
昨日の雨に叩かれて散ってしまったのでしょうか?
それともすでに散る運命だったのでしょうか?
桜の花は、どうも日本人の心に響くらしい、先人のさくらを詠んだ歌を調べてみたらいっぱいある、
☆ 願はくは花のもとにて春死なむ そのきさらぎの 望月のころ
☆ 仏には桜の花をたてまつれ わが後の世を人とぶらはば 西行法師
☆ 敷島の大和心を人問はば 朝日ににほふ山ざくら花 本居宣長
☆ ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ 紀友則
☆ 花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに 小野小町
☆ 桜花時は過ぎねど見る人の 恋ふる盛りと今し散るらむ 万葉集/作者未詳
☆ 桜散る 木の下風は さむからで 空に知られぬ雪ぞ降りける 紀貫之
☆ 散ればこそいとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき ?
和歌ではないが、こんなのも有名だ
☆ 散る桜 残る桜も 散る桜 ( 良寛の辞世の句らしい )
この句を聞けば鶴田浩二さんの歌を思い出す
散る桜残る桜も散る桜♪
いつか散りゆくこの身じゃないか 男心に咲く花は 今を盛りに咲けよ咲け♪
散る桜残る桜も散る桜、♪
一人酒でも盃きゃ二つ グラスで割れない面影を 花に浮かべて重ね酒♪
せりふ
“ きのう出あって今日別れる 黙ってうなづく花もある
しかし覚えていてほしい 別れるということはまた新しい旅立ちなのだ ”
・・・・ 私には、この歌が一番 心にジーンときます