宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

現状を無条件で受け入れ、肯定し、変化を嫌う日本人のDNA

2015年06月23日 16時54分20秒 | 社会・経済
 若い世代で構成する「こころ自治会」で場違いにも役員になった時の出来事は衝撃だった。役員会で重要議題が全く議論されない。副会長の私でさえ毎月の金の動きが全く分からない。60人という異常な人数の役員会で出てきた最も多いテーマは「スケボーを盗られた」。

 このスケボーの盗難や紛失は、毎月の様に情報が上がり、会長や担当部長がまともに取り上げる。そんな事を60人も集まって議論するほど、皆さん暇なのだろうか?しかも、喋るのはごく一部の人間だけ。江戸時代に迷って入ってしまったか?

 私は知人・友人の自治会情報を得て、改革に乗り出そうとしたが、皆さん全く興味が無い。そんなことはどうでも良いから早く帰りたい。一方では、現状維持派が感情的な対立構造を作る。普通に話が出来ない。多分間違いを指摘されたくないのだ。

 第二次世界大戦からの歴史を眺めても、大変穿った見方かもしれないが、間違いや不合理が当然という受け止め方が当たり前のようである。何故か?日本はシロウト社会で個人の力が無いから、ずる手やいかさまを容認してしまう。

 日本社会で実力と言えば、職人的世界と知識詰め込みエリートに大別される。スポーツでも、錦織圭やイチローは職人的な部類に入るだろう。幼い時からエリート教育で育ち、その道のプロだ。

 学問の世界では、東大法学部を先頭に、これも幼い時から様々な情報を詰め込む。どこで差がつくか?一生で使う事も無い様な情報の差が実力を分ける。いわば、ごみ情報、カビ情報の類がエリートたら占めるわけだ。

 日本では実力者がどのような経緯やバックグラウンドでその地位を得たか、実際に実力が有るか否かは問題にしない。その上、今現実に権力を握っている人間の言う事、行動を正とする。論理もへったくれもない。

 私が深刻だと思うのは、特に若い世代に非合理を無条件で受け入れる素地が強い事。日本が救われないと思う大きな理由の一つだ。

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