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ヨルムが行ったのは、拘置所。
グノの面会に行ったのです。
グノは、メガネをかけていません。だから、ヨルムとの間にあるガラスにくっつかないと、相手がヨルムだと判断出来ないようです。
ヨルムは、グノに怒りをぶつけました。
が、グノは、
「お祖母さん。痛い。逃げろ」
と、大暴れし始めたのです。
その様子を見て、ヨルムはグノが犯人だとは思えなくなりました。
ヨルムはその足で、ソウルに戻ろうと考えていました。バスのチケットも買っていました。
しかし、決心が出来ませんでした。街を離れる気にはなれなかったのです。
その頃デボムは、ビリヤード場に来ていました。
勇気を振り絞って入って行きました。
おそらく、母が死んだ時以来なんじゃないでしょうか。
デボムの脳裏に、姉の遺体を発見した時、母の遺体を発見した時の記憶が鮮明に蘇りました。
辛くて、怖くて、それ以上入って行くことはできませんでした。
ビリヤード場を出たデボムの目に、ヨルムの姿が見えました。
駆けだしました。
両手を大きく広げて、ヨルムを抱きしめました。
「辛かったでしょう。」
そう言って、優しく抱きしめました。
その夜、ヨルムはデボムの家に泊まりました。
デボムは最初、自分は図書館で寝ると出て行こうとしましたが、ヨルムが止めました。
ジェフンがボムを訪ねて来ました。会いたかった・・・と言って。
「君の心を察して、君が望むことをしてあげたい。」
と、ジェフンは言いました。
でも、ボムは言いました。あなたはジェフンのままでいい・・・と。
ボム父は、仕事を始め、ボムとハヌルにも気を遣いました。
まだ、ぎこちないですが、少しずつ以前の親子関係に戻れそうな雰囲気です。
ヨルムは、デボムにグノ犯人説に疑問を抱き始めたことを打ち明けました。
メガネが無いと、少し離れた自分の顔も見えないグノに、落書きや殺人が出来るだろうかと。
翌日、デボムとヨルムはビリヤード場に行きました。
ヨルムはデボムが来ることに反対しました。大きな傷を抱えているデボムにとって、精神的に耐えられるか、不安だったのです。
デボムは、大丈夫だと、ヨルムの先に立ってビリヤード場に入って行きました。
やはり、姉の遺体、母の遺体を発見した時の光景が蘇って来ました。
体が震え、涙があふれて来ました。
ヨルムは、そっと手を取りました。
「外に出ましょう。」
そう言って、デボムの手を引きましたが、デボムは大丈夫だと言いました。
涙はあふれていますが、必死に堪えていました。
ヨルムの手をしっかり握りなおしました。
部屋中に赤いペンキで書かれた落書きを見て、これがメガネ無しで書かれたとは思えないとデボムは言いました。
字に乱れが無い・・・と。
「誰かがグノを模倣したんだ。そして、誰かはヨルムさんを傷つけて、グノに罪を着せるつもりだったのかも。でも、運悪く現れたのが、ボム祖母だったんだ。」
もしかしたら、犯人は1人じゃないかもしれない・・・とヨルム。
拘置所でグノが暴れた時、警官一人では取り押さえる事が出来なかったのを見たからです。
1人の犯人がボム祖母を襲おうとしたのをグノが止めようとした隙に、別の犯人がボム祖母を殺したのかも・・・と。
その時不動産屋のクァク・ドゥヒがやって来ました。
2人がいるのを驚いて見つめました。
そして、言いにくそうに言いました。この建物は自分が買う事になったと。
イ教授はデボムを探していました。
偶然会ったジヨンに、デボムの居場所を聞きました。
ジヨンは、イ教授の言い方に腹が立ちました。で、良い機会だとばかり、イ教授のやり方を批判しました。
デボムに勉強を続けてほしいのは山々だが、罠に落ちてではなく、自らの意思で判断してほしいんだと。
「人におんぶされて恥ずかしくないですか?凡人なら、野望は捨てることです。」
素晴らしい
ウンミも、こっそりとジヨンにとして見せてましたね。
ヨルムとデボムはグノの家を訪ねました。
チャンスとオクスンにグノの視力について聞きました。
そして、以前、グノがビリヤード場の表のシャッターに落書きしたことを知っている人物は誰かと問いました。
誰にも言ってないとオクスンは言いました。
グノの部屋を見せてもらいました。
壁一面に落書きがされていました。
“ソナ、逃げろ”とか“ク ム ル”とか、意味不明の図形のようなものとか・・・。
デボムの姉が死んでから落書きが始まったと、オクスンは言いました。
ヨルムたちは警察署でグノに落書きの意味を聞きました。
でも、グノはパニックになり、暴れるだけ。チャンスがグノを落ち着かせました。
補導されていた中学生を気にする様子も見られました。
また、ビリヤード場に落書きがされました。
今度は、“ク ル ム”と言う文字と、謎の図形です。グノが部屋に書いたモノですね。
監視カメラには、黒いフードの付いた服の人物が書いているのが写っていました。もしかしたら、デボム
デホは、少年院で取得した製パンの技術を生かしてパン屋で仕事を始めました。
ところが、そこに、不良たちがやってきて、嫌がらせを始めたのです。
デホが少年院に入る原因となった相手のようですね。
デホは全く相手にしませんでした。
一方的に殴られても、一切手出ししません。
その様子を、ハヌルが目撃。止めに入りました。出所したばかりで喧嘩はマズイですもんね。
デホは、ハヌルを関わらせないように、連れて行けとハヌルの友だちに言いました。
ハヌルは、すぐ、ボムに連絡しました。
ボムはその時、ジェフンとデート中でした。
しかし、デホの元に駆け付けようとしました。
ジェフンが行くなと引き留めても、それを振り切って行きました。
アメリカに行くかもしれないとジェフンが言っても、ボムにはそれは小さな事に思えたようです。
デホや自分たちと比べると、恵まれている環境にいるジェフンには、いくらでもやり直しがきくと思えるからでしょう。
実は、デホが少年院に入ったのは、ボムの罪を被ったためでした。
デホの人生を狂わせてしまった罪悪感がボムにはあるのです。何を置いても償わなくてはいけないと感じているのでしょうね。
デホは全く恩を着せる気は無いのですが。
ボムが駆け付けた時、デホはパトカーに乗せられようとしていました。
「後悔してない。」
と、デホはボムに言いました。
ボムは泣きながら見送る事しか出来ませんでした。
クァク・ドゥヒと、息子のクァク警官が、落書きをしている人物を発見しました。
“お前が殺したと知っている”
と、書かれていました。
2人は必死に人物を追いかけました。
クァク・ドゥヒが追い詰めた落書き犯は、なんと、ヨルム。
そして、クァク警官が追い詰めたのは、デボムでした。
ヨルムとデボムは、グノの落書きに興味を持つ人物こそが犯人だと考え、誘い出したってわけです。
デボムは、グノの落書きの意味を解いていました。
図形は、中学の校章。そして、“ク ル ム”と言うのは、ハングルの文字の下部分のみを表していると。
つまり、姉の殺人をグノは目撃していたと言う事なのです。その犯人の名札の一部も見ていたのです。