レビュー一覧は、こちらから。
ヨルム、ボム、ジェフン、そしてデボムは、一泊旅行に行くことになりました。
ボムの祖母が、ボムのことを労わってやりたいと、知り合いの家を借りてくれたのです。
ジェフンは張り切って食料を準備しました。
デボムが参加するかどうか、ヨルムは最後の最後まで分かりませんでした。
でも、駆けてくるデボムを見て、ほっとし、嬉しさがこみ上げて来ました。
ところが、到着早々、ジェフンが食料品を入れたバッグをバスに忘れちゃうと言うハプニング発生。
連絡したら、翌日にならないと届けられないと言う話。
ここでボムの機転が功を奏しました。
近くの桃農園の手伝いをして食料品を分けてもらったのです。
それが、生きた鶏だったから、殺すことが出来ない面々は、結局はヨルムが持ってきたラーメンで食事を済ませる羽目になったのですが。
それでも、童心に帰って、川で水遊びをしたり、本当に楽しい時間を過ごしました。
夜になって、荷物を届けると言う連絡が入りました。
ジェフンとボムが受け取りに行きました。
ジェフンは、ボムを好きになった切っ掛けを打ち明けました。
アメリカでは英語が下手だと差別され、上達してからも、東洋人だと言う事で差別されたことで相手を殴ると言う事件を起こしてしまったジェフン。
心理学の教授である両親は、それで息子を帰国させたようです。
優秀な親から生まれたダメな息子なんだ・・・とジェフンは言いました。
帰国してからも、今度は上手な発音のせいで差別され、友達が出来なかったジェフンに、最初に声をかけてくれたのが、ボムだったのです。
人種差別は東洋人だからというのではなく、自分自身のせいだと、ジェフンは思ってしまったのです。
そんな時、ごく自然に近づいてくれたボム。
ジェフンは救われました。
その頃、ソンミンは精一杯しゃれてジヨンと会っていました。
ジヨンを元気にするために、高級店を予約していまして、嫌がるジヨンをバイクに乗せて連れて行きました。
最初は気が乗らなかったジヨンですが、ソンミンのペースに巻き込まれ、少し心が軽くなりました。
ソンミンは、その日、ジヨンに告白するつもりでした。
ところが、話の流れで、ジヨンが言ったのです。ヨルムをあのビルから追い出してくれと。
皆辛くても頑張って生きているのに、ノー天気に仕事を辞めて毎日遊び暮らしているヨルムがジヨンには気に入らないのです。
何より、そんなヨルムにデボムが心惹かれていることが。
デボムが、彼女のせいで変なの・・・とジヨン。
その瞬間、ソンミンには分かりました。ジヨンがデボムを好きだと。
「どうしよう。デボムを好きみたい。」
そう言って、ジヨンは泣き出してしまいました。
確定です。
ソンミンは、もう告白などできる筈ありません。
留守番組のヨルムとデボム。
デボムといると、黙っていられて楽だとヨルムが言うと、デボムはその反対だと言いました。
デボムは昔から誰かと話す事自体がとても負担に思っていたんだけど、ヨルムといると、たくさん話してしまうと言いました。
初対面の時、話せないフリをしてメモで渡していた理由は、そこにありました。
自分が会社を辞めなければ、ここに来なければ、図書館に行かなければ、ビリヤード場に行かなければ・・・。
そのどれか一つでもしなければ、デボムを苦しめることは無かったと、ヨルムが言いました。
後悔しています・・・と。
デボムが言いました。
ヨルムがここにきて、次の日に図書館の会員証を作りに来た時、図書館で一緒に夜を明かした時、酔っぱらって送って行った時、図書館で一緒にアイスを食べた時、聞き書きをしに行った時、一緒にジョギングをしたとき、僕は楽しかった・・・と。
「ヨルムさんが来てくれて、僕は本当に嬉しい。」
心配そうに、自分の想いが伝わったか不安そうに、デボムはヨルムを見つめました。
ちゃんと伝わっていました。
ヨルムはほっとし、心が温かくなったような表情でした。
雨が降って来ました。
ヨルムは雨に濡れるのが昔から好きだった・・・と雨の中に行きました。
そして、思い切って言いました。
ボムの病院代の事、ソウルの事を聞いた・・・と。
「逃すには惜しい機会です。」
それは、自分にソウルに行ってほしいと言う意味だとデボムは思いました。
問うと、ヨルムは頷きました。
それがデボムにとって、周囲の人たちにとっては最善の事だと思ったのでしょう。自分の気持ちは別として。
朝のジョギングにヨルムが来ません。
デボムは何度も何度も振り返りましたが、ヨルムは現れませんでした。
運動靴が壊れたからだと、ヨルムはデボムに嘘をつきました。
当分行けないと。
ボム父は順調に治療を続けているようです。
近況報告の手紙がボム祖母に届きました。
ボム祖母は読み書きが出来ません。
ヨルムに、文字を教えてほしいと頼みました。息子に返事を書きたいから・・・と。
ジヨンがソウルに行くので、後任の司書が図書館に来ました。
デボムも、次の日にソウルに行くと、ヨルムに言いました。
ヨルムは寂しさや不安をかき消すように、一生懸命掃除をしました。犬をシャンプーしました。
好きな人と嫌いな人が出来るのは、自分ではどうしようもありません。
嫌いな人はただ嫌えば終わりだけど、好きな人は好きだからこそ悲しくなるわけで・・・。
これまでヨルムを悲しませた人は、ヨルムが凄く愛した人でした。
悲しみの程度は、愛情の大きさに比例しました。
だから、誰かを愛する事に臆病になっているヨルムです。
これ以上悲しい思いはしたくないから。
そこまで考えた時、ヨルムはカッコつけてる自分に気が付きました。
ただ臆病になってるだけなのに、それに理由をつけようとしていたと思ったのでしょう。
その瞬間、ヨルムは気持ちが吹っ切れました。
駆け出しました、デボムに向かって。
ソウル、気を付けていってらっしゃい・・・とデボムに言いました。
そして、まだ映画はキャンセルしていないと。
デボム、ちゃんとヨルムの気持ちを分かってくれたようです。・・・ホントに?
その時、デボムがヨルムにプレゼントを差し出しました。運動靴です。
嘘を真に受けて、買ってきてくれたのです。
ヨルム・・・恥ずかしい思いをしました。嘘がばれたから。
僕の分まで走ってください・・・とデボムは言いました。
ヨルム、気分が晴れました。きっとデボムも。
ヨルムが事故に遭いました。
物音がするので屋上に上ると、グノが落書きをしているのを目撃しちゃったのです。
その証拠を動画に収めようとした時、グノに見つかっちゃって。
逃げる途中で階段から転落。
どーなる