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ジョンフンは、ハジンに駆け寄ると、男を突き飛ばし、ハジンを抱きしめました。
ハジンは、あっけに取られました。驚き、戸惑いました。
いったい、何という表情。
どうしたんですかと、ジョンフンに聞きました。
男たちは、すぐにジョンフンだと気付きました。
恋人じゃないかと口々に言いました。彼らも驚いているのです。
「そうだ。恋人だ。」
ジョンフンが言いました。
でもね・・・これ、ジョンフンの早とちりでした。
ハジン、接触事故を起こしてしまってたんです。で、その処理をしようとしていたわけ。
相手の男性たちは、今しがたハジンの映画を見た帰りと言う事もあって、被害者と言うよりは大感激しちゃって騒いでいただけでした。
結局、ハギョンを呼んで処理してもらい、事なきを得ました。
ハジンは、ジョンフンが自分を心配して何度も電話をかけて来たことを知り、いっそう感動しました。
誤解しないでください・・・とジョンフンは言いましたし、ハジンも誤解しませんなんて言いましたが、その実は嬉しくてたまりません。
ジョンフンが自分を心配する気持ちは本物だと感じていました。それは好意があるからだと思いたいですよね。
これからは一人で行動しないでください、人をあまり信じないように・・・とジョンフンはハジンに言いました。
今回は誤解で済みましたが、ジョンフンの不安が解消したわけではありません。
ジョンフンはハギョンに今回の事を知らせました。ハジンには知らせない方が良いと言って。
ハギョンはすぐに手を打ちました。
事務所の代表に報告し、ボディガードを雇いました。ファンや不特定多数の人と接触するサイン会もキャンセルしました。
ハジンは、急な事に驚き不審な感じを抱きました。
ハジンはハギョンを問い詰め、一連の急な対応の変化の理由を聞きました。
ハギョンは、仕方なく、ジョンフンに脅迫の手紙が届いたと打ち明けました。
ハジンのストーカーのようだと。
でも、ハジンは、写真が傷つけられたジョンフンの方が危険かもしれないと思いました。
ジョンフンに電話し、くれぐれも気を付けるよう言いました。
ハジン・・・ソヨンを殺したムン・ソンホの記憶があるようです。
ジョンフンを傷つけた写真を見ていると、ふいにソンホの顔が脳裏に浮かんだのです。
何故
ハジン自身にも、それが何なのか、思い出せないみたいです。
ジョンフンは送られて来た写真がどこで撮られたかを調べました。
手紙を見つけた後輩のイルグォンにも協力してもらい、差出人を洗い始めたのです。
でも、手紙からは何の情報を得る事も出来ませんでした。
「ニュースライブ」にチ監督が来ました。インタビューのゲストです。
何だか、我が物顔でスタジオの中を歩き回っています。誰にでも、やけに親しげに振舞うんです。
一応ゲストなんでチェ局長も丁重に対応していますが、あまり良い印象は持たなかったようです。
ジョンフンとハジンの交際は、嘘なんじゃないかと思ってる風です。
と言うよりは、そう願っているような感じです。
ジョンフンは、番組の後でチ監督に食事に誘われました。
出向くと、そこにはハジンも。
どうも、2人の交際が本当かどうか確かめようとしたみたいです。
でもね、却って親しい姿を見てしまう羽目になり、苛立ちました。
ジョンフンは、チ監督がハジンを好きだと察しました。性格を考えると、ストーカーかもしれないと。
席を立った隙に、カメラをチェックしましたが、証拠は見つかりませんでした。
それでも、信じすぎるなとハジンに言いました。
「あなたの事は信じていいですか?」
ハジンが聞きました。
「さあ・・・あまり信じないで。でも、ストーカーじゃない。」
と、ジョンフンが言いました。
チ監督じゃない誰かが、ハジンの家に忍び込みました。
ハジンがジョンフンに送られて帰宅した時、まだ家の中にいたのです。
2人の姿を見て、すぐに家から出て行きました。
ハジンはジョンフンに秘密を告白しました。
今じゃないと、話せないと思ったのです。
私は頭が正常じゃないんです・・・とハジン。
当たり前のことが思い出せず、知らない事が頭に浮かぶ・・・と。
「でも、変なのは私だけじゃない。あなたもです。」
と、ハジンは言いました。出会ってから今日まで謎だらけだと。ハジンの幸せを願うのは何故か、好きでもないのに心配してくれるのは何故か・・・。
「どうしてなのか、知りたいです。もしかしたら、私が失った記憶の中にあなたがいるんですか?」
どういう意味なのか分からないとジョンフンは言いました。
そして、初めて会ったのは、テレビ局の控室だと言いました。
ハジンが心配なのは、同じような被害に遭った友達がいたからだと。
ジョンフン、上手い言い方です。
ロードマネージャーのムン・チョルが来ました。
ハギョンが遅くなりそうだから、ハジンの傍に居てくれと連絡があったんだとか。
その時、近くで物音が。カメラのレンズカバーか何かを落とした音です。
男が逃げ出すのが見えました。
ジョンフンがすぐに後を追いました。
必死に追い、やっとのことで摑まえると、パク・スチャンと言う記者。評判の良くない芸能記者です。
駆け付けたムン・チョルも、パク記者だと確認しました。
ジョンフンはカメラのメモリを抜き取りました。
パク記者だったの家に忍び込んでいたのは。懲りてないようだけど・・・。
一人で追いかけたジョンフンを心配していたハジン。
無事だったと知り、ほっとしましたが、これからは無茶な事をしないでほしいと、ジョンフンに言いました。
それから・・・とハジン。さっき言ったことは忘れてくださいと続けました。
「記憶は時間が経つと色あせて曖昧になる。だから苦しまないでほしい。大事なのは今だ。」
その言葉で、ハジンは気持ちが少し楽になりました。
ジョンフンは、ムン・チョルのことも引っ掛かってるようですが・・・。何故
ハジンに新しいドラマのオファーが入りました。
ずっと夢だったファン作家の作品です。
なんと、ニュースアンカーと言う役です。
ファン作家は、恋人のジョンフンに演技指導をしてもらえばいいと言ったようです。脚本や演出にも協力してもらいたいと。
そして、ファン作家と監督との打ち合わせの席にも出てほしいと。
代表から話を聞いて、ハジンは焦りました。
ジョンフンが嫌がるのが目に見えるようでした。偽の恋人なんだから当たり前ですよね。
ジョンフンはテウンと二人で母を訪ねました。母の誕生日でした。
両親もハジンとの噂を知っていました。
期待して質問する母に、ジョンフンは正直に、記事は嘘だと言いました。事情があるから否定してないけど・・・と。
母は少しがっかりした表情を浮かべました。
ジョンフンも、済まない気分になったでしょうね。
局の創立特集のナレーションを、ハジンと二人でしてほしいとチェ局長から言われたジョンフン。
視聴率を上げたいとチェ局長。
交際は嘘だと知ってるのに・・・とジョンフンが拒んでも、必死に頼みました。
一応、ハジンに話をしました。
すると、あっさりOKしたハジン。
だって、彼女も交換条件を出しやすいですもんね。ドラマの協力の件です。
出演はしないと言う条件で、ジョンフンは協力することを約束しました。
またあの手紙が届きました。
ジョンフンの姿に傷をつけた写真と、『ハジンが愛しているのは俺だ』と言う一文。
ジョンフンはソヨンが殺された日のことが脳裏に浮かびました。
雪の夜、ソヨンの携帯から電話が入りました。
男が言いました。ソヨンが愛しているのは俺だ、勘違いするな・・・と。
ムン・ソンホでした。
ソヨンを拉致していました。
電話からソヨンの泣き声が聞こえました。助けてくれと叫んでいました。
携帯はずっとつながったままでした。
ムン・ソンホはわざと聞かせたのです。
携帯を頼りにジョンフンが駆け付けた時、ソヨンは屋上からムン・ソンホによって突き落とされたのです。
ムン・ソンホはタイミングを計っていました。ジョンフンの目の前で殺そうと。
ソヨンを殺してでも自分のものにしようと思ったのです。
そして、自分も死のうと。
ジョンフンの目の前でムン・ソンホも死のうとしました。
でも、危機一髪、警察がなだれ込んできて、死ぬことは叶いませんでした。
その時の、ムン・ソンホの狂気を思い出したジョンフン。
会いに行きました。
何を聞きたかったのでしょう。