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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ブラックホールが宇宙の構造を決定する:新たな宇宙モデル

2013年07月18日 18時44分22秒 | 宇宙

 宇宙には無数の銀河がある。ハッブル望遠鏡で様々な形や色やユニークな銀河を知ることが出来た。その美しさなどに目を奪われる。我々の太陽系は銀河の中の小さな小さな集団に過ぎない。

 この銀河系だけで太陽のような恒星が1000億あると推定されている。更に銀河(恒星を含む集団)は1700億あるとされているから宇宙は広い。この宇宙全体の恒星数はアバウトで1000億掛け1700億、天体数となるとそれこそ、天文学的な数字。

 ところが、宇宙のモデルを考えてゆくと、最後はブラックホールに行き当たるのだ。何故なら、銀河はおびただしい数の天体を含みながら、その中心にはブラックホールが有り、その引力で全体を抱えている。

 

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 実際のブラックホールは観察できないので本当に穴なのか、見えないほど小さいのか、球体なのか、楕円球なのか分からない。しかし、質量は銀河の天体をすべて合わせたより遥かに大きいに違いない。想像を絶する。

 さて、①宇宙が加速しながら膨張している点、②銀河軌道を周回する天体の周速が予想より遅い点について、ビッグバン説は①ダークエネルギーや、②ダークマタを想定しているが、今回の私の仮説は両方について、この宇宙の外側にある大宇宙のブラックホールの引力が原因と考える。

 

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 例えば、我々の宇宙(小宇宙としよう)の外に多数の強力なブラックホールが有れば、小宇宙は外側に引っ張られて膨張する。このブラックホールは必ずしも銀河を形成していない(ブラックホール単独の場合は観察できない)。

 また、小宇宙に対して、あらゆる角度から大引力が働いているとしたら、銀河の軌道を周回する天体の運動は拘束され、周速が落ちる。

 私はダークマターについては否定しないが(1968年には未発見の微粒子が宇宙に充満しているとの考えを持っていた)、ダークエネルギーについてはちょっと無理があると思っている。ダークエネルギーが小宇宙の内側に有り、反発力(逆引力)により宇宙の端の天体が加速度的に遠ざかるとの説だが、そもそも、物質どうし(或いは物質と反物質)の反発力は発見されていない。

 

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 その点、小宇宙の外の多数のブラックホールからの強力な引力が小宇宙の加速度的膨張や銀河軌道を回る天体の周速を遅くする(ダークマターも影響しているかもしれない)との考えが、統一したモデル(大引力で全てを説明)で信頼性が高い。これに対して、ビッグバン説は新たな不都合が生じると、とってつけたように新たな理由を発表している。

(宇宙の単語には、ブラックホール、ダークマター、ダークエネルギーのように見えない対象が多い。取りあえず、見えないものを用意することで、厳密な議論や検証を避けているようにも思える)

 巨大ブラックホールどうしの衝突が大量の物質を放出し、新たな宇宙模様を形成するとの仮説(このブログで発表)と相まって、ブラックホールは実に宇宙の主役ではないだろうか。

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追記:ただ、肝心の引力について、自分なりの考えを書きながら、自身でも確信が持てているわけではない。波ではないと思う(重力波は存在しない)。実態は正直分からない。まだまだ、宇宙は分からないことだらけ。

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