まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『傲慢と偏見』18話まで

2016-01-16 23:45:11 | 韓国ドラマのエトセトラ
傲慢と偏見 DVD-BOX2
クリエーター情報なし
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レビュー一覧は、こちらから。

 

白熊兄は、釈放されました。

彼は、弟殺害犯はムン部長だとイ局長に言われたのかな?で、ムン部長が犯人だと供述したようですね。

 

ドンチは、白熊の現場に向かいました。

現場で刑事から、遺体の状況を聞きました。時間が経っていたこともあって、死因も特定できない可能性が高かったようです。

でも、後頭部に陥没があったので、それが死因だろうと推察されているのです。

一撃で仕留めていることから、殺意があったと判断されそうです。

 

そこに白熊兄が現れました。

ドンチに聞きました。

「弟と一緒に居た人物を見たのでは?さっき、検事さんは“何故自分を生かしたのか”と聞きましたね。弟はあなたを殺し損ねたのですか?何故殺し損ねたのですか?」

ドンチ、何も言えませんでした。

その時、刑事に呼ばれたので、ほっとしたところでしょう。

 

遺留品が見つかったとの知らせでした。

笛がありました。

ドンチはその笛に見覚えがありました。父が同じ笛を持っていたのです。

すぐに分かりました、父が自分の行動を見ていて、遺体を隠したに違いない・・・と。

 

家に向かいました。

父と食事をしながら、ドンチは言いました。隠してくれた・・・と。

ごめん、こんなに長い間気づかなかった・・・とドンチ。

父は否定しました。

「関係無いと言ってるだろ。もし関係があっても、お前じゃ無くて俺だ。俺がやってもお前は知らなかった。知っていてはいけない。俺を信じて何も言うな。」

ドンチ、泣きました。泣きながら一緒にご飯をかき込みました。

 

この事件の担当は、ヨルムになりました。

 

性接待の動画がネットに流れました。

ムン部長の仕業でした。

そして、一気にキム議員とソン秘書官を起訴まで運ぼうとしています。

担当を申し渡されたイ検事は、びびってます。

 

ファヨンはチャンギを通じて不快感を示して来ました。

勝手に動く事をヨシとしないんです。ムン部長が誤解だと言っても、信じては貰えない様子。

ソン・アルムを差し出せば、信じる・・・とチャンギ。

ソン・アルムは死んだんじゃなかったっけ?

生きてたんですねぇ。ムン部長が匿っていたようです。

 

ドンチは、ムン部長にIDカードを差し出し、辞意を表しました。以前預けてあった辞表を受理してくれと。

理由は勿論、白熊を殺してしまったから。

ムン部長は、とっくにお見通しでした。ドンチが白熊の生きている姿を最後に見た人物だと知った時、察したようです。

でも、正当防衛だとムン部長は言いました。

「君の道理とは無関係に、君は無罪なんだ。」

そして、

「それでも後ろめたいなら、多くの悪党を罰しろ。それが君の進むべき道だ。」

と言って、辞表を破り捨てました。

 

ドンチはヨルムを無理やり連れ出しました。

「デートしよう。」

行きたかったけど行けなかったところは?・・・と聞かれ、遊園地と答えたヨルム。

昔、まだ付き合い始めた頃に戻って続きがしたいとヨルムは言ったのです。

で、いい雰囲気になってきたんだけど、そこにカン・スから連絡が。

なんと、ソン・アルム本人から自分を捜してくれという電話が入ったと言うのです。

 

ユ係長に聞いて、アルムが生きている事を知ったドンチ。匿っているのはムン部長で、ユ係長も知らないとか。

その時、カン・スが、アルムの居場所が分かったと知らせて来ました。携帯の位置追跡機能?

 

二人がアルムを見つけた時、アルムはチャンギと白熊兄と一緒に車に乗っていました。

逃げようとする車の前に、カン・スが立ちはだかり、ドンチは白熊兄と争いました。

で、結局、逃げ出したアルムを車に乗せ逃げる事に成功したのです。

でもねぇ、チャンギの態度がイマイチ変。アルムが奪われるのを、黙って見てるように思えましたよ。

 

今なぜアルム?・・・とドンチ。

性接待の元データも壊されてしまってる今、何が削除されたのかも分かりません。

でもね、アルムの話で分かったのです。

ファヨンのパク・マングンが自分が子供を殺したと言ったと言うのです。それが元データには録画されていたんでしょう、きっと。

アルムは怯えていました。

ドンチがそれを証言してくれるかと聞いても、拒否しました。

殺される・・・と。

でも、一日考える・・・と言いまして、ドンチのみが知ってる場所に匿ったのです。

まさか、これも罠じゃないよねぇ。アルム、ドンチをはめるよう指示されてるんじゃないよねぇ・・・。

 

その頃、検察には、ドンチの父が出頭してきていました。

担当のヨルムと、カン・スは動揺しています。

知らせを聞いたドンチは、父の姿を見て、ムン部長に訴えました。自分の為に来たんだと。

そして、父がやったとしても、正当防衛だ・・・と言った時、パク・スンべが。

自分が目撃した・・・と言うのです。ドンチ父の犯行を・・・。

 

「ソン・アルムを渡して父親を助けるか・・・決めなさい。」

と、ムン部長。要するに、パク・スンべの登場はファヨンの指示ってことですね。

「自首します。」

と、ドンチは叫びました。

「ぺク・サンギを殺しました。」

丁度入って来たヨルムに、ムン部長は言いました、ドンチを逮捕するようにと。

突然の事に、ヨルムは呆然と立ち尽くしてしまいました。

 

カン・スは、ムン部長に食い下がりました。

ドンチが自分を助けようとしたばかりに、こんな事態に陥ったわけで。このまま黙ってはいられませんでした。

全て自分の所為だと思いました。

でも、ムン部長は、突っぱねました。

 

ドンチは、ヨルムとカン・スにソン・アルムの事を託しました。

 

ムン部長は、2枚の起訴状を用意してドンチの前に出しました。

一枚はドンチ、そしてもう一枚はドンチの父が対象者となっています。どちらを選ぶか、ドンチに任せると言うのです。

迷うことなく、自分の方に判を押そうとしたドンチ。

その瞬間、ムン部長が言いました。

「君でも、父親でもない第三者が犯人なら?」

証拠もある・・・と言いました。で、出したのが、例のネクタイピン。

「ある人がコレの持ち主が人を殺すのを見ていた。」

と、ムン部長。

誰ですかとドンチが聞いたら、君が捜しなさい・・・と来た。

父親を起訴したら、真犯人を捜す時間が得られる。自分を起訴するなら、修習生が・・・ヨルムが捜すということです。

「リミットは1週間。」

時効まで1週間なんです。

真犯人が見つからない場合は、起訴された人物は数十年の間、刑務所で暮らす事になります・・・とムン部長。

そして、アルムを差し出せば、押さなくても二人とも助けてやる・・・とも。

「5分あげよう。決められないなら、私が押してあげる。」

ムン部長の本意が又わからないわぁ。

 

ドンチ、決心して押印しようとしてます。どっちに

 

そして、ムン部長が言った犯行を目撃した人物、それはどうも自分のようです。

まだまだ収まる気配ありませんよ、混乱は。

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『傲慢と偏見』17話まで

2016-01-16 19:31:57 | 韓国ドラマのエトセトラ
傲慢と偏見〈ノーカットテレビ放送版〉DVD-BOX1
クリエーター情報なし
ブロードウェイ

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ここに至って、ドンチとチェ検事は、一つの疑問が湧いてきました。

ムン部長が、黙ってイ局長にやられたままになっているのが考えられないということです。

で、出した結論が、ムン部長は、何も知らないまま巻き込まれ、生贄にされたのではないかと言う事。それだったら、この状況が理解できると二人は思いました。

と言う事は、現時点でキーポイントとなるのは白熊・・・。

 

ドンチは、白熊の聴取を始めました。

ムン部長と写ってる写真を示し、本当にムン部長からの指示があったのか?・・・と問いました。

そしたら、白熊は懐から一枚のメモを出しました。

拉致する子供の特徴を書いたメモです。写真で、ムン部長が白熊に手渡そうとして見えるモノです。今頃?・・・ですよ。

 

チェ検事は、ムン部長と話をしました。

以前、二人はイ局長やオ次長、それにオ弁護士までもが同席する食事会に呼ばれた事がありました。

そこで、帰りにオ弁護士から大金を渡されたわけですが。要するにそれは、15年前の事件の日、ムン部長とチェ検事がお互いのアリバイを証明できる状況にあったのを知り、口を封じる意味があったというわけです。

そこまでイ局長はち密な計画を立てていたとことですな。結果的に、二人とも返したんで、弱みにはならなかったのですが。

チェ検事は、上には睨まれたくないけど、イ局長には対抗したいと思っていました。

ムン部長も、勝てないまでも、イ局長とは引き分けに持ち込みたいと言いました。

ホント、この作品って、回りくどい表現の仕方をするなぁと思います。あまりにも細かく描くので、せっかちな性格の私は理解が面倒になってきてしまいます。

 

ムン部長は、ドンチに捜査を中止しろと言いました。

イ局長と取引するためだと言います。

ドンチは、ヨルムの事を思うとそれは出来ないと突っぱねようとしました。

ここで、ムン部長が民生安定チームの部長に任命された理由を話しました。

上は、ヨルムを止めるためにムン部長をチームに据えたのだと。つまり、ヨルムの家庭環境は全部お見通しで、事件を蒸し返そうとするだろうと踏んでいたんですね。

でも、カン・スについては知らなかったようです。カン・スはドンチが採用したようですね。

で、ヨルム自身は、ドンチが犯人だと思ってて、敢えてこのチームを研修先に選んだわけで。

ムン部長は、この時初めてドンチが事件の目撃者だと知ったのです。

偶然にしろ、何とも不思議なメンバーが集まったものです。

 

ヨルムには、チェ検事から話しがありました。

ヨルムがすんなり納得する筈ありません。

チェ検事は、イ局長を逮捕できる直接的な証拠が無い今、諦めるしかないと言うのです。

自白しか逮捕出来ないだろうが、イ局長が自白するわけがない。検事が告訴したとしても、マスコミは喜ぶだろうが、イ局長にはさしたる影響は無いだろうとチェ検事は言いました。告訴した検事の未来はなくなるだろうが・・・とも。

うなだれるヨルムでした。

 

元データを渡した今、チーム解体は免れると皆思っていました。

なのに、結局はチーム解体は覆らず、捜査も中止・・・。ドンチから報告を受けたのです。

流石のイ検事もショックを受けました。

当然、ヨルムはショックのあまり冷静さを完全に失ったのです。飛び出して行きました。

カン・スは、言いました、へどが出る・・・と。ドンチも同じ心境だったでしょう。

検察と言う組織の黒い内幕です。あってはならない事だと誰もが思うでしょう。

 

ドンチとカン・スが帰ろうとした時、ムン部長と会いました。

やりきれない怒りで、カン・スは挨拶さえもする気になりませんでした。

そんな二人に、ムン部長は軽く声をかけました。

「ハン・ヨルムはどこへ?」

初めてドンチの頭にヨルムの行き先についての疑問がわきました。てっきり怒りをどこかにぶつけてると、或いはふっ切ろうとしていると思っていたのでしょうが。

 

ヨルムは、イ局長の執務室の前に立っていました。

もう、感情を抑える事は出来なかったのです。自分が検事になった理由が、ここで断ち切られようとしているのですからね。それも、理不尽な理由で。

流石に、イ局長は驚きました。修習生が局長に直に会いに、それも深夜に来たのですからね。これまで例の無い事でしょう。

「ビョルの拉致殺害事件を指示しましたか?」

真っ直ぐに聞きました。

あまりにも直球なので、イ局長も面喰いましたが、鼻で笑いました。

そして、拒絶の姿勢を示したのですが、ヨルムは一切引きませんでした。事件について、そして遺族の心情について、言葉を選ぶ事なく、真っ直ぐに追及したのです。

「証拠はあるのか?」

とうとうイ局長は、そう言いました。その言葉が出た時点で、罪を認めてるとも言えるんじゃないかな?

「ありません。私には何もありません。」

もう上司も先輩も同僚も出勤する職場もありません。検事を続ける自信もありません。何より哀れな親に合わせる顔も、誘拐されて悔しくも殺された弟に合わせる顔もありません。これは全てイ局長が奪ったのです・・・。

「だから今、天のごとき局長に向かって怒りをぶつけているんです。」

 

「出て行け。」

と、イ局長は言いました。

「出て行くのはご自分では?」

とヨルム。自首してください・・・と。

「告訴します。弟を誘拐して殺した検事が事実を隠して証拠をねつ造し、第三者に罪を着せる事を黙認した検察と、そしてそんな人を局長にした法務部を、弟を殺された姉として。そしてそんな弟を持った一人の検事として告訴します。」

イ局長は笑いだしました。

「しなさい。困るのは君だ。」

「構いません、イ局長と検察、法務部に一矢報いられるなら。」

「死にたいのか?」

・・・とうとうそんな言葉が出ましたよ、イ局長。

「殺そうと?ク・ドンチ検事も殺そうとしましたね?」

この瞬間までは、イ局長もまだ冷静さを保っていました。でもね、次のヨルムの言葉で感情が激したのです。

 

「くだらない捜査のために子供を誘拐して・・・。」

と言ったのです。

この“くだらない捜査”と言う言葉に、イ局長は激怒。

「国を救ったのだ。巨悪に立ち向かう中で起った事故だった。正義の為に死ねた、光栄な事じゃないか?」

光栄な事なら、何故隠したのですか?・・・とヨルム。

「殺人ではなく、事故だったと言う証拠は?」

とヨルムが聞いた時、イ局長は言いました。

「私が証拠だ。私が真実を知っているからだ。」

 

ヨルムは、決して怯む事なく、引き下がる事なくイ局長に向かいました。彼女が腕利きの検事じゃなく、単なる女性の修習生だと言う事も局長に油断が生まれた理由の一つかもしれません。

とうとう自白を引き出したのです。

「自分の犯した罪と検察の腐敗を認めるなら・・・。」

「検事は罪を犯さないし、検察に腐敗は無い。検事の罪は大義のために是正される。検察の腐敗は国の為に必要な事だ。」

「大義のためにカン・スを誘拐しろと?」

「そうだ。」

「お国のために人違いで誘拐された弟まで殺せと指示を?」

「そうだ。だから、私を恨むな。」

「クズね。」

その瞬間、イ局長は怒りに我を忘れてヨルムの胸倉をつかんだのです。

 

ドンチたちが入って来ました。

「ハン検事、何をしてる。逮捕しろ。」

ドンチの言葉に、ヨルムは声を震わせながらイ局長に告知しました。

「あなたをカン・ス誘拐教唆とハン・ビョル殺害教唆の嫌疑で逮捕します。」

カン・スが手錠をかけました。

 

ヨルムはその場に泣き崩れました。

ドンチは、優しく抱きしめました。背中をぽんぽんと叩いてあげました。

 

ヨルム、ちゃんとこれらの会話を録音してましたね。そーこなくちゃね。

実は、これ作戦だったんですってよ、自白させるための。真に迫ってたけどねぇ。

ドンチも踊らされていた口でした。全てはムン部長の計画だったようです。本当は、チームの解体も嘘だったようですね。

チーム員の性格を考えて練られた上手い計画でしたね。

 

次々に証拠が出て来ました。と言うか、これまでムン部長の有罪を立証する状況証拠たちはそのままイ局長の証拠となりそうなんです。

で、何と言っても、ヨルム相手の自白の録音が大きいですね。

 

でもね、イ局長、まだ諦めたわけじゃなさそうです。

ただ、ファヨンは既にイ局長を見放しているようです。邪魔ものになってきていたようで。

それを報告に来たチャンギは、もう一つ言い置いて行きました。

ファヨンが次のターゲットとしているのは、ドンチだということです。好き勝手に動き過ぎた・・・と言うのですが。

ムン部長、どーするの

 

ヨルムは、母にビョル殺害犯を逮捕したと報告しました。

母は、泣きました。

 

ドンチとヨルムの関係も一歩進みましたね

 

ところが、事はまだまだ終わらなかった。

ここで、前話のラストシーンになります。ドンチが白熊と相対して、自分の事を憶えていない事に気がついたシーン。

白熊がドンチの事を知らなかった理由が分かりました。

なんと、この時の目の前の人物は、15年前の男とは別人だったのです。双子の兄だったんです。

そして、工場跡から出た白骨が、本当の“白熊”、目の前の男の弟だったのです。行方不明の弟を探すために、弟のフリをしていたようです。

見つかった白骨の後頭部が陥没していたと聞いたドンチ。

思い出しました。自分がカン・スを助けようと、殴ったことを。

つまり、ずっと疑問に思って来た“何故ドンチを殺さなかったのか”・・・。

殺さなかったのではなく、殺せなかったんだ・・・とドンチは気づいたのです。自分が殺してしまったから・・・。

呆然とするドンチでした。

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『傲慢と偏見』16話まで

2016-01-16 15:23:56 | 韓国ドラマのエトセトラ
高慢と偏見 OST (MBC TVドラマ)(韓国盤)
クリエーター情報なし
Vitamin Entertainment, Korea

レビュー一覧は、こちらから。

 

ドンチは、ムン部長を起訴するとは言いましたが、そのまま下がろうとしたんです。

ところがそこに、チェ検事が15年前の事件の特任検事として入って来たのです。ムン部長を被疑者として取り調べると言い、同行して行ったのです。

白熊が、拉致を指示したのは、ムン部長だと供述したためでした。

 

ドンチはオ次長の元に。

性接待の映像の元データを示し、“15年前、白熊が会っていたのは誰か”が分かる写真と交換してもらえるか聞きました。

オ次長は写真と交換するし、民生安定チームは存続、懲戒処分も撤回する・・・と言いました。全て丸く収まるってな感じ。

でも、それを聞いてもドンチは渡しませんでした。

 

ドンチたちは、ムン部長が犯人だとは信じられませんでした。

突然、ムン部長が犯人だと示す証拠が次々に現れたのです。それだけで十分怪しいです。

ムン部長が濡れ衣を着せられた・・・つまり、生贄にされた感が強いです。

ドンチは無実を証明するためにも、或いは、真犯人だと確信を持つ為にも、捜査が必要だと言いました。

でも、イ検事は、帰ろうとするんです。

ムン部長がこうなったのには、背後によほど強力な人物がいると推察出来ます。そんな相手に立ち向かおうとするのは、無謀だと言う事ですね。

「僕には守るべき信念はありませんが、守るべき女性がいるので帰ります。」

そう言って、ユ捜査官の手を取って行こうとしました。

が、その時、ユ捜査官の父ユ係長が入って来て、彼の事を“お婿さん”と呼んだ事から、一転、俄然やる気に

現金なもんです

 

ここまでの捜査結果をまとめ、皆で検討しました。

結局、ムン部長犯人説につながる証拠は、白熊への送金口座の管理をしていたこと、白熊との通話記録と証言、犯行に使われたレンタカーの弁償金を支払ったことだけです。

工場に落ちていたと言う例のネクタイピンと同じモノをムン部長も使っていたと言う事は当時の写真で分かりました。

でも、ネクタイピンを何者かが落とした後、ムン部長がネクタイピンをしていた事は写真で証明されましたから。万が一、事件の時落として、すぐに買おうとしても、限定品のため、市場には出ていないモノなので、不可能だと考えられました。

ネクタイピンには、“ファヨン”と刻印されていました。だから、ファヨン財団の特注品だと推察出来ました。

 

映像の元データに何が写っているのか探ろうと、元データを外部の業者に持って行こうとしたユ係長とカン・ス。

そしたら、ヤクザモノに追われ、奪われてしまいました。

でも、それは充分予想がつく事でしたので、持ってたデータは偽物。

それを知ったオ次長が、激怒してやってきましたよ。

「取引は不成立ね。用心しなさい。」

検事の言葉とは思えません。

 

ムン部長は弁護士としてチャンギを呼びました。

ムン部長は、取調室のマイクをオフにして、チャンギと話をしました。

自分を救う証拠を探してくれと言いました。でも、チャンギはあっさり断りました。

二人の話で、15年前の二人の立ち位置が少し分かりました。

彼らは特捜部の資金源がファヨンだとは知らなかったんです。勿論、ひき逃げと言う償わなければならない罪を隠すために子供が拉致され殺されることも知りませんでした。

彼らはそんな悪党に操られていることすら、気づいてなかったのです。

チャンギとムン部長が袂を割ったのは、その後の生き方の違いからでした。つまり、チャンギは償いのためにカン・スを見守り続け、ムン部長は結局はファランに・・・イ局長に使われ続けて来たわけで。

だから、チャンギはムン部長を信じられなくなっているのです。

ムン部長は、自分ですらこの状況に陥ってるのだから、事件の真相に近づこうとしてるドンチ、そしてカン・スが無事でいる筈が無いと言いました。

 

初めてムン部長の本心が分かりましたね。

心ならずも犯罪をもみ消す側になってしまったことを悔い、事件を明らかにすると同時に、ドンチたちも守ろうとしているんです。

当然、自分も生き残り、いずれは強大な悪党たちを捕まえたいと思っているのです。

それには、とにかく、生き残らないと・・・ですか。

 

ドンチとヨルム、カン・スはレンタカー会社を経営していた男性を訪ね、15年前の事を問いました。

男性は、きちんと記録するタイプでしたので、結構記録が残ってましたね。

それに、当時の記憶もあって、実際にレンタカー代を弁償しに来たのが、イ局長だと写真を指し示したのです。

 

ドンチは、元データの復元を科捜研でやってもらおうと考えました。

ところがですよ。敵もさるもの。ドンチの考えを読んで、しっかりと先回りしてましたよ。

幸い逃げて大丈夫でしたが。

 

オ次長がが民生安定チームのメンバーを集めました。そして、告げたのです。

「午前零時をもって、民生安定チームは正式に解体となります。全員3か月の停職。次の配属先が決まるまで自宅待機。」

ユ係長は、停職中に退職となってしまうことに。

皆、がっくりしました。

 

ムン部長を救い、チームを守るには、今夜中に真犯人を捕まえるしかないと言う事です。

ほぼ無理・・・。

 

皆がそう思ってる間に、ヨルムが勝手に動きました。

なんと、ファヨンと直接交渉し、元データを渡してしまったのです。どうしてもチームを守りたかったのです。

そうしなくては、捜査も続けられないと考えたのです。

オ次長が例の写真を渡しに来ましたよ。

ところが、その写真、ムン部長の無実を証明するどころか、ムン部長を陥れるモノになってしまいそうです。

白熊とムン部長が何やら話をしている写真だったのです。

大切な元データを渡して、ムン部長刑事犯人説を証明するモノを手に入れただけでした。

 

ショックが大きいドンチとヨルムでした。

でもね、ここで重要な情報が。

白熊とムン部長が写ってる写真の日付。その日、その時間、チェ検事はムン部長と一緒にいた・・・と証言したのです。

長時間の会議を行ってる最中で、その時、ムン部長は一度も席を離れないでいた・・・と。

なのに、現在残る当時の会議記録では、議長を務めていた筈のムン部長の名前は削られてて、イ局長の名が議事録には記されていたのです。

議事録もねつ造されたモノでした。ホント、手が込んでるねぇ。

 

ドンチが白熊に質問しました。

被害者のビョルの殺害方法は?もう一人は?どうして生かしておいた?

逃げられた・・・と白熊。

一人で?・・・とドンチ。

なんと、ドンチが連れて逃げた事を全く気づいてない・・・いえ、知らない様子なんです。気づかない筈無いですよね。

ドンチが殴ったんで、カン・スは逃げられたわけですから。

「あんたは誰だ。」

ドンチが聞きました。

 

その頃、現場の廃工場の撤去作業中、何やら、白骨を掘り上げたようですよ。誰の

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『匂いを見る少女』3話まで

2016-01-15 23:22:16 | 韓国ドラマのエトセトラ
「匂いを見る少女」オリジナル・サウンドトラック
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ポニーキャニオン

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やっぱり、湖?川?とにかく崖の下の水の中にマリは車と共に沈んでいました。

腕には、バーコードが。

バーコード殺人事件と断定した署長は、特別捜査隊を設置。指揮をするのは、2年間事件を追って来たヨム・ミ警部補となりました。カン係長は不満な様子です。

ヨム警部補は、ムガクをメンバーに入れました。

今回遺体発見の成果を挙げたのが大きかったようです。

でも、どーやって発見したのか?・・・と問われたら、ムガクは答えようがありませんでした。チョリムの能力によるモノでしたからね。

 

ヨム警部補は又チョリムの養父オ元刑事を訪ねました。

どうしても目撃者である“チェ・ウンソル”から話しが聞きたかったからです。

オ元刑事は、知らないと今度も突っぱねました。

 

ムガクは、クォン・ジェヒにマリのお葬式等の事情を聞きに行きました。

話しの中で、チョン院長が容疑者の一人として挙がっている事を言った時、チョン院長が。

ジェヒを慰めに来ていたようですね。

ムガクは、マリとの通話履歴が多い理由を問いました。

患者だから、当たり前では?・・・とチョン院長。

ジェヒも、チョン院長とマリの関係を知ってて、証言しました。

また、4日間の休暇には何を?・・・と聞くと、チェジュ島に行っていたとチョン院長は答えました。アリバイばっちりです。

 

でもねぇ、やっぱりチョリムの周辺をうろついてるんですよ、彼は。

怪しさ100%って感じ。

 

一方、チョリムは相方ムガクが練習にも現れないんで、ワン代表から注意され続けてます。

で、やって来たムガクに怒りをぶつけました。ムガクは、チョリムの能力のお陰で刑事として捜査隊に入る事ができたお礼を言いに来たのです。

一緒に食事をしてる時、たまたまチョリムのコンタクトが外れちゃって。

左目が青色なのをムガクが見ちゃった。

周囲にいた他の客たちからも、奇異な目で見られ、耐えられなくなったチョリムは店を飛び出しました。

逃げ帰ろうとするチョリムの手を、ムガクが取って引き留めました。

「俺も同じだ。」

 

二人はそれぞれの過去を打ち明けました。

どちらも不幸な出来事の所為で体質が変わってしまったのです。チョリムは、目が青くなり匂いが見せるようになり、ムガクは、殆どの感覚を失ってしまったのです。

この事で二人は又少し近づきました。

翌日の品評会では絶対に上手くやりたい・・・と言うチョリム。父オ元刑事が、芸人なんぞになるのを反対してましてね。今回を最後と考えているのです。

ムガクも、恩返しととらえてまして、彼なりに頑張って練習しました。

 

ところが、品評会に行こうとしたムガクに、ヨム警部補から連絡が。

マリの事件で重要な手掛かりとなるであろうマリの日記が無くなっていて、それはジェヒが持って行った可能性が高いとの白江を受けましてね。

ジェヒの家に行ったところ、何やら燃やしているジェヒ。

慌てて駆け付けたら、それはマリの洋服でした。

・・・で、そのまま帰るんかいっ

日記を探しに来たんじゃなかったの燃やして無かったら、家宅捜索すれば良いのに。口頭だけで“持って帰ったのはこの服だけ”なんて言われて、あ、そーですかと引き下がるのは、あまりにも杜撰じゃない

 

結局、日記の行方は捜さず、チョリムとの約束の品評会にも間に合わず。

あ~ぁ、ですよ、ムガク。

お陰でチョリムは、ワン代表に劇団から放り出されてしまいましたよ。

審査以前の問題です。

酔いつぶれたチョリム。ムガクは、劇団員から事情を聞いて駆け付け、チョリムを家まで送って行く事に。

でも、酔いつぶれてしまって、家までの道筋もちゃんと説明出来ません。

チョリムをおんぶしたままあっちに行ったりこっちに来たりを繰り返すムガク。

その時、ふいに頭に浮かんだのです。チョン院長のアリバイは、崩せる・・・と。

 

その思い付きをすぐにでもヨム警部補に伝えたいと、チョリムをおんぶしたまま警察に戻ったムガク。

そこで、ヨム警部補は、チョリムの顔を見たのです。驚きました。

目撃者として捜している“チェ・ウンソル”にそっくりだったからです。・・・本人だもんね。

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『キルミー・ヒールミー』完観

2016-01-15 17:36:46 | 韓国ドラマのエトセトラ
キルミー、ヒールミー OST (MBC TVドラマ)(韓国盤)
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Vitamin Entertainment, Korea

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新しい人格『X』の出現は、皆を戸惑わせました。

「人格を統合する過程で新たな人格が現れる事はある。新たな人格の性格次第だ。」

と、スコフィールド医師は言いました。

自己救済者の可能性もある・・・と。患者が強く治療を求める時、救済者をつくりだすと言いました。

 

『X』は、ドヒョンの前に姿を見せました。

え?ドヒョンの別人格じゃないの幻であっても姿を見せるなんて、どーいうこと

マジシャンのような仰々しい恰好なのが、敵じゃないって感じです。

 

チャ会長とソヨンの事故にドヒョン父ジュンピョが関わってる可能性が出て来ました。

事故当時の新しい運転手が、ジュンピョの紹介だと言っていたと言うのです。

その報告を受けた瞬間、ドヒョンに、まだ別人格の現れる兆候が。頭痛が始まったのです。

現れたのは、なんと、ヨナ偶然見つけたリジンとの間で、又も小競り合いが始まりました

ところが、ミスターXが誰か知ってると言うじゃありませんか。

タダじゃ教えない・・・と言うヨナ。

リジン、仕方なくて、なんと、リオンを差し出しましたよ

 

もうねぇ、ヨナ&リオンのシーンは、爆笑爆笑の連続ですよ

 

ミスターXの正体を教えて・・・と言ったリジンに、ヨナは言いました。

「笑って、とても幸せそうに。あんたが笑えば、ミスターXは消えるわ。」

どういう意味?・・・と聞いても、説明はこれだけ・・・とヨナ。

そのまま眠ろうとしました。

「あのさ、ありがとう。」

とヨナが言いました。いつもの生意気な口調のままです。

友達や妹みたいに私に接してくれてありがとう、今日望みも叶えてくれてありがとう・・・。

「あんたと喧嘩するのが楽しかった。元気でね。」

そっぽを向いて、最後まで生意気な態度は崩しませんでした。でもね、実は涙が流れていたんです。

 

ヨナは、ヨソプと一緒に消えて行きました。

ヨナと会えないのが、すっごい寂しい・・・

ちゃんと置き土産して行きましたよ。リジンのおでこに落書きして行ったんです

『性悪女』と書いて、ちゃんと証拠写真まで

 

そして、そして、ジュンピョの意識が戻りました。

知らせを受けて、ドヒョンはリジンには話さず、一人で家に戻りました。

また頭痛がひどくなりました。

 

リジンが家に戻ってみると、なんとそこには、ぬいぐるみを抱いた幼いドヒョンが・・・。勿論、リジンの幼い頃の本当のドヒョンです。

リジンは、幼い自分に、優しく話しました。

私はあなたの大人になった姿。可愛いでしょ?立派な大人になって元気に暮らしてるわ。親にも愛されて優しいお兄ちゃんと友達もたくさんいる。もう地下室にはいないわ。あふれるくらいの愛をもらってる。

あの頃、オジサンに怒られたことはあなたの責任じゃない。あなたが悪かったんじゃない。アジョッシが悪かったの。

「これから、チャ君の傍には、私がついてるわ。だから、もう去っていいのよ。できる?」

幼いドヒョンは、うん・・・と、頷きました。

でも、道が分からない・・・と。

「ミスターXを呼んで。」

 

なんと、ミスターXは、ドヒョンの・・・リジンの亡くなった父親だったのです。

 

地下室に閉じ込められていた時、幼いドヒョンは父親が来たらここから連れ出してくれるのに・・・とも願っていたのです。

もう亡くなっているのは分かっているんだけど。願わずにいられなかったのです。

だから、それを知ったジュニョンの別人格として潜在していたのです。

 

ドヒョンが目覚めた時、リジンは優しくドヒョンを抱きしめました。

「ありがとう。」

新しい別人格X、それもまた自分の所為でばらばらになったドヒョンの心の欠片だったのですから。

どれだけジュニョンが自分を思ってくれていたか、それによってどれほど苦しんだか分かります。

「チャ君は救いであり、希望だった。再会できて、本当に良かった。お礼を伝えられたから。」

 

リジンの母ソヨンを殺したのが、自分の父ジュンピョだったかもしれない・・・と密かに恐れているドヒョン。

ドヒョンの前に、ミスターXが現れました。

“恐怖の大きさは自分の想像で決まります。恐怖とは自ら作り出すもので、想像力の産物です”

つまり、一人で想像して悶々としているのではなく、直接ジュンピョに確かめろということです。

“結果の出ている過去に想像力は必要ない。想像力は未来に取っておいてください。未来の為に使うのです”

 

「リジンは僕が守ります。もっと強くなります。もう安心してください。」

と、リジンの実父であるミスターXにドヒョンは言いました。

ミスターXは納得して消えて行きました。

 

ドヒョンは、ジュンピョの病室に行きました。

ジュンピョは、大人になった息子の姿を見て、感慨深そうな表情を浮かべました。

「勘違いしないでほしい。見舞いに来たのではない。」

と、ドヒョン。

差し伸べかけたジュンピョの手が止まりました。

「21年間眠っていても、あんたは加害者だ。弱者や被害者を気取るのは止めてくれ。あんたが、ミン・ソヨン社長とチャ会長を事故に遭わせたのか?」

 

株主総会を率いる委員長にドヒョンが成る資格は無い・・・と、ギジュン&ヨンピョ父子が主張しました。

ソ会長とドヒョンを前にして、総会を優位に進めようと言う魂胆です。

でも、ドヒョンは、ギジュンの言葉を遮って、多重人格を公表しました。

それを認め、責任を取るつもりだと言いました。でも、確認したい事がある・・・と言って示したのが、ヨンピョへの疑惑のあれこれ。

まずは、チャ会長とソヨンの死亡事故について。

なんと、ジュンピョが証言したのです。ヨンピョが運転手を買収し、契約をさせないように、回り道をさせたんだとか。殺そうと思ったのではなく、軽い事故を想定したようです。でも、結果的に大事故になってしまった。

ジュンピョは会長の座が欲しくて、ヨンピョの話に乗ったんだそうです。それを自分が証言するし、証拠となる会話の録音も保管してあると言ったのです。

もう一つは、系列会社からの横領の証拠でした。

 

ヨンピョは、多重人格の件と取引して、無かった事にしようと言いだしました。

でも、ドヒョンはそれを拒否。

病気を知られても、刑務所には入らないけど、ヨンピョの場合は実刑が下るのは間違いないから・・・と。

してやりましたね、ドヒョン

 

ソ会長は、ドヒョンに治療に専念するよう言いました。

ドヒョンにスンジングループは任せる、帰って来るまで、自分が守っているから・・・と。

 

リジンがジュンピョに会いに行きました。ファランから頼まれたようです。

ジュンピョは、跪いて謝りました。

許せとは言わない、ただ、生きててくれてありがとう・・・と。

実は、ジュンピョ、ソヨンの事を密かに愛していたんですよ。全然ソヨンには受け入れてもらえませんでしたが。

写真を好きな詩集の表紙の裏に挟んでいたのを、以前ファランが見つけていました。ファランも、その想いを知っていたようです。

だから、子供を連れて、それも自分の子供だと籍まで入れてソヨンが戻って来たのを知ったら、冷静ではいられなかったのでしょうね。殺すつもりじゃなかったソヨンの死は、彼の正常な神経をゆがめてしまったのかもしれません。

そして、どうにもならない悶々とした思いが、幼いドヒョンへの虐待に変わって行ったのでしょう。

 

セギが突然入って来ました。

「許してほしいなら、いい方法があるぞ。」

突然、ジュンピョの首を絞めたセギ

ジュンピョにも、分かりました。放火して呆然と立ってる息子ジュニョンの表情が、今自分の首を絞めている狂気に満ちた男の目と同じだということが。

「やめて、シン・セギ

叫んだリジンの声で、セギは手を離しました。

 

「私たちに許しと理解を強要しないでください。もし私が許す努力をするとしても、あなたの為じゃ無い。彼の為よ。なぜなら、彼はあなたの代わりに一生私に罪悪感を抱き謝り続けて私を守ってくれたわ。だからあなたは黙って待ってて。」

リジンの言葉を、ジュンピョは黙って聞いていました。

彼にも息子の姿はショックでした。それが全て自分の所為なんですから。

 

「逃げるのよ。恐ろしい記憶から。」

リジンはそう言って、セギを引っ張って行きました。

 

バイクを飛ばしました。

「シン君、欲しいモノはない?他の人格と違ってシン君のプレゼントだけ決まらないの。」

「言ってもくれないさ。」

「何?」

「お前だ。」

泣けました・・・

 

さっきから何を考えているの?・・・とリジン聞かれたセギ。

「時間が止まればいいと。永遠にお前の傍に居られる方法は無いかと。」

・・・

「この世の中で、私の言葉が絶対的なルールだと言った人はあなたが初めてよ。」

人・・・別人格ではなく、人だとリジンが言ってくれた事が、セギには嬉しかったようです。

「人間から男に昇格するには、時間が必要だな。」

 

「呼び出してごめん。あんたを作らせてごめんね。」

リジンはそう言って、セギにkissしました。これしかプレゼントが思い付かなかったの・・・と。

「素晴らしい選択だ。最高の餞別だ。」

セギはそう言って、リジンにkissしました。もう別れの時だと彼にも分かっていたのです。

 

セギは、ただひたすらにリジンを求め、リジンを守り、彼女だけが存在する理由だったのです。

幼いジュニョンの想いのうち、一番強かった欠片がセギだったのです。

セギは、ドヒョンにリジンを託し、消えて行きました。

 

またまた号泣ですよ

 

そして・・・。1年後。

リジンは病院に復帰。

リオンは、ドヒョン&リジンのエピソードを元に新作を発表。べストセラーとなりました。

ある日、売り場で可愛い女性と偶然知りあうんですが、その女性の名前が“アン・ヨナ”だと知ると、思わず逃げ出してしまいましたよ。トラウマでしょうかね

ドヒョンは会社の一線を退き、治療してるのですが・・・。アメリカには行かず、リジンの実家でフェリー・パクとしてアルバイト中です。

アン室長は、専務に昇格。ドヒョンとは常に連絡を取り合ってて、ドヒョンの指示を仰いでいるようですね。

リジン&ドヒョンは、カップルリングをつける仲に

ハッピーエンドです

 

いやぁ~、想像以上に良い作品でした。

ヒョンビンくん、イ・スンギくんに最初はオファーされたようですが、結果的にチソンくんで成功だったと思います。

勿論、保存版といたしました

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『キルミー・ヒールミー』19話まで

2016-01-15 13:44:00 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓流ラブストーリー完全ガイド 情愛号 (COSMIC MOOK)
クリエーター情報なし
コスミック出版

レビュー一覧は、こちらから。

 

アン室長、ドヒョンとリジンのお邪魔・・・と、一旦部屋を出たんですが、いくら待っても声がかからない。

“?”・・・と思って入ったら、二人がいちゃいちゃ

「ここは会社ですよ仕事してください

笑えました

結局、アン室長の指示で、リジンは主治医として自宅待機することに。秘書でもあるわけですが、彼女がスンジングループと関係がある事が分かった今、会社でうろつくのは危険だろうという判断です。

二人は渋々それに従いました。はいはい・・・

 

で、早速ギジュンが声をかけてきましたよ。

リジン=ドヒョンだと知ったわけで、ドヒョンの秘密に関係あると知ってる・・・と匂わせて、自分の側に取り込もうって魂胆のようです。スンジンの大株主になれる・・・なんて言いましたが、リジンには通用しない話しですね。

きっぱりと手を組むのは断りました。

 

そして、アレックスから受け取ったロッカーのカギですが。

どーにかそのロッカーを見つけて中を確認したんですが、中は空。

寸前にアレックスの気が変わったんです。

ドヒョンが、訪ねてきて、口止め料を払った事が、アレックスの人生を変えてしまったと謝ったのです。今回はお金は払わない。秘密を暴露したら、殴りに来る、友達だから・・・とドヒョン。

こんな状況でも、友達だと思ってくれるドヒョンの気持ちが通じたようです。

借金も返してくれたし、生活の面倒等もみてくれるようですしね。どこまで人が良いんだと思いますよ、ドヒョンって。

で、一安心かと思ったら、アメリカの調査会社に依頼していた結果が戻って来まして、とうとう多重人格の事がギジュンにばれてしまいましたよ。まぁ、隠せないかもね。

 

チャ会長とソヨンの事故死に関して、怪しい点が浮上して来ました。

当日、急に運転手が代わったと言うのです。おまけに、急いでいた筈なのに、高速ではない道で事故に遭ってるんだとか。

不審な点はあれこれあったのに、何故か警察は居眠り運転による事故と早々に断定してしまったようです。

二人が急いでいた契約がとん挫して得する者、或いは、二人を憎んでいた者は?・・・とドヒョンは考え始めました。

 

まず、ドヒョンはソ会長に当たりました。

当時、ソ会長はやはり疑われたようです。でも、きっぱりと言いました。自分は関係無いと。

そして、株主総会で役立つ切り札を・・・とチェヨンを紹介したのです。

 

チェヨン・・・。今さらですよ。

ドヒョンも、腹をくくってますし、リジン以外の人が心に住むなんてことは一生無いでしょうから、無駄な足掻きですよ。

多重人格の事を打ち明けました。

チェヨン、衝撃を受けて、立ち去るしか出来ませんでした。たとえ、リジンがいなかったとしても、彼女に受け入れる事は難しかったでしょうね。

ドヒョンはチェヨンが去った後、ふとリジンに気持ちを再確認したくなったようです。電話しました。

「もう一度聞きたい事が。」

何?・・・とリジン。

「僕を好きだ・・・と。」

「おいおい、女の私に何度も言わせるなんて、甘え過ぎ。」

とリジン。

「嫌い?」

「いいえ。好きです。私はドヒョンの事が物凄く大好きです。」

リジンへの想いが、いっそう募りました。

「会いたい。」

この時の、チソンssiの感情表情が本当に上手い。微妙な感情の変化、切なく痛みも伴うようなチェヨンへの告白、そしてリジンへの想いが募る様子が、良く分かります。

 

リジンは、ドヒョンの元に行く事にしました。

リオンが複雑な気持ちで送りました。

 

ドヒョンは、リオンをお酒に誘いました。

以前、リジンを手放すと約束したのに、守れなくて・・・と謝るドヒョン。

リオンは正直な気持ちをドヒョンに話しました。リジンへの男としての想いです。

もしリジンがアメリカから帰国しなかったら、もし帰国してもスンジングループで受け入れられていたら、そうしたら、双子になったのはドヒョンの方で、自分はリジンと男と女として出会っていたかもしれないわけで。

傍にいるのが自分だったかもしれないわけで。

悩んだ結果、決めました・・・とリオン。

「リジンにとってこの世で最も頼れるいい兄になろうと。」

だから、妹をリジンを大事にしてください・・・二度と傷つかないように。

「先に帰ります。」

リオンは泣けてくるのを我慢していました。縁を切ったわけじゃない、兄としてこれからも一生見守っていける、そう考えるしかありません。切ないです。

 

ドヒョンとリジンは、二人並んでスコフィールド医師に報告しました。

医師は喜んでくれました。

結婚式を見てるようだ・・・と だって、二人話をする間中、ずっと手をつないだままなんですもん

 

二人は記憶のパズルを合わせ始めました。

お互い覚えている記憶をつなぎ合わせようとしたのです。辛い記憶だけじゃなくて、いい記憶もたくさんあった・・・と知った二人。

「子供の頃に二人を慰めよう。」

とドヒョンが言いました。

遊園地に行きました。童心に帰って無邪気に遊ぶ二人。子供の頃の二人ジュニョンとドヒョンも同じように楽しんでいるのが分かりました。満足して幼い二人は消えて行きました。

 

二人は、他人格へのプレゼントを用意しました。

以前からプレゼントしたいと思ってた・・・とリジン。

ナナには新しいぬいぐるみ、フェリー・パクには釣りざおとビール、ヨロプには手帳と万年筆を。詩を書きたいといっていましたからね。ヨナには、大きなリボン。

でも、唯一、セギに何を贈れば良いか、分かりません。

私は・・・分かりますよ。セギにはリジンしか意味が無いのです。

 

別人格たちが消え始めました。

まず最初はフェリー・パク。

釣りざおに喜び、リジン父手作りの自慢のビールを飲みました。

何故突然去る事に決めたの?・・・とリジンが聞きました。

「俺が一番の年長者だからな。年上が手本を見せたら、ガキどももついてくるさ。そうすればドヒョンも少しは楽になる。」

じっとフェリー・パクを見つめながらリジンは言いました。

「革ジャケット事件の時、私を救いだしたのは、21年前火の中から私を救えなかった事を償うためでしょ。」

フェリー・パクは何も答えませんでした。当たり・・・なんですね。

だとすると、ばらばらになったジュニョンの心のうち、優しかった頃の父ジュンピョへの思いと幼いドヒョンを救えなかった罪悪感がフェリー・パクをつくりだしたということですね。

「ドヒョンをよろしく頼む。お嬢さんは笑顔を忘れずに楽しい事だけ考えろ。過ぎた過去なんかに縛られるな。一度きりの人生だ。」

元気でな・・・。

最後にもう一杯・・・とビールに手を伸ばそうとしたその瞬間、激痛が彼を襲い、頭を抱えたままリジンにウィンクし、

「じゃぁな。」

と、消えて行きました。

号泣ですよ、あたしゃ

 

意識を失っていたドヒョンが目覚めました。

リジンからフェリー・パクが去ったと聞かされました。

自由に生きろ、そして自由の意味は分かってる筈だ・・・これが、フェリー・パクのドヒョンへの最期の言葉でした。

この言葉、優しかった頃のジュンピョとの会話でした。

ドヒョンは気づきました。泣きました。

リジンは優しくドヒョンを抱きしめてあげました。

 

そしてそして、なんともう一つの新しい別人格が現れたのです。

“ミスターⅩ”

 

タイムリーにBGM『幻聴』が流れるんですよ。この曲が本当に切なくてね。

Kill Me Heal Me 「キルミーヒールミー」OST -幻聴- 歌詞付き

貼り付けてみました。

後一話です。

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『キルミー・ヒールミー』18話まで

2016-01-14 19:23:48 | 韓国ドラマのエトセトラ
キルミー、ヒールミー OST (MBC TVドラマ)(韓国盤)
クリエーター情報なし
Vitamin Entertainment, Korea

レビュー一覧は、こちらから。

 

シン・セギの姿を見ると、何故だか切なくて涙が出そうになる私。

その理由が分かりました。セギは、ドヒョンの苦しみを一身に背負って存在しているからです。

子供じみた性格も、乱暴なところも、ドヒョンへの憎しみも、全て悲しくてね。絶妙にマッチするBGMが流れたらもう涙腺じわじわ決壊し始めてしまいます。

「行こう。」

と、セギが手を出したら、リジンはどこへ?・・・と問いました。

「どこかへ。逃げよう、恐ろしい記憶から。」

と、セギ。

「いいわ、行きましょう。どこへでも。」

そう言って、リジンはセギの手を取りました。嬉しそうなセギです。

 

“セギはチャ君の最もつらい傷のかけら。その傷は私と関係がある”そう思うリジン。

チャ君の傷と向かい合うつもりだと。それは、自分の傷と向かい合うのと同じ事だから・・・と。

 

セギの話で、ドヒョンが自分の名前の事を思い出したと知ったリジン。どうして自分が“チャ・ドヒョン”になった理由にショックを受けて、ログアウトし、自分が出現した・・・とセギは言いました。

リジンは、その理由を聞きました。

ジュニョンは、別人格になった状態で灯油に火を放ち、火事を起こしました。

ジュンピョは、慌てて地下室から飛び出してきて、ジュニョンがした事だとすぐに気がついいたのです。で、気を失って倒れたジュニョンを、抱きかかえて救急隊に託しました。

ジュニョンは、朦朧としながらも、ドヒョンを助けてくれと父に頼みました。

ドヒョンを助けてくれと泣き叫ぶジュニョン。ジュンピョも、流石に見捨てては行けず、地下室に戻ったのです。

でもその時既にドヒョンはリオン母によって助け出されていました。

ジュンピョは、そこで倒れてしまったのでした。

 

救急隊に処置をされている時、名前を聞かれたジュニョンは、ぼんやりと答えました。

「僕の名前はチャ・ドヒョン・・・。」

それ以来、ジュニョンはドヒョンとして生きて来たのです。辛い記憶は全て忘れていました。

 

ドヒョンは死んだとジュニョンは思っていました。その絶望と罪悪感から別人格を作り上げてしまったのです。

ナナという7歳の交代人格を・・・。それは7歳のチャ・ドヒョン=リジンでした。

「私のために放火したの?」

と、リジンはセギに聞きました。

「私のためにチャ君が解離性同一性障害・・・多重人格に?」

 

その時、留学時代の友人アレックスから電話が入りました。

ギジュンから大金を示されてドヒョンの事を聞かれたと言いました。要するに、秘密をちらつかせてまた大金を奪おうって魂胆です。ギジュンとドヒョンと両方から・・・最低でもどちらか一方から大金を得ようと考えていたのです。

リジンは、セギの代わりに会いに行きました。

ところが、アレックスは、ギジュンから大金を、そして、リジンを自分のモノに・・・なんて、飛んでも無い事を考えましてね。

リジンに襲いかかったのですが。リジン、大いに暴れて、アレックスの鼻に指を突っ込み応戦。

外でイライラしながら待ってたセギは、リジンの悲鳴を聞いて飛び込んで行きました。

もうちょっとでアレックスを殺しそうにーっ

 

リジンが叫びました。

「止めてチャ・ドヒョン出てきて

ドヒョンが現れました。

 

アレックス、これで懲りて手を引いたかと思ったんだけど、ギジュン宛てに何やら鍵を送りましたよ

あれって、ドヒョンの病気の証拠とかが入ってるロッカーとかの鍵なんでしょうね。

 

「すみません。名前を奪って。」

と、ドヒョンは言いました。

「私に罪悪感を抱かないでほしい。記憶をたどると、辛い記憶だけじゃなくいい記憶もありました。いい記憶の中には、火事から私を救ったママがいた。そして、毎晩10時に会いに来てくれた幼いチャ君がいました。頼れる人も無く、孤独だった私に暗くて冷たい地下室に捨てられた私に、あなたは毎晩会いに来てくれた。唯一の救いで希望だった。耐えられたのはあなたのおかげよ。あなたを待つ事が支えだった。私の心が壊れなかったのは間違いなくあなたのお陰だわ。」

リジンの目から涙があふれました。

「ごめんなさい。私の所為で心がばらばらになって。毎日別人格たちに振り回されて“ドヒョン”の名前を守るために必死だったでしょ。だからご褒美をあげます。“チャ・ドヒョン”と言う名前を。」

その目つきとその顔をした人の名前には“チャ・ドヒョン”が似合う・・・とリジン。

 

涙無しにこのシーンは見る事が出来ません。

 

でもね、ここからが爆笑の連続になるのです。

フェリー・パクとヨソプ、そしてヨナのオールスターキャスト登場なんです。

リジンを実家まで送って行った後、ドヒョンは突然フェリー・パクに変身。訛りの強いフェリーの登場にまず吹き出しましたよ

リジン父に、一緒にお酒をと誘われたものの、又突然意識を失って、気づいたら、今度はヨソプに変身してた

ヨソプは、もうリジンと会える時間は少ないかもしれないと、お別れの挨拶をしておくと頬にkissするんです。

それを、リオンが目撃して突き飛ばしちゃったら、今度はヨナが出現

こーなったら、リオンが危険

 

やっぱね、私ヨナが好きです。何度見ても笑ってしまいます。

ヨナ登場のシーンは、ずーっと笑ってる私です。

とにかく、チソンssiの成り切り具合がお見事

 

どこでヨナを寝かせるか、じゃんけんで決めたら、負けたリジンの部屋で寝かせることに決定。

隙あらばリオンの部屋に忍ぼうとするヨナ。

予防のために、ヨナの手頸と自分の手頸を紐でつないで寝る事にしたリジンでした。

ところが、寝てる間に、ヨナはドヒョンに戻っちゃってて。

 

一瞬自分のおかれた状況が理解できず、戸惑うドヒョン。そのうち、リジンも目が覚めましてね。

「チャ・ドヒョンです。」

という声を、リジンは本当に心地よく聞きました。

自分と一緒だとリジンが苦しみ、自分はそれ以上に苦しむと思ったから別れた・・・とドヒョン。

「でも、離れる方が苦しいと分かりました。だから、行くな。傍に居て欲しい。」

いい雰囲気になった二人。

ところが、次の瞬間、パチッと電気が点いたリオンがやって来たのです。

 

二人で何をしてた?・・・と怪しむリオン。

ドヒョンはヨナのフリをしようとしたけど、声が低い・・・

あくまでも、ヨナのフリをして帰ったドヒョンですが、リオンはちゃんと見ぬいてました

この時のチソンssiの演技がまた素晴らしい ヨナに成りきろうとするドヒョン・・・という姿が、本当にリアルで面白くてね

 

ドヒョンはソ会長の意向を受け、株主総会の準備委員長に就任。

だからと言って、ソ会長の思うままにやろうと言うのではなく、自分のやり方でやるとソ会長にきっぱりと言いました。

一瞬ムッとしたようなソ会長ですが、ちょっと見直したのかな?そんな表情に見えましたが。

 

ギジュンは、リジンがホンモノの“チャ・ドヒョン”だと言う事を父ヨンピョから聞かされました。

アレックスから届いた鍵と共に、どう使うか、考えています。

まだ波乱がありそうです。

 

リジンがドヒョンの秘書兼秘密の主治医に戻りました。

二人の間は、すっかりです。

いやぁ~っチソンssiが美しい

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「田代親世の韓流総決算2015」

2016-01-14 17:50:45 | 韓国以外の映画、ドラマ、番組のエトセトラ

やっと視聴完了です。

遅ればせながら、内容をざざーっとお知らせします。

 

まずは・・・

どっぷり症状2015

田代さん・・・相も変わらず韓国ミュージカル 今年は精査160本(ちなみに去年は180本だったとか) パク・ヒョシンにハマった

ユンさん・・・とにかく観まくり 映画47本 ミュージカル(日本+韓国)18本 コンサート10回等々 計86本

望月さん・・・チェ・ジェリムにドハマり中 

高橋さん・・・ぶれずにパク・ユチョン イ・ドンウク「風船ガム」

 

韓流トピックス

1位 東方神起の入隊 日本活動10周年・・・日本でのラストコンサートの最後、ユンホが号泣。日本で苦労して活動する土壌を作り挙げて来たグループ。その感慨がこみ上げてきたようだ。リハーサルから全力投球の彼らに、スタッフたちもプロのライター達も一目置いてるらしい。

2位 ジェジュン入隊・・・入隊直前に「トライアングル」のドラマイベントで訪日。ドラマイベントにもかかわらず、ジェジュンへのインタビュー時間が長く取られてて、かなり本人も感情移入していた。

3位 カン・ジファン ファンミが熱過ぎる・・・1回のファンミのために捧げる労力が凄い。

4位 ユチョン、ファンミ&入隊・・・通訳なしで2時間半以上のイベントをこなすのは凄い。ファンが、最後の歌に合わせてひまわりを準備して、会場がひまわり畑のようになっていたのが素晴らしかった。自発的な事だったのが、余計に素晴らしい。知らない人の為に、ファンが余分に準備していたひまわりを配っていたのも感動した。「日本でデビューして良かった」というユチョン本人のコメントにも感動した。

5位 若手スターの台頭・・・ソ・イングクはキスシーンが上手いイ・ジョンソクの役は強いキャラクターじゃないので、キャラではなく演技でブレイクした逸材。

6位 元祖韓流スターの結婚・・・ペ様、ウォンビン、アン・ジェウク、ユン・サンヒョンたちの結婚。

7位 ケリョンデの奇跡・・・東方神起のユンホとJYJのジェジュンが同じイベントに出演したこと。

8位 イ・ジュンギハリウッド出演・・・「夜を歩く士」の撮影中にオファーがあったんだとか。「バイオハザードⅥ」(2017)ですって。

9位 渡韓してミュージカル鑑賞!・・・ミュージカルは2回見ると、より面白く感じられると言う“2回目の法則”がある。

10位 チ・チャンウクのイベント・・・これまでインタビューがあまり面白くないと感じて来たという田代さんと高橋さん。でも、今回はめちゃくちゃ面白かったとか。素に迫る質問が出来て良かった。場数を踏んできて自信がついて来たのかも。

 

ここで、衛星劇場さんでも春からの放送が予定されている「オー・マイ・ビーナス」に出演中のソンフンssiが登場

彼についての質問やお話しは、申し訳ありませんが、割愛させていただきます

ソンフンssiのプロフィールは、こちらからどうぞ。

元々、水泳をやっていた方らしく、肩幅の広いスタイルの素晴らしい方でしたね。「シンイー神義ー」に出てたあの髪の白い方だったんですね。気が付きませんでしたわぁ。

ハンサムなんだけど、全く自分では意識してなくて、どちらかと言うと消極的で謙虚な方ですね。話しは天然な面白さがあります。

 

2015マイメモリー

高橋さん・・・パク・ユチョン、イ・ビョンホン、イ・ミンホへのインタビュー

ユチョンへのインタビューは、日本で単独インタビューはお初のこと。スタッフもあまり脇を固めてなかったので、リラックスしたものになった。全て日本語で、前のめりになって聞き取ろうとする姿勢が良かった。元々ユチョンはあまり自分の気持ちを口にしない性格なので、気持ちが分かりづらいところがあるのだが、今回は、入隊する2年間を、自分もファンも寂しいと感じると思う・・・ときちんと語ってくれた。ファンの思いは、一方通行ではなく、ちゃんとユチョンに伝わってて、相思相愛なんだと確認できた。

高橋さんのインタビュアー人生に悔いは無いと思えるくらいの内容になったとか。

イ・ビョンホンについては、擁護したいとおっしゃいました。演技に真摯に向き合い、基本的に真面目な人で、演技の道を究めようとしてる姿勢が感じとれた。だから、あれくらいのスキャンダル、どーってことないと思う。「内部者たち」での評判が上々なので、必ず復活出来ると思う。彼が重要視しているのは“大衆の共感”なんだとか。

イ・ミンホは、必ず何か一言心に残る様な言葉を言ってくれる。「江南ブルース」が良い。

望月さん・・・4度びっくりさせた男!チョ・ハンソン  田代親世の執念

①活動を本格的に再開「仮面」での演技が高く評価された ②子供がもう一人増えてた事 長女の次に長男も生まれてた③20161月から12年ぶりに主演ドラマが始まるらしい おまけに脚本がキム・スヒョン作家と言う大御所らしい ④若い頃からアジョッシ一直線だと思われていたが若返った!

田代さんの執念は、田代さんのマイメモリーと被るので、そちらで・・・と望月さんがおっしゃいました。

ユンさん・・・パク・ユチョンのインタビュー  「どっぷり韓国ミュージカル」韓国ロケ実現!

ユチョンのインタビューは、高橋さんの話と同じです。ユンさんも同席していたんですって。だから、ユチョンの真摯な態度を傍で見て感じて来たとおっしゃってました。

何より一番心に残っているのが、「どっぷり~」。10年の間に、何度か出ては消えていた企画が、実現出来た事が感動。

田代さん・・・「どっぷり韓国ミュージカル」の企画実現!リュジョンハン出演  ツアーの実現!!

ここ数年の中でも、一番大きな仕事だった。企画を韓国観光公社に持って行くところから始まり、リュ・ジョンハンさんを是非とも紹介したかったのだそうです。でも、彼がインタビューを受けるのは稀な事で、その為に厚い企画書も用意したとか。

収録本番が終わって、飛行機の時間まであまりないと言うのに、ジョンハンさんは、あれこれと立ち話をしてくれたそうです。

その中で、“この収録が出来たのは、スタッフと田代さんたちの熱意があったからです”とジョンハンさんがおっしゃってくれたそうですが、田代さんはその言葉を憶えてないんだとか。望月さんが、感動してうるっとしながらその言葉を聞いていたのに・・・とおっしゃってました。

そんな言葉を貰えるなんて機会本当に無い事なので、田代さんの執念が実った瞬間だったと思う・・・と望月さん。

ツアーには、13人の方が参加したそうです。うち、9人がおひとり様だったとか。やっぱり一人じゃなかなか行けませんから、良い機会だったと思います。

この時のお土産を、遅くなったけど・・・と高橋さんに田代さんが渡してました。ちなみに、お茶だそうです。

 

2016年注目の若手スターは?

望月さん・・・イ・スヒョク

ユンさん・・・キム・ウビン

高橋さん・・・パク・ソジュン、キム・ウビン、ユン・ギュンサンキム・ミンジェ

田代さん・・・イ・スヒョク、ユン・ギュンサン、パク・ヒョンシク

私的には、パク・ソジュンくん、ユン・ギュンサンくんってところでしょうか。

「キルミー~」や「金よ出て来い~」でのパク・ソジュンくんの演技のうまさに目を見張りましたし、「ピノキオ」でのイ・ジョンソクくんの兄役でユン・ギュンサンくんのカッコよさが目に付きました。

 

日本における韓流の現状と課題

なんて固いタイトルなんでしょう

1回くらいプロ目線で喋って見ようじゃないかということだそうですよ

 

ユンさん・・・大御所の復活

ここ数年、面白いドラマが出てきてないように思える。韓流というのは、やはりドラマがけん引していたと思う。そこから派生して主題歌やOSTに興味が移行していって流れが出来た。

特に、イ・ビョンフン監督やユン・ソクホ監督が、作品を作って無い。この監督たちが今年どうするかが期待してしまう。と言うのは、イ・ビョンフン監督が50話くらいの作品をMBCで作るのではと噂されているから。

また、イ・ヨンエが久しぶりにドラマ復帰する。

イ・ビョンフン監督とイ・ヨンエがもしかしたら、また大きな影響を与えるのではないかと思う。

ユン・ソクホ監督は、ドラマじゃないけど、日本で劇場用の作品を作る企画が衛星劇場であります。それも、注目です。

望月さん・・・日本のファンの大きな愛

大モノスターがファンミを開催する事が増えてきている。クォン・サンウやリュ・シオンがそれに当たります。

彼らが結婚しようが、泥沼離婚しようが、何か不祥事を起こそうが、どんな事があっても日本のファンは、大きな愛で彼らを受け入れる。

スターの方も、それをよく分かってきてる。義理がたいと言える。

また、最近は若いファンの姿も目立つようになってきているし、年代が幅広い。

今は、中国が韓流においても凄い。でも、環境はさほど良いわけではなく、吹き替えの文化なので、どこまで続くか疑問視してしまうところがある。

ユチョンが言う“日本でデビューして良かった”と言う言葉は、そう言う事に由来するのではないだろうか。

高橋さん・・・日本での人気韓流スターの変身の行方  20代若手スターロス問題

キム・レウォン、キム・ジェウォン、チョ・ヒョンジェというかつてのイケ面主役で王子様だった彼らが、2015年は悪役に挑戦して、それぞれに高評価を得ている。(確かに

彼らの変身ぶりに注目して行きたいと思う。

2016年は、イ・ミンホやチャン・グンソク、イ・スンギ、チ・チャンウクというスターが次々に入隊すると思われる。20代で主演を張れる華のあるスターがいなくなってしまう。新たなスターが出てくるかどうかが課題だと思う。

でも、これまでも、「冬ソナ」の後、少し沈んだ時に「宮」が、その後また沈んだ時に「美男ですね」が出て来た。そして、その後「屋根部屋のプリンス」が出て来た。定期的にポイントとなるヒット作が出てきているので、今後もそれが必要だろう。1本大ヒット作が生まれれば、また次の段階に進むと思う。

田代さん・・・生の感動体験

生の感動体験を増やす事が、日韓関係の鍵になって来るんじゃないかと思う。ライブの現場に行って欲しい。

ファンミのハイタッチ会というのも、意味があると思う。

 

相変わらず賑やかで楽しい2時間でした。

この番組から、プレゼント企画があります。詳細、申込は、こちらから。締め切りは、1月29日です。

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『キルミー・ヒールミー』17話まで

2016-01-14 01:12:27 | 韓国ドラマのエトセトラ
キルミー、ヒールミー OST (MBC TVドラマ)(韓国盤)
クリエーター情報なし
Vitamin Entertainment, Korea

レビュー一覧は、こちらから。

 

ミン・ソヨンは夫ジュンピョが家出した後、舅に離婚届を渡し、単身渡米しました。

結婚前から愛し合っていた人のところに行ったのです。でも、恋人は不治の病にかかっていました。

それでも二人は愛し合い、恋人は亡くなってしまったけど、一人娘の“ドヒョン”を残してくれたのです。

そこに、韓国から舅チャ会長が訪ねて来ました。ソヨンほどの能力を持った人材が会社にはいないとか。傾きかけたスンジンを守る為にも、ソヨンが必要だと考えたのです。

まだ離婚届を提出していなかったチャ会長。

だから、法的には、ソヨンはまだスンジンの人間なんです。

婚外子にはまだ世間の目は冷たいのが現実。ドヒョンの為を思ったら、スンジンに戻って、不自由の無い暮らしが子供には必要なのでは?・・・と説得されたのです。

チャ会長は、娘をジュンピョの娘として戸籍に入れました。

 

そこに、ジュンピョが息子ジュニョンを連れて帰って来たというわけ。

実は、ジュンピョとソヨンは一度も夫婦としての関係を持った事が無かったとか。だから、娘なんている筈がないのです。

何も知らない母ソ・テイムは、ドヒョンと言う可愛い孫娘が出来て喜んでいました。それも全て息子の血のつながっていることが前提でした。

 

一方、ジュンピョの事を全く買っていないチャ会長。

息子より嫁をとったのです。ジュニョンを戸籍に入れたいなら、ソヨンとの婚姻関係を継続しろと言い、それを拒むと、ジュニョンを連れて出て行けと言いました。

ジュンピョとすると、ジュニョンの為に、渋々残る事を決心したのです。

その代わり、娘のドヒョンを追い出してくれと言いましたが、それも聞き届けられませんでした。

 

そして、チャ会長とソヨンが、突然二人揃って事故死したわけです。

ドヒョンは、地下室に閉じ込められ、いないモノとして扱われました。ジュンピョは、彼女を虐待しました。

誰もが傍観者となりました。

ジュニョン一人が必死にドヒョンを守ろうとしましたが、子供の力じゃどうしようもありませんでした。

その事でジュニョンは自分を責め、その苦しみの中から、セギが生まれたのです。

 

全てを思い出したリジンは半狂乱に陥りました。

家族が駆け付け、リオン母は、ぎゅっとリジンを抱きしめて泣きました。

 

ある日、ジュンピョが21年もの間寝たきり状態にあると言う情報がマスコミに流れました。

ファランがヨンピョに流した情報でした。ファランは、この代わりに、ドヒョンに一定の地位を要求していました。

で、ヨンピョがマスコミに情報を流したのです。

ソ会長は、ますます苦境に陥りました。

そんな時、チェヨンが協力を申し出て来ました。

ドヒョンとの関係を認めてくれるなら、実家がスンジンの大株主である事を生かして協力すると言いました。

おいおい・・・チェヨン、強引な手に出ましたね。

ソ会長は、頭の切れるチェヨンを気に入った様子ですよ。

 

ドヒョンは、ソ会長が泣きついてくるまで、自分から協力の手は差し出さないと決めていました。

 

アン室長が、21年前のジュンピョの会長就任パーティ当日に調理スタッフとして来ていた人たちの写真を手に入れてきました。

その中に、やはりリオン母がいました。

彼女はソヨンの親友でもあり、娘を屋敷から連れ出してほしいと生前のソヨンに頼まれてもいたのです。だから、パーティの時を狙って入り込んでいたんでしょう。

リオン母の姿を確認したドヒョン。

彼女こそが、火事の中からリジンを助けた人だと確信しました。

 

その時、スコフィールド医師から電話が入りました。

リジンとの主治医契約を破棄したと聞いて連絡して来たのです。

倒れたリジンの診察に行って、知ったのです。

リジンが倒れたと聞いて、ドヒョンは吐くほど苦しみました。心配でたまりませんでした。

 

意識を取り戻したリジンは、母に静かに聞きました。自分を火事の中から助けてくれたのはママでしょ?・・・と。

「どうして、何のために私たちは名前を奪われたのかな?」

そして、泣きながら言いました。

「リジンと言う名前、とても好き。それに、彼の名前も好きなの。これから彼を何と呼べば?」

 

苦しみ続けるドヒョンは、また他人格が現れそうな頭痛に襲われました。

で、薬を飲もうとした時、リジンが残したUSBに気付きました。“薬が必要な時、見て”と書かれていました。

動画が入っていました。

『ドヒョン、見てる?これを見てるってことは、辛い事があって薬に頼ろうとした証拠よ。どんな事も私と一緒に乗り越えたいと言ったでしょ。だから今日は旅行でいい思い出をたくさん作りましょう。』

旅行に出る直前に録画したモノでした。

『伝えたい事が一つあるの。今まで隠して来た理由は、医師としてのモラルを守るためだったの。驚かないで。いいわね?』

『好きです。私はチャ・ドヒョンssiの事が大好きです。』

ドヒョン、大きなため息を一つつきました。涙があふれました。机を拳で叩き続けました。

リジンが愛しくて、この状況が悔しくて・・・ですよね?

 

リジンは、部屋にこもりきりでした。

リオンが、喝を入れました。

「見守る家族の気持ちを考えてみたか?辛いのはお前一人だけか?何故家族に何もさせてくれない。泣くだけの妹は嫌いだ。強い妹が好きだ。じゃないなら、妹じゃない。」

背を向けたリオンを、リジンが引き留めました。妹じゃ無いと言われるのが、幼い頃から一番つらかったし怖かったからです。

 

ご飯を食べ、リナと散歩し、リジンは徐々に癒されていきました。

リオンという兄がいてくれて本当に良かったとリジンは思いました。リオンをどれほど愛しているか・・・。どれほど感謝してるか・・・。

「あなたの親の愛を分けてくれてありがとう。家族にしてくれてありがとう。妹にしてくれてありがとう。」

 

ドヒョンも、リジンの動画で癒され力づけられたようです。

 

そんな時、ソ会長がドヒョンの元に来ました。21年前の真実を教えると言いました。自分しか知らない事だと。

ソ会長がドヒョンを連れて行ったのは、ジュンピョの病室でした。

そこで、ソ会長はパーティ当日の出来事を語ったのです。

 

その日、ジュンピョは、息子ジュニョンをスンジンの後継者として世間に公表する予定でした。

ドヒョンは地下室に監禁されてて、使用人とソ会長たちしか知らない存在でした。

ヨンピョたちも知らなかったのです。

ジュニョンは、どさくさに紛れて、ドヒョンと一緒に遠くに逃げようと計画していました。でも、父ジュンピョに見つかってしまったのです。

そして、いつものように、ドヒョンに対して酷い虐待が。

ジュニョンは、止めるよう泣き叫びましたが、無駄でした。

その時、ジュニョンの中から、別人格セギが生まれたようです。灯油を運んで来たジュニョンは、それに火を放ったのです。

 

ソ会長は、それを目撃したわけです。

ジュンピョと後継者であるジュニョン、そしてスンジングループを守るためには、その事実を隠ぺいするしかありませんでした。

 

事実を聞かされたドヒョン。ふらっと病室を出て行きました。

激痛が頭に。

倒れたドヒョンは、セギに変身してしまったようです。

リジンの前に現れました。

「遅くなってごめん。」

そして、手を差し出しました。

「行こう。」

 

今回も泣けましたねぇ。主役二人の演技が上手くて、本当に入り込んでしまいます。

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『君を憶えてる』完観

2016-01-13 22:05:45 | 韓国ドラマのエトセトラ

               

君を憶えてる 韓国ドラマOST (KBS) (韓国盤)
クリエーター情報なし
Universal Music (South Korea)

レビュー一覧は、こちらから。

 

ミンが送って来たカード、それらは、母が殺された日の光景でした。

父ジュンミンに逮捕された者が復讐にやって来て、玄関に出た母を殺したのです。

「逃げて

と言う母の声に、弟ミンを庇って隠れたヒョン。その時、父のかばんに銃があるのを思い出したのです。

ミンを守るため、ヒョンは引き金を引いたんです。

犯人は死んでしまったのかな?

ヒョンも、引き金を引いた瞬間、後ろに倒れ、そのまま意識を失ってしまったようで、気がついた時には、その時の記憶を失くしていたのです。

 

幼い時に見た衝撃的な光景の所為でサイコパスになる場合があると言います。

血だらけで倒れている母と知らない男。そして倒れて意識の無い兄。そんな衝撃的な光景、幼児には刺激が強過ぎます。

 

「僕の所為だ。全部僕の所為だった。」

気がついたヒョンは、そうつぶやきました。

ジアンは、意味が分かりませんでしたが、ヒョンを優しく抱きしめて言いました。

「あなたの所為じゃない。」

 

以前、ミンにカードの意味を聞いた時、本当に覚えていないんだ・・・とミンは言いました。

そして、思い出さない方がいい・・・とも。

「それに、一つ言っておく。僕は元々こういう風に生まれたようだ。いや、こういう風に生まれたんだ。」

その言葉の意味が、今、ようやくヒョンは分かりました。

ミンは、言いたかったのです。その時の光景を見たから自分はこうなったのではなく、生まれながらこう言う人間なんだ・・・と。だから、兄の所為じゃない・・・と。

ヒョンは、ミンの深い愛情を改めて感じ、泣けました。

 

ミンも、ヒョンの記憶が戻った事を知りました。

自分がカードを送った所為だ・・・と責任を感じていました。

 

ところで、チェ刑事は、自分が企画官を殺した事は認めましたが、イ・ジュニョンについては一切口をつぐんだままでした。

チームの面々は、チェ刑事の事を何も分かって無かったと責任を感じていました。

チェ刑事が、こんな状況でもジュニョンを庇うのは、それほど大人の虐待がひどかったと言う事を表しています。そう思うと、余計に胸が痛むメンバーでした。

 

ジアンは、ミンをそっと抱きしめて話しました。

「人が人を傷つけることはどんな理由があれ間違ってる。間違ってた事に気づいて反省しないといけないわ。自分がした事に責任を持つの。」

何が間違ったのか、なぜ罪を償うか分からないなら、お兄さんの為にそうするんだと考えて・・・と。

そして、ミンが逃げたら、ヒョンもミンを庇うために一緒に逃げてしまうだろう・・・と。

「そんな事になったら、あなたもあなたのお兄さんも幸せにはなれない。」

ジアンの言葉は、ミンの心に響きました。

 

それでも、ミンは完全に納得できたわけではありませんでした。

「過去の事は過去の事です。証拠も無いし、悪者を懲らしめただけだ。なぜそれを葬ってはいけないと?」

ジアンは言いました、見逃すことはできない・・・と。

ヒョンは、そんなジアンたちと、ミンとの間に挟まれて、苦しむ事になるわけです。

 

ジアンが、イ法医官を訪ねました。面と向かって“イ・ジュニョン”と対決しに来たのです。

携帯の録音機能をオンにして、証言を引き出そうとしました。

上手く行きそうだったけど、やっぱりイ法医官はそんな企み、お見通しでした。

争った結果、携帯はオフにされ、録音は削除。そして、ジアンは首を絞められたのです。

でも、カンチーム長が偶然やって来たお陰で、助かりました。

で、逮捕するのかと思ったんだけど、何故か、そのまま二人は帰っちゃうんですよ。逮捕しても、言い逃れされてしまう状況だと思ったから?

ここんところが、ちょいと疑問に感じましたね、あたしゃ。

 

イ法医官は、ヒョンに、一緒に行こうと言いました。ミンと3人で。

本当は自分を捕まえたいんだろうけど、捕まえたら、ミンも捕まる事になる。だから、捕まえないんだ・・・と言いました。

返事は分かっていました、イ法医官にも。

でも、一度は誘っておきたかった・・・とか。

「自分はいくら脅しても刺激してもいい。だけど、ミンはダメだ。ミンを惑わせるな。手を出すな。」

そう言って、ヒョンはイ法医官のシャツの首元を掴みました。

これを、ミンが聞いていました。

 

「もしついて行けば、また兄さんと別れてオジサンの所有物に戻る。兄さんの元に残ってもハッピーエンドにはならないし・・・。」

と、ミンはイ法医官に言いました。

 

「明日は何を?」

と、ミンがヒョンに聞きました。

特に何も無い・・・とヒョン。

だったら、今まで出来なかった事全部やろう・・・とミン。

これって・・・、恋人が別れる決心をした時、最後に楽しい事思い出になる事を全部する、あれと似てる・・・と思ったら。

やっぱりそーみたい。

 

散歩しながら、ふと見ると恋人同士がツーショット写真を撮ってる・・・。それを見て、

「撮る?」

なんて、照れながら言う二人。真面目腐った表情で撮っちゃった後、笑わなきゃ・・・と不自然な笑顔を見せる二人。

それがおかしいと、笑って、やっと自然な笑顔で写真が撮れました。

この時の二人の演技が素晴らしい

感情を上手に表せない兄弟が、ぎこちなく歩き、ぎこちなく写真を撮る。遠慮したような澄まし顔が不自然で、作り笑いがおかしくて、苦笑してしまい、自然な笑顔が出る。

そんなリアルな兄と弟の表情が本当によく表現されていると思って見ました。だから、切なくてね。

 

イ法医官が、刺されました。

イ・ジュニョンチルドレンの一人が犯人です。

やはり彼は親を殺された事を、恨みに思っていたのです。いくら酷い親でも、やはり死んでほしくは無かったわけです。

イ法医官、自分の考えが全ての人に理解されるわけじゃないと少なからずショックを受けたようです。

 

そんな時にミンがやって来たのです。

ミンもまた、決着をつけようとしていました。

ヒョンに、もう決して人殺しはしないと約束したミン。でも、その約束を守れそうにない・・・と思っていました。

ミンは、決して自分たち・・・イ・ジュニョンと自分の考えが間違っていたとは今もなお思ってはいないのです。彼が思うのは、ただただ兄ヒョンのこと。

このままでは、ヒョンが苦しむだけだと考えたのです。だから、イ法医官と一緒に消えよう・・・と。

つまり、イ法医官を殺し、その死体と共に、消えてしまおうと言う事ですね。最後の死体無き殺人をしようと思ったのでしょう。

 

でもね、やられたのはミン。

ヒョンが駆け付けた時、既にミンは虫の息でした。

 

“20年もの間、僕は兄さんを憎み、兄さんを思い、兄さんを待ちわび、兄さんを見守った。僕の20年はそれがすべてだ。兄さんが全てだった”

ミンの思いが、辛くてねぇ。泣けましたよ

 

ヒョンはイ法医官に掴みかかりました。

首を締めあげ、あとちょっとで殺してしまうかも・・・と言う時、彼の後頭部を、例の女性が殴ったーっ

 

ヒョンが気がついた時、イ法医官の姿も、ミンもありませんでした。

 

チェ刑事は、イ・ジュニョンについて供述を始めました。

チームのメンバーは、彼が逮捕拘留されても、変わらず面会に来続けていました。

仲間がいるとチェ刑事にも彼らの心が沁みたのです。決してチェ刑事を傷つけたりしないし、誰かを傷つけるよう仕向けたりもしない。ただただ温かく傍に居てくれる人が出来た・・・。そう感じる事が出来たのです。

だから、もうイ・ジュニョンの支えは必要なくなったのでしょう。

 

ヒョンに、イ法医官が会いに来ました。きちんと別れの挨拶をしようと思って・・・と。

「なぜ最初から僕にここまで執着を?」

と、ヒョンが聞きました。

「誰もが僕を軽蔑し恐れたのに、生まれて初めて理解された気がしたから。」

と、イ法医官。

幼いヒョンが、彼の事を“他の人とは違う人”と言ってくれたんだそうです。彼が一番聞きたかった一言だったのかもしれません。

「君は僕がなりたいと願った子供だった。ミンは僕とよく似た分身のような子供だ。」

そんな言葉を聞いても、ヒョンの心は動きませんでした。

今ここで彼を殺さない理由、それはただ一つ、ミンを返してほしいからだとヒョンは言いました。遺体でもいいから・・・と。

 

そのままイ法医官は消えました。

そして、ヒョンも、3回ジアンに会いに来て、そのまま消えてしまったのです。

 

1年が過ぎました。

チームには新しい新人刑事が入り、カンチーム長とソン刑事、そしてナ社長は友情を築き、ジアンは、ヒョンを待っていました。

イ・ジュニョンに父親を殺された事で出会った二人。

そんな事が無くても、二人は偶然出会っていたに違いないとジアンは思っていました。そしたら、ミンと3人で楽しく暮らしていたかもしれない・・・と。

 

そんなある日。

事件現場にチームのメンバーが出向くと、そこには生意気な態度のヒョンの姿。

出会った時と同じような登場の仕方です。

まー後ろ姿がカッコ良い、ソ・イングクくん

 

ハッピーエンドです。

 

そして、ミンは生きていました。

別の人生を選択するよう、イ・ジュニョクから資料も届きましたが、彼はそれを選択しませんでした。

晴れ晴れとした表情で、一人歩いて行きました。それがどーいう事なのか、そこまでは描かれていませんでしたね。

 

何とも不思議な雰囲気の漂う作品でした。

結構殺伐とした題材だし、考えさせられる設定でしたね。

無表情なパク・ポゴムくんの演技が私には一番心に残りました。無表情なんだけど、ほんの少し口元がゆがんだり、口角が上がって微笑みを見せたり。感情表現の上手さを感じました。

ソ・イングクくんは、安定した演技を見せてくれますね。

これまでは、結構悪ガキだったり、感情が優先するような役柄が多かったように思いますが、この作品では、その正反対の大人な役。これまたイケると思いましたよ。

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『君を憶えてる』15話まで

2016-01-13 20:22:39 | 韓国ドラマのエトセトラ
君を憶えてる 韓国ドラマOST (KBS) (韓国盤)
クリエーター情報なし
Universal Music (South Korea)

レビュー一覧は、こちらから。

 

僕が韓国に帰って来た理由、それはあなたに会うためだった。この瞬間を迎えるためだったんだ・・・と、ヒョンは感じました。

イ法医官は、正体がばれて、ヒョンが覚えていてくれたことが嬉しかったようです。

 

一方、ミンと鉢合わせした形になってしまったジアン。

イ法医官に用事があったんだけど、留守みたい・・・と言い訳しながら帰ろうとしました。

それを、ミンは邪魔しようとします。帰って来るまで待てばいいのに・・・と。

その表情が怖くてね。うっすら笑顔を浮かべて、言葉も穏やかで優しいんだけど、それがいっそう怖さを掻き立てる状況です。

ジアンも恐怖を感じていたようです。

盗った写真を返してくれと言うミンに、ジアンは怯まず言いました。

「私こそお願いします。お兄さんのために私たちに手を貸して。イ・ジュニョンを捕まえないと。あなたも自由になるべきよ。」

その言葉が響いたのか、結局、イ法医官に見つからないように、裏口から出してくれました。

 

「なぜ父を殺し、何故ミンを連れ去り、あなたのようにしたのか。僕たちに何を望んでいるのか!」

と、ヒョン。

恨んでるんだな・・・とイ法医官は意外そうに言いました。ここんところがやはり常人とは違う感じ方なんです。

「言った筈です。頼んでない事をされても感謝は出来ないと。」

その言葉で、ミンやあの女性が言った言葉を思い出したイ法医官。つまり、自分の考えで相手を思いやっても、問題が起るだけだということです。

愕然とした表情をしてるのを見て、ヒョンは、気づきました。

“イ・ジュニョンはヒョンを救うために父を殺し、ミンを連れ去った”と。よかれと思ってした事なんですね。

ヒョンでさえ、自分を理解してはくれない・・・と思ったイ法医官。

そのまま帰りました。ヒョンが誰かの為に時間稼ぎしてるのを、ちゃんと察しってましたね。

 

ジアンの事が本当に心配だったヒョン。

無事な姿を見てほっとしました。

で、こんな危険な事を、今後しないでくれと念を押しました。

ジアンは、ミンに見つかったことを打ち明けました。ヒョン、不安になりました。ミンがまた・・・と想像しないわけにはいきませんものね。相手がジアンと言う事も、可能性はゼロじゃありません。

 

ミンは、帰って来たイ法医官に写真の事を報告しました。

よりによってあの子の写真を・・・とイ法医官。実は、ジアンが持ちだした写真の中に、チェ刑事のが含まれていたんです。

「兄さんは僕を捨ててなかった。何故だました?」

と、ミン。

「20年前は、お前がヒョンの邪魔になると思った。連れ去る気はなかったんだ。車に乗ってたお前を見て、必然だと思った。」

と、イ法医官は答えました。

「ところで、お前たちの再会ははたしていいことか?」

と、重ねて言いました。またミンを混乱させようと言う魂胆?

ヒョンの表情を見てみろと言いました。ミンと会って幸せなのかを・・・と。

ミンにとって、やはり彼の言葉は無視できない重さなんでしょう。ムッとした表情になりました。

「お前たち二人の未来はハッピーエンドだろうか?」

そう言われた時、ミンは答えました。

「どうだろう。でもこれは確かだ。オジサンと僕の間にハッピーエンドはない。やっぱり、最後はオジサンだ。」

それは、自分の最後の殺人が・・・ってこと

とにかく、ミンの頭の中に、ヒョンが自分と会って幸せに感じているのだろうかと言う疑念が植え付けられてしまったのです。

 

相変わらずヒョンはミンにまとわりついてます。

あれこれと世話を焼き、仕事にも送って行ってます。

口では煩わしそうに言うミンですが、本当は嬉しいのです。ほんのりと笑顔を浮かべてます。ヒョンに見えないところで。

 

カンチーム長は、悩んだ挙句、ジアンに父である次長がした事を打ち明けました。

ジアンの父を、イ・ジュニョンと共犯関係にあるのでは・・・・と世論や捜査方向を向けさせた事です。

ジアン、こんなに上層部が関わっていたのかと、ショックを受けました。勿論、カンチーム長が正直に話してくれたと言っても、次長を許す気にはなれません。

でも、生真面目で正直者のチーム長が、自分の進退をどうすべきかとまで悩んでいるのを知ると、協力してくれと話を持ちかけました。

イ・ジュニョン逮捕の協力です。

で、イ法医官がイ・ジュニョンだということを打ち明けたのです。

 

ヒョンの元に、アメリカから例のカード、ミンが送り続けて来たカードが届きました。

全く気づいていなかったヒョン。今更ですが、秘書に捜してもらっているのです。

意味をミンに問いましたが、思い出さない方がいい・・としか答えません。

「これからは人を殺さないよ。」

と、突然ミンが言いました。

「そうすれば、ハッピーエンドになるかな。」

ヒョンはそうだとは言えませんでした。

「やっぱり無理なのかな。」

ため息と一緒に言葉にするミン。

「努力しよう。」

そう言って、ヒョンはミンに笑顔を見せました。

悲しいシーンです。ハッピーエンドは到底望めそうにないですよね。でも、どんな結末でも、それがその時の精一杯の努力の結果なら、ハッピーエンドと思えるのではないでしょうか。

 

イ法医官は、自分が“救った”子供たちは、自分の事を感謝してると、虐待する親を殺してくれて感謝していると思っていました。

でも、ジアンは考えました。

果たして、皆同じ思いだろうか・・・と。

家族を奪われたと恨みを抱いてる子も絶対いる筈だ・・・と。

 

ナ社長が、施設育ちの警察関係者についての調査結果が出たと連絡して来ました。

生憎、すぐに帰れそうになりヒョンは、その資料をソン刑事に預けておいてくれと言いました。

で、警察に行ったナ社長なんですが、チームでチェ刑事と会った時、顔色に出ちゃったんですよ、彼の事を調べたから。

それを、敏感に感じ取ったチェ刑事は、ヒョンの机の上に無造作に置かれたその書類を持ち出してチェックしちゃった。

そしたら、中に入っていたのは、自分の資料。

ばれた・・・と感じました。

おまけに、動揺した所為か、子供の写真を落としちゃって、トイレの個室のドアの下から出てしまったのを、ミン刑事に見られてしまうんです。

その写真、ミン刑事には見覚えがありました。

つい最近、ジアンがイ・ジュニョン関連のモノだと貼り出した写真の一枚だったからです。

 

ミン刑事、こっそりと写真を戻し、誰が出てくるか見張りました。

で、チェ刑事だとしっかりと確認。

疑念が湧いてきました。企画官から、外部関係者の身元確認をするからという指示を受けた事をチェ刑事にも話したのを思い出しました。

イ・ジュニョンの指紋の事で企画官が殺されたのなら、チェ刑事も疑わしい・・・と。

 

ヒョンも、資料を確認して、チェ刑事に疑いを持ちました。いえ、確信でしたね。

で、チェ刑事の居所を聞いたのですが、その時、既にミン刑事がチェ刑事を問い詰めてるところだったんです。

しらをきるチェ刑事に、銃を突きつけ、白状させようとするミン刑事。

でも、撃つなんてことは出来ないから、格闘になっちゃうんです。

そこに、チーム員たちが駆け付けた

で、無事取り押さえる事ができたんですが。その時落ちた銃が、ヒョンの足元に転がって来て。

拾い上げたヒョンは、失った記憶が、断片的に甦り始め、朦朧となり、意識を失って倒れてしまいました。

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『キルミー・ヒールミー』16話まで

2016-01-13 14:02:35 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓流ラブストーリー完全ガイド 情愛号 (COSMIC MOOK)
クリエーター情報なし
コスミック出版

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リジンとドヒョン、リュックを背負って旅に出ました。

どう見ても20代のカップル。やってる事は10代みたいな二人です。実年齢を考えると、驚異的な若さです。

可愛いです、ほんとに

ドヒョンは初めての旅行だったみたい。30分刻みのスケジュールを考えてきたり、リジンの事を知るためにといろんな質問事項を考えたりしてます。

 

ヨンピョがソヨンの子を探している事を知ったソ会長。

また、株主総会に備えて何やら画策してるとも報告を受けました。元々会長側だった役員たちが、ヨンピョに近づこうとしているということも。

これは、ドヒョンの解任が不利に働いたからだと・・・と秘書は言いました。呼びもどしては?・・・と。

この話を聞いたファランは、懲りずに今度はヨンピョと交渉を始めましたよ。

 

ところで、ドヒョンは、リオンにリジンが何故か地下室に監禁されていたことも話していました。

自分が過ちを犯したり、リジンと会ったことを父親が知ったら、自分では無く、リジンが暴力を受けていた・・・と。

リジンを守れなかった自分は絶望と苦痛、非力だった記憶を封印した。そして心をばらばらに分けた。封印した記憶にエラーが生じた。リジンが受けた虐待を自分が受けたと思いこんでしまった。リジンに代わってあげたかったから・・・。

「あなたは傍観者ではない。もう一人の被害者だ。」

と、リオンは言いました。

ドヒョンは、スンジングループの内部資料を全てリオンに渡すので、執筆を再開してほしいと言いました。

 

リジンとドヒョンは海に行きました。

「オ・リジンssi。」

と、ドヒョンが静かに呼びかけました。

リジンには分かっていました。ドヒョンの記憶が戻って、その中に自分がいる事を。思い出すと、悲しくなる記憶だということも。だから、自分と別れようとしていることも・・・。

「言いたいのは、別れの言葉?」

と、リジンが聞きました。

「今までありがとうございました。会長と母が病気の事を知ったんです。だから、隠す必要がなくなりました。僕一人でやる事があるので、あなたは必要ありません。今日で契約を打ち切ります。今までお世話になりました。」

努めて冷静に言うドヒョン。

「分かりました。」

リジンもあっさりと言いました。ドヒョンには背を向けたままです。涙が流れているのを見せたくはなかったのでしょう。

 

ドヒョンはゆっくりと背を向け、歩きだしました。

二人で歩いて来た道を、今度は一人で戻るドヒョン。

その姿をリオンが見つめていました。ちゃんと、ドヒョンと打ち合わせが出来ていたんですね。リジンを迎えに来てほしいと。

泣けましたよ~っ

 

二人は一生懸命立ち直ろうとしています。

 

リジンに呼び出しがありました。ソ会長からです。

これは、家政婦の口からアン室長に連絡されました。

アン室長、又もグッジョブです至るところに網を張っているのねぇ、アン室長。秘書として最高だわ

勿論、これはすぐにドヒョンにも連絡されました。

 

ソ会長は、秘密の主治医であるリジンの意見を聞きたかったようです。

ドヒョンを復帰させても良いかどうかの判断をしようとしているようですね。

でも、辞めたと聞き、それじゃぁ、利用価値なしね・・・ってな感じで帰らせようとしました。

その時、以前セギが壊したジュンピョの写真立てを家政婦が持って来ましてね。その写真をリジンが目に留めたのです。

 

その瞬間、リジンに発作が起りました。

記憶が次々に甦って来たのです。

そして、以前ドヒョンが言っていた“地下室にもう一人子供がいた”と言う言葉も。

もしかしたら、その子供というのは、私?・・・とリジン。

自分の夢に出て来た男の子、一緒にトランポリンをしたり、電車のおもちゃで遊んだ男の子、それはドヒョン?・・・。

 

そう考えた時、“何も思い出さないで”というドヒョンの言葉を思い出しました。

これだったから、ドヒョンは自分に過去を思い出すなと言ったのか・・・とすぐに察したリジン。

思わず崩れ落ちるようにその場に座り込んだリジン。

それをドヒョンが目撃。アン室長から連絡を受け、心配になって駆け付けて来たところでした。

 

ドヒョンが手を差し出しましたが、リジンは頭を抱えて怖がるばかり。

駆け付けた家政婦が、リジンを連れて行きました。

とうとうリジンも?・・・とドヒョンは察したかな。

すぐさま、ソ会長のところに怒鳴りこみました。リジンに何を言った・・・と。

株主総会の準備を任せるから、復帰して・・・とソ会長。その後は、スンジン建設で働きなさい・・・と。

断ります、やることがあるので・・・ときっぱりとドヒョンは言いました。

 

リジンはリオンを呼び出しました。

彼が何を、どこまで知っているのか、聞いたのです。

リオン、突然の事に、言葉が出ませんでした。それを見たリジンは、自分で調べる・・・と母の元に向かいました。

 

「気になったら聞くと言ったでしょ?実の親がどんな人か気になるの。教えて。」

直球でした。

リオン母は、大切に保管してあったリジンの実母ソヨンの写真等を渡しました。

そして、ソヨンから聞いた事を話して聞かせたのです。

裕福だった実家が破産して、お金持ちと結婚したんだけど、夫とは不仲だった。舅が優秀なソヨンを息子より贔屓にした所為だ。夫は父親とけんかして離婚届を置いて家を出て行った。それにサインして、舅に渡して社長職を退いた。愛している人がいるからアメリカに行く・・・。

再会した人は、不治の病に犯されてて、でも、愛し合った二人はリジンをもうけた。

「今日はここまで。少しずつ話すわ。」

と、リオン母。

 

直後、リジンは見つけたのです。

写真の入ったペンダントを。その写真の女性は、先日ドヒョンが言ってた“戸籍上の母”の顔でした。

その女性が自分を呼ぶ声も頭に浮かびました。

「ドヒョン。」

 

アン室長が、ミン・ソヨンの戸籍と入国記録を持って来ました。

入国する時、6歳の女の子と一緒だったのに、その後の記録が無い・・・と言いました。

戸籍を見た時、ドヒョンは不審に思いました。自分が父ジュンピョに連れられて実家に行ったのは、就学するのに、戸籍が必要だったからで、それは確かに冬だった・・・と。

でも、その戸籍ではその前の夏に入籍しているのです。

前もってチャ会長・・・ドヒョンの祖父が入籍していたのでは?とアン室長は言いました。

でも、実家に戻るまで、誰ひとりとして自分の存在を知らなかったので、それは不可能だとドヒョン。

 

ドヒョンは幻を見ました。夢かな?

その中で幼いリジンが大きなクマのぬいぐるみを抱いて言いました。

「私の名前は、チャ・ドヒョン。」

えーっ

二人のドヒョン

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『キルミー・ヒールミー』15話まで

2016-01-13 12:08:32 | 韓国ドラマのエトセトラ
キルミー、ヒールミー OST (MBC TVドラマ)(韓国盤)
クリエーター情報なし
Vitamin Entertainment, Korea

レビュー一覧は、こちらから。

昨夕、千葉に戻って来ました

暖冬一転、寒いじゃんっ

朝、四国でニュースを見て、関東が一気に寒くなったとは聞いていましたが。何何なの

こりゃぁ、炬燵に入って、撮り貯めたドラマ視聴に明け暮れるしかないかぁっ

で、まずはこの作品からです。

 

セギが現れようとするのを、必死に抑え込んだドヒョン。

その脳裏に、これまで自分の頭に浮かんだ記憶の断片、リジンの言葉等が浮かび、それらがすべてつながりました。

意味のある記憶となったのです。

 

そして、リジンもまた、失った記憶の断片が甦り始めたのです。

 

一方、リジンを拉致しろと命じたファランですが、誰かは分からないが、尾行者に監禁場所まで来られてしまったと報告を受け、動揺しました。

警察に通報される前に、撤収しろと指示を出したのです。

このおかげで、ドヒョンは致命傷を与えられずに済んだのです。

 

アン秘書とリオンが駆け付けた時、リジンが血だらけのドヒョンを抱き抱えて泣き叫んでいるところでした。

そのまま、ドヒョンは救急搬送され、大事には至らなかったのです。

 

リオンは怒りを露わにしました。

リジンが、ドヒョンが原因で、いえ、正確には、スンジングループの権力争いが原因で危険な目に遭わされたとも知らず、ドヒョンの事ばかり心配するもんでね。リオン自身が、如何に心配したかと言う事にも考えが及んでいませんでしたし。

 

ドヒョンはリジンがドヒョンの記憶を取り戻させるために、自分の記憶を探ろうとしているのを知りました。

リジンは、自分の記憶が戻り始めたのを、スコフィールド医師に報告したのです。その話を、ドヒョンは聞いてしまったのです。

でも、この時点では、まだそれらが自分の記憶なのか、ドヒョンの影響による混乱の所為なのかはリジン自身も判断できないでいます。

ただ、リジンは、ドヒョンの過去に自分との接点があるかもしれないと思う事が何だか嬉しかったのです。

でもね、ドヒョンはそれを止めました。

「あなたは過去の記憶が無くても幸せに生きてる。大勢の人に愛されているのに、過去の記憶は必要ない。」

「一緒に乗り越えるためです。」

と、リジンは言いました。

「僕の為なら、考え直して。このままでいい。」

悪い記憶だったら・・・とドヒョンが心配している所為だとリジンは思いました。

「心配しないで。一つ言えるのは、私はシン君の初恋の可能性が高い事です。シン君はチャ君だから、私はチャ君の初恋かもしれない。」

嬉しそうに話すリジンを見て、ドヒョンは泣きそうになって来ました。決してそんな楽しい記憶ではないと分かっているからです。

我慢しようとしたんだけど、無理で。だから、ドヒョンはリジンを抱きしめました。

泣き顔を見られないようにしたんでしょうね。愛しさが募って来たのでしょう。

リジンは、泣いているのに気付きました。自分の言葉の何かに感動したためだと勘違いしてますけど・・・。

リジンの髪を撫でながら涙をこぼすドヒョン。そんなドヒョンの背中を優しく撫でるリジン。泣けるシーンでした。

 

ところで、ギジュン父ヨンピョも、ミン・ソヨンの娘の行方を突き止めていました。

まだそれをどう使うかまでは決めていない様子です。

ギジュンとチェヨンの間は、ますますこじれてます。

「手に入れたい人を見つけたの。自分のものにしたい。」

とチェヨン。ドヒョンのことだと、ギジュンにはすぐに分かりました。

このまま破談になってしまうのかしら?チェヨンはそれを望んでますが・・・。

 

リジンが監禁されていた場所は、ファランの別荘でした。

ファランもお馬鹿ですよね、簡単に関係を掴まれるような事をするんですもん。

ドヒョンは、すぐに退院し、母に会いに行こうとしました。

そこにリオンが。

リオンもまた、この一件の裏にファランが居て、つまりはスンジン絡みの事件だと察したのです。

「関係してたら許さないと言ったよな

いきなりドヒョンの胸倉をつかみ、リオンは言いました。

以前、リオンがセギに言った“お前には資格が無い。スンジン側の人間だからな”と言う言葉が、ドヒョンの脳裏に浮かびました。

セギの人格での記憶がドヒョンと同期するようになってます。

「何故警告を無視した

リオンは叫びました。

 

リオンは、ドヒョンに自分がスンジングループについて調べ始めた経緯を話して聞かせました。

全て、リジンが自分の妹となった時から始まった事でした。両親の話を漏れ聞いて、スンジンの事を知ったリオンは、リジンを苦しめたくないから、リジンの失った記憶を調べて、伏せるか話すか決めるためだったのです。

ドヒョンと会って記憶が戻り始めたリジン。

このままドヒョンの傍に居たら、全ての記憶を取り戻す筈です。そうなったら、リジンの存在を恐れる誰かが又誘拐を企てる・・・。

「お願いします。妹を突き放してください。断ち切れるのはチャ・ドヒョンssiしかいません。だから、お願いします。」

頭を深々と下げたリオンです。

「では、僕の頼みも一つ聞いてください。」

リジンと別れるための時間を1日ほしいと言う事でした。

ドヒョンも、リオンの言う事が正しいと、それしか生きる道は無いと、そして、リジンを幸せにする方法は無いと思ったのです。

 

“リジンさんは、初めて殺伐として冷え切っていた僕の城に入って来てくれた人です。初めて僕に手を差し伸べてくれた人です。目を見るだけで僕に気づいてくれた。名前も聞いてくれた。心配しながら僕を待っていてくれました。世界一温かい雪だるまも作ってくれました。多くの言葉より、慰めになる一言をくれた人です。“HEAL ME!”と言う言葉ですね。

彼女を見つめるだけで幸せな気分になりました。なのに、僕は、一生かけても償いきれない傷を負わせました”

そうリオンに言ったドヒョン。

リジンから貰ってばかりだったから、一日だけ彼女を笑わせてあげたいし、彼女の為に使わせてほしい・・・とね。

 

リオン母が体調を崩しました。

どうやら、リジンの実母ソヨンの夢を見たようです。何か自分に訴えかけているように思えたようです。

リジンに真実を語る時が来たと感じたようですね。治療に来たリジンに、さらっと言いました。

「実の両親が誰か、気になる?知りたい?」

じっと母を見つめたリジンが言いました。後で、気になったら聞くわ・・・と。

 

ドヒョンは、ファランを呼び付けました。

何故だ?・・・とドヒョンに聞かれ、全てがばれていると感じたファランは、言いわけのように呟きました。

「昨日はどうかしてた。あなたに責め立てられて・・・つい、気が動転してたの。」

あなたに近づいた理由を知りたかった、何を企んでいるか知りたかっただけ・・・等々。必死です。

「彼女は過去を憶えていない。」

ドヒョンがそう言うと、ファランはほっとしたような表情を浮かべました。

 

欲を捨てて自分と一緒にアメリカに行こう・・・とドヒョンは言いました。

でも、ファランは引きません。

何を言っても無駄だと思ったドヒョンは、とうとう多重人格の事を打ち明けました。

「あなたたちが僕の心をばらばらにしたんだ。」

「見てくれ。自分の欲が招いた悲劇を。」

泣きながら訴えるドヒョン。なのに、ファランは、すぐに言ったのです。

「この病気を知ってる人は?病気の事は絶対に隠しなさい。」

この母の言葉は、ドヒョンの心をいっそう傷つけました。

「母さんの欲を断ち切る方法が見つかった。」

病気をスンジンや世間に公表する・・・とドヒョン。

 

21年前、ドヒョンとリジンの最初の出会いが分かりました。

6年間家出していたジュンピョが、息子が就学年齢になったのを機に、二人で家に戻って来たのです。

この時、リジンは実母ソヨンと共にスンジンの屋敷に住んでいました。

二人を見たジュンピョは驚きました。おまけに、リジンが自分の子だと母から告げられたのです。驚愕の表情でした。

 

リジンは、リオンに送られてドヒョンの元に戻りました。

家の前に、ドヒョンがいました。

まるでリジンの実家で飼ってる犬のリナと同じように、来るまで待つつもりだったと言うドヒョン。

「旅行に行きましょう。」

ドヒョンは笑顔を見せながらそう言いました。リジンに異論はありません。

 

ドヒョンはリオンにもう一つ言っていました。

「時間が経ってリジンさんが僕を忘れる頃、思い出しても何とも思わなくなる頃、もし過去の記憶に苦しんでたら伝えてください。“あなたが悪いとか愛される資格がなくて虐待されたわけじゃない。あなたには愛される資格があって愛されて当然なくらい輝いているとても愛らしい人だ。だから忘れて、愛されながら生きて”」

顔をくしゃくしゃにしながら泣くドヒョン。

リオンも泣きました。私もです

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『太陽がいっぱい』12話まで

2016-01-11 22:20:00 | 韓国ドラマのエトセトラ
太陽がいっぱい DVD BOXII
クリエーター情報なし
KADOKAWA メディアファクトリー

レビュー一覧は、こちらから。

 

ヨンジュンは、ウンスが姉を本当に愛しているとは、完全に信じ切れてはいなかったようです。

やはりまだ信じ切れないですよね。

何か魂胆があるんじゃないかと疑いました。

ただ、姉の気持ちは充分分かっています。だから、ヨンウォンがウンスと話しをすると言ったら、止めませんでした。

 

アン秘書は、ウンス=セロだと言う手下の報告に、驚きました。

でも、すぐにテオに報告することはしませんでした。もう少し確証を得てからってことです。

 

ウンスは自分の家にヨンウォンを連れて行きました。

何を隠しているのか、ヨンジュンは知っているのに、自分に隠す理由は・・・・と矢継ぎ早にウンスに質問しました。

ウンスは、今話す事じゃ無いと言いました。ヨンウォンが元気じゃないから・・・と言います。笑顔が出て、もっと元気になった時、きちんと話してあげる・・・と言うのです。

 

ウンスはヨンジュンと腹を割って話しました。

ヨンウォンへの想いはホンモノで、自分でもこの先どうすれば良いのか分からない。ただ今は、ヨンウォンに自分がセロだと言う事、父親がウジン殺しの犯人だと言う事は話せない・・・と言いました。

それだけを目的に生きて来た自分でさえ、今のヨンウォンには話せないと。彼女を殺す事になりはしないかと心配だと。

父は恋人を殺し、義母は出来る限りの財産を彼女から奪おうとしてて、弟は傍観してるだけ・・・。実母の形見のべルラフェアは売却されるかもしれない、そんな状況にあるヨンウォンには話せないと。

 

アン秘書は、手下に指示して、セロ祖母を直接ウンスに会わせようと画策しました。

セロの名で、家におびき寄せたのです。

祖母は、やっと孫が連絡して来てくれたと、疑いも無くやすやすとウンスの家に向かいました。そこにはヨンウォンがいるのに・・・。ウンスは、家を出て別のところで生活してますから。

でも、応対に出たのが、たまたま来てたウンスだったからよかった。

 

慌てたウンスは、祖母を外に連れ出し、そこで話をしました。

でもねぇ、それを手下に目撃されちゃった。

アン秘書は、連絡を受けると、すぐにテオに報告しました。

流石にテオも、驚き衝撃を受けました。

「ヨンウォンはどこだ。ヨンウォンを探せ。」

セロが自分への復讐の為に、ヨンウォンを巻き込んだ・・・そうとしか思えませんよね、テオは。

 

テオがウンス=セロだと知ったとチャピョが掴みました。

連絡を受けたガンジェ。

だからと言って、どうしようもありません。

 

ウンスは、慌てて外に出たので、携帯を部屋に置いたままでした。

そこにハマからメールが。

それを読んだヨンウォンは、ウンスたちが父の不正を掴もうと・・・いえ、既に証拠も手に入れている事を知ったのです。

で、あちこち捜して、ウンスの上着のポケットからUSBを発見。

中に入っていたのは、ウンスが録画したテオとの会見の映像。

それを公開するとウンスは言いました。

でも、この時点で父テオが大罪を犯していると知らないヨンウォンは、ウンスがべルラフェアを救うと言ったのは、父を脅迫することだと考えてしまったのです。

 

ガンジェから、テオがウンスをセロだと知ったようだと連絡が入りました。

すぐに出国しろと言いました。

でも、ウンスは逃げたく無いと言ったのです。ヨンウォンの目を見つめながら。

 

ヨンウォンは、父に反発して家を出たいと思いました。

でも、いざ、こうなって見ると、父を庇う気持ちが湧いてくるのです。

だから、ウンスの家を出ようとしました。でも、ウンスはそれを押しとどめたのです。

彼は、ヨンウォンに苦しみや悲しみを一切知らないでいてほしいんですね。傷つかないでほしいんです。隔離しておきたいのです。

そんな事、不可能だと思うけど・・・。

ウンスの想いの深さ、強さを改めて感じます。

 

テオをガンジェが訪ねて来ました。

ガンジェは、テオが全てを知った今、隠しておくのは自分に不利だと悟ったんですね。

で、テオがまだ知らないと思ってるフリをして、秘密の全てを公表しようと思ったのです。それが得策だと。

ウジンの一件も全て知っていると、ガンジェは話しました。

でもね、やっぱりテオはガンジェより一枚上手でした。良心なんて持ち合せてないって感じ。

ガンジェを利用しようとしてます。

チョン・セロと言う名前には戻れないようにしろと命じたのです。

その代わり、シン・ピルドと協力すると言ったのです。すぐにピルドにも連絡しました。

と言う事は、ガンジェ、もうテオの頼みは断れないと言う事です。ますますガンジェが苦しむ状況に陥って来ました。

 

テオは、ウンス・・・いえ、セロをガンジェの会社のダイヤを盗んだ泥棒に仕立てろと言ったのです。

指名手配となれば、もうセロに戻る事は出来ません。

ガンジェはこれをウンスに伝えました。

出国しろと言いました。自分がテオをどうやっても止めるから、出国しろと。そうしたら、セロに戻れるかもしれないと言う事ですね。

テオにとって脅威なのは、ウジンの一件を知ってる事と、ヨンウォンの傍に居ると言う事の二つなんです。

 

「嫌だと言ったら?」

とウンス。

「そうなったら、もうどうしようもない。」

と、ガンジェ。ガンジェも泣いていました。

 

ヨンウォンは、ウンスがここまで自分を守ろうとする理由を考えていました。

“愛しているから”と言う理由だけじゃ無いと感じていました。同時に、父への何かがあると感じていました。

以前聞いた“父の手術費用を奪った人物”というのが、もしや父テオでは?・・・と考えました。

“何故僕をこんな風にしたのですか!”という言葉も、テオにぶつけてるのを聞きましたし。

勿論、ウンスは否定し、個人的な問題は解決したと誤魔化しました。

これがヨンジュンが知ってて自分に口をつぐむ理由なのかもしれないと思ったヨンウォンは、ウンスの家を出ました。

 

父に問いただそうと思ったのです。

ヨンジュンにまず聞きました。

ヨンジュンは、その剣幕に驚き、何も言葉が出て来ませんでした。どう言えば良いのか、言って良いモノかどうか考えがまとまらなかったのでしょう。

でもね、それにあっさりと決着つけたのは、ナンジュでした。

 

ヨンジュンが、全てを知ってると分かった時、テオはナンジュが息子に話したと思いこみました。他に思い当たりませんから。

で、即離婚届を差し出し、サインするよう言ったのです。

常に用意してあるなんて・・・ねぇ。ナンジュ、流石にショックですよ。

家を出て行け、ヨンジュンにも会わせない・・・とテオ。

この酷い仕打ちに、ナンジュも堪忍袋の緒が切れたようです。

テオが一番大切にしてるヨンウォンに、告げたのです。父親がウジンを殺した・・・と。

 

ヨンウォンはウンスがセロではないかという考えが捨て切れていませんでした。

と言う事は、ウンスは、セロは濡れ衣を着せられたと言う事です。崩れ落ちました。

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『太陽がいっぱい』11話まで

2016-01-11 17:39:58 | 韓国ドラマのエトセトラ
太陽がいっぱい DVD BOXI
クリエーター情報なし
KADOKAWA メディアファクトリー

レビュー一覧は、こちらから。

 

ガンジェは本心と立場、建前、そして欲望との板挟みとなっています。

ウンスを裏切る行為は、出来るならばやりたくないと言うのが本音でしょう。

でも、シン・ピルドとの関係は、やはり切りたくないのです。

こんな浮き草稼業なんぞ一日も早くやめて、ハワイに豪邸を建てて優雅にくらいしたいと言うのが夢ですから。ジェインと幸せな家庭を作りたいという願いも含まれていますし。

どうしようもなくて、テオを手を組むというピルドについて行くしかない状況なんです。

ウンスは、その変の細かい心情、立場が分かっていませんね。

ウンス自身は、ヨンウォンへの想いしかありませんから。

 

ウンスは、これだけ言ってもやめてもらえないなら、自分が止めるしかないと心を決めました。

ガンジェと戦う・・・と。

 

ウンスは正直で想いを隠す事はありませんでした。

ヨンウォンがウンスを避けようとしても、想いを消してしまおうとしても、構わず見守っていました。

 

ウンスは、テオに会いに行きました。胸に刺してるペンと腕時計にカメラを仕込んで。

ウンスがいくら丁重な態度を示しても、テオの脳裏には焼き付いて消えない光景がありました。

それは、アン秘書に命じて酷い暴行を加えさせた後、血だらけの状態で自宅にやって来たウンスの姿でした。その時、ウンスは口元の血を、傍に立ってたヨンウォンのセーターの袖口で拭いたのです。

ヨンウォンの腕を取って、その袖口を自分の口元に持って行ったウンスは、ぐい~っと血を拭いながら、テオを憎しみのこもった目で睨みつけていたのです。

このシーン、かなり印象的です。

ぞわっとするくらいにゲサンくんに惹きつけられましたよ。

 

ウンスは、ガンジェの会社がこれまでにテオに対してして来た妨害工作や、今回の計画の裏を話しました。

これでも、手を組むのか?・・・と。

あくまでも、ヨンウォンへの愛情ゆえ、ヨンウォンの父であるテオを苦境に落としたくないと言う態度を取ったのです。

そこに、ガンジェがいきなり入って来ました。

邪魔をすると聞いたら、じっとしてはいられませんよね。

 

ガンジェは、すぐに胸のペンに気付きました。

取り上げてテオに言いました。カメラが仕込んである・・・と。

部屋から連れ出そうとするガンジェの手を振りほどいて、ウンスはテオに聞きました。

「一つだけ・・・。詐欺だと知ってて、べルラフェアを利用する気ですか?」

「君に聞く権利が?」

と、テオ。

私が始めた事だから、どのくらいヨンウォンさんに罪悪感を抱くべきか知りたい・・・とウンス。

「やらない理由が無い。」

この言葉を引き出したかったのです、ウンスは。腕時計の隠しカメラに、その映像と音声が記録されました。

 

ウンスは、ヨンウォンはアジトに連れて行きました。

ウンスの秘書としてべルラフェアに入っていたホンがいました。ハマも・・・。

ホンとハマは戸惑いました。勿論、ヨンウォンもです。

「ここで君の利用法を考えていた。そんな僕が君をここに連れて来たのは、今後ここで君をどのように守るか考えていきたいからだ。」

と、ウンスは言いました。

「これは偽物じゃない。」

ウンスは、ヨンウォンの手を自分の胸に当てて言いました。

ヨンウォンとの時間は、夢じゃ無く現実だった・・・と。

でも、ヨンウォンは、まだウンスを信じる事が出来ませんでした。

 

ジェインが思いきった行動に出ました。

ウンスは自分の気持ちを受け入れてはくれず、復讐すべき相手の娘を愛し、計画を台無しにした。自分を想ってる筈のガンジェも間違った道を歩もうとしている・・・。

こうなったら・・・と彼女が向かったのは、ヨンジュンのところ。

流石にいきなりヨンウォンじゃ、可哀相だと思ったのかしら。

ヨンジュンに、ぶちまけたのです。

ウジンを殺したのは、テオだということを。そして、無実のセロに罪を着せたということ。数ある宝石店の中から我々がべルラフェアを選んだのは、復讐するため。セロの友人だから・・・とね。

 

「イ・ウンスがまさに、そのチョン・セロよ。」

流石にこの言葉は、ヨンジュンを凍らせました。

その瞬間、ヨンウォンが駆けこんで来ました。ジェインが来たと言う報告を得たからです。

「何の話?聞かせて。」

でも、ヨンジュンは、ジェインを帰らせました。ジェインも、同じ話を二度したくないと言い、ヨンジュンに必ずヨンウォンとテオに話すよう言って出て行きました。

 

ヨンジュン、流石に黙ってはいられませんでした。父テオに初めてキツイ言葉を投げつけました。

「興味を持たれない事を寂しく思ったけど、今は、持たれなくて良かったと思う。ベルラフェアを売却しないで。姉さんが哀れだろ。」

テオにいつになくキツイ態度で臨むヨンジュンを見て、母のナンジュは必死で抑えようとしました。

でも、その態度を見て、言葉を聞いて、ヨンジュンは悟ったのです。母もウジンの一件を知ってる・・・と。

 

ヨンジュンにセロの正体、ウジンの一件を話したと、ウンスとガンジェはジェインに聞かされました。

流石に愕然としました。

ヨンウォンとテオに伝わるのは時間の問題だと思われました。

ジェインは、二人を止めるためには、これしか方法は無かったと言いました。

でも、結果として、事をいっそうこじらせただけで、ウンスもガンジェも歩みを止めることはありませんでした。

 

ウンスはヨンジュンに電話して確認しました。ヨンウォンに話したか?テオに話したか?・・・と。

まだだと聞いて、話しがあると言いました。べルラフェアの売却を止める方法があると。

ヨンウォンに、今話したら、耐えられない・・・と。

 

ウンスはべルラフェアにヨンウォンに会いに行きました。

そしたら、門のところで、アン秘書の手下に止められました。テオから、ヨンウォンに近づけるなと命令が下っていたのです。

争ったことで、手下はウンスの顔がセロ祖母のところに会ったアルバムの写真と同じだと思い出してしまったのです。

セロ=ウンスだと気づいちゃった。

もち、すぐさまアン秘書に報告しましたよ。

 

ウンスは、ヨンウォンを連れ出そうとしました。普通のデートをしよう…と言って。

「一緒にいよう。」

それが言いたかった事です。

戸惑うヨンウォン。

そこに、ヨンジュンが。

ヨンジュンの方に行こうとしたヨンウォンを、ウンスは力いっぱい抱きしめました。

「つらいだろうけど、僕の隣にいろ。」

涙がこぼれるウンス。

その姿を見て、ヨンジュンはウンスの気持ちがホンモノだと感じたでしょう。

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