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15年前、ヨングンの母が殺された事件に、ト・チグァンもハン・テジュも関わっていました。
ト・チグァンは、現場に最初に来た刑事。現場でヨングン母が死んでいるのを発見し、ヨングンが風呂場に隠れているのを見つけました。
そして、ハン・テジュは目撃者であるヨングンから事情を聞こうとした検事。
ト・チグァンはヨングンの父を捕まえた後、腐った警官を追っている・・・と言いました。
続けて、ヨングンが警官になったのは、父親の殺人を目撃したからか?と聞きました。
「あの人が自白して証言出来なかった。」
と、ヨングンは言いました。あの事件に関わったト・チグァンを信じることは出来ないと。
君が口をつぐめば、更なる犠牲者が出る・・・とト・チグァン。
なんか、ヨングンの父は無実の様な気がしました。ヨングンは真犯人を目撃したのに、父が自白してしまったからそれを供述することが出来なくなったという意味のように思えます。
そしてそれをト・チグァンも知ってるような・・・。
当時、きちんと真犯人を捕まえる事が出来なかった悔恨が彼を監察の仕事に追い立てているような気がします。
どーどすかぁこの推察。
ヨングンはト・チグァンの言葉の意味をちゃんと理解しているようです。当事者として。
だから、チャン・へリョンの車に発信機をつけたと白状しました。
その行き先が、ソン・ビョンギルの入院している病院だと察すると、二人は慌てて向かいました。
そういうこともあろうかと、ト・チグァンはソン・ビョンギルの病室に監視カメラを仕掛けてありましたが・・・。
病院に現れたのは、キム刑事。
でもね、何も出来ませんでした。
そこには、ハン・テジュが一足先に来ていたからです。
久しぶりの再会だったようです、ト・チグァンとハン・テジュは。
一目でハン・テジュはヨングンがあの時の子だと気付きました。ヨングンも、自分に事情を聞いた検事だと分かったようです。
ここで、CH土建のキム会長が言ってた“大切なもの”の正体が分かりました。
彼の息子なんです。
ソン・ビョンギルは、キム会長の息子を誘拐していたのです。
ト・チグァンたちは驚きました。信号無視&公務執行妨害の類としか知りませんでしたから。
既に3日経過しているとのこと。一刻も早く助け出さなくては、子供は死んでしまいます。
ソン・ビョンギルは警官が教唆したと主張しています。
ヨングンは、ソン・ビョンギルに言いました。誘拐した子供はどこにいる?と。
「アルムを殺人犯の娘にしたいですか?」
・・・と。絶対にダメだ、一人で罪を償うんです、子供は巻き込まずに。
経験から来る本音でしょう、ヨングンの。
でも、ソン・ビョンギルは一切話しません。
ハン・テジュは病室に隠しカメラがあるのを見つけ出しました。
流石です。
で、ト・チグァンに聞こえないように妨害電波を流しておいて、ソン・ビョンギルと交渉し始めたのです。
どういう話し合いだったのか分かりません。ハン・テジュがまだ誘拐された子供の居場所を聞き出せていない事だけは確かでした。
パク次長に事の次第を報告しました。
既に、拉致は事実だと確認が取れています。ソン・ビョンギルの車のトランクにあった靴も血痕も子供のモノでした。
ソン・ビョンギルはガンで余命僅かだとか。
残される家族の事を思って犯行に及んだと言ったようです。そして、監禁場所を教える条件として、自分も現場に連れて行けということを挙げました。
犯人を連れ出すことに難色を示すパク次長。
ハン・テジュは被害者を救う事が最優先されるべきだと言い、了解させました。
教唆した警官は誰だとパク次長が聞きましたが、それにもハン・テジュは答えませんでした。
でも、パク次長もト・チグァンもチャン・へリョンだと考えていました。
実は、強気のハン・テジュも、苦しんでいるようです。
パク次長は心配しています。
自棄に元気そうに見えるけど、まだ精神科の治療を受けていると聞いているからです。人に触れられるのを怖がるんだそうで。
ヨングン母の事件のせいでしょうね、きっと。どういう関わり方をしたのでしょう。
ト・チグァンに握手を求められ、勇気を奮って手を握ったものの、直後に必死に手を洗っていました。そう言う事ですね。
ト・チグァンと同じ目的を持っていると言いました。それは何かと聞かれて答えました。
「不正警官です。」
「ソン・ビョンギュさんは、チャン・へリョンが逮捕され娘の安全が守られたら子供の居場所を教えると。」
と、ハン・テジュは言いました。
ヨングンは、チャン・へリョンを訪ね、ソン・ビョンギルの供述を報告しました。
チャン・へリョンの指示でキム会長の息子を誘拐した。身代金を山分けする約束だったのに、いざ誘拐するとチャン・へリョンたちは自分を殺そうとした・・・と。
子供を捜しに行くことになっている、チャン・へリョンの指示の証拠もある・・・とヨングン。
あまりにもあっさりと事情を報告するヨングンを怪しんだチャン・へリョン。
何故言う?と聞きました。
ヨングンは、ト・チグァンが気に入らないと言いました。
勿論、全て罠です。
ト・チグァンはソン・ビョンギルを病院から連れ出しました。
足首に発信機をつけさせて・・・です。
ト・チグァン、ヨングン、ソン・ビョンギル、そしてハン・テジュの4人で出発。
ところが途中でトラックに横から突っ込まれたのです。
動けなくなっている時、男たちがソン・ビョンギルを拉致していったのです。
キム会長でした。
なんと、チャン・へリョンがキム会長を保釈していたのです。
キム会長は、何より息子が大事でした。
だから、ソン・ビョンギルに拷問を加えても居場所を吐かせようとしたのです。
殴られてもソン・ビョンギルは白状しません。
激高したキム会長がハンマーを振り下ろそうとしたとき、ハン・テジュから電話が入りました。
約束違反だから、契約を破棄する・・・とハン・テジュ。
そして、キム刑事が行く筈だから、気を付けて・・・と。
いったい何の事?とキム会長が思ったその時、狙撃されたのです。
電話は切れていませんでした。
銃声を聞いたハン・テジュは録音モードにしました。
キム会長は、息子だけは助けてくれとキム刑事に縋りました。
それを目撃したヨングン。
15年前、母はヨングンだけは助けてくれと犯人に縋りました。その光景が蘇りました。
体が固まって、身動きが出来ません。銃を構えていたのに、撃てないのです。
キム刑事は次にソン・ビョンギルに向き直りました。
居場所を言えば、娘は助けてやる・・・と拷問を加えたのです。
そこに、ト・チグァンが。
「キム・ガンウク、やめろ手を挙げろ」
ト・チグァンが叫びましたが、キム刑事はソン・ビョンギルを撃ち、逃走したのです。
息を引き取る間際、ソン・ビョンギルはキム会長の息子の居場所をヨングンに教えました。
聞いた場所に急行したト・チグァンとヨングン。
ハン・テジュも携帯で聞いていましたから、すぐさま向かいました。
やっとのことで、“地下室”を発見したのですが・・・。
子供は無事