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ト・チグァンとハン・テジュ、そしてヨングンは、まだ本音を見せているわけじゃありません。だから、本当に“仲間”なのか、確信が持てません。お互いを信じ切っているわけじゃなさそうです。
チョ・スヨンが通常の尋問をしてもヒョジョンは、全く供述をせず。
だったら・・・とヨングンが脅しにかかりましたが、これまた全く供述を引き出すことが出来ません。
仕方なく、ハン・テジュが説得を試みました。ヒョジョンの目的はお金です。だから、上手く稼げるよう協力するとか何とか言って、証言すると言う話を引き出すことが出来ました。
他にも証拠が必要だとト・チグァンは言いました。
ヒョジョンの証言だけでは安心出来ません。
イ検事からハン・テジュに電話が入りました。
彼は今必死にヒョジョンの行方を追っています。で、監視カメラの映像でハン・テジュが関わっていると確認したので、連絡をして来たのです。
でも、ハン・テジュはスルー。苛立たせる作戦です。
ヒョジョンは安全な場所に隔離しました。
でも、こうなると危険なのはハン・テジュです。
なにせ、移殖を待つシン会長は、いろんな事情でヒョジョンの腎臓が必要でしたから。
ヨングンが家まで送りました。
護身用具も持ってるから・・・と強がるハン・テジュ。
でも、ヨングンは本心は違うと察していました。彼女の経歴を調べたようです。7年前の事件についても知っていました。
ハン・テジュじゃなかったら、自分は証言しなかった・・・とヨングンは言いました。
父が犯人だと分かっていたけど、そう証言したら自分は一人になってしまうわけで・・・。それが怖くて証言出来なくなっていたのです。
正直な言葉を聞いて、テジュも正直に話しました。
私はあの事件を忘れることは出来ない・・・と。検事を辞めれば忘れられると思ったのに・・・と。
ハン・テジュの家には、既に賊が忍び込んでいました。予想通りです。
が、相手は予想以上に危険な輩でした。
刃物をテジュに突きつけ、ヒョジョンの居所を白状させようとしました。
キム室長と手下でした。
テジュは刃物を見て、発作が起こりそうになりました。必死に正気になろうとしました。
格闘になり、危ないところでしたが、テジュがスタンガンを突きつけたことで、大ごとにならずに済みました。
駆け付けたト・チグァンに、テジュはキム室長たちを見逃すよう言いました。イ検事を捕まえるために、今はそうした方が良いと。
ハン・テジュはイ検事を呼びだしました。
ヒョジョンを渡す条件として、自分と夫を襲った犯人が誰なのか教えることを挙げたテジュ。
「もう死んだ。」
と、イ検事。
そう発表させた人が誰か教えて・・・とテジュ。
すると、イ検事は、金目的でこうしているとテジュは勘違いしてると言いました。
重要な捜査をしているが、テジュが邪魔をしてるんだ・・・と。
でも、そんな言葉を信用するテジュではありません。
ト・チグァンは、パク次長に臓器売買の事件の途中報告をしました。
テジュのところにキム室長が現れたことを告げ、車の位置追跡をしたと言いました。
イ検事もろともに逮捕すると。
そして意外な事を言い出しました。チャン・へリョンたち広域捜査隊と協力して捜査を進めたいと。
パク次長は犬猿の仲にもかかわらず、捜査協力すると言う突然の申し出に不安を感じました。何か思惑があるんじゃないかと。
実は、ハン・テジュからの提案だったのです。
勿論、それをパク次長には言いません。
ヨングンがキム室長の所に正面から堂々と乗り込みました。
ハン・テジュが電話を待ってる・・・とキム室長に言いました。
その頃、ハン・テジュはヒョジョンと会っていました。
今日中にイ検事は捕まるから、シン会長と直接交渉をしろと言いました。
イ検事が来ました。
そこに、キム室長から電話がかかって来たのです。テジュは、携帯をイ検事の方に押しやり、出るように言いました。かけて来るなと伝えて・・・と。
ここで、イ検事とキム室長に話をさせるのが目的でした。事情を知らないキム室長がイ検事にどんな話をするか、その会話を証拠としてイ検事を逮捕しようと考えていたのです。
ところが、イ検事は出ません。
ヒョジョンによく考えろと声をかけました。
自分の望みが何か、誰につくのが良いのかを・・・と。
結局、ヒョジョンは欲に負けました。
ハン・テジュたちの計画をばらしてしまいましたよ。イ検事を捕まえようとしていると。
イ検事は、部下に指示を出しました。警察が嗅ぎ付けた、すぐさま、全員逮捕しろと。
何と、検察はキム室長のアジトを包囲していたのです。
待機していたト・チグァンとチャン・へリョンたち広域捜査隊は唖然としました。
検察が、目の前で自分たちより先に乗り込んで行ったからです。
大捕り物となりました。逃げ出したキム室長を、ト・チグァンが追いました。
その後を、ヨングンも。
先にキム室長を追い詰めたト・チグァン。
キム室長も観念して、いざ逮捕・・・となった時、ヨングンから電話が。
見逃してください・・・とヨングン。
今逮捕したら検察に奪われてしまい、口裏を合わせる恐れがあるからと。検察の捜査官がいないところで自分が逮捕するから・・・と。
ところがこれが裏目に出るんですよ。
ト・チグァンがキム室長を逃がしたのを、チャン・へリョンに目撃されてしまいました。
決して責める口調ではありません。
ト・チグァンは、チャン・へリョンが自分を殺すつもりなのかもしれないと思ったようです。
人目のないこの場所はチャンスですから。
でもね、チャン・へリョンにそんな気は無かったようです。
人を信じないト・チグァンに言いました。
「お前はイ検事と俺がグルだと思ってるだろ。もっと信用しろ。世の中を変える前にお前が変わるな。」
ん?チャン・へリョン、悪人だと思ってたけど・・・どーなの
悪の面だけじゃないってことかしら。人はいろんな面を持っているから。
それは、ト・チグァンにも言えるようですね。
キム室長が何者かに殺されてしまいました。
宅配業者の格好をした男のようです。
直後に発見したヨングンも襲われてしまいました。
銃を突きつけられましたが、結局撃たれることはありませんでした。
イ検事が不正捜査チームに抗議に来ました。
キム室長のバックにいる国際組織まで一網打尽にするつもりだったのに、邪魔されて失敗したと。
散々嫌味を言うので、パク次長は悔しがりましたが、口では太刀打ち出来ません。
「どれくらい生きられますか?」
と、ト・チグァンが聞きました。
シン会長のことです。これまで数回移殖をしていることもあって、体調はかなり悪くなっていました。その他にも、いろいろと病気を持っているようですし。
なのに、ヒョジョンの件でも取り調べが続くと、手術は当面出来そうにないからです。
そうなった時、シン会長は今の様にイ検事の味方をするでしょうか?・・・とト・チグァン。
確かに・・・とイ検事も思ったようです。
「犯人は警官です。」
ヨングンが言いました。捕まえなくては・・・と。
ヨングンは意識を失いながらも、犯人が自分に向けた銃を確かに見たのです。警官が使う銃だったと。
キム室長は、死んだ後、右手親指を切り取られていました。
それを聞いたハン・テジュは、遺体に近づき、そっとカバーをめくりました。
自分と同じように切られているのを見ました。