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今話も、以前レビューしていなかった個所です。フォローする機会が持てたので、今さらですが、記録しておくことにしました。
僕は怖い・・・とドジンがジェイに言いました。
自分がジェイにとって大切なモノを奪ってるように思えたのです。
ヨム・ジフンの口から、父が自分を弱い人間だと言っていたと聞かされたヒョンム。
ショックでした。ドジンならまだ実の息子だから許せる部分はありますが、ヨム・ジフンのような他人に父が自分の評価を語るなんて、信じたくないでしょう。
これまで自分がヨム・ジフンによって通り魔犯人に仕立て上げられたことも知りました。操られていたと言うべきでしょう。
実の父親のようにユン・ヒジェについて語るヨム・ジフン。
衝撃を受けるとともに、憎しみが湧いて来たようです。平然と嬉しそうに人を傷つけるのを見て、恐怖も感じたでしょうね。
そして何より、不安が・・・。
既にオクヒの店にも行ったと言いましたからね。オクヒとソジンが危険だと思いました。
これ以来、ヒョンムは、密かにオクヒたちを遠くから見守り始めました。
ドジンは痛む体でジェイのところに行きました。ジェイは自宅を出て、ホテルにいました。
ふらつき朦朧としながら、ジェイに言いました。
「一日だけ、やってみようか?12年間出来なかったこと・・・。」
ジェイは涙をためて頷きました。そして、そっとドジンを抱きしめました。
パク記者の番組のせいで、ジェイは家族を殺した殺人犯の息子と交際していると大々的に報じられました。
仕事にも支障が出て来ています。
遺族会からムウォンに確認の電話も入っています。裏切りのように思われても仕方がありません。ムウォンは、デマだと言い張りました。
ムウォンは恩のあるジェイの両親のためにも、絶対にジェイを守るんだという使命感を持っています。
ところで、ドジンの先輩のカン刑事、パク記者に情報を流しています。
ドジンに偏見を持っていて、お金のためにパク記者に通じているのです。
パク記者が久しぶりにユン・ヒジェの面会に行きました。
相変わらずの言いたい放題、傷つけ放題の言い方です、パク記者。
なめてかかった言い方に、ユン・ヒジェは気分を害しました。番組の事でも相当怒っていますしね。
流石に怒りを抑えられなくなったヒジェ。
帰ろうとしたパク記者の首を絞めました。
刑務官のおかげで命拾いしたパク記者。告訴すると息巻きました。
「さよなら、パク記者。」
ヒジェが言いました。これが本当に二人が会うのは最期となりました。
ジェイとの一日限りのデートの日。ドジンがお弁当を作りました。
ジェイはひと時たりともドジンから目を離したくないとばかり、運転中でもドジンを見つめ続けました。
くすぐったい表情をして戸惑うドジンが可愛いです。
あなたに会いたくなったらここに来てた・・・とジェイは林の中の散歩コースを案内しました。木(ナム)がたくさんあるから・・・と。
お前こそ楽園(ナグォン)のようだ・・・とドジンは思いました。
次に行ったのは、海。
ドジンはオクヒたちと島で暮らしていたことを話しました。
海は、ドジンにその頃の気持ちを思い出させました。海を眺めてはジェイのことを思っていた時のことを。
手をつないで海岸を歩くだけで、ジェイもドジンも幸せでした。
最後に行ったのは遊園地。閉園間近なので、客も少なくなっていました。そこが狙いだったんです、ジェイ。
ところが、露店でジェイだと気付かれちゃって。
思わずテントの陰に隠れちゃいました。丁度ドジンがジョンヒョンからの電話に出てたので、一人だったんです。
戻って来たドジンは、ジェイの姿が無いことに気づき、血相変えて辺りを探し回りました。
それに気づいても、ジェイは、大声でドジンを呼べませんでした。周囲の人に気づかれてしまいますよね。
ドジンの必死さが、胸を締め付けるようでした。
ジェイを見つけたドジンは、駆けて来て抱きしめました。
ごめんね・・・とジェイ。
いろんな意味が含まれている“ごめん”でしたね。
今日は楽しかったね・・・とジェイ。
一日が終わりかけていました。
今度会う時は、刑事になってるんだよね?と聞きました。
ドジンは黙ったままでした。
車を停めて、ドジンが言いました。
「ジェイ・・・ナグォン・・・。俺たち・・・。」
その時、時計は12時を指しました。
ドジンがゆっくりジェイに近づきました。
パク記者がとうとう12年前の事件の詳細を知りました。
ドジンがユン・ヒジェを殴った事実を掴んだのです。
視聴率を上げるためなら、何でも利用するパク記者。掴んだ事実を、刺激的な言い方で報道しました。
生き残るために実の息子を殺そうとした父、そして助かるために父を殺そうとした息子・・・と。
要するに、ヒジェだけじゃなく、ドジンも同じ血が流れていると、殺人犯にいつなるか分からないと世間に思わせたってことでしょうか。
満足気な表情で帰宅したパク記者を待っていたのは、ヒョンム。
その夜、パク記者は殺されてしまったのです。