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ハン・テジュが罪悪感ゆえにパク次長の弁護に協力する羽目になったのでは?とヨングンは考えました。
でも、テジュは、気になったから引き受けたと言いました。
離婚後全く連絡が無かったのに、突然弁護に協力を求めて来たことが気になったと。
ヨングンは、2人が襲われたことは、母親の事件に関係があると察しました。だから詳しく知りたいと。
あの時、ヨングン母の服から、微量の汗と血が検出されていた・・・とハン・テジュ。
量が少なくて、当時の検査能力ではヨングン父のDNAと照合出来なかったんだそうで。その後、検査可能になったので、ヨングン母の服で試してみようと思ったんだとか。
そしたら、それらはヨングン父のDNAとは一致しなかったのです。第三者の唾液と血液でした。
再捜査しようとしたら警察上層部からストップがかかり、一人で調べようと証拠を持ち帰ったら、襲われた・・・。
事件の時、犯人・・・キム刑事は、もう1本指を切ると言ったのです。それを、テジュに選択させると。
テジュ・・・夫ユン・ジフンを選択してしまったのです。
それゆえ、ユン・ジフンは両手の親指を切断されてしまったと言うわけです。テジュを恨んでも仕方が無い状況ですよね。
ユン・ジフンは、ト・チグァンにパク次長の拘留取り消しを請求すると言いました。
チグァンは、どうぞ・・・と言う態度です。
で、いっそのこと、捜査を終了させパク次長を釈放した方が良いんじゃ?・・・と、ユン・ジフンは言い出しました。
が、ト・チグァンは答えません。反対に質問しました。
「何故この事件を担当することに?」
自分たちを襲った事件の裏を知りたい・・・とユン・ジフン。
そうは言うものの、やはりそれだけではない何かを感じているト・チグァンたち。
調べてみると、ユン・ジフンは帰国したばかりで、アメリカにいる間も、結構評判が良い弁護士だったようです。
指の治療とは別に、帰国後精神病院での治療を受けていると言う事が判明。
ト・チグァンたちは、ユン・ジフンとハン・テジュの意図を検討しました。
チョ・スヨンは、自分だったら元夫とは会いたくないと言いました。申し訳ないとは思うけど、嫌な記憶を思い出すだろうから・・・と。
実際、ユン・ジフンと再会したハン・テジュは事件のことを夢に見てうなされるようになっていました。
ジェシクはそんなテジュを心配していました。
テジュは気づきました。犯人が捕まったり死んだりしても、事件が終わったわけじゃないと。自分のせいで傷ついた人がいるんだ・・・と。
ところで、ハン・テジュには情報屋とでも言うような知り合いがいます。
“金の亡者”と携帯に登録されている人物です。
かなり厄介な事でも短時間で調べ上げてくれています。
今回、テジュはユン・ジフンの調査を依頼しました。
キム刑事とパク・チャニ刑事が休職中にかかっていた精神病院と、ユン・ジフンが帰国後にかかっていた病院とが同じだと分かりました。
母を殺したのがキム刑事の前の“亀”なら、もしかしたらこの病院に通っていたかもしれないと、ヨングンは考えました。警察御用達の精神病院のようですから。
しかし、家宅捜索の令状はそう易々と下りるわけではありません。
仕方が無いので、チョ・スヨンが実際に病院にかかってみることになりました。
行く前までは、嫌がっていたチョ・スヨンですが、カウンセリングで胸の内を全て吐き出したら、相当すっきりしたようです。
で、分かったのは、病院のオーナーが代わっているということ。
以前の医者は、2週間前に廃業し海外に行ったとか。ユン・ジフンが治療を受けた直後です。
今は、その医者と全く連絡が取れない状態でした。
怪しい・・・とト・チグァンたちは思いました。
ハン・テジュはユン・ジフンに、この事件の弁護を引き受けた理由を聞きました。
刑事訴訟を担当したくて・・・とユン・ジフン。
それ以外に理由は?と聞かれ、指を切断された理由を知りたいと答えました。
復讐したい?とテジュが聞くと、
「ああ。」
と、答えました。そして、パク次長を解放して黒幕について聞き出すつもりだと。
ユン・ジフンとハン・テジュは、パク次長の拘留を解くため、ト・チグァンと交渉しました。
お互い、条件を出し、ほぼ納得したようで、合意しそうです。
でも、ト・チグァンはパク次長が出した条件と言うのが、あまりにも容易い事ばかりなのが気になりました。そんな簡単な条件を受け入れてもらえれば、賄賂帳簿を渡すと言うのですから。割に合わないと思えます。
「チャンサ会の正しさを教えたいんだ。」
と、パク次長は言いましたが、なんか、胡散臭いです。チグァンもそう思ったかも。
ユン・ジフンたちが治療を受けた精神病院のカルテを手に入れようと保健所を訪ねたヨングン。
カルテはユン・ジフンが管理していると分かりました。
で、その足でユン・ジフンを訪ね、カルテを見せてくれと申し入れたのです。患者の中に殺人犯がいることが分かったので、調べたいと。
事務所にあると言うので、付いていきました。
ところがそれが罠でした。
ヨングンはユン・ジフンによって捉えられてしまったのです。
ハン・テジュはユン・ジフンが復讐したいと言っていたのが気になりました。
で、ト・チグァンに相談に行きました。ユン・ジフンが破滅するのを見たくないから・・・と。穏便に処理してほしいと。
ト・チグァンは、ユン・ジフンの申し出を拒否しました。
交渉は上手く進んでいると思っていたユン・ジフン。突然の手のひら返しに思えたかも。
正直、あなたが疑わしい・・・とト・チグァン。信じません・・・と。
ジフンが黒幕をパク次長から聞き出すから・・・と言っても、受け入れませんでした。
「その表情や言動は全て偽りに見える。このタイミングで突然現れて復讐したいと?今まで7年も先延ばししていたのに。」
そして、ユン・ジフンの海外での行動を調べている途中だと言いました。
ハン・テジュの差し金?・・・とユン・ジフン。
「あなたを心配している人がいるとしたら、たぶんハン・テジュでしょう。」
ヨングンと連絡が取れなくなっていることに、ト・チグァンが気づきました。
不安になりました。
ハン・テジュに交渉決裂の件を報告しついでに、ヨングンがそこにいるか聞きました。
その電話中、テジュの事務所にユン・ジフンが手下を引き連れて乗り込んで来ました。
監視カメラでそれに気づいたテジュは、咄嗟に机の下に隠れました。
テジュが留守だと思ったユン・ジフンは、独り言をつぶやきました。
ト・チグァンへの怒り、そして自分の指がこんなことになった愚痴、苛立ちetc.
その時、テジュの携帯にジフンに関する調査報告が届きました。
なんと、ユン・ジフンは強度の薬物依存症なんです。
ト・チグァンにメールを打とうとしたテジュ。その時、ユン・ジフンに見つかっちゃった
この瞬間が、ホラー映画ばりに怖かった~っ
“ユン・ジフン、イカレてる”
ト・チグァンにテジュからメールが届きました。
その瞬間、チグァンは駆け出しました。電話の途中で切れたのも気になっていましたし。
でも、遅かった。
事務所に着いた時、既にテジュの姿はありませんでした。
ユン・ジフンから連絡が入りました。
パク次長を釈放してください・・・とユン・ジフン。
断ると、写真が送られて来ました。
ヨングンとハン・テジュが椅子に縛り付けられている姿が写っていました。
「2人を傷つけたら、交渉決裂だ」
と、チグァンが言いました。
でも、3時間しか待たないとユン・ジフンは言いました。
ト・チグァンはチョ・スヨンとジェシクに指示を出しておいて、パク次長に会いに行きました。絶対に今度の事を知っているはずだから・・・と。
「ヨングンたちを助けたければ、私を釈放しろ。」
と、パク次長。
得意げに話をするパク次長。でもね、そのうちに体調がおかしくなってきたのです。
少し前に降圧剤を飲んでいました。成分に問題は無いとチョ・スヨンは言ってましたが・・・。
倒れ込んで動けなくなってしまいました。息も絶え絶えと言う感じです。
ト・チグァンは全く動じていません。予想していたようです。
「先輩の車に仕込んだ麻薬の残りを降圧剤に混ぜたんだ。最初から過剰摂取すると中枢神経を損傷し死に至るのに。」
え チグァン
「心配無用だ。この薬はユン・ジフンから預かったものだ。先輩を切ろうとするチャンサ会の指示、そして個人的な復讐心からユン・ジフンが企てたことだろ。」
えーっチグァン
「チャンサ会は雑魚を切り捨てて犯罪を防ぐんだろ?感動したよ。だが、自分は犠牲にならないと言う前提での話だろ。自分が生贄になったら死ぬ気で闘うしかない筈だ。先輩も分かっただろ?生贄になったから。」
一つだけ聞きたいことがある・・・とチグァン。
「ヨングンの母親は誰が殺したんだ?」
苦しみもだえるパク次長、何か話そうとしましたが、言葉になったのかどうか・・・。
ト・チグァンは取調室の電気を消して、出て行きました。
えーっどーするの
やっぱり、ト・チグァンと言う人間がイマイチ分からないわ