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残り2話になって、やっと・・・です。
ドギムが素直じゃないとか、あれこれ思ってしまいますが、ドギムが自分の本心に正直であろうとした結果、迷い、悩むのだとも、思えます。
天秤にかけた時、どちらも選べないという状況なのかもしれません。そもそも、天秤にかけられないモノのような気がします。
来いと私が言えば、来るか?と、サンが聞きました。
「ご命令ならば、そうせねばなりません。」
と、ドギムは答えました。宮女とすると、そうでしょうねぇ。
そう望む気持ちはあるのかとサンが聞くと、
「もしかしたら心の片隅では、そう望んでいるのやも。」
と、ドギム。
それでも、それ以上に己の場所にいたいのです・・・と続けました。
サンは、それがドギムの本心だろうと思いました。そんな気がしていました。
ドギムの気持ちを大切にしようと、もう焦る事は無かったようです。
その頃、和嬪は大妃の元を訪ねていました。
自分の立場を切々と訴え、何とか自分の味方になってほしいと頼みました。
大妃は、和嬪の話を聞いたようです。ドギムを窮地に陥らせる策を。
しかし、大妃は和嬪よりドギムを大切に思う気持ちに今でも変わりはありません。
ドギムに再度自分に仕えないかと言いました。和嬪より良い主になってやるから・・・と。
それでもドギムは断ったのです。
救ってやろうと思っているのに・・・と大妃は失望したでしょうね。ドギムを単なる宮女としてではなく、一生付き合える友にしたいと思っているのですから。
こうなったら、可愛さ余って憎さ百倍って感じ?
大妃はドギムを諦めました。ドギムの命をも。
和嬪がドギムを大妃の前に引っ立てて、自分が調べた事をぶつけました。
そこに、大妃に呼ばれたサンも現れました。
和嬪がドギムの不貞を訴えました。
証拠として、青い袖布を出しました。
サンも記憶があります。以前、男性から、ドギムがそれを受け取っていたのを目撃したのを。
とても親しそうな関係に見えました。
相手は軍官で、下賜された食べ物や薬をその者に届け、休暇のたびに逢瀬を楽しんでいたと、和嬪。
大妃から事実かと問われ、ドギムは本当だと答えました。
「これは死罪に値する。」
と、大妃。
サンは血相変えて大妃に反論しようとしました。
それを見て、大妃は皆を下がらせ、サンと二人きりで話をしました。
大妃は親身にサンの味方の祖母として言いました。
「以前にも言った通り、何かを望む心は罪ではない。王なのですから、欲を張っても良いのです。この祖母に頼み、望む者を得てください。切に望んでいるのでは?」
その言葉に一瞬、乗ろうとしたように見えました、流石のサンも。
でもね、これまでいろんな策謀に遭って来たサンです。その優しげな言葉に縋った途端、王としての力を削がれることになると察したのかもしれません。
重臣に言ったように、近づき過ぎず、遠くなり過ぎない関係を大妃とは築くべきだと。
「お断りします。」
と、サンは言いました。
「私情に駆られて掟に背き、あの者を救えば顔向けできません。誘惑に負けず貞節を守りながら、王室に一生を捧げる宮女たちに。あの者たちの前で堂々たる王でありたいのです。」
ご立派です・・・と大妃は呆れたように言いました。聖君ですね・・・と。
サンは、ドギムを信用していました。
ドギムがそんな事をするとは到底思えないのです。
ドギムの心に他の男がいるとしても、それを変えることは王でもできないのだから・・・と。
「私は違います。私は心から忠義を誓わせます。目をかけていても手に入らないのなら、いっそ潰してしまいます。」
と、大妃は冷たく言いました。
そして、あの娘が死ぬのを見物なさいませ・・・と。
ドギムを救いたいというのが、大妃の本心なんでしょうね。そのための方策があるのに、サンが動かない事が歯がゆくてムカついてたまらない、そんな感情かと。
こんな時に、聖君であろうとするな
って感じ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
でもね、これは一気に解決しました。
大妃がドギムたちに入るよう言ったら、ドギムはサン母に手を取られて入って来たのです。
サン母は、疑いを掛けられている軍官は、ドギムの実の兄だと証言しました。
和嬪が、嘘だと言うと、ドギムは自分の屋敷で働いている者の養女となったので、記録の上では他人だが・・・と言いました。
そして、ドギム兄妹の父は思悼世子に仕えていた軍官で、あの一件で皆死んでしまったので、自分が預かったと。
すると、和嬪は、まくしたてました。
罪人である思悼世子に仕えていたのなら、父親も罪人なんだから、罪人の子だと分かった以上、罰さなくてはならないと。
「思悼世子は罪人です
」
その瞬間、サン、大妃、サン母、ソ尚宮の表情が一気に険しくなりました。
「余は
思悼世子の息子だ。」
サンが立ち上がり、言いました。
その瞬間、和嬪は自分が大きな失態をしたことに気が付きました。
もう、どんなに謝っても、取り返しはつきません。誤解だなんて、どの面下げて・・・って感じよね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/angry.gif)
ここでこのセリフが出ましたね。
即位した後、正祖が、父の名誉を回復するために、自分は思悼世子の息子だと宣言したとの話を聞いたことがあります。ここで使われるとは![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0197.gif)
結局、大妃も和嬪との間に一線を引きました。
この一件で、サンは決心しました。
ドギムを守るために側室とすることを。
ドギムを今夜寝所にと告げた時のソ尚宮と、カン・テホ、内官の反応が面白くて、何度も見返してしまいましたよ、あたくし![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0207.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0161.gif)
宮女は王の命令ならば、必ず従わなくてはいけない・・・ソ尚宮がドギムに言いました。
身支度を整えサンの前に出たドギム。その時になっても、ドギムは、自由でいることを望みました。
この時を境に、自分は全てを失ってしまう・・・と。
サンは想いを告げました。
その上で、今日、ドギムが拒むなら、もう一生会わないと言いました。サンにとっても、分かれ道です。
王であるサンが自ら選択するのではなく、宮女ドギムに選択を委ねるということですね。
一生会わなくて耐えられるか?と聞かれたドギム。
それは無理だと感じたのでしょう。
サンの手を取りました。
ドギムの環境は一変しました。
ギョンヒたちも、予想もしていなかった展開に驚き動揺しました。
でも、3人は、ドギムの味方であることに変わりはありません。
サンを待つだけの日々を過ごすことになったドギムの、良き話し相手であり、理解者でもありました。
ドギムはほどなく妊娠しました。
報告を受けたサンは、本当に本当に喜びました。
勇んでドギムの元に行こうとしたのですが、途中で気を変え、王妃の元に行ったのです。
王妃は、ずっと懐妊を望んでいましたが、叶えられないままでした。
そんな王妃の気持ちを労わったのです。
ドギムも、サンが大喜びで来てくれるのを待っていました。
しかし、王妃のところに行ったと聞かされ、改めて自分の立場を知ったのです。
サンは、自分の夫ではなく、王妃の夫だと。
サンに望んだり期待してはいけない立場なんだと。
ソ尚宮は、母親のようにドギムを抱きしめました。
恵まれた立場になったドギムですが、決して望んだわけではなく、失ったもの、耐える事の方が多くなったことを、ソ尚宮は分かっていました。
ドギムに、サンは、“宜嬪(ウィビン)”と言う名前を授けました。
ドギムと家族になりたいと常々言って来たサンでした。夫婦が仲睦まじく暮らすと言う意味を持つ文字を、名前にしたかったと言いました。
「この文字には、“好む”と言う意味もあります。」
と、ドギムに言われ、照れるサンが可愛いのなんのって![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
ばれた
と言う表情でした。
幸せでした。
今でも、まだちゃんとサンに想いを言葉にして伝えていないドギム。
それでも、幸せでした。
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