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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

スノーデン元CIA職員の問題は改めて日本政府がCIAにグリップされていることを示した

2013年07月03日 13時10分10秒 | 深刻な問題

 大平 正芳首相が断るまで、日本の歴代首相はCIAから現金を受け取っていた。また、後藤田元官房長官はCIAとの関係(金の受け取りを含む)を公言していた。日本政府内にはCIAのネットワークが隈なく張り巡らされている。

 青森にある米軍のエシュロン(NSAの通信傍受システム:電話、FAX,ネット)は対ロシア・中国というよりは、同盟国である日本国内向けに機能していたと言うべきであろう。日本に進出した有力アメリカ企業はCIAの諜報活動に協力してきた。

 ニューヨークタイムスだったか、かつて橋本首相時代の日米自動車交渉で、アメリカ政府が日本側の電話を盗聴したことを暴露した。その後も、アメリカは日本を含む同盟国の通信を盗聴し続け、ヨーロッパからは抗議声明が出されていたものの日本は音なしだった。

 これらの情報は私の思い過ぎでも、憶測でもない。中には雑誌記事(正しかったことが裏付けられた)も有るが、権威ある書籍やテレビで知り得たものである。

 今回、スノーデン氏の告発で、改めてアメリカやイギリスは同盟国の大使館を含む世界中の通信を盗聴していたことが明らかになった。深刻なのは同盟国に対する裏切り行為である。古くて新しい問題。

 ドイツはこの盗聴行為に抗議し、調査に乗り出している。然るに、日本は今回、深刻な事実が全世界で公表されたにも拘わらず全く何も発表していない。このことから、改めてCIAが日本政府内に張り巡らせたネットワークにより日本政府を制御していることが明らかになった。アメリカに協力してきた官僚は多い。

 CIAはアメリカの大統領の直轄組織であり、NSAなどを通じ世界中から集めた情報を分析し、アメリカの経済的利益を最大にする方法を提案する。バブル経済以降、情報収集の主な対象が日本であった訳で、どれだけアメリカが日本を利用して利益を享受したか(気が遠くなるような金額)、日本の財産が失われたかがおおよそ理解できる。日本はアメリカにとって最も御し易く利用し易い国。

 私は世界が健全に発展する意味合いから、情報は可能な限り開示すべきと考えている。戦略の基本の基本も情報収集と分析である。アメリカが一方的に同盟国を含む情報を盗聴し自国の利益のために使うことは許されるべきではない。

 安倍首相は間違いなく丸裸にされているよ。生い立ちから今日までの経歴が全て分かっているし、どのような考え方、行動パターンか、本日の詳細なスケジュールまでCIAは把握し、主要な情報はオバマ大統領に報告されている。逆に安倍首相はどれだけオバマ大統領の事を知っているだろうか。

 安倍首相はもっとオバマに率直に接すべきだろう。自国を愛するあまり、アメリカに対して屈折した感情を内に秘め、そのくせアメリカに従っている心のうちを見抜かれている。オバマはオープンではない安倍首相ながら既に諜報により十分な情報は得ており、儀礼的になる打合せはやりたくないだろう。

 ウィキリークスの存在も、とかく議論は有るだろうが、自由世界の健全さを担保する活動と解釈すべき。スノーデン元CIA職員の自由も確保されなければならない。アメリカが躍起になっているのは第2、第3のスノーデンが出ることを恐れているのだ。