、会場からヒョンスクは出て行かざるを得なくなりました。
ウヒョクは、見張りの男を倒し、何とか逃げ出すことが出来ました。
チャン刑事たちにも連絡し、ジョンウォンの監禁場所に急いだのです。
そこは、機長の妻が監禁されていた場所でした。
どーしてそこだと思ったんでしょうね、ウヒョク。ヒョンスクの手下だから、そこしかないと思ったのでしょうか。何か所もアジトを持ってるはずが無いと思ったのかな?
ま、とにかく、その場所に行くと、グァンソンが待っていました。
グァンソン殺し屋だと言う設定の割に、格闘、そんなに強くないのよ。ウヒョクが強いと言うことなのかしら?
グァンソンを倒したウヒョクは、ジョンウォンを救出し、グァンソンは逮捕されました。
グァンソンは何も話しませんでした。
そしてある日、監視されていたのに、病室を医者に扮して抜け出し、そのまま行方をくらましてしまいました。
中途半端な存在でしたね、このグァンソンは。
母に背いたスホですが、本来とてもやさしい人間ですから、母をいたわることは忘れていませんでした。
母にちゃんと説明し、納得してもらおうと考えました。
そして、これから静かに親子で暮らしていこうと考えていたのでしょう。
でもね、その計画は叶いませんでした。
帰宅した時、彼を待っていたのは、取り乱した母ヒョンスクと妻ヨンウンの遺体。
何と、ヒョンスク、ヨンウンを殺してしまったのです。
まぁ、ヨンウンの口が災いしたってことでしょうね。
元々、ヒョンスクに恨みがあるヨンウンは、この時とばかりヒョンスクをバカにしたような物言いをしたのです。このところ、ずっと上から目線だったヨンウンが気に入らなかったヒョンスク。
これからヨンウンはスホと共に別に暮らすと宣言し、もうヒョンスクは本当に一人になる・・・と言い放ったのです。
勝ち誇ったような態度で出て行こうとしたヨンウンの後頭部めがけてワインのボトルを振り下ろしちゃった
あっけなくヨンウンは死んでしまいました。
そこに、スホが帰宅してきたと言うわけです。
続いてウヒョクとチャン刑事たちも。
彼らはウヒョクたちを拉致した罪で逮捕に来たのでしょうけど。
その場でヒョンスクは逮捕され、連行されて行きました。
ウ室長も逮捕されました。ミノを殺害した罪で。
体調の戻ったジョンウォンは、姿を消しました。
ウヒョクは、検事を辞め、弁護士事務所を開きました。
オ係長は引き抜かれて、ウヒョクの事務所に入るようです。
そして、コサンのスパイは、キム検事だったみたいですね。なかなかのやりてのようで、出世しそうです。
1年が過ぎました。
ヒョンスクは、まだ容疑を認めていません。裁判は長期化しそうです。
ある日、ウヒョクは面会に行きました。
ヒョンスクは健康そうでした。
決してウヒョクに弱ったところは見せたくないという意地もあったのでしょう。
ジョンウォンと幸せに暮らしているわけじゃないと察すると、高笑いしました。いつまででも、ウヒョクとジョンウォンに復讐する気持ちを持ち続けると言いました。
負けたわけじゃないと言いたかったのでしょう。
そんなヒョンスクに、ウヒョクは一つ大切な話をしました。
遺言状の書き換えをテ会長から頼まれたのは事実でした。
テ会長は、ミノの本性・・・得ても得ても満足できない欲深さに気づいていました。それを、ミノが隠してきたことも。悪事を働く才能があることも、恐ろしいことをしてきたことも知っていました。
そんなミノに会社を任せるわけにはいかないと思ったのです。
テ会長が選んだのは、スホでした。
評判が悪く麻薬常習者のスホ?・・・とウヒョクが言うと、
「いいものを選べない時は、最悪をのものを避けるしかない。周りは苦労するが、長い目で見ればコサンの将来に役立つ。」
と、テ会長が言いました。
要するに、こんなに悪事を重ねなくても、じっとしていたら自然にコサンはスホのものになっていたと言うわけです。
話を聞いたヒョンスクは、パニックになりました。
後悔しても、もう遅いのです。
自ら身を滅ぼしたと言うべきでしょう。
スホは全てを捨て、自由に一人で生きていました。
表情が明るくなりました。本来のスホでしょうね、これが。
テ会長は、執事に世話をされながら、家でいます。芝居じゃありませんでしたね、認知は。
ジョンウォンの手掛かりが得られました。
写真をサイトにアップしたのです。
調べてみると、日本。それも、大阪の風景だと分かりました。
ウヒョクは、必死に調べ、それが和歌山だと気付いたのかな?
再会できました。
ハッピーエンドです。息子は、ウヒョクの子なのか、ミノの子なのかはっきりさせていません。
でも、きっとウヒョクの息子なんでしょう。
シリアスな展開でしたが、終わってみると、特に目新しい謎とかストーリーではありませんでしたね。
思わせぶりだったウヒョク父の死も、ありゃぁ~・・・って感じでしたし。
でもね、最後は落ち着くべきところに皆落ち着いた感じです。