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発見された男二人は、共に捜査線上に浮かんでいた人物でした。
2人とも指を切り取られていました。
帳簿を入手したから、組織を整理し、弱点を消そうとしたに違いないとト・チグァンは言いました。
これは地検長が関わっているとト・チグァンは睨んでいました。
まだ麻薬を止めていないに違いないと。
パク次長に地検長逮捕を進言しました。このままではパク次長も疑われるぞと脅しました。
この事件の直前、何者かが現場から検察庁に電話した事実を掴んでいました。
警察に口実をつけてやってくるよう仕向け、そこで緊急逮捕する策を提言しました。
で、計画通りに行くかと思ったのに・・・。
やっぱり、ト・チグァンとハン・テジュの考え方が違うのが捜査を混乱に陥れる大きな要因だと言えましょう。
ト・チグァンは“亀”だけでなく、黒幕まで捕まえるつもりでいます。“亀”は組織にとって道具でしかないのですから。
でも、ハン・テジュは道具でも良いのです。自分を襲った本人を捕まえればそれでよいのです。それが復讐だと考えていますから。黒幕まで捕まえるなんて、キリが無いと思っています。
事件の記憶は彼女のトラウマとなっていました。殺人犯を捕まえることで、平穏な人生を歩めるようになると思っているのです。
ト・チグァンは、徐々に自制心を失いつつあると思われる“亀”が、自殺を装って殺されるかもしれないと思っていました。罪を償わないで死ぬなんて、許せないだろうし、事件自体がうやむやに収束されてしまうのも我慢ならないでしょうから。
それで満足ですか?と言われ、ハン・テジュは今回の案に協力することにしたのです。
地検長が警察にやって来ました。
庁長就任を祝うためと、今回の事件の捜査記録を渡すと言われて、のこのこやって来たってわけ。
前もって、地検長に麻薬疑惑があると言う情報を流し、記事にしてもらいました。
で、逮捕して麻薬検査をすると言う流れでした。
で、ト・チグァンとヨングンが検査を要求すると、当然の様に地検長拒んだため、緊急逮捕すると抑え込みました。
そして毛髪等の採取をしようとしたとき、突然ハン・テジュが口を挟んだのです。
「私を弁護人にしてここから出ます?」
おいっ・・・ですよね、ト・チグァンとヨングンにしてみれば。
逃げるためなら、何でもする気になってる地検長がその案に乗らない筈がない。
結局、ハン・テジュが地検長と共に警察から出て行くのを、見てるしか出来なかったのですよ、不正捜査チームは。
「警察は、警官の“亀”をかばおうとするかも。」
と言うのが、裏切ったテジュの言い分です。
要するに、彼女は今でも警察を全然信用していないと言う事です。
元々、利己的だとは思っていましたが、ここまでとは・・・。ハン・テジューっ
自分の事務所に地検長を連れて来たハン・テジュ。
ハン・テジュは地検長に、血液を浄化すれば検出されない・・・などと言いました。それを教える代わりに殺人犯を教えろと言いました。
毎回このセリフばっかりです。
地検長が口にしたのは、“チャンサ会”という組織の名前。
警察のエリートが検察の真似事をしてると言いました。目的は犯罪撲滅。
チャンサ会が使う殺し屋も警官だ・・・と地検長。
ト・チグァンとヨングンがハン・テジュの事務所のビルにやって来ました。
でも、ロビーでジェシクが待機してて2人を止めたのです。
事務所の前で待つから・・・とチグァンが言い、3人で上がっていきました。
すると、なんと、事務所の前に血痕がドアの鍵は開いていました。
彼らが見たのは、こめかみを撃たれて死んでる地検長の姿。そして、パニックになって銃を構えるハン・テジュ。
ヨングンがロビーに降りましたが、もうそれらしい人物の姿はありませんでした。
銃は、埋められて遺体のうち、一番最初に殺されたと思われるチャン・ヒョングのモノでした。ヨングン父が持ってたものだよね?あれ・・・その後どーなってたんでしたっけ
当然、現場にいたハン・テジュはチャン・へリョンの取り調べを受けました。
自殺なのか、ハン・テジュが殺したのか・・・と。
テジュは、地検長は自殺し、自分はそれを見て錯乱し幻覚を見たと言うシナリオにしようと?・・・と、チャン・へリョンに言いました。それとも、殺人犯にしたいの?・・・と。
何があったのかを知りたいだけだとチャン・へリョンは言いました。
拳銃には、地検長とハン・テジュの指紋がついていたようです。テジュの手からは消炎反応も出たようです。
パク次長は自殺を主張しました。このタイミングで、例の麻薬を吸引している動画がマスコミに流れたので、犯行がばれるのを恐れたんだと。
この情報をマスコミに流したのは、パク次長でした。
経緯を聞いたト・チグァンを、何も知らないと突っぱねました。
我々だけじゃ無理だと、ト・チグァンはチョ・スヨンの“彼氏”に協力を求めました。
なんと、それは庁長でしたよ。
庁長はまずハン・テジュを取調室から解放しました。
テジュは取り調べに素直に応じてはいましたが、やはりショックを受けていまして、病院に行かせてくれと言っていたのです。
取調室から出たテジュと共に、不正捜査チームの部屋に集まった面々。
庁長を囲んで、ト・チグァン、ヨングン、チョ・スヨン、そしてハン・テジュと言うメンバーです。
パク次長が疑惑の対象者だということでは皆一致した考えでした。
チャンサ会について、庁長は名前だけは知っていると言いました。
庁長は会員ではないのですか?とト・チグァンが聞きました。
「だったら、私は今ここにいない。」
庁長が微笑みながら言いました。
スヨンはこのままチームに残ることになりました。皆異論はありません。
ハン・テジュはト・チグァンに事件のあらましを話しました。
地検長と話している時、突然入ってきた人物が、地検長を撃ったのです。ヨングンを襲った時と同じように、全身黒づくめで黒いマスクをつけていました。
でも・・・やっぱり女性っぽいんだけど
人物は銃を地検長に握らせ、部屋を出ようとしました。
それを見たハン・テジュは地検長の手の銃を取って後を追い、2発発射。どこかに当たったみたいです。
その血しぶきが入り口の壁に銃弾の跡と共に残りました。
しかし・・・鑑識が入った時、その血痕は既に無かったのです。だから、現場からは地検長の血痕しか検出されませんでした。
ヨングンもト・チグァンも、事件直後に壁の血痕に気づいていました。
血液を調べたら誰の物かはすぐに分かると思っていました。
地検長の血痕しかなかったと聞いたト・チグァンは、ハン・テジュがふき取ったと察しました。
テジュも認めました。
おいっまた
ここまで警察を信用していないなんて・・・。個人の力じゃ無理でしょ。
ムカついてきたわ、ハン・テジュに
でもね、ジェシクはちゃんと血痕の一部を保存していましたよ。民間の検査機関に回すつもりなんでしょうね。
新しい事実が出て来ました。
高麗クリーニングの焼却場から持ってきた一番最近の灰の分析をジェシクの知り合いに頼んでいたのですが。
それに麻薬が混じっていたと慌てて知らせて来たのです。
そこから麻薬の流通の一つの仕組みが明らかになったのです。
売人が扱っている麻薬は、警察が押収した麻薬でした。
通常、それは焼却処分になるのですが、一部を高麗クリーニングは焼却せずに隠匿していたのです。