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ヨルムを見つけたグノは、何か大声で叫びながらヨルムに飛び掛かって来ました。
必死に逃げようとしたヨルムは階段から転げ落ちました。
助けてと叫ぶヨルムの口を、グノが押さえつけ、黙らせようとしました。
犬が駆けて来て吠えたてたので、グノは更に大騒ぎ。
オクスンがその修羅場に気づき、隣のビルからグノに叫びました。
何してるのと。
グノが怯んでパニックになった隙に、ヨルムは逃げ出し、通報しようとしました。
そこに、オクスンが駆け込んできたのです。
オクスンは必死に謝りました。
この時初めて、ヨルムはグノがオクスンの息子だと知らされました。そして、知能が低いと言うことも。
デボムの姉ソナを好きだったグノは、ここでソナが殺されたことでヨルムにも危険が及ぶのではないかと、危険を知らせようと落書きをしたんだとオクスンは言いました。
ヨルムに一言も喋らせない勢いで、オクスンは謝り、通報しないでくれと縋ったのです。
迷った挙句、ヨルムは通報出来ませんでした。
落ち込んでいる時、ボム祖母がやって来ました。
ヨルムに文字を習うためです。
ヨルムは、ボム祖母の真面目さ、温かさ、愛情の深さに感動しました。
教えられることも多いです。
心がいくらか軽くなりました。
帰りに、建物の外まで聞こえるグノを叱るオクスンの声に、ボム祖母が言いました。
どの家にも心を痛める子がいる・・・と。
ヨルムはボム祖母にさっきのグノの一件を打ち明けました。通報すべきかどうか迷ってる・・・と。
「グノは悪さをする子じゃない。心配なら言えばいい。自分の心に従えばいい。グノは本当に心の優しい子よ。」
ヨルムはボム祖母の判断を信じました。
だから、防犯カメラの映像を見てやってきたクァク・ムチョル警官に、何も無かったと言いました。グノは犬と遊びに来ただけだと。
一方、デボムはイ教授と共に、倫理委員会に出席し、事情を説明しようとしていました。
しかし、デボムの能力を信じられない出席者たち。
口での説明は無理と思ったデボムは、問題になっている公式についてその場で書き記し、説明したのです。
あまりにも難解な公式なので、いくら教授陣でも理解できる人は殆どいなかったようです。
ボムの幼馴染の少年デホが少年院から出て来ました。
どうして入ることになったのは、まだ描かれていません。
ボムと同じような境遇のようで、2人はそう言う意味でも、昔から助け合って来たのでしょう。
ボムの事を好きみたいですが、ボムは、信頼している兄のような存在みたいですね。
ジェフンは、2人の関係が気になって仕方がありません。
ボムの事を自分よりずっと知っているデホの出現は、やはり嫉妬や張り合う気持ちと同時に、自分の至らなさを感じるからでしょう。
突然見知らぬ番号からメールが入りました。
なんと、デボムです。
人生で初めて携帯を持ったのです。
2人は、夜通しメールをしました。
夜が白々と明けようとしたとき、デボムが電話をかけて来ました。
最初からこうすればよかった・・・とヨルムは思いました。
「声が聞けて嬉しい。」
と、デボム。
ヨルムは、天にも昇る心地でした。
そのまま2人は、それぞれにジョギングに出かけました。通話しながら走りました。
朝焼けの海の風景をヨルムは動画で見せました。
「ヨルムさん、ありがとう。」
と、デボムは感動したように言いました。幸せでした。
デボム、田舎に戻る決心をしました。
ジヨンに話しました。今回の一件が片付いたら、田舎に戻ると。
その時、ジヨンはデボムと一緒にソウルで暮らすつもりだったみたいですね。
まさか、デボムがそんな決心をするとは思って無かったジヨン。
ショックでした。
反対しました。
デボムは、ジヨンは自分にとって古くからの友人だし、家族同然だと言いました。だから、僕を信じてほしいと。
「僕は気にせず、自分のために生きればいい。」
と言うデボム。もしかしたら、ジヨンの気持ちに気づいてた
ジヨン、落ち込みました。
1人でしこたまお酒を飲みました。
そのタイミングで、ソンミンの息子ジュンから電話がかかって来ました。
ジュンは、デボムに会いたいからとかけて来たわけですが。
でも、そのおかげで、ソンミンにまた救われました。
普通じゃ無いジヨンの様子が気になったソンミンは、ソウルまで来てくれたのです。そして、ちゃんと宿舎まで送り届けてくれたってわけ。
ホントにソンミンはジヨンにとって救いの神ですよね。
ボム祖母がヨルムを夕食に招待しました。
ボムとハヌル、祖母と4人、本当の家族のように楽しく食事をしました。
久しぶりの家庭料理に、ヨルムは本当に心が温まりました。
その夜は、ヨルム、ボムの家に泊まりました。
まるで3人目の孫のように。
翌日、ヨルムはデボムと映画に行きました。
ヨルムは新しいワンピースを着ました。
デボムは、ちょっと驚いたように、ヨルムを見つめました。
驚いたのは、デボムにとってその時が人生で初めての映画だったってこと。
それほどまでに、娯楽とは縁遠い人生を送って来たってことです。
デボムは、映画を見るためだけに田舎に戻って来て、見終わったら、またソウルに戻りました。
デボムは、言いました。ヨルムのお陰で決断は簡単だったと。
どんな決断だったのか、ヨルムは聞きませんでしたが、デボムの表情がとても明るいのを見て、それが良い決断だったということだけは分かりました。
2人の初々しさが本当に微笑ましいです。
何度も振り返るデボムと、バスをいつまでも見送るヨルムの姿が、良いです。
でも、直後に、ヨルムは奈落の底に突き落とされてしまうのです。
気分よく家に戻って来たヨルムは、ビルからグノが転がるように出てくるのを目撃しました。
服が汚れているのにも気が付きました。
慌ててビルに駆け込みました。
その頃、ボムは帰りの遅い祖母を待っていました。