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手術は無事終了。
ところが、ウンハンの意識が戻りません。
ガンウたちは、見守るしかありません。体調に異常はありませんから。
ウンハンの家族・・・母と弟は突然連絡の取れなくなったウンハンを、心配しています。
彼らをずっと見張っているのは、元刑事のキム班長。
必ず連絡を入れてくるはずだと思っていますから。
一度だけ電話が入ったようで、その番号はちゃんとメモしています。
それを小耳にはさんだキム班長は、刑事の知り合いに頼んで、どこの番号か調べてもらいました。
しかし、公衆電話だと言う事が分かっただけでした。
ウンハンの意識戻りました。
しかし、なんと、ウンハンは記憶を失っていたのです。
自分が誰なのか、どうして手術を受けたのか、一切覚えていません。
持っていたバッグに入っていた名刺の葬儀社に連絡すると、シン・ヒョンソと言う同姓同名の人物がいることが分かっただけで。
つまり、偽名だったと言うことが分かっただけでした。
バッグには、身分証も何もありませんでした。
ただ、名刺かカードがあったのですが、それ、机の下に落ちちゃって、誰も気づいていません。
携帯はロックされていました。
指紋認証が設定されていなかったため、開く事も出来ません。
勿論パターンも覚えていませんし。
保護者“キム・テス”に連絡を入れようとしても、番号が嘘だったため、連絡のしようがありません。
後は、その携帯に連絡が入るのを待つしかありませんでした。
やっと電話が入りました。“キム・テス”からです。
やはり偽名でしたね。
本名は、チャン・ソクジュンと言い、内科医のようです。
ウンハンは気持ちが焦り、矢継ぎ早に質問しました。
「私が誰か知ってるなら、教えてください。」
「大手術だったのに、誰も来ないんです。」
ソクジュンは、事情が分からず、言葉が出ません。
ガンウが電話を代わりました。
そして、記憶を失ってしまっていると言うと、ソクジュンは驚き、電話を切ってしまったのです。
番号を確かめる間もなく電話に出てしまったので、携帯を開けない今、かけ直すことも出来ません。
ガンウは、苛立ち、思わず怒りをぶつけてしまいました。
でもすぐに反省しました。ウンハン自身が一番戸惑っているのに・・・と。
落ち着いたガンウは、これまでの経緯をウンハンに話して聞かせました。
ただ、2日後には退院となるのに、保護者と連絡がつかないことが心配でした。
警察に通報した方が良いのでは?と言うガンウ。
でも、ウンハンは、追われているのに通報しなかったのは事情があるに違いないと言いました。
動きようのない今、ウンハンの記憶が戻ることを期待して待つしかありませんでした。
その夜、ウンハンの病室に何者かが侵入しました。
気付いたウンハン、なんと、格闘しましたよ。かなりの腕前です。
相手はウンハンを傷つけるつもりはなかったようです。
でも、取り逃がしてしまいました。
男はバッグを置いて行きました。中には多額の現金。
もしかしたら、ソクジュン
記憶喪失を良いことに、縁を切ろうということでしょうかね。
ところで、カン・チャンギは母の秘書スジンにウンハンを探させているようです。
スジンが指示したのがキム班長ですから、きっとそうですよね。
でもね、ちょいと違うのは、チャンギはおそらく探させるだけなのでしょうが、スジンは殺してしまうようにとキム班長に命令していましたよ。
そして、ブレスレットを持って来いと。
そう言えば、手術の時も、腕にはめていましたよね、ウンハンは。
そのブレスレットは、今もウンハンの腕にあります。