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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

TPPは日本の生き残りをかけた戦い 残り少ないチャンスを生かそう

2013年07月26日 12時23分36秒 | 社会・経済

 中国がTPP参加の希望をアメリカに伝えた。外交的な癖玉に見えるが実は本音。中国が経済でも猛烈にアメリカを追い上げているとはいえ、現状では超大国はアメリカのみであり、その力は圧倒的。日本人は分かっていないが、中国は十分理解している。人口が多いだけの貧乏共産主義国をここまで引き上げるスイッチを押したのは他ならぬアメリカである。

 安倍首相は精力的に各国をまわり中国包囲網を敷きつつあり、中国は苛立っている。そこで、韓国を抱き込むと共に、アメリカに接近して首脳会談などを演出した。日本のTPP参加は日本とアメリカの事務局レベルの接点が日常的に形成されることを意味する。中国は少なくとも同じ条件を得たいわけだ。

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 アメリカの顔は一つではない。オバマのように日本に対してクールな顔も有れば、そろそろ日本を信用し、叩き過ぎの補正を入れ経済成長させて、対中国の協力関係を築きたいというネオコンなど白人層の顔も有る。

 TPP参加の戦略的な意味は極めて大きい。TPPに参加しなかったら日本はどうなるか?日本は今以上に孤立し、助け舟も無く、明日は無いだろうね。確かにアメリカはひどいことをしてきたが、ここはアメリカの出してきた救済(壮大な、友達になろう作戦)の手を握るべきだ。

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 日本のTPP参加には農業団体や医師会など多くの反対が有る。彼らは鉢巻して税金を奪いとる亡者であり、気勢の大きさや鉢巻の数が懐具合に影響すると考えている。日本の農業は補助金漬けで弱体化し、これ以上税金をばら撒くと高齢者が既得権を手放さないので若者の意欲を完全にそぐことになる。医師会は予防医学を排除し、重病患者を増やしたい。

 TPPはこれら既得権にざっくりメスを入れ、農業企業化によるコスト削減と筋肉質化や輸出促進、予防医学の推進による厚生費の削減や医師の免許制による全国一律高度医療技術の保証などを実現する大きなチャンスになる。勿論、交渉事・戦いだから全て良しとはならないが、ウィンウィンの成果を増やす事が目標。

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 今だから明かすが、まだ民主党を支持していた時、菅首相にTPP解散を提案した。74回の提案の一つである。支持率は高かったし、絶好の人気挽回と党内の反対派一掃のチャンスだった。多分大成功しただろうね。民主党は黄金期を迎えられた。しかし、菅首相は実行しなかった。今菅さんは民主党を追われようとしている。歴史とはこんなもんだ。

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