![]() |
太陽がいっぱい DVD BOXII |
クリエーター情報なし | |
KADOKAWA メディアファクトリー |
レビュー一覧は、こちらから。
「彼女を騙したくなかった。」
「騙した事実は消えない。」
ヨンウォンは、踵を返しました。
ウンスからその後連絡が入って、一応電話に出たものの、言葉が出ませんでした。
ショックでした。ジェインから“詐欺師だ”と言われても、半信半疑で、ウンスが否定してくれて、ほっとしていたところだったんです。
翌日、ヨンウォンは何事も無かったかのように、セロ祖母からのオカズを持って、ウンスを訪ねました。
必死に堪えていつもと同じような態度を取ろうと、演技していたんです。
「他人に心を開いたのは、5年ぶり。あなた、やるわね。」
これに対して、ウンスは“君に人を見る目があるんだ”と言いました。ヨンウォンの言葉の本当の意味を分かってませんね、ウンスは。
でも、次第にヨンウォンの様子が変なのを、ウンスも感じとりました。
ミン室長に問い合わせました。何か会社であったのか?・・・と。でも、何も無いとの返事です。
ヨンウォンは、ウンスの経歴が嘘だと言う証拠を得ました。卒業証明書が取れなかったのです。卒業したという事実が確認できないとの回答を得たのです。
その時、ウンスの登場と時期を合わせるように、チョン・セロが現れたことを思い出しました。
ウンス=セロ?・・・という疑念がヨンウォンに浮かびました。
ヨンウォンは、ヨンジュンにガンジェたちが詐欺師だったと告げました。自分が間違っていたと。
それはミン室長からウンスにも報告が入りました。ミン室長とすると、ウンスが推進していた相手ですからね、どういう事なのか確かめたかったんでしょう。
ウンスは、即、ベルラフェアに行きました。
でも、ヨンウォンはいません。ウンスの出身学校だと言っていた学校からの証明書が出せないという回答文書が残されていました。それを見て、ウンスは、ヨンウォンの態度が変だった事の理由がこれだと察しました。
ヨンウォンは、セロ祖母のところに向かっていました。彼女にとって、ガンジェたちが詐欺師だというより、ウンスがセロじゃないかと言う疑念の方が優先だったのです。
「前に連れて来た男の人、お孫さんね?」
直球です。セロ祖母を真っ直ぐに見詰めてヨンウォンは聞きました。
動揺した祖母ですが、必死にそれを抑えてしらばっくれました。
ヨンウォンは自分の勘違いだったと思い、少しほっとしたようです。詐欺師だという事に加えて、セロだったら、自分は打ちのめされてしまうと感じていたのでしょう。
ウンスは、ヨンウォンの行方を探し、ウジンの納骨堂に行きました。
詐欺師、セロ、そして、自分の父親が殺人犯だと言う事まで知ったら、ヨンウォンは生きて行けるだろうか・・・と心を痛めました。
この事実を知ったジェインは、ヨンウォンに全てを暴露しようと考えました。
ショックを与え、その隙に逃げようと思ったのです。
この時、テオはガンジェとシン・ピルドと顔を合わせていました。ガンジェを詐欺師だと指摘し、交渉していたのです。
そこに、シン・ピルドも加わったのですが。事はガンジェの思ってもみなかった方向に動き出そうとしていました。
シン・ピルドは、テオとガンジェと手を組もうと提案したのです。
何やら、ベルラフェアを利用して、株価操作を行う事によって大儲けしようと考えているようです。ややこしいんで、詳細はスルーしますが。
ガンジェに、テオへの復讐は中止して、共に儲けようなんて声をかけましたよ。
流石にガンジェ、驚き、混乱しています。
でも、力を持ち、恩のあるシン・ピルドの話ですから、無下に断る事も出来ません。そして、テオに正体がばれかけてて、ウンスが揺れてる今、その道もありかと言う思いも否定できないのが本音なんでしょうね。
ジェイン、ウンスに、ヨンウォンと会ってウジンのメールの内容をばらすと伝えて来ました。
これって、止めてほしいから?言ったら、ウンスが必死に止めに入るのは容易に分かる事じゃない?
ヨンウォンとジェインがいる場所に、最初に来たのはガンジェ。
そして、直後にウンス。
結局、ジェインは、ウジンのメールの事をばらす事はできませんでした。ヨンウォンはウンスが彼らの仲間だということを確認しただけに終わりました。
ウンスは、ヨンウォンと連れ出しました。
ヨンウォンは、ウンスをなじり、皮肉を言い続けました。
ウンスはそれを静かに聞き、否定しませんでした。
敢えて否定せず、自分は詐欺師だと開き直ったように言い、悪びれもしませんでした。
でもただ一つ、セロではないと、嘘をつきました。
まだ言えませんよね。出来るならば、ずっと知らないでいて欲しいのが本音じゃないでしょうかね。
でもね、ヨンウォンがふらっと車道に出て、車にはねられそうになった時、庇って車の前に立ちはだかったんです。これが隠しようの無い本心です。
翌日、ヨンウォンから父の形見の笛が返されて来ました。
ガンジェが仲間を集めて、シン・ピルドの話を伝えました。
流石に、皆、反対です。
ウンスは必死に引き留めようとしました。
自分が復讐なんて言いだしたのが間違っていたなら、復讐するには僕が弱過ぎたのなら、謝る。自分たちが作った土俵でテオが利用するのは見ていられない。
ジェインが、テオと手を組むなら、二度と会わないと言っても、ガンジェは頑なにその道を進むと言うんです。
そして、テオとシン・ピルドとの会合場所に出かけて行きました。
テオは、彼らを信じてるわけじゃありません。ただ、利用出来るモノは、詐欺師でも利用するということなんです。
三人で話しを詰めようとした時、その場にウンスが突然現れました。
テオは、ガンジェの事は水に流せても、ウンスだけは許せないんですね。ヨンウォンとの事がありますから。
ウンスがガンジェと仲間だと知った途端、テオは態度を変えました。
ウンスをどーにかしない限り、手は組めないと席を立ったのです。
シン・ピルドは、上手く行きそうだったのが邪魔され、こちらも気分を害しました。
部屋を出た時、ヨンウォンがテオの前に現れました。
ヨンウォンは、テオがべルラフェアを売却しようとしているとの情報を得て、抗議にやってきたのです。
そしたら、そこに、ガンジェ、そしてウンスが・・・。
「もうやめよう!。」
叫ぶウンス。ガンジェは振り向きもせず、去って行きました。
ヨンウォンに、ウンスの声は届いたでしょうか。