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キム・サブはシン会長がコサン病院の理事長だとは知りませんでした。
理事長がト院長の再任の決定権を握っているらしいです。
その手術を自分を憎んでいるプ・ヨンジュがすると知ったら、じっとしてはいられなくなるのも当たり前。
「また痛い目にあうから、断ってください。」
ソン外科長が言いました。
でもね、天邪鬼なキム・サブとすると、そう言われたら余計にやると言っちゃいますよね。
本心はそうじゃなくても。
ここで、ソジョンとト院長の関係も少しだけ分かりました。
これまで、コサン病院でいる時も、ソジョンはト院長に認めてもらえないのを寂しく思っているようでした。
彼女は母亡きあと、ト院長に面倒を見てもらっていたのです。中学生?高校生?
ソジョンの母は手首を切って自殺したみたいです。残された手紙には、自分に何かあった時には、ト副院長に連絡するように・・・と書いてありました。面倒を見てくれるから・・・と。
だから、ソジョンはト副院長を父親だと思いました。
当時のト副院長がどう答えたのかはまだ分かりません。
「久しぶりね。覚えていない?」
と、ソジョンがト・インボムに声をかけました。懐かしそうな笑顔です。
ト副院長はソジョンを引き取り、一緒に暮らしたのかしら?インボムには“姉さん”と呼ぶように言っていました。
全く覚えてない・・・とインボム。ホント?
覚えてそうだけど。
この二人の様子に嫉妬したのはドンジュ。
まさかそんな幼い頃の事とは思わず、合コンでもしたのかと嫉妬しまくりです。
キム・サブはシン会長の元に押しかけました。
高価な医療機器を追加したいと言いました。
コサン病院財団の理事長だと知った事を告げ、ト院長と共に患者から金儲けをしていると指摘。だから自分も元を取らせてもらうと言いました。
成し遂げたいことがあるから・・・と。それが嫌なら、別の医師に手術は頼めと。
ドンジュは無理やりソン外科長に誘われて食事に行きました。
ソン外科長は、プ・ヨンジュと言う人間が如何に酷いか、言いました。医師としても人としても失格だ・・・なんてね。
例の手術に関しても、自分の責任なのに、プ・ヨンジュがした事としてドンジュまでもが犠牲になるのを見ていられない・・・なんてね。
お前こそ・・・と言いたい
ドンジュはその話を信じたのでしょうか?そうとは思えないけど、少し揺らぐ気持ちも芽生えたかもしれません。
キム・サブはその頃ナム麻酔医のところに行っていました。
ナム麻酔医は、医師のかたわら食堂も営んでいるんです。どっちが本業か分かりません。
キム・サブは怒り狂っていました。またト院長と関わってしまう羽目になってしまったことが・・・でしょうか。純粋に患者の治療だけをしていたいだけなのに・・・と。
そこに、カジノの支配人がやって来ました。
手術をしないと言うキム・サブに、夢があるのなら、シン会長を味方につけた方が良いと支配人は言いました。
「あなたが手を引いて一番喜ぶのはト院長ですよね。ト院長が提出した来年の運営計画書を見ても断れるかしら?」
そう言って、書類を差し出しました。
運営計画書の内容がどうだったのかは分かりません。でも、キム・サブは不安に思える内容だったみたいですね。
トルダム病院は期せずして救急対応の医師がいない状態になってしまいました。
2人に連絡を取ろうとしたのですが、どちらも電話に出ません。
そんな時、急患が
同行してきたのは、何と、ト・インボム。
彼がソウルに帰ろうと、乗ったタクシーの運転手が倒れたのです。
きっと、運転手は調子が悪いので病院に来たところを、インボムに乗られてしまったのでしょう。お客さんを断る事が出来ず、発車したようです。
ソジョンが診断して診察等の指示を出そうとしたのですが、躊躇しました。まだキム・サブから許可が下りていないからです。
そこにドンジュから連絡が入りました。
何度も何度も連絡しても、繋がらなかったので、ソジョンは苛立っていました。
状況を聞きましたが、ドンジュのいる店からはどんなに急いでも40分はかかります。10分以内に治療を始めないと、命が危ないとソジョンは言いました。
「先輩が指示をしてください。先輩しかいません。」
ソジョンは決心しました。
すぐに診察、治療の指示を出しました。
ト・インボムにも協力してもらいました。彼女の右手はまだちゃんと使えませんから。
手術が必要と判断しました。
ところがですよ。30分で必ず帰ると言ったドンジュと連絡が取れなくなってしまったのです。
ドンジュ、途中で事故に遭遇してしまって。
その処置をしていたんです。
ト・インボムは、この状況に焦り、苛立ちました。
医師は出払ってるし、他の病院に移そうにも、遠くて患者が持たないと言うし、医師のソジョンはいても治療は出来ないし。
まぁ、苛立つのも当たり前ですね。
「腹腔鏡はありますか?」
と、聞きました。で、古いタイプだけどあると言うのを聞いて、自分が執刀すると言ったのです。
でも、規則で登録されていない医師が執刀することは禁じられていました。
患者の命を救うためには、インボムが執刀するしか今は方法がありません。
インボムが執刀することになったのです。
その時、やっとドンジュから連絡が入りました。
インボムに執刀してもらうしかないと聞き、ドンジュはこの状況が悔しくてたまりませんでした。
シン会長の元にト院長がやって来ました。
シン会長が呼んだのです。キム・サブから要求されている医療機器を、ト院長に準備してもらおうと考えたのです。プロにやってもらうのが一番でしょうからね。
彼は医学界から追放された男です・・・とト院長。
でも、シン会長はそんな事関係ありません。自分の命がかかっているのですから。
抗議は受け付けず、無理やりに押し切りました。
ト院長の怒りの矛先はキム・サブに向かいました。
その足でトルダム病院に向かったのです。
キム・サブが病院に戻って来た直後、ドンジュが救急車に同乗して到着しました。
看護師に指示を出して、手術室に向かいました。
そこに、キム・サブが手術着を着てやってきたのです。
で、ト・インボムが執刀したことを知ったのです。
手術が終わった時、キム・サブはソジョンとト・インボムに話があると言いました。
ま、そーでしょうね。
そこに、ト院長が来合わせたのです。
ま~、役者が勢ぞろいですね。
話がある・・・とト院長。
でも直後にキム・サブの後ろにいるのが、ソジョンと息子インボムだと知ると、驚きのあまり、声も出なくなってしまいました。
「院長の息子さんは大きなミスを犯した。」
と、キム・サブはインボムが許可なく手術をしてことを告げました。
本当かと、ト院長はインボムに声を荒げました。
ソジョンが庇うように言いました。緊急事態だったのでお願いした・・・と。
ソジョンは、キム・サブから聞かれた時も、自分がお願いしたと言いました。
でも、インボムは状況をきちんと正直に説明しました。
ソジョンがどうして自分を庇うのか分からなかったようです。却って迷惑だと言いました。
「本院と相談して処分を決める。」
と、キム・サブは言いました。
必死に庇おうとするソジョンに、キム・ボムが言いました。
「雑務係にそんな権限があるのか?」
済みませんでした・・・とソジョンは言いました。でも、
「また同じ状況が訪れたとしても同じ決定をしたでしょう。」
と付け足しました。
「先生に認められなくても能力がないとしても、いずれにしても私は医師ですから。」