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スホがグリムへの想いを喧嘩腰に告げた時、イ・ガンが聞きました。
それはグリムの気持ちでもあるのか?と。
勿論、スホはそうだとは言えません。自分の一方的な想いですから。
悔しいスホは、グリムが2階、イ・ガンが1階に住んでるというのも我慢なりません。
だから、建物ごと買い取ろうとしたんです。
ところが、その建物のオーナー、なんと、イ・ガンでしたよ。
断念せざるを得ませんでした。
その日はグリム母の退院日。
ジェイソンから聞いたスホは、慌てて病院に向かいました。
またイ・ガンに先を越されちゃいけないと思ってね。
で、予想通り、病室でスホとイ・ガンは鉢合わせしたってわけ。
どちらがグリム母娘を車に乗せるかで、また大揉め。
結局、グリムはイ・ガンの車、グリム母はスホの車に乗って帰りました。
イ・スンスPDたちのチームは、JHから押し付けられたチン・テリをDJとし、放送を開始。
どういう内容でいくべきか、ラ作家は悩みました。
ある時、グリムが、チン・テリの言いたい放題の性格を敢えて表にだして悪質コメントを寄せたリスナーと対決するのはどうかと言ったのを、そのまんま使う事にしました。
イ・スンスPDは、放送事故になるんじゃないかと心配でたまりません。
ラ作家も、不安でしたが、イ・ガンチームに聴取率で勝つためには、これくらいしなくちゃダメかもしれないと割り切りました。
ところが、彼らの予想の上を行くチン・テリの暴言のオンパレード。
一方的に音楽を流し、中断させました。
誰の企画なのと、チン・テリが聞きました。
ラ作家、グリムだと言っちゃったよ・・・。
チン・テリも自分の言動がダメなことは分かっています。
人気が落ち目で、足掻いているのに全く浮上できない現状も認識しています。
だからスホ母を脅すネタを手に入れた時、チャンスをつかんだと思ったのでしょう。
でも、スホ母はそう簡単に意のままにできる相手じゃありませんでした。スホだってそうです。
どうすればいいのか、チン・テリは悩みました。
頼れるのは、ジュヌだけでした。でも、ジュヌも電話に出てはくれません。
グリム母娘を家まで送った時、スホはグリムに話しがあると、呼び止めました。
食事に行こう、2人で・・・とスホは言いました。
ところが、行ったレストランで、2人はスホ両親と父の愛人の女優と会ってしまったのです。
そそくさと店を後にする父。
個室では、母が女優を叩いていました。
見たくないシーンです。
女優が、自分を潰そうとするスホ母を、浮気の写真をネタに脅そうとして、返り討ちに遭った・・・そんなところです。
スホは何事も無かったかのように、グリムと食事をしました。
でも、グリム、食事が喉を通りません。
ウンジョンの質問にスホが答えられなかった理由を、この時初めて知ったから・・・。
外に出ませんか?と、スホに言いました。
グリムは、これまでの自分の言動を謝りました。スホのことを何も知らないのに、知ったつもりになって“面白くないのに、何故笑うのか”と言ったことを。
言葉と心はつながってる。言葉にすると楽になれる事もある・・・とグリム。
「僕は母のことを“代表”と呼んでる。実の母親じゃないから。知ったのは、9歳の誕生日だった。父は留守だった。愛人との旅行でね。これが人が羨むうちの家族の本当の姿だ。」
と、スホは話しました。
あなたは言葉に出さなくても、訴えてるのね、そう気づいた・・・とグリム。
人を遠ざけたり強がっても、心では“助けて”と、“抱きしめて”“泣きたい”と訴えてたのね・・・と。
スホにとっては、沈黙が訴える方法の一つだったのです。
だから、あなたに無言で見つめられると抱きしめたくなる・・・。
そう言って、グリムはスホを優しく抱きしめました。
スホは、泣きました。グリムの腕の中で。
スホが帰宅すると、母がソファーで横になっていました。電気も点けずに。
きっとスホ母も苦しんでいるのでしょう。
代表と言う立場、スホの母親だと言う立場、形だけの妻と言う立場に。
疲れてるようです。
一瞬、穏やかな素の表情に見えたんだけどね・・・スホ母。
頑なな態度が解けるかと思ったのですが、やはりそう簡単にそれまでの自分を変えることは出来ないみたいです。
スホ母は、ラジオ局からJH所属の者を撤退させると一方的に告げました。
スホをラジオから降板させるならば、考え直すと。
おいおい・・・そんな無茶苦茶な
カン局長が、スホの番組は好評を得ているからと言っても、一切引きません。
別の人気アナウンサーに変えるのはどうかと言い出しました。
要するに、スホを降板させるのが目的で、それには手段を選ばないと言う事です。
同時に、ラ作家にグリムを一刻も早く辞めさせるよう手を打てと指示しました。
「理由は何だってかまわないが泣いてみろと言ったよな。」
と、スホがジェイソンに言いました。
泣いたのか?とジェイソンは本当に嬉しそうに聞きました。
泣くと言う事の意味は?と、スホ。
誰の前で泣いたかによって違う・・・とジェイソン。
「それが誰でも、お前を見事に理解してくれてる人だな。」
そう、本当に嬉しそうに、感動したようにジェイソンは言いました。
スホ、それまで以上にグリムに積極的になりました。
出勤するのに自分の車を貸したり、プレゼントをしたり。
ドラマかと、グリムは呆れました。
イ・ガンはグリムを“作家”と呼び始めました。
本格的にメイン作家として鍛え始めたようです。