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イ・ガンとスホの間に挟まれて、気苦労が絶えないグリム。
それだけじゃなく、ラ作家からは相変わらずサブの扱いをされて、真冬に薄いサンタの格好でリスナーにプレゼント配るなどと言う事をさせられたりしてましてね。
嫌と言えないグリムなんです。
自分の文才等に自信が持てないにもかかわらず、メインと言う立場に突然据えられたことに心苦しさを感じているのかもしれません。
でも、リスナーから温かいたい焼きなんぞを差し入れしてもらうと、心まで温まった気がしました。
ムン・ソンウのブースでそんな話をすると、グリムはそれだけで気分が落ち着きました。
疲れも取れる気がします。
「失敗作がヒット作になることもある。失敗しても諦めるな。ヒット作に変えられるまで。」
と、ムン・ソンウは言いました。
思わずその言葉を手帳に書き込んだグリム。今のグリムにタイミングばっちりの言葉でした。
スホの放送事故に関するコメントが変わって来ました。
好意的なものになって来たのです。
声が聞けて嬉しい、戸惑うスホさんが面白かった、明日も聞きます・・・と。
少し気分が良くなったスホ。
でも、その時、別の記事に気が付きました。
母が言ってたドキュメンタリーが決定したと言うニュースです。
スホはすぐさま実家に行き、母を問い詰めました。
スホ母は、ドキュメンタリーを撮る監督と会う手筈まで整えていました。既に、父も呼びつけられていました。DJも辞めろと。
気分を悪くしたスホが、何かを言おうとしたとき、携帯が鳴りました。
グリム母からでした。
勿論、グリム母は、娘に電話をかけたのですが。
スホはそのまま実家を出て行きました。
グリム母は、視覚障がい者と言う事で、ひったくりに遭ってしまい、どうしようもなくなったので、連絡してきたのです。
スホは、この時初めてグリム母の障害のことを知りました。
グリムの友人だと名乗ったスホ。
スホは、家まで送って行きました。
グリム母は、声ですぐにスホだと気付いていたようです。
階段も上がれない・・・と嘘をついてスホを家に招き入れ、食事をご馳走しました。
家の中でテキパキ動くグリム母を見て、スホは複雑な表情を浮かべていました。驚きと共に、自分は何を手伝えば良いのか分からない戸惑いもありましたから。
スホが食事をしようとしたとき、グリムが帰宅。
3人で食事を始めました。
スホは珍しくたくさん食べています。
その時、イ・ガンもやって来ました。
4人の食事は、なんとも不思議な雰囲気。
グリム母だけが楽しそうです。グリムは少々不安げですし、スホとイ・ガンは相変わらず張り合ってる感じ。
明日も生放送ですか?とスホがイ・ガンに聞きました。僕が断ったら?・・・と。
「あなたは断らない。これまで見て来て分かったんだ。あなたには出来ない。人に迷惑をかけたり約束を破ったり、契約書に書かれた事も簡単に破ったりする男じゃない。」
と、イ・ガンが言いました。そして、“スホ”と名付けた鉢植えに話しかけました。
「そんなに怒ると、大きく育たないぞ。」
グリムが原稿を持って来ました。
それを見て、手直しが必要だとイ・ガンが言いました。今夜徹夜で特訓だと。
すると、スホが割り込みました。
「今夜は僕が特訓を受けるよ。」
そして、グリム母に、言いました。娘さんをお借りします・・・と。
イ・ガンはスホの気持ちに気づいたかもね。
気付いて無いのは、グリムだけかも。
グリムはスホを局に連れて行き、ラジオの存在意義等について彼女なりの説明しました。
ムン・ソンウのブースにも案内しました。大御所のDJブースだと言って。
そこの壁には、グリムをはじめとした、たくさんのリスナーからのハガキが貼られています。
自分がラジオを聞き始めたきっかけは、母の目の手術だとグリムは言いました。
母が見えないテレビを見たくなかったと。
その壁の隅に、スホと友人の写真も貼ってあるのですが、この時はまだ気づきませんでした。
細かくラジオ放送について説明をするグリム。
スホは素直に真面目に話を聞きました。穏やかな表情です。いつもの冷淡さはありません。
そのうち、グリムはうたた寝してしまいました。
その顔を、スホはじっと見つめていました。
目を覚ましたグリムに、スホが言いました。
「気になるんだ、君が。」
どういう意味と、グリムが問おうとしたとき、ブース外の調整室にイ・スンスPDと同じチームのフンジョンがやって来ました。
2人はつい、テーブルの下に隠れてしまいました。
でも、見つかりそうになったので、諦めて堂々と放送準備をしていた体を装いましたが・・・。
却って不審感を抱かれてしまいました。
2人きりでブースで夜を明かした・・・なんてね。
“気になる”と言う言葉の意味を、後にスホに聞いたグリムなんですが、スホは答えられませんでした。
イ・ガンが来ちゃったってこともありますが。
そして、いよいよ聴取率が発表されました。
勝ったのは、イ・ガンチーム。
イ・ガンは、次の放送はムン・ソンウのブースからしようと考えました。
でも、そう簡単にムン・ソンウの許可は下りません。
「君は何故私のブースでやりたいのかね?」
と、ムン・ソンウがスホに聞きました。
「特にやりたいとは思いません。」
と、スホ。どこでも自分は構わないと。どこでも同じでしょ・・・と。
おいおい・・・と、イ・ガンたちは言葉が出ませんでした。焦りました。
すると、ムン・ソンウが許可すると言ったのです。
「その代わり、毎週私と山に行こう。私のブースが他と違う事を見せてやる。」
皆、唖然としました。
イ・ガンはスホをリスナーの所に連れて行きました。
リスナーにプレゼントをしたいからと。
良い化粧品を開発したのに、誰からも見向きもされず、食費にも事欠く生活だという投稿があったのです。
イ・ガンは番組でその化粧品を買うと言いました。広告塔として、スホほと効果的な存在はありませんからね。
「失敗からヒット商品がうまれることもあります。」
と、グリムが言いました。ムン・ソンウの言葉ですね。
チン・テリはJHに縋って必死に這い上がろうとしていますが、もう誰も相手にはしてくれないようです。
でも、ジュヌは、彼女を庇っています。
何か、事情があるようですね。ジュヌが持ってるスホの過去の証拠を渡してくれとチン・テリは言ってますが・・・。
スホは、イ・ガンがグリムのことを“マンネ”と呼ぶのが気に障っていました。もうメイン作家なのに・・・と。
「俺がそう呼ぶのは、グリムだけだ。あなたも“マンネ”扱いしてるじゃありませんか。」
と、イ・ガン。
これから局に戻って仕事だと言うのを聞いて、スホはまた口を挟みました。
翌日、地方で仕事があるので、生放送に間に合うか心配だと。だから、グリムに送迎を頼みたいと。
「だから、明日のために、今日は早く帰って寝ないと。安全運転のために。」
見え見えだわ・・・